支配されぬ王と青春物語   作:キメラ生物というより雑種らしい

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GW2日目…なんてね。
ギリセーフ。
明日は更新できるかな?どうかな?


第二十八話 ゲーム開発部の現状を知る。

……冷酷か?この前話した感じ全くそんな感じ無かったけど。いやまぁ外面がいいだけかもしれんか。

 

「勝手に変な異名を付けて人をモンスターか何かみたいに言わないでくれる?それよりも……先生にミナスさん」

 

「"やぁユウカ"」

 

「元気~?」

 

「それなりには。色々話したいこともあるけれど、それはまた後にするとして…モモイ」

 

眉間にしわを寄せつつユウカちゃんはモモイちゃんの方を向く。

 

「本当に諦めが悪いわね。廃部を食い止めるために、わざわざ『シャーレ』まで巻き込むだなんて」

 

それはまぁ確かに。割と一部活が動かしていい権力ではない。

まぁそれでも無意味らしいが。そらそうよな、部活の存続を外部からの干渉でどうにかできたらやばすぎるし。

って思ったけど話聞く限りもしかして部員数足りて無いの?しかも何か成果上げればそれでもいいってめっちゃ甘くないすか??ゲーム機本体外にぶん投げるような部活ですよ?

なんなら何か月も待ってくれてるとか温情の塊じゃん。誰だよ冷酷って言った奴。

 

「私達だって全力で部活動をしている!なのに廃部だなんて、あの、何だっけ……上場閣僚?とか言うのがあっても良いはずだよ!」

 

「『情状酌量』ね。それより、今なんて言ったかしら?全力で活動してる?笑わせないで!校内に変な建物を建てたと思ったら、まるでカジノみたいに装飾してギャンブル大会を始めるし、レトロゲームを探すとか言いながら古代史研究会を襲撃するし……おかしいでしょ!」

 

うーんごもっともすぎる意見が出てきたな…てか学生のくせにギャンブル大会はじめんなよ。

全力ではあるかもしれんが方向性が明後日の方向すぎる。それで部費も請求できるとか面の皮厚すぎるだろ。

結果を出せと言われてるがこれ無理じゃないか?

 

「結果はあるもん!私達もゲームを開発してるんだから!」

 

「そ、そうですよ!『テイルズ・サガ・クロニクル』はちゃんとあのコンテストで受賞も……」

 

「"テイルズ・サガ・クロニクル?"」

 

変な名前だな!確か全部物語って意味じゃなかったか?

どこぞの黒い厄介オタクみたいな命名センスだ。

 

「確かに受賞していたわね。『テイルズ・サガ・クロニクル』、このゲーム開発部における唯一の成果……でも、あれは『今年のクソゲーランキング1位』でしょう?」

 

なにそれちょっと気になる。先生のスマホを拝借して(ロック掛けろよ不用心だな)調べてみるとレビューがまぁ酷い事。

ゲームの完成度がダントツで絶望的とか一番足りて無いのは正気だとか『デッドクリームゾーン』はもしかして名作の部類に入るのではと思っちゃうとか…

最後のデッドクリームゾーンは知らんが『テイルズ・サガ・クロニクル』がろくでもないゲームなのは間違いない。

 

「とにかく、あなたたちのような部活がこのまま活動していても、帰って学校の名誉を傷つけるだけよ。それに、その分の部費を他に回せば、きちんと意義のある活動をしている生徒たちのためにもなる。だからもし、自分たちの活動にも意義があるのだと主張したいのなら、証明してみせなさい」

 

「証明って?」

 

モモイちゃんが首を傾げる。その様子に少し呆れながらユウカちゃんが話を続ける。

 

「何度も言ってるでしょう。何かしらの大会で受賞するなりしてしっかりした功績や成果を出せば廃部は撤回するって。ゲームならそう言う大会も色々あるでしょう?とはいえ、あなたたちの実力じゃ出してどうにかなるとは思えないけれど」

 

「ぐっ……」

 

痛いところを突かれたミドリちゃんが反応を示す。

 

「どうせならお互い楽な方法で済ませましょう?今すぐこの部室を空けて、この辺のガラクタも捨ててね」

 

これは冷酷な算術使いですわ。というかせめて保管にしとけ、レトロゲーって普通に貴重な資料だろ。

それを捨てると言うのは価値が分かっていないのかそう煽ればモモイちゃん達が奮起すると思ったのか……どうなんだろうな?

まぁなんにせよユウカちゃんの言葉には一理どころか五十理くらいはある。それをどうひっくり返すつもりなのか。

 

そんなことを考えている間にも話は進んでいて、切り札という言葉がモモイちゃんの口から出てきた。

曰くミレニアムプライスなるミレニアム最大級の大会で賞を取れるほどの秘策らしい。

それを聞いたユウカちゃんは満足げな表情になり楽しみだと言い残して部室を去った。

あとなんか先生に可愛くないところ見せちゃって悲しい的な事言ってたけどそれは知らん。

 

「で、切り札ってのはなんだ?先生にゲーム会社のお偉いさんでも連れてきてもらうのか?」

 

「違うよ!でも先生に頼るって言うのは正解。私達の目的は『廃墟』にあるの。廃墟っていうのは、元々連邦生徒会が出入りを制限してた、ミレニアム近郊の謎の領域」

 

廃墟かぁ……1,2年くらい前に行ったとこ思い出すな。

何かよくわからんがロボットに撃たれまくった記憶がある。そういえばあのロボットって自我無かったけどある奴との差ってなんだ?

いやまずなんですごいゲームを作るって話なのに廃墟なんだ?思い出の振り返りから意識を戻してモモイちゃんの話に耳を傾ける。

 

「"一体どうしてそんな所に行こうと……?"」

 

「良いゲームが作りたいから!」

 

丁度良く先生が同じ疑問を口にしてくれたがその回答を聞いてもいまいちピンとこない。

 

「私は証明したいの!たとえ今の私たちのレベルが『今年のクソゲーランキング1位』に過ぎないとしても。私が大好きな、私を幸せにしてくれたこのゲーム達が……決してガラクタじゃない、大事な宝物なんだって事を!!」

 

「お姉ちゃん…」

 

ミドリちゃんが感心したような声を出した。

 

「そのためにはどうにか廃墟に入って『アレ』を見つけないと」

 

「「"あれ?"」」

 

俺と先生の声が被る。

 

「あ、順番が良くなかったかも。えっと、二人とも……G.Bibleって知ってる?」




はい。ではまた次回。
ぐっばーい

この後のストーリーどうする?

  • 実装順でパヴァーヌ2章してから最終章
  • とりあえずメインストーリー全部やる
  • さっさと最終章行っちゃおう!
  • イべストでお茶を濁そうじゃないか
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