透き通る世界を照らす銀魂(ぎんのたましい)   作:時代に遅れている

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金時「ア……ァァア…ァァアア……アァァァァ嗚呼…」

源外「金の字のやつどうして死んだ目になってんだ?」

ウタハ「ああ、それはーー」

コトリ「金時さんは弁天堂botãn2のナレーションでbotãn2の抽選に通るつもりで応募したら落ちたんで闇落ちしてるんですよ」

ヒビキ「まぁ仕方ないんじゃない。私も落ちちゃったし、」

コトリ「でもゲーム開発部のアリスちゃんは当たったって言ってましたよ」

ウタハ「で?金さんは何してんの?」

金時「今、弁天堂botãon2の応募に当選した人の桃トークをブロックしてんだよ」

「とりあえず当選してる人とは絶交します ひとまず」

コトリ「ヤバイですよ!!完全に闇に堕ちてます!!」

ヒビキ「それだけじゃない……」

ヒビキの手にはbotãonに2と書き加えられた物があった

源外「もうヤケクソじゃねぇか」

ウタハ「記憶が混濁してる」

「ちなみに銀さんは大丈夫だったの?」

コトリ「ああ、銀さんならーー」

ーーーーーーーー
銀時「ァァァァァ!!botãon2応募すんの忘れてたァァァァァ!!」

「おいアロナ!ケイ!応募が始まったら連絡しろって言っただろうが!!」

アロナ「あはは……すっかり忘れてました。」

ケイ「私はお知らせしました。というか、ご自身の予定ぐらい把握してください。子供じゃないんですから」

ーーーーーーー

コトリ「こんな感じで忘れてたらしいですよ。」

ヒビキ「銀さんらしいね」

ウタハ「アレ?金さんどうしたんだ?」


坂田金時「…………」

「アレ?botãon2ってなんだっけ?」

コトリ「消されたァァァァァ!!桜井政◯に記憶消されたァァァァァ!!」

ーーーーーーーーーーーー
今回の話走れカツラロスはナレーションを沖田が担当します。

何も考えずにお読みください。


第八十六訓 天気予報をよく見て雨が降ったら室内干しやるように

 

 

 「それでは〜」

 

 ゆるりと手を挙げ、まるで舞台袖からの登場のように一礼して、沖田総悟が不敵に笑う。

 

 「これより、補習授業部演劇会――『走れ、メロ――』」

 

 「違ァァう! メロスじゃない! カツラロスだッ!!」

 

 凄まじい勢いで割り込んだのは桂小太郎。口から魂が飛び出しそうなほどの熱量を込め、机をドンと叩いて叫ぶ。その姿はもはや演劇というより本気の抗議デモに近い。

 

 「じゃあ、それで。走れ『カツラロス』が始まり始まり〜」

 

 

 

 「始まり始まり〜じゃないでしょ!!」

 

 コハルの絶叫が教室の壁にこだまする。額に青筋を浮かべて沖田を睨みつけるその表情は、怒りと羞恥の入り混じった複雑なものだった。

 

 沖田は頬を掻きながら、面倒そうに目を細める。

 

 「何だよ。メス豚予備軍一号、この状況に何か文句でも?」

 

 「あるに決まってるでしょ!! というか、その呼び名やめて!!」

 

 怒鳴り返しながら、コハルは自分の身なりを改めて確認する。肩のラインが不自然に露出し、布一枚の頼りない衣装が心許ない。そして――

 

 「ってか……何で私たちスクール水着着てんのよォォォ!!?」

 

 悲鳴に近い叫びに、ハナコがのほほんと手を叩く。

 

 「あら? コハルちゃん、忘れちゃったんですか?」

 

 「え……?」

 

 「昨日の夜、干した洗濯物が朝方の雷雨でびっしょびしょになったじゃないですか? しかも、その雷で停電も起きて、照明から洗濯機、乾燥機まで全滅」

 

 アズサがぼそりと補足する。

 

 「加えて、慌てて取り込もうとした結果、足を滑らせて泥だらけに」

 

 「そ、それは………」

 

 「つまり、全てはメス豚第一号のせいでさぁ」

 

 沖田がニヤリと笑いながら指を差すと、コハルは口をパクパクさせた末に、机に突っ伏した。

 

 「ちがっ……それは……ってか、それでもなんで『走れメロス』なのよォォ!!」

 

 「何を言っているのだッ!」

 

 バン、とまたもや机を叩いて立ち上がったのは桂。姿勢良く、演説家のように身振り手振りを交えて続ける。

 

 「我々は“補習授業部”なる部に所属していながら、今の今まで――勉強の描写が一切ない! このままでは、部の存在意義そのものが問われる!」

 

 「いやいや、それ全部アンタらのせいでしょ!!」

 

 コハルが即座に正論で突っ込むが、桂は聞く耳を持たない。

 

 「よって、国語科において定番中の定番、あの名作――『走れメロス』、否、『走れカツラロス』を体感的に学び、文学の真髄を肌で感じるのだ!!」

 

 「感じたくないわよそんなロス!!」

 

 「静まれ、皆の者!! 幕は上がったのだ!!」

 

 桂が教壇を軽やかに駆け上がると、どこからともなくエリザベスが舞台背景と思われる巻紙を掲げていた。そこには手書きで「砂漠」「王城」「友情」などと無造作に殴り書きされており、もはや芸術の域に達していた。

 

 「というわけでぇ〜」

 

 沖田がマイク代わりにデスソースを掲げ、叫ぶ。

 

 「走れ! カツラロス、開幕でさぁ」

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーー

カツラロスは激怒した。必ず、かの邪智暴虐の王を除かなければならぬと決意した。

 

カツラロスには政治がわからぬ。

 

カツラロスは、村の牧人である。笛を吹き、羊と遊んで暮して来た。けれども邪悪に対しては、人一倍に敏感であった。

 

きょう未明メロスは村を出発し、野を越え山越え、十里はなれた此このマヨネーズ王国の市にやって来た。

 

カツラロスロスには父も、母も無い。女房も無い。

 

十六の、内気な妹(ヒフミ)と二人暮しだ。

 

この妹は、村の或る律気な一牧人を、近々、花婿はなむことして迎える事になっていた。 結婚式も間近かなのである。

 

カツラロスは、それゆえ、花嫁の衣裳やら祝宴の御馳走やらを買いに、はるばる市にやって来たのだ。

 

先ず、その品々を買い集め、それから都の大路をぶらぶら歩いた。カツラロスには竹馬の友があった。

 

セリヌンティウス(銀時)である。

 

今は此のマヨネーズ王国の市で、何でも屋をしている。

 

その友を、これから訪ねてみるつもりなのだ。

 

久しく逢わなかったのだから、訪ねて行くのが楽しみである。

 

歩いているうちにカツラロスは、まちの様子を怪しく思った。

 

ひっそりしている。もう既に日も落ちて、まちの暗いのは当りまえだが、けれども、なんだか、夜のせいばかりでは無く、市全体が、やけに寂しい。

 

のんきなカツラロスも、だんだん不安になって来た。路で逢った若い衆をつかまえて、何かあったのか、二年まえに此の市に来たときは、夜でも皆が歌をうたって、まちは賑やかであった筈はずだが、と質問した。

 

若い衆は、首を振って答えなかった。しばらく歩いて老爺ろうやに逢い、こんどはもっと、語勢を強くして質問した。老爺は答えなかった。

 

カツラロスは両手で老爺のからだをゆすぶって質問を重ねた。老爺は、あたりをはばかる低声で、わずか答えた。

 

老人(銀時)「王様は、人にマヨネーズを食べさてくんだよ。」

 

コハル「待て待て待て待てェェェ!!」

 

なんだよメス豚一号。まだ何か?

 

コハル「何か?じゃないって!!王様完全にマヨラーの土方さんそのままじゃない!!」

 

「というか紀元前のギリシャに何でマヨネーズがあるの!?何でナレーションが会話に参加してんの!!」

 

うるせぇーな〜ここは走れカツラロス。原作と同じままだと色々面倒なんでね。そこんところ勘弁してくださぇ。ではどうぞ

 

 

カツラロス「なぜマヨネーズなのだ。」

 

老人(銀時)「さぁねぇお前たちにもマヨネーズの素晴らしさを教えてやるってさ、誰もそんな、あんな犬餌食いたくねぇってんだ」

 

カツラロス「被害にあった人はーー」

 

老人(銀時)「ああ、はじめは王様の妹婿さま(ハナコ)を。それから、御自身のお世嗣(アズサ)よつぎを。それから、妹さまを。それから、妹さまの御子さまを。それから、皇后さま(栗子)を。それから、賢臣のアレキス様を(近藤)。」

 

カツラロス「おどろいた。国王は乱心か。」

 

老人(銀時)「ああ、間違いねぇや。マヨネーズこそ至高というんだよ。このごろは、臣下の心をも、お疑いになり、少しく派手な暮しをしている者には、人質ひとりずつ差し出すことを命じて居てな。御命令を拒めば十字架にかけられて、マヨネーズを食べさせられる。きょうは、六人やられたよ。」

 

 聞いて、カツラロスは激怒した。「呆きれた王だ。生かして置けぬ。」

 

 カツラロスは、単純な男であった。買い物を、背負ったままで、のそのそ王城にはいって行った。

 

たちまち彼は、巡邏じゅんらの警吏に捕縛された。

 

調べられて、カツラロスの懐中からは短剣が出て来たので、騒ぎが大きくなってしまった。カツラロスは、王の前に引き出された。

 

「この短刀で何をするつもりだったんだ?。言え!」暴君ディオニス(土方)は静かに、けれども威厳を以って問いつめた。その王の顔は蒼白で、眉間の皺は、刻み込まれたように深かった。

 

「市を暴君の手から救うのだ。」とカツラロスは悪びれずに答えた。

 

「おまえがか?」王は、憫笑びんしょうした。

 

「仕方の無ねぇやつだ。おまえにも、マヨネーズの素晴らしさがわからねぇってのか!?。」

 

「言うな!」とカツラロスは、いきり立って反駁はんばくした。「人に自分の趣味思考を押し付けるなど、最も恥ずべき悪徳だ。」

 

「マヨネーズの何が悪いってんだ。マヨネーズを推薦してるだけだ」暴君は落着いて呟つぶやき、ほっと溜息ためいきをついた。「俺だって、平和を望んでいるんだが。」

 

「なんの為の平和だ。自分の地位を守る為か。」こんどはカツラロスが嘲笑した。「罪の無い人をマヨネーズで侵して、何が平和だ。」

 

「だまれ、下賤の者。」王は、さっと顔を挙げて報いた。

 

「黙るのは貴様だ王よ。せいぜい自身の好きなマヨネーズに自惚れているがよい。私は、ちゃんと死ぬる覚悟で居るのに。命乞いなど決してしない。ただ、――」と言いかけて、カツラロスは足もとに視線を落し瞬時ためらい、「ただ、私に情をかけたいつもりなら、処刑までに三日間の日限を与えて下くれ。たった一人の妹(ヒフミ)に、亭主(エリザベス)を持たせてやりたいのだ。三日のうちに、私は村で結婚式を挙げさせ、必ず、ここへ帰って来ると約束しよう。」

 

「ばかな。」と暴君は、嗄しわがれた声で低く笑った。「とんでもない嘘を言うな。逃がした小鳥が帰って来るってのか。」

 

「そうだ。帰って来るのだ。」カツラロスは必死で言い張った。

 

「私は約束を守る。私を、三日間だけ許してくれ。妹が、私の帰りを待っているのだ。そんなに私を信じられないならば、それでいい、この市にセリヌンティウスという何でも屋がいる。私の無二の友人だ。あれを、人質としてここに置いて行こう。私が逃げてしまって、三日目の日暮まで、ここに帰って来なかったら、あの友人を絞め殺してくれ。たのむ、そうしてくれ。」

 

 それを聞いて王は、残虐な気持ちで、そっと北叟笑んだ。

 

生意気なことを言う。どうせ帰って来ないにきまっている。

 

この嘘つきに騙だまされた振りして、放してやるのも面白い。

 

そうして身代りの男を、三日目にマヨネーズの海に沈めてやるのも気味がいい。人は、これだから信じられぬと、俺は悲しい顔して、その身代りの男を磔マヨネーズ刑に処してやるのだ。

 

世の中の、正直者とかいう奴輩やつらにうんと見せつけてやりたいものさ。

 

そう王様は考えた。やっぱ死ね土方。

 

コハル「いちいちナレーションが意思を持ってるんだけど!?どうなの!?」

 

そして再びメロスは激怒した。親友のセリヌンティウス(銀時)がまじで協力してくれなかったからだ。

 

カツラロス「おい銀とーーセリヌンティウスどういうことだ!」

 

セリヌンティウス「いや〜人質は無理だよ〜確殺じゃんそれ」

 

コハル「ちょっと待った!これほんとに走れメロス!?私の知ってるものと全然違うんだけど!!」

 

カツラロス「頼む。お前がいないと俺は妹の結婚式に参加出来ないのだ。」

 

セリヌンティウス「じゃあ俺が妹の結婚式に出席してやるからお前がマヨラのの餌食になれよ」

 

カツラロス「銀時!貴様ァァァァァ!」

 

セリヌンティウス「ていうか何でお前がキレてんの?俺の方だよ?キレたいの」

 

「危機感持った方がいいよお前」

 

「ヤバイって何その目パッキパッキじゃねぇか」

 

「チョコパッキ。黒目浮いてるよ」

 

「というかお前なんか臭いし、髪長すぎなんだよ。ヅラじゃねぇの?それ」

 

カツラロス「ヅラじゃない桂だ!じゃなかった。カツラロスだ!」

 

セリヌンティウス「おい、それ以外のセリフなんか喋ったらどうなの?宇治銀時丼漬けにすんぞ?王より先に餡子漬けにすんぞテメェ?」

 

という感じで醜い言い争いをしていた

 

コハル「これほんとに大親友?」

 

その後ちなみに俺だったらマヨネーズでも餡子漬けでもなく、デスソースを民衆に食べさせますね。甘いお菓子にぶっかけてイチゴソースと偽って

 

 

コハル「アンタの意見は聞いてない!というかアンタが一番ヤバイやつじゃない!」

 

その後色々あってセリヌンティウスは貼り付けにされました。

 

あとは帰ったカツラロスは謎の生物と妹の結婚式を見届けてーー

 

 

カツラロス「ヘイタクシー?」

 

タクシーを呼んだ。

 

コハル「何でタクシー!?いい加減に時代背景壊すのやめなさいよ!!」

 

何言ってんでさぁ、タクシーと言っても……

 

タクシー(近藤)「ハイお呼びでしょうか?」

 

人力肩車型でさぁ。これなら時代背景壊さずに済むでしょ。

 

コハル「いや!自分の足で走って友人の元に行くから意味があるんだけど!?」

 

タクシー(近藤)「ではどちらまで?」

 

カツラロス「マヨネーズ王国まで友人が貼り付けにされて日没まだに行かないと彼は死んでしまう。」

 

タクシー(近藤)「それは大変だ!しっかり捕まってくださいね。猛ダッシュで行くんで」

 

そういうとゴリラは太陽が沈むより早く走っていた。

 

カツラロス「なんて凄まじい空気圧だ。息もできん。さすがはタクシー侮れん」

 

空気圧でなくて空気抵抗でさぁ。

そして、ゴリラの走りが凄まじく服は燃え尽きてしまった。はたから見たらおっさん2人が裸で肩車してるという凄まじい光景。しかし、それは流石に表現出来ないんでーーふんどしもしくはパンツは履いてもらってます。

 

コハル「いや近藤さんは裸なんだけどォォォ!!」

 

近藤さんの裸はデフォルトなんでいい加減になれろメス豚。

 

タクシー(近藤)「日没までに行かないと友人の命がABUNAIんですよね?」

 

 

 

カツラロス「ああ、彼は俺がノリと勢いで人質にしてしまったのだ。彼は許してくれるだろうか?」

 

カツラロス「今思えば……奴とは言い争ったがーー純粋な目でこちらを見据えていた気がする。」

 

「俺は奴に対してあの瞬間ほど友情を感じたことはない!」

ーーーーーーーーー

一方で

セリヌンティウス「お前ほんとありえないよ」

 

「人様の命を何だと思ってるんだ」

 

「お前の命だけで十分だろ」

 

「何で俺が巻き込み事故を喰らってーー」

 

旦那は貼り付け会場で愚痴を吐いていました。

ーーーーーーーーー

 

タクシー(近藤)「いや、その話を聞く感じ、友情というより怒りを感じるんですけど……遠くからすごい怨みの匂いがするんですけど?」

 

カツラロス「気のせいだ」

 

コハル「気のせいじゃないでしょ!!完全に恨んでるわよ!末代まで呪うくらい恨んでるわよ!!」

 

カツラロス「おまけに言えばあいつ「サンランラップだよ♪」って歌われながら姉妹にぐるぐる巻きに貼り付けられていたはず……果たして生きているのだろうか」

 

コハル「貼り付けってそういうことだったのォォォ!どうりで漢字が違うなって思ってたっていうか……相変わらず世界感ぶっ壊すもの出すのやめなさいって!!」

 

疾走するゴリラの身体は引きちぎれないばかりだった。

 

だが弱音を吐いてはいられない。

 

腕を振って足を前に出せ

 

なぜバナナも振れる

 

走れカツラロス〜

 

コハル「いや走ってんのタクシー役の近藤!!」

 

タクシー(近藤)「はぁはぁ……流石に裸はダメだったか………」

 

警察(沖田)「ちょっとそこのゴリラさん何してんの?」

 

「服は?もしかして露出狂ってやつですかい?」

 

タクシー(近藤)「すまない俺の役目はここまでのようだ」

 

コハル「いや近藤さんは頑張ったから、走らないといけなかった人はそこのヅラさんだから」

 

カツラロス「一旦家に戻り服でも着なくてはな」

 

カツラロスは走っていた。日没はもうすぎていたが、わずかな惰性となんとなくの使命感的なものカツラロスの体を動かしていた。

 

しかしながらもう約束の時間はすぎている。今更走ったところでもう旦那は生きていないでしょう。

 

カツラロス「………」

 

カツラロスは足を止めた。どうしたんですか?カツラロスさん。友人はアンタを待ってますぜ?

 

カツラロス「もう間に合わないのならいっそ………墓でも作っておこうと思ってな」

 

「それにここは劇のなかだ。こういう最後も感動的でいいだろう。」

 

カツラロスは旦那いやセリヌンティウスの救出遠断念。墓を作って祈りを捧げた。

 

コハル「ちょっとォォォ!!何諦めてんの!!親友でしょ!無理やり押し付けたんでしょ!少しは信じて迎えに行きなさいよ」

 

カツラロス「俺はアカデミー賞を取れるぐらい素晴らしい感動作を作りたい。こういう最後の方が最後まで友人を思っていたことが伝わっていいだろう。」

 

コハル「頑張るベクトル間違えてらアンタに説教される筋合いはないわよ!!というか……」

 

「そばも食うな!」

 

カツラロス「腹が減っては戦はできぬというだろう。腹ごしらえは大事だ。」

 

 

カツラロスは、そばをすすりながらも、心の奥底ではセリヌンティウスのことが気になって仕方がなかった。彼の脳裏には、サンランラップでぐるぐる巻きにされた親友の姿が浮かんでは消え、消えては浮かんでいた。「あいつ、今頃どうしてるんだろうな…」と、つぶやきながら、再び立ち上がる決意を固めた。

 

カツラロスは走るのを相変わらずやめていた。日没はすぎたどころか翌日の朝を迎えていた。

カツラロス「クソ、昨日の墓作りで腕を酷使したせいか腕がぱんぱんだ」

 

「それも俺の帰りを待っていたセリヌンティウスのため」

 

まぁ生きてるんでそれはただの徒労に終わったんですけどね

 

どうせ間に合わないってわかってたんでその選択をしたのもわからなくはねぇですが……

 

コハル「いやわからないわよ!!」

 

カツラロス「気づけばもうマヨネーズ城が目の前に……」

 

この時カツラロスにもう走る理由もモチベも完全にないに等しかったが、「あいつ本当に友を助ける気があったのかよ」

的な感じで呆れられるのは癪ということでーー

カツラロスは今度はタクシー(ハナコ)に乗って城まで駆け抜けた。

 

コハル「いい加減自分の足で走りなさいよ!!」

 

そしてーー

 

 

警察に再び捕まりましたとさ。

 

警察(沖田)「全く桂〜お前も懲りないね〜どうしてこう露出狂タクシーを運用するかな〜?」

 

「ダメって言ったのがわかんねぇなら調教コースに入れますぜーーアレ?」

 

カツラロスは構わず今度こそ自分の足で走り出した。

 

 

 

カツラロスは疾風が如く刑場へと突入した。

 

しかし色々間に合っていなかった。

 

なぜかって?それは白昼堂々ゴリゴリに遅刻してきたからでさぁ

 

そしてカツラロスは叫んだ。

 

「王よ!私だ!カツラロスだ!あいつを人質にした私はここにいるぞ!」

 

群衆はどよめいた。

 

群衆(ヒフミ)「嘘ですよね。かなりの遅刻ですよあれ?」

 

群衆(アズサ)「私は彼が途中でそばを食べながら墓を作っていたのを見た」

 

群衆(エリザベス)プラカード『なんて胆力……』

 

『おまけにタクシーを使うなんて……』

 

群衆(ヒフミ)「もしかして時計が読めないんじゃないですか?」

 

と人々がわめいた。

 

王(土方)「よくもまぁ人前に顔を出せたもんだ……」

 

王も当然の物言い。これには俺も土か……王に賛同しますぜ

 

王「お前今何時か分かるか?」

 

カツラロス「一大事だ」

 

王「いやそうだけど!そうじゃねぇだろ!俺が言ってんのは日没までにこいって話だったのに遅れてきたことに対して聞いてんだよ!」

 

「まさかお前時計が読めねぇわけじゃねえよな?」

 

カツラロス「時計は読むものじゃない見るものだ」

 

王「うめぇこと言ったんじゃねぇぞ!恥ずかしいことしてんだからなお前!」

 

カツラロス「それに遅れた理由は時間がわからないからではないここの国にはまだ日が登っていないのだからな……俺は全然間に合っている」

 

堂々と王の言葉に答えるカツラロスだが、はたから見たらただのよくわからないことを言ってるだけのおっさんにしか見えなかった。

 

王「この国の夜明け前じゃなくて普通の日没までにこいって言ったんだよ!!」

 

王も当然キレる。俺なら切り捨ててますが……

 

その後セリヌンティウスに巻かれていた縄(サランラップ)はカツラロスにそのまま使われた。

 

カツラロス「何故だ?銀とーーセリヌンティウス。俺は約束通りお前のところまで来たではないか」

 

「王よ時間に間に合わなくとも友を信じてここまで来た勇気に免じて俺だけでも許しくれないか?」

 

王「お前、相当ヤバイやつだな。」

 

そうです。カツラロスはヤバイですぜ。

 

カツラロス「セリヌンティウスよ。落ち着いてよく聞くんだ。今の貴様は冷静じゃない」

 

コハル「いや冷静じゃないのはあんたでしょ」

 

カツラロス「そうだ!セリヌンティウスよ。俺の顔を殴れ!力いっぱいに殴るがいい。それでチャラにしてくれないか?」

 

「頼む。だが、顔だけはやめてくれメンーー」

 

 

 

セリヌンティウス&コハル「何が顔をやめてクレメンスだァァァァァ!!」

 

カツラロス「ァァァァァァァァァァ!!」

 

 

これにて走れメロスならぬ走れカツラロス終わりめでたしめでたし

 

補習授業部の演劇『走れカツラロス』が幕を閉じた。雷鳴が遠ざかり、停電していた照明が再び灯ると、舞台上の奇想天外な物語が現実へと戻ってきた。観客席では、コハルが顔を真っ赤にして怒っていた。

 

「あ、電気が――」

 

「直ったみたい、ですね」

 

再び光に照らされた時、アズサの表情には陰の欠片も残っていなかった。いつも通りの仏頂面で、どこか満足気に背を正し、告げる。

 

「うん、じゃあ第一回走れカツラロスはここで閉幕か、二回目も楽しみにしている」

 

「に、二回目とか無いから! こんなの最初で最後だから!」

 

沖田が笑いながら言った。

 

「なんでい、結構面白かったでしょ?特に土方さんが悪人役を演じていた時なんていつでもバズーカー打てそうでウズウズするくらいに」

 

土方が眉をひそめて返す。

 

「テメェだな俺に王様役やらせたのは……」

 

銀時が怒りを露わにする。

 

「おい!ヅラ!なんで俺がサランラップで巻かれなきゃならねぇんだ!お前が巻かれるべきだっただろ!お前すでにテロ行為働いてんだから!」

 

桂が平然と答える。

 

「何をいうか銀時、お前はこの俺は黒閃を決めたではないか観客役のコハルと共に……なかなかいいパンチだったぞ」

 

「んなこと聞いてねぇんだよ!!」

 

ヒフミが声をかける。

 

「みなさーん洗濯物片付けますよ〜」

 

演劇の余韻が残る中、日常が静かに戻っていった。

 




次回

ハナコ「先生ちょっといいですか?」

銀時「いや、いいけど……なんで水着?」

ヒフミ「銀さん、ちょっと………」

沖田「おやおや、夜に女子生徒と二人きりとは旦那も隅におけねぇな〜」

銀時「だから違ァァァァァう!!」

次回 相談ごとはコソコソしようとするとばれるから堂々としよう

〜透魂〜第一回キャラクター人気投票

  • 銀時
  • 新八
  • 神楽
  • 沖田
  • 土方
  • 山崎
  • 高杉
  • 定春
  • エリザベス
  • ホシノ
  • シロコ
  • ヒナ
  • アコ
  • ミカ
  • ナギサ
  • セイア
  • ユウカ
  • ノア
  • 近藤
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