支配されぬ王と青春物語   作:キメラ生物というより雑種らしい

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前回の砂漠での描写もうちょっと慎重にした方が良かったな...と思った作者です。
初の食人だって言うのに淡泊過ぎましたからね。
まぁ後の祭りという事で。
後書きでこの後の展開について話してるから気を付けてね。

では第四話お楽しみください。


第四話 新生活と戦闘

はい。スランピアで恐竜生活を満喫しているインドミナスさんですよ。

いや~まさかあのネズミとカラス以外に猫もいるとは思わなんだ。ところであのワープはどうやってんだ?

ちなみにあのときのスマホとカメラはネズミとカラスがいじくり回して遊んでます。俺が使いたかったけど俺からしたら小さかったし爪のせいで操作できなかったので泣く泣く奴らのおもちゃに。

 

まぁ、いい感じの狩場も見つけたし割と大丈夫だなとか思ってたんだけども。

流石にちょっとマンネリ化してきた。

ので、ちょっと観光しようかなと。砂漠なら人も居ないし準備すれば死ぬこともそうそうないだろうから最適だ!

それこそティラノサウルスの群れとか居ない限りは。

 

そんなこんなでやって来ましたクソデカ砂漠。首や胴体に色々入れた大量のドラム缶をあいつらに巻き付けてもらったので死ぬことは無いだろう!クソ重いから嫌だけどな!

 

気を取り直して、色々見てるんだけども。

この前は砂漠だけかと思ってたんだけど建物の残骸みたいなのも結構あった。

そこには意外と野生動物が住んでたから食事には困らなさそうだしたまに来ても良いかもしれない。

 

ガンッ!

 

・・・またあるし。この辺やけにロボットの残骸が多いなぁ。

しかもほとんどがバラバラになってるし、何があったんだ一体。

まぁ何故か食糧持ってるからありがたいんだけどね。うまうま。

 

ん?なんか甲高い機械音というか何かをチャージしてそうな音みたいなのが聞こえる...

これは後ろからかな?

そう思って背後を向くとそこには俺よりも巨大な口がこちらに向かって開いていた。

 

嫌な予感がして、横に跳ぶと先程まで俺が居た場所に口から出た太いレーザーが飛んでいた。

思わず呆けていると巨大な口は首を動かして追尾してきたので慌てて逃げる。

 

勝手知ったるスランピア内や例の森の中ならまだしもこの場所ではいくら障害物があっても不利になると考えた俺はひとまず開けた場所へと逃げる。

その途中で荷物は邪魔になると投げ捨てた。

 

そこまで来ればその巨体の全貌が明らかになる。

それには腕や足といった物はなくコードなどが束ねられてできた黒い基礎に純白の装甲を纏っている、まるでヘビのような姿だった。特徴的だったのが頭部に少女達にも存在していた輪が浮いている事だ。

 

「グオォーーン!」

 

「ギャオーーン!!」

 

奴が咆哮をしてきたので咆哮を返す。

数瞬の間が開き俺が奴へ向かって走り出す。それとほぼ同時に奴の背面から幾つものミサイルが俺の周囲へと撒かれた。

俺の周囲へ次々に着弾するが流石のインドミナス、少々熱い程度で問題はない。

 

それを見た奴は噛みつこうとこちらに向かって顔を近づけてきた。確かに並大抵の奴はそれでいいのだろうがこちとらハイブリット恐竜だ、流石に悪手と言うほかない。

 

噛まれる直前に跳躍し奴の頭に乗る。振り落とされないよう装甲の無い場所へ爪を刺して固定する。

当然奴は振り落とそうと暴れるがそう簡単に振る落とされてたまるか。冷静にコードの集中している箇所を見極め全力で噛みつく。ブチブチという音と共にいくつかのコードが千切れ、奴の一部から光が消える。

 

どんなもんだと思いながらも残ったコードを噛み切るために顎へ力を更に入れる。

それと同時に奴もなりふり構っていられなくなったのか自分ごとミサイルで俺を攻撃してきた。

噛み切る事に注意が向いていたこともありそのミサイルのほとんどが命中し俺は空中へと投げ出された。

 

これは不味いと空中でどうにかしようと藻掻くが鳥の様な羽根も無い俺は何もすることが出来ずそのまま奴の尻尾らしきもので叩き飛ばされた。

 

 


 

 

「クルルル...」

 

三番目の預言者ビナーに吹き飛ばされたインドミナスはボロボロになっているものの意識を失うことなく立ち上がった。

 

(痛い...これ以上の戦闘は難しいな。今後砂漠に来るときはあのヘビに気をつけなければ)

 

インドミナスは周囲を見渡し危険がないことを確認し、ゆっくりとスランピア方面へ歩みを進める。

 

(着くまでに持ってくれると良いんだが)

 

ドラム缶を捨てたことを少し後悔しつつ地面をしきりに気にしながら歩いている。

しばらくするとインドミナスの足が止まった。

 

視線の先にはかなり前に遭難し力尽きたと思われる死体が一つ。

インドミナスはそれにゆっくりと近付いていき一切の躊躇なく捕食した。

咀嚼はせず丸呑みなため嚥下時にバキボキといった骨の粉砕音がくぐもって聞こえる。

 

完全に飲み込んだあとは次の食糧を探さんと足を動かし始め、一つ、また一つとどのような腐敗具合だろうと死体を食らっていく。

中には銃や手榴弾を装備していたものがあったが手先を器用に使い、取り外して食べていた。

 

そんなことをしていると突然強い衝撃がインドミナスの頭に走る。

インドミナスはビナーが追ってきたのかと警戒しながら攻撃の来た方向を見た。そこには巨大なヘビのような機械ではなく1個小隊ほどのロボットと数機の戦車がインドミナスへと銃口を向けていた。

 

「対象がこちらを認識しました!」

 

ロボットの一人が上司であろうロボットへ報告をする。

 

「うむ。やつは手負いだ!油断しなければ確実に捕獲できる!」

 

その報告を聞いた上司ロボットは部下へと檄を飛ばし合図をする。それによって戦車の砲塔、兵士ロボットの持っている銃口が次々と火を吹く。

発射された弾はインドミナスへ殺到するがインドミナスはスルスルとその巨体を動かし砲弾を避けていく。

銃の弾程度ではびくともしていない。

 

「撃てっ!撃てーっ!」

 

接近されてはまずいと必死に銃を撃つも効果はない。

戦車の砲弾も軽々と避けられ、とうとう目の前まで来てしまった。

そこからは正に蹂躙であり、戦車の砲塔は軽々とへし折られ、兵士は脚で踏み潰され、尻尾で突き飛ばされ、食われ、その爪で貫かれていった。

 

「た、たすk────」

 

最後の一人が潰され、勝利を確信したインドミナスは咆哮を上げ走り去っていく。

 

 

 

▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼▽▼

 

 

 

所変わってカイザーPMCの基地。

その理事長室にて机をたたく音が響いた。

 

「手負いの獣ごとき何故捕獲できんのだ!」

 

大柄なロボットがどこかと通信を行っており、相手に対して怒鳴っている。

 

「対デカグラマトン部隊も一部編成したんだぞ!それでなぜ全滅できるのだ!」

 

『そ、そう言われましても...』

 

通信相手はかなり困っており、どうこの怒り狂う上司を宥めるか考えているようだ。

 

「とにかく、奴の追跡を続けろ。拠点さえわかればいくらでもやりようはある」

 

『わかりました!』

 

そう言うと部下側からぶつりと通信を切る。

その行動に大柄なロボットは少し苛立ったものの新たな戦力確保のためだと心を静めた。

 

「待っていろ怪物。この私が有用に使ってやる」




はい。前書きでも言った通りこの後書きはこれからの展開についてちょっぴり話すよん。だから展開を楽しみにしたい人はさっさと次に行くかブラウザバックやで。








ということで。
前回の感想でユメ先輩食った?というのが割と来てて笑った。
書いてる時はそのつもりだったんですが投稿してから喰ってるとこホシノに見せて戦わせたらおもしろそうなんだよなぁ。ってなって現在保留中です。
あっ、でもユメ先輩は絶対食べます。可食部が多いからね。
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