転生者が掃除機で最強を目指す   作:青いタヌキ

7 / 23
どうも、青いタヌキです。いつも小説を読んでいただきありがとうございます。ヒロイン候補はだいぶ絞り込めました。どうなるかは楽しみにしていてください。それではどうぞ!


第6話:いろいろと作業をする!

さて、タツミたちと会った日の翌朝、回収したサヨとアリアを蘇生させてるかどうかを考えているところだ。

 

「ユウト、どうかされたのですか?」

 

俺が悩んでいるところにユキちゃんがやって来た。

 

「昨日回収した子を蘇生させるかどうかを考えていてね」

 

「そうでしたか。ユウトはその子達を助けたくて回収したんですよね? それならユウトがしたいようにすればよろしいかと」

 

「そうだな……ありがとう、ユキちゃん」

 

「お役に立てて何よりです。それでは私は朝食の準備をしてきますね」

 

いつもは俺が朝食を作るのだが、この作業をするときはユキちゃんがやってくれる。

………さて、始めるとしますか。

 

 

―――蘇生処置室―――

 

 

さて、まずは2人の遺体を台に固定する。これは前に同様の処置をモンスターで試したとき、処置の最中に暴れたことがあるからだ。

次に、蘇生魔法『リライブ』を使うために魔力を込める。この魔法には今の俺でもMPの3分の2が持っていかれる。1度使うと、また使うのに早くても3日はかかる。そのため、2人まとめて行う必要がある。幸いなことに、まとめて使うことにはMPの影響を受けない。

そして、ようやく蘇生魔法を使う。

 

………………

 

淡い光が2人を包み込み、体に刻まれた傷が癒えていく。

 

………

 

2人の鼓動が聞こえてくる。

 

……………

 

2人の体が落ち着いていることから、暴れることはないようだ。

 

………よし、これで蘇生処置は完了した。あとはユキちゃんに任せよう。ここは女の子同士にしたほうがいいだろうし。なにしろ、死んで生き返ること事態異常なことなのだから。そんなときに異性の人がいたら何をされるか分からない。

 

「とりあえず、朝食にしようかな」

 

 

 

皆さんお久しぶりです、ユキです。

ユウトが作業に入っているため、私が朝食の準備をしています。今日はキャベツとハムエッグ、味噌汁、そしてご飯です。ユウトはご飯派のようです。私はパンでもご飯でも良いのですが……。

これは、ユウトの料理レシピをようやく覚えまして、それを試してみたかったのがありますけど。

ユウトの料理は凝っていて、玉子焼きなのに味が違うのです。始めはそのギャップの大きさに3日間部屋に閉じ籠ってしまいました。

しかし!今ではユウトに「おいしい」と言ってもらえるくらいまでの腕になりました。

……っと、そろそろ出来上がるので続きはまたの機会に。

 

 

 

俺は朝食を食べ終え、診療所の準備に入った。ドクターマリオに変身し、診断書などの準備を始めた。その間にユキちゃんもナース服を着たりと準備をする。

 

「そういえば、近々ナイトレイドのアジトを捜索する部隊が周囲の森に派遣されるみたいですよ」

 

「ん……それは常連さんからの情報か?」

 

「はい、私も完全迷彩(パーフェクト・カモフラージュ)で調査してきて裏をとりました」

 

「ごめんね。いつもユキちゃんに密偵なんかさせちゃって」

 

「いえいえ、ユウトのためなら大丈夫です!」

 

目を輝かせて俺を見るユキちゃん。

こうして診療所を営んでいれば、様々な情報が入ってくる。帝国とナイトレイドのものだから、俺にとっては嬉しいことである。そして、ユキちゃんの完全迷彩(パーフェクト・カモフラージュ)は万能すぎてありがたいくらいだ。

 

「あと、ユキちゃんには2人の教育を任せたいんだけど……いいかな?」

 

「もちろんですよ。アリアちゃんとサヨちゃんと仲良くしますね…………何もしなければですけど」

 

……………最後の方は聞かなかったことにしよう。

 

「それじゃあ、そろそろ始めようか」

 

「はい!」

 

こうして、また忙しい仕事が始まるのである。

 

 

 

―――帝都・Dr.M診療所―――

 

 

 

忙しい時間帯の診察が終わり、だいぶ診療所も落ち着いてきた。あとはユキちゃんに任せても大丈夫だろう。

 

「さてと、今日は外で『飛行船』を作る日だな」

 

「飛行船って、いつもの話に出てくるものですか?」

 

「ああ、あれがあると移動が楽になるからな」

 

バイクもあるのだが、どうしても遠距離となると飛んでいくのが早い。

そこで、2種類の飛行タイプを作っている。1つはクッパの飛行船だ。あれは小型で小回りがきくので便利だと思い作っている。実は、俺が好きだという、ただそれだけの理由なのだが。

もう1つは、メタナイトの戦艦ハルバードだ。これも俺の好きなもので、かっこいいの一言につきる。

 

「あとは試運転するだけなんだ。そんなに心配することはないさ」

 

「そうですか。くれぐれもお気をつけて……」

 

やっぱり、ユキちゃんのこういうところはお嬢様っぽいな。

……っと、その前に『あの姿』で久しぶりに会っておくとするか……。

 

 

 

―――帝都・宮殿内―――

 

 

 

俺はスマブラキャラに変身して宮殿に来た。

いやぁー、宮殿の警備を確認するのに『この姿』だと1番いいんだよなぁ。

 

「おい、そこで何をしている!」

 

おっと、さっそく警備が気づいたな。振り返ると見たことのない警備が俺の左右に1人ずついた。

 

「どごの部隊のものだ? あと、名を名乗って――」

 

「………キサマはワガハイのことを知らないのか?」

 

「……なに?」

 

―――ファイアブレス!!

 

ボワァ!!

 

「うわっ!」

 

「な、なんだこいつは!?」

 

「ふむ、咄嗟だがかわしたか。では―――」

 

俺は頭を下げたあとに左にいた警備を鷲掴みして、頭を上げる勢いを利用して前に投げ飛ばした。

 

「く、くそ……なんてやつなんだ」

 

「キサマには特別にくれてやるかな」

 

俺はもう1人を掴むと、今度は投げ上げた。

 

「なっ……?!」

 

「さて、軽くいくかな」

 

俺はジャンプして前に向かって頭を思いっきり振った。

 

―――ジャンピングヘッドバット!!

 

警備は俺の攻撃をまともに受け、その勢いで壁にぶつかった。

 

「ふんっ、これでは警備とは呼べないな………!!」

 

おっと、後ろから殺気がしてきたな。ようやくおでましかな。

 

「来るのが遅かったな」

 

「私とて将軍という立場なのだ。貴様みたいに暇ではないのだよ」

 

「グワッハッハッハッ!! お前は相変わらずかたいなぁ、ブドーよ」

 

「貴様も同じようなものだろ、『クッパ』よ」

 

そう……今の俺は、あのクッパになっているのだ。甲羅は今回は緑だ。色はその日の気分で変えているときもある。ま、大抵は緑だ。

 

俺の目の前にいるのは、『帝都最強』の1人であるブドー将軍である。なぜ知り合いなのかって? 簡単に言うと、ブドー将軍の代わりに宮殿の警備兵たちを鍛えてほしいと依頼があった。そのとき、俺がクッパの姿で赴いたら、いきなり攻撃された。そして、警備兵を片付けると、今度はブドー将軍が俺を侵入者と勘違いしてこちらに挑んできたのだ。そこからは10時間にも及ぶ肉弾戦だった。さすがにあれは俺でもきつかった。

 

「貴様は軍につくつもりはないのか?」

 

「その質問には同じことしか言えないな。答えは『NO』だ」

 

「そうか。貴様のような人材がいないことは残念なことだ」

 

クッパの姿でここに来ると、必ずブドー将軍が勧誘してくる。よほど俺のことが気に入ったのだろう。だが、俺は将来的にはナイトレイド側につくつもりだからな。しかし、それでもこの姿の時には両方から目をつけられることはない。その理由はすぐに分かるだろう。

 

「今日は警備の方を見に来ただけなのか?」

 

「そうだな。これでもワガハイはあちこちに誘われてるんだがな」

 

「大臣にも気に入られている貴様ならそうだろうな」

 

そう……俺はクッパの姿では、あの悪徳大臣のお気に入りみたいだ。なぜだろうな……俺にはその気はないのにな。

 

「ブドーよ、キサマはワガハイが敵として前に現れたらどうする?」

 

「帝国の敵ならば倒すまでだ。だが……」

 

ブドー将軍は、そこで少し間をおいた。

 

「正直に言えば、貴様とは戦いたくはないな」

 

「ほう……なぜだ?」

 

「貴様が"本気を出せばかなわない"からだ」

 

さすがは帝国最強の1人………俺の切り札を持ってることを分かってるな。

 

「ワガハイは頼まれればどこにでも現れるぞ。たとえその依頼が指名手配されているナイトレイドにでもだ」

 

「………そうなっても、私が捕らえることはできないだろうな」

 

それはなぜか? なぜなら、あの悪徳大臣が俺(クッパの姿でだが)を手配しないように指示を出しているらしい。よほど気に入っているんだろうな。大臣の力って恐ろしいな……。

 

「ではワガハイは帰るかな」

 

「そうか。久しぶりに話せてよかったぞ」

 

「それはよかった。ではな」

 

そう言って俺は宮殿をあとにした。

 

 

 

―――帝都外・森―――

 

 

俺は本来の姿に戻って作りかけの飛行船の最終調整に入る。この船は自動操縦と手動操縦の2つで動かすことができる。

 

「動くのは動くんだが、何かが足りない……」

 

プロペラは取り付けた…クッパの顔は取り付けた…大砲は取り付けた……あとは何が足りない?

クッパには手下がいたな………まさか、それが足りないものか?

 

「そんな簡単に手下なんて見つかるわけ―――」

 

 

 

【やせいの ゆうれいヘイホーが あらわれた!!】

 

 

 

「…………………都合良すぎだろっ!!!」

 

しかもなんでゆうれいヘイホーなんだよっ!他にもいるだろ!クリボーとかノコノコとか普通のヘイホーとか、なんでピンポイントにゆうれいヘイホーなんだよ!

 

「………とりあえず話してみるか」

 

【ユウトは ゆうれいヘイホーたちに 話しかけた】

 

【かれらは なかまになりたそうに 

こちらをみている】

 

【なかまにしますか?】

 

→はい

 いいえ

 

早いよ!仲間になるの早いよ!SPスキルの『ゴーストフレンズ』の効果ありすぎだろっ!!

とりあえず、仲間にするかな。「はい」の方を見ると、それで決定したようだ。

 

【ゆうれいヘイホーたちはなかまになった!!】

 

「ホ~(ありがとうございます)」

 

やっぱりヘイホー族だな。「ホ~」しか言わないよ。俺はスキルの『言語理解』があるから分かるけど、他人との会話はできないだろうな。数は20くらいいる。

 

「お前たちはなんでここにいるんだ?」

 

「ホ~ホホ~ホ~ホホホ~(それが、気がついたらいつの間にかここにいたんですよ)」

 

「なるほど……」

 

また神様のせいか? と思っていたら空から1枚の紙が降ってきた。

 

『そうじゃよ。なかなかいいキャラがいないからこれでいいかなぁ~って思って。何か要望があれば答えるよ。by神様』

 

「やっぱりかよ!!!」

 

………まてよ、これはいいかもしれない。

俺は紙の裏にキャラ名を書き込んでいく。まぁ、それでも2個くらいだけどな。あと1つは道具だが、これでもいいのだろうか?要望って言ってるからいいだろう。

 

「……って、これってどうすればいいんだ?」

 

すると、紙が一瞬で消えたのだ。

 

『オーケーオーケー。これならいますぐ届けるよ』

 

次の瞬間、俺が頼んだキャラが現れた。

うん、注文通りだな。

 

『ではでは頑張ってねーby神様』

 

 

やれやれ……とんだ出来事だったけど、得たものは大きかったな。

 

ちなみに、飛行船の試運転は無事に終わり、幽霊たちの半数を飛行船の警備に、もう半数を自宅警備に回すことにした。あとは、あのキャラだけだな。

 

「………ま、次の機会に試そうかな」

 

今日は俺が夕食を作る番だから。早めに帰らないとな。

 

to be continued・・・




いかがでしたか?感想などはいつでも受け付けています。それではまた次回!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。