転生者が掃除機で最強を目指す   作:青いタヌキ

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どうも、青いタヌキです。今回の話はサブタイトル通りです。それではどうぞ!


第11話:首切り罪人を掃除する!

―――ナイトレイド・アジト―――

 

 

 

「今回の標的は、帝都で噂の通り魔だ。深夜無差別に現れて首を切り取っていく。もう何十人殺されたかわからん」

 

「その中の3割は警備隊員なんだろ?強ぇな」

 

「間違いなくあの"首斬りザンク"だろうね」

 

「なんだソレ?」

 

「知らないの?ほんとド田舎に住んでたのね」

 

「スミマセン。私も分かりません」

 

「シェーレは忘れてるだけだと思うわ」

 

首切りザンク……もうその話か。俺はどうするかな。

そうか……アレを使えばいけるな。そうこうしているうちに俺にも活動区画が与えられた。

 

 

 

―――深夜・帝都―――

 

 

 

「さて、俺も探ってみるかな」

 

深夜の帝都でできることっていったら……

 

「戦艦ハルバードの最終調整に入るかな」

 

………数十分後………

 

「そろそろ時間か」

 

俺は『ソニック』でタツミたちのいる場所へ向かった。

 

現場に駆けつけたとき、アカメが助けに入っていた。もとに戻る前にやるべきことをやっておこう。

 

「さて、いくかな。俺の本気で……」

 

 

 

アカメとザンクの対決も終盤に差し掛かってきた。

 

「ヤレヤレ、その刀……かすり傷も許されないってのはズルイねぇ……」

 

「私の動きや心を視られている……お互い様だ」

 

「なぁ、アカメ……お前……声はどうしている?」

 

「……声?」

 

「ホラ……黙ってると聞こえてくるコレだよ」

 

オオ……オオオオオオ……

 

死者の声がザンクには聞こえるのだろう。毎日斬りたくもないものを斬り続けているのだ、そうなっても仕方ない。さらに、帝具・スペクテッドの能力でもある"洞視"の影響もあって、聞こえないものが聞こえるのだろう。

 

「俺は喋って誤魔化してるが、お前はどう対処……「聞こえない」」

 

「私には……そんな声は聞こえない」

 

「………なんと」

 

ユウトとの出会い……クロメとの別れ……様々な出会いと別れを通じてアカメは成長しているのだ。たとえ、悲しいことがあってもユウトが側にいてくれた。たとえ、苦しいことがあっても『クロメを守りたい』という想いが支えてくれた。だから、アカメにはそんなものは聞こえない。

 

「お前程の殺し屋ならこの悩み、分かち合えると思ったんだが……悲しいねぇ!」

 

ザンクがスペクテッドを発動させたことで、アカメは妹―――クロメの幻影を視ていた。

 

「悲しいねぇ……テメェの帝具がその程度じゃあ……悲しいねぇ!!」

 

「!? おや、まだいたんですか。これは予想外でしたね」

 

帝具の力を解除し、声の主を見る。そこには黒いコートに仮面をつけた者―――ユウトがいた。

 

(予想外なことが起こることを想定しないといけないだろ?)

 

「………と考えたろ?」

 

「だから?」

 

「んーっ?」

 

「だからどうした?」

 

「おやおや、まだ俺の勝ちが確証しているのを分かっていないのか?」

 

「ああ、分からないね……」

 

「そうか。なら……透視!!」

 

ザンクは透視でユウトの体を視る。

 

(結果、隠し武器特に"なし"!!)

 

ユウトは何も武器を持っていなかった。

 

「顔の表情などを見て思考がわかってしまう帝具。非常に素晴らしい」

 

「そうか、褒めてくれるのか。ならアンタにも視せてやるよ……アンタの1番好きなものを!!」

 

………幻視!!

 

「!!」

 

「「ユウト!!」」

 

スペクテッドの能力で幻影を見せられるユウト。

 

「これを打ち破れるものは―――」

 

「いないとでも思うか?」

 

「「えっ……?」」

 

アカメとタツミは辺りを見回す。しかし誰もいない。

 

「テメェの帝具は1人にしか効果ないんだろ?それなら俺から1つアドバイスしてやるよ」

 

―――バキューム、オン……

 

「んんーーーっ?!」

 

訳も分からずザンクは帝具ごと何かに吸い込まれるように消えた。

 

スポッ!

 

「――――周りには気を付けな、糞野郎」

 

ザンクが消えた場所には、ウルトラバキュームをかまえたユウトがいつの間にか立っていた。

 

 

 

「まったく、こんなにアッサリしてるのかよ」

 

首切りザンクって言われてるだけあって、ステータスがかなり上昇した。あいつの最期にはこれがお似合いだな。

 

「ユウト、大丈夫か?」

 

「ああ、どこも怪我してないから心配ないよ」

 

「よかった……」

 

「アカメよ。安心してるとこ悪いが、タツミの治療をするから」

 

「出来るのか?」

 

「応急処置程度ならな」

 

本当は治療できるがな。

 

「よし……これでいいだろう」

 

「ユウトはなんでもできるんだな」

 

「さすがだな、ユウト」

 

「ユウト、さっきのやつはどうやったんだ?」

 

さっきのやつ?ザンクを騙したやつのことかな?

 

「簡単に言うと、さっきまで相手していたのは偽物。本物が隠れていて、帝具を使った隙をついて攻撃しただけだ」

 

今の俺はまだ分身の術は使えない。ではどうやって分身を作ったのか?そこで、この前もらった道具の出番だ。俺が頼んだのは"カメックの杖"だ。この杖はゲーム中では巨大化したり透明になったり、分身を作ったりすることができる。今回はこの分身を作る魔法を利用したのだ。そのため、分身の方は武器が"ない"という状況にした。攻撃する必要がないからだ。そして、あの帝具は1人しか効果がないことを利用し、その隙をついて攻撃した。つまり、1対複数では不利な帝具だってことだな。

 

「ユウト、帝具はどうした?」

 

「それはあとで取り出せるようにしてるから安心していいぞ」

 

「わかった」

 

「それじゃ、任務完了ってことで戻るとするか」

 

こうして、深夜の首斬り事件は幕を閉じた。

 

to be continued・・・




いかがでしたか?急展開過ぎる話でしたね。この話はこれがいいかなって思いまして。感想・コメントはいつでも受け付けています。それではまた次回!
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