支配されぬ王と青春物語 作:キメラ生物というより雑種らしい
ではどうぞ~
「"そこで何してるの!"」
背後から聞き覚えのある声がする。振り向いた先に居たのは先生だった。
何とも間の悪すぎる男だ...マジでもうちょい早く来るか遅く来てくれれば俺に有利だったってのに今の場面だけ切り取ったらただただ不良共ぶちのめしてる不審者だからな?ホンマ酷いわ。
「間が悪すぎだボケ」
文句言っておかなきゃやってらんねぇよ。
尻尾と両手で不良共を持ってさっさとトンずらこくのが正解!
軽いステップで先生から離れていく。なんか言ってる気もするが無視無視!
ある程度離れたら財布抜いてその辺にポイ捨てしとく。すまんね!俺も生きたいのだよ!
さていくら入ってるかな~ひぃふぅみぃよぉ・・・3人居てこれだけ!?
いやまぁカツアゲするような人だしこんなもんか。むしろ入ってただけありがたいと思おう。
何食べよっかなぁ~
▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼
「いらっしゃいませ~名前を書いてお待ちください」
とりあえず安定のファミレスにやって来ました。安いし美味いので金欠の味方だ。
さて、名前を書くぞ。インドミナス・レックスっと!まぁ一人だし割とすぐ呼ばれるだろ!
名簿から離れて待つこと数分。
「2名でお待ちのインドミナス様~!」
呼ばれた!・・・待って二名って言った?俺一名って書いたはずだけど...
「私さ。君には訊きたいことがあるからね。勝手だが相席させてもらうよ」
にゅっとケモ耳が地面から生えてきた!と思ったらセイアちゃんが目の前に現れただけだった。
それならまぁ良いか。店員さんに案内されて二人掛けの席に座る。
早速メニューを開きどれにしようかと吟味しているとセイアちゃんが口を開く。
「無事なようで何よりだよ」
「どうも。というかよく俺が分かったね。見た目違うと思ってたんだけど」
「勘さ。あと、君は特徴的な名前だからすぐにわかった」
ほーん...おっ!ステーキセット!いいねぇ。これにしよっと。
「セイアちゃんは決まった?」
「ああ。と言っても昼食は既に済ましてあるから飲み物だけだがね」
あらそう、ちょっと残念。
呼び出しボタンを押して店員を呼ぶ。ピンポーンという音が鳴った後少ししてから店員さんがやって来た。
いやぁロボットの店員とか見慣れなさすぎるわマジで。
「ご注文をどうぞ」
「このステーキセットを一つ。大盛で」
「かしこまりました」
「私は紅茶を一つ」
「以上でよろしいでしょうか?」
店員さんの確認にイエスと答えると店員さんはオーダー票を持って厨房の方へ戻って行った。
それを確認したセイアちゃんが話を始めた。
「まず、どうやって色彩の影響から免れたんだい?」
「いやぁ俺も良く分からん。なんかいつの間にか恩を作ってたらしい他人格?的なこの体の持ち主的な...まぁそんな感じの存在が肩代わりしてくれた。それがどうなったかは知らないけど」
最初のサービスで置かれた水を飲みながら答える。
「ふむ...じゃあクズノハという人物には会わなかったのかい?」
「誰それ。俺は知らん。まぁワンチャンあっちが会ってるかも位じゃないか?」
あっ水無くなった。コップ小さい癖に氷も入ってるから一回で入る量めっちゃ少ないんだよなぁ。
水差しを取り、コップに水を注ぐ。
「なるほど...では次に。君は何だ?」
「何だって何だ?俺は俺だが」
「様々なところに確認を取ったが君の以前の見た目はどの生物とも合致しないそうだ。恐竜と君が名乗っていたことも合わせて現在発見されている化石と照らし合わせてもどこかしらが違う。改めて訊こう、君は何だ?」
真剣な眼差しで質問される。話せば長くなると答えれば今日の分の仕事は粗方終わらせてきたと言う。
なら大丈夫か!
「じゃあまず...とある映画の話からしようか」
セイアちゃんが怪訝な顔をするが気にせず話を続ける。
「1993年、その映画は公開された。名を、『ジュラシック・パーク』当時としては珍しい3D技術を用いた恐竜映画だ。その構成から、何から何まで素晴らしい出来の物であり、当時の最高興行収入記録を塗り替えた」
店員さんが注文した物を持ってくるが特に触れることなく話は続く。
「そんな名作には当然続編が作られる。その22年後、第4作目である『ジュラシック・ワールド』が作られた。それは物語の土台を一新する節目の作品でもあった」
流石に手を付けないのは良くないと思うのでステーキセットを食べながらも話を進める。
セイアちゃんは静かに俺の解説を聞いてくれている。
「そこで登場したオリジナルの生物、それがインドミナス・レックスだ。最も凶暴な恐竜を創るというコンセプトのもと、恐竜や現代の生物の遺伝子を組み合わせて作られた存在であり、今の俺だ。多分」
ステーキに舌鼓を打ちながら解説する。するとセイアちゃんはチビチビと紅茶を飲みつつ何か考えるそぶりを見せた。
「要するに創作上の生物が何故か創作の記憶を持ってここに生まれたって事。まぁこの記憶も本物か分からんしそこまで深く考える事じゃないと思うぞ?」
「うん、大体わかった。私はここらで失礼させてもらおう」
これで満足したのかセイアちゃんは考えるのをやめ、紅茶を飲み干すと代金を机に置いて退店した。
俺は話し相手が居なくなったことで食事にのみ集中して、あっという間に食べきることが出来た。
「ん~満足。ごちそうさまでした」
美味しかった~とお会計に行こうとしたところで誰かが立ちふさがってきた。
「"ちょっとお話しようか?"」
それは妙に言い表すことのできない威圧感を放っている先生だった。
アンケは全部やるになりそうかな?
まぁ終了はまだまだ先の予定なので気軽に投票してくださいな。
ではみなさま良いお年を~
この後のストーリーどうする?
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実装順でパヴァーヌ2章してから最終章
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とりあえずメインストーリー全部やる
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さっさと最終章行っちゃおう!
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イべストでお茶を濁そうじゃないか