転生者が掃除機で最強を目指す   作:青いタヌキ

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どうも、青いタヌキです。今回の話はかなり悩んだ回でした。何についてかは後書きで。それではどうぞ!


第15話:女将軍に会う

―――ナイトレイド・アジト―――

 

 

 

「タツミとブラート、アカメとラバックが出ただって?」

 

「ああ、良識派の文官たちを消している奴らに殺し屋の掟を教えるためにな。だが、その犯人にタツミたちが当たってな。ブラートがやられた」

 

「そう、か………遺体の方は?」

 

「回収班が丁重に埋葬するそうだ」

 

それじゃあ遺体回収はできないな。ここ2、3日アジトに来なかっただけで原作が進んでいるなんて思わなかった。タツミたちは三獣士と戦ったのだろう。つらかったに違いない。

 

「ところで、ユウトには別件を頼みたい」

 

「俺だけにか?」

 

「ああ、お前にしかできない」

 

「…………内容にもよるがな」

 

俺は高級しもふりにくを焼いて食べている。

 

「エスデスの様子を見てきてほしい」

 

「ぶふぅーーー!?!?」

 

おいナジェンダ、今なんて言った?エスデスの様子を見てきてほしいだと?

 

「な、何で俺なんだ?レオーネ辺りにでも行かせれば良いだろ」

 

「レオーネはエスデスの気配に臆してしまってな。どうも様子をみることができなかったそうだ」

 

「………あとでワンワンの相手をしてもらうか」

 

「程々にな」

 

はぁ……仕方ない。久しぶりに会いに行くか。

 

 

 

―――帝都・宮殿―――

 

 

 

「さて、久しぶりにきたな」

 

俺はクッパの姿でいる。今回はエスデスのところに直接行くのだ。この姿などで出歩かないと怪しまれる。それに、エスデスには素顔で会わないと厄介なことになる。なぜなら……おっと、その前に警備兵がやって来た。

 

「クッパ殿、エスデス将軍は新部隊設立のため会議室に向かわれるそうです。なのでその前にエスデス将軍が部屋に来るようにとのことです」

 

「そうか。で、エスデスに連絡したのか?」

 

「はい、クッパ殿が行くということは連絡しましたので大丈夫です」

 

「そうか。いろいろと助かる」

 

さて、警備兵とも別れて会議室に向かった。

 

「ここか……」

 

しばらく歩いていると、教えられた会議室の前についた。ここは礼儀作法に習って3回ノックした。

 

「入っていいぞ」

 

そして俺はその扉を開けた。

 

 

 

Side:エスデス

 

「何?奴が私に会いに来ただと?」

 

「は、はい。クッパ殿がエスデス将軍に会いたいと」

 

そうか、奴が来たのか……。奴は私の部隊『イェーガーズ』に加えてもいいかもしれん。ユウトがいれば加えたかったが、今ごろどうしているのだろうか。

ああ、あいたい……はやくあいたいぞ……ユウト……はじめて私に『あんなこと』や『こんなこと』をしたんだ。責任をとってもらわないとな……。

 

コン、コン、コン

 

む……さっそく来たみたいだな。

 

「入っていいぞ」

 

そして扉が開いた先には奴が立っていた。

 

Side:End

 

 

 

「さっそくお前が来てくれるとは歓迎するぞ」

 

「たまたま用があってきただけだ」

 

どうやらこれからイェーガーズの面々と顔合わせするらしい。

 

「それで、私に用とは何だ?」

 

「なに、ユウト(本人が目の前にいるが)から言伝を頼まれてな。それを伝えに来た」

 

「そうか!それでユウトは何と?」

 

「近いうちに会いに行くから楽しみにしておいてほしい、とのことだ」

 

「ああ、ようやく……ようやく会えるのだな、ユウト。私はお前が来るのを楽しみにしているぞ!!」

 

これがさっき言いかけた答えだ。

俺がエスデスと初めて会ったとき、完膚なきまでに叩きのめしたら………。

 

『お前こそ私の伴侶にふさわしい。私と恋をしないか?』

 

『いやいや、展開早すぎだろーがっ!!』

 

………とまぁ、こんな感じで俺にベタ惚れしたのだそうだ。それからというもの、俺が会いに行くといつものようにデートに誘われ、最後にはこう言うのだ。

 

『お前のことを愛しているぞ、ユウト』

 

と言ってキスまでしてくるという厄介極まりない。

 

………そのときの会話………

 

「エスデス、お前とのキスは俺にはまだ早い」

 

「なぜだ?私がこんなに愛しているのだ。受け取ってくれ」

 

チュ~……

 

「はぁ……仕方ないか。ていっ!」

 

ゴツン!

 

「はうっ!」

 

バタン!

 

「キュウ~………」

 

………そのときの会話、終了………

 

とまぁ、エスデスをキスの直前で気絶させているので、キスはまだしていない。

 

「よし、今回こそはユウトとキスをするぞ!(クッパ殿、ユウトによろしく言っておいてくれ)」

 

「本音と建前が逆になっているぞ」

 

「と、とにかく!お前には私も用があったのだ」

 

「ワガハイにか?もしや新部隊に入れ、とかではないのか?」

 

「話が早くて助かるな。どうだ、お前にも悪い話ではないだろ?」

 

「………ワガハイは敵にも味方にもなるかもしれん奴だぞ」

 

「参加できるときで構わんよ」

 

「そうか、それならいいだろう」

 

「ああ、助かるよ………ユウト」

 

なっ……なにぃぃぃい!!!なぜわかった?なぜわかった?この偽装は見破られることはないのに、なぜわかった?

 

「以前、ユウトがお前になっているところを見せてもらったじゃないか。今まではわざと知らないように振る舞っていただけだ」

 

「…………」

 

ああ、エスデスと初めて対決したときのことか。あのときは全力全開でやらないといけなかったからな。あのときはクッパ、ガノンドロフ、デデデ、カービィ、ミュウツーなんかのほとんどのキャラになったからな。迂闊だった……こんな事態になるなんてまったくの予想外だ。

 

「ユウト、正直に答えてくれ。お前はナイトレイドに入っているのか?」

 

「それは………」

 

俺が答えるのを躊躇っていると、エスデスが氷の刃を俺の首元に当ててきた。

 

「ユウト、本当のことを言ってくれ」

 

「今の俺はナイトレイドじゃない」

 

「そうか……」

 

エスデスの氷の刃が僅かに揺らいだ。

 

「それで、ナイトレイドじゃない俺を殺すか?」

 

「……いや、やめておこう」

 

「いいのか?俺を殺さなくて」

 

「私が敵わなかったお前を相手に殺せると思っているのか?」

 

「それじゃあ―――」

 

「だがしかし!ユウトにはイェーガーズに入ってもらうぞ!」

 

「なぜにっ!?」

 

「私がお前と一緒にいたいのだ。それで構わないだろ?」

 

「わかった、わかったよ」

 

これでもエスデスにしては最大限に配慮した結果だろう。無理矢理感があるが。

 

「しかし、俺は素顔では参加しないからな。これは絶対条件だぞ」

 

「なぜだ?かっこいいのに」

 

「この宮殿で素顔で出歩いたら不審者として捕まるわ」

 

「そ、それは私が話を通しておけば……」

 

「悪いが、あっちでも素顔は見せてないんだ。我慢してくれ」

 

「むぅ……わかった」

 

「よしよし」

 

「~~~♪」

 

俺はエスデスの頭を撫でる。とても嬉しそうだ。これでエスデスが俺に甘いことが証明されたな。さて、それじゃあ変身を解いて……。

 

「おお、やっぱりかっこいいなぁ。ユウトは」

 

「新部隊に顔合わせするんだろ?早く行くぞ」

 

「ああ………!」

 

結果はどうであれ、エスデスの新部隊『イェーガーズ』に入ることができた。でもエスデスに正体がバレたし、この先どうなることやら。でもこれって原作ブレイクしすぎているような……。ま、いいか。時空間操作スキルでなんとかすればいいし。他のメンバーにバレないだろうか……まぁ、簡単にはバレないだろ。

あっ、クロメにバレる。ま、いいかな。

 

to be continued・・・




いかがでしたか?実はこの話はユウトがエスデスに自分がナイトレイドに入っていることをバラしてしまう、という展開の予定でした。しかし、それだと物語の展開がおかしくなると思い、急遽今回の話の展開に変更することにしました。
………まぁ、不老不死なので死にはしませんがトラウマを植え付けられる可能性がありましたから、それをなくしたわけですよ。
感想やコメントなどはいつでも受け付けています。それではまた次回!
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