ひろがるスカイ!プリキュア 〜HERO ACADEMIA〜   作:ぎんすた

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今回、前半の取り調べシーンでオリキャラの刑事によるソラちゃんへの厳しめともとれる発言があるのでご注意下さい。
(自分が厳しめ嫌いなの書いちゃうって…)

取り調べのシーンは正直結構悩みました。
正直やりすぎたな…と反省しています…。
でも、ソラちゃんがプロヒーローを目指すきっかけを作るためには必要な展開でもあるし…うーん…。
正直言うと迷いどころでした。

後、あげはさんが成人キュアである設定を大いに活用させていただきました。
これを活用しない手はないでしょ。
ただ、キャラがめちゃめちゃ怪しい…。

ところで、今年のヒロアカ映画
文スト&ガッチャード&イナイレ要素強かったですね。

文スト要素感じるのは同じ制作会社だからいいとして、アニメゴッドハンドとかもろイナイレやん

ガヴ、思ったより甘くない件



第0話 ソラ=ハレワタール:REオリジン 《中編》

ー警察署ー

 

sideソラ

 

警察に捕まって警察署に連行された私は、変身が解除された後に変身アイテムを取り上げられ、取り調べを受けていました。

 

「成る程、1年前から噂になっていたプリキュアの正体がまさかまだ14歳の中学生だったとはね…。

 

これまで君がヒーロー免許を持たずヒーロー活動ができていたのは、君の知り合いである保育士見習い兼プロヒーロー『バタフライ』…聖あげはの監督下であったから。

 

そして、ランボーグの脅威に対抗できるのがプリキュアだけだったからだ」

 

向かい側に座っているボサボサした髪型に無情ヒゲを生やし、スーツを着ているこの方は刑事の『焔 智哉』さん。

 

私を逮捕した張本人で、現在進行形で私の取り調べをしています。

 

「だがその脅威が去った今、その必要は無くなった…。だから

 

もう、プリキュアを特別扱いなんて出来ないんだよ」

 

「でも、あのままだったら…!」

 

「確かに君が先に動いていなけりゃ被害は拡大していたし、客の目撃証言からも君のおかげで助かったとの声があった。

 

被害拡大を防いで、ヴィランを無力化してくれたのは感謝しよう。だが、ルールはルールだ」

 

「…!」

 

焔さんは机から身を乗り上げた状態で私に顔を近づける。

この人…褒めたいのか咎めたいのかどっちなんですか!?

 

「先程も言った通り君は無断で個性を使用し、尚且つ戦闘行為を行った。

 

無断使用だけなら厳重注意で済むけど、戦闘行為を行ったのなら話は変わってくる。

 

場合によっては、君には罰が与えられなきゃならない」

 

「…!それって…!!」

 

「例えば個性の使用がアイテム経由なら、そのアイテムの没収とかだろうね。

 

まぁ、刑務所にはいることはないだろうけど…」

 

「…そんな…」

 

プリキュアに変身できなくなる。それは私にとっては痛手です…!

震える拳を握りながら顔を下に向けました。

 

「ただ、今回は被害の状況と被害者の君への感謝の声を嘗みた協議の結果、暫くしたらアイテムも返却して帰してあげるよ。

 

次やったらこうはいかないからね」

 

彼の話によると、今回はひとまず帰れるようです…。

ですが、次やったら同じ結果になるとは限らない…。

 

その言葉が私に突き刺さりました。

 

 

「わかりました…」

 

私はとりあえず傾きました。

ましろさんに会いたいのに会えなくなるのは嫌でしたから。

 

でも、納得しきれないことはあるんです。

 

私の心の中には黒いモヤが立ち込めているような気がしました…。

 

 

「素直でよろしい」

 

「…ですが…!」

 

私は思わず感情に任せて立ち上がりました。

 

 

 

「…!」

 

その異変を感じ取ったのか一瞬焔さんの目つきが鋭くなりました。

 

「人を助けたい一心で力を使って戦っただけなのに、免許を持っていないだけでヴィラン扱いされなきゃならない…。それだけは納得できません!!

 

街の平和を守るルールなのは承知の上です…。

ですが、

 

必ずルールを守るのがヒーローのあり方なんですか!?」

私は焔さんに想いをぶつけました。

 

彼は黙って傾いたままです。

 

「正しいと思ったことを最後までやり抜くのがヒーロー…。

私はそう思っています。

 

勿論、常に何が正しいのか考えて動かなくちゃいけません…。

 

それをルールが邪魔してやり抜けない…。そんなのヒーローとして本末転倒です!!

 

もし、ヒーローがすぐに駆けつけることができない状況で大人しく待っていろって言うんですか!?」

 

「…」

 

焔さんは暫く黙って聞いていました。

 

ただ表情も変えず、冷たい瞳を此方に向けたまま。

 

そして数秒経った後、焔さんはずっと閉じていた口を開いたのでした。

 

「…知らなかったとはいえ、ルールを破った君に言われても説得力ないね」

 

「…!」

 

想いは届かなかった…。それどころか突っぱねられてる…そんな気がします…。

 

「正しいと思ったことを最後まで貫く…?何が正しいのか常に考える?

 

反吐が出るよ。大体そんなこと言ってたら社会は成り立たないし崩壊する。

ルールを守ることが正しいってことにしなきゃ、この個性社会は意味をなさない。

 

個人個人が考える正しいと思ったことなんて、社会全体をみたら関係ないんだよ。

 

そうやって個人が勝手に自分の正義を貫いて、今ある平和が崩れたらどうするの?責任取れる?」

 

「…!」

 

焔さんの言葉は、シャララ隊長の言葉やこれまで培ってきた私の経験を一気に否定するものでした。

 

責任を取れるか、その言葉に私は反論できないでいました。

その様子を見て、彼は続けます。

 

そして、それがあるトリガーになりました。

 

「流石に言葉が出ないか。

 

所詮はヒーロー気取りの子供だね」

 

「…!」

 

ヒーロー気取り、その言葉を耳にした瞬間私の中で何かが切れました。

 

 

立て続けに否定されて…黙っている訳じゃありません…!!

 

 

 

 

「…ふざけないで下さい…!」

 

「…!」

 

私はこれまでにない最大の怒気を含んだ声で、彼を睨みつけました。

今、私はヒーローとしてしてはいけない顔をしていると思います。

 

それを見た焔さんは不意を突かれたように驚きました。

 

「さっきから人の言う事をまともに聞かないで否定ばかりして…遂にはヒーロー気取りとか馬鹿にして…!!

 

私達がどんな想いで必死にランボーグと戦って来たか知らない癖に、よくそんなこと言えますね!!

 

ルールに違反してしまったのは確かに私の落ち度です。

 

ですが、私は未熟でも立派なヒーローを目指して本気でやっているんです!!

 

 

ヒーローでもない貴方に、ヒーロー気取りなんて言われたくない!!」

 

「…!」

 

あまりの気迫に彼は思わず後退り、困ったような顔をしました。

そして、やれやれと頭を抱えてため息を吐きました。

 

「若いな…」

 

「…?何ですか…」

 

「いいや、こちらの独り言だ。

君が本気でヒーローを目指しているのはわかった。ヒーロー気取りは言いすぎたな。

 

だが、こちらの考えを変える気はない。

 

君の正しい考えを貫きたいなら、本当にプロヒーローになってから言う事だね」

 

「プロヒーロー?」

プロヒーロー、その単語に首を傾げていると焔さんの電話が鳴りました。

 

「はい、焔です。…はい、わかりました。…ええ、そろそろ帰すつもりでいました。…では、失礼します」

 

焔さんは相手と短く話すと、通話を切り此方に目を向けました。

 

「連絡があった。君の保護者が迎えに来たそうだ」

 

「もしかして、帰れるんですか!?」

 

「ああ、今日はもう帰っていい。

 

次、またここで会うことがないようにな」

 

この後、私は事情を聞いて迎えに来たヨヨさんと一緒に虹ヶ丘亭まで帰りました。

 

 

 

────────────ー

 

 

ー虹ヶ丘亭・玄関ー

 

「ソラちゃぁぁぁん〜!!無事に帰ってきてくれて良かったよぉぉぉ〜!!

 

警察から連絡来た時は心臓止まるかと思ったよおぉぉ〜!!」

 

 

ソラシド学園3年

──ー虹ヶ丘ましろ

────個性『マシュマロ』

 

虹ヶ丘亭に無事に帰ってきた私は、家に入って早々、ずっと心配してくれていたましろさんに物凄い勢いで泣きながら抱きつかれました。

 

私はそれをしっかり受け止め、彼女を抱きしめました。

 

「ましろさん…心配かけてすみませんでした…!」

 

「いいよぉ〜!!ソラちゃんが無事ならぁぁぁ〜!!ううう…」

 

まさか、私のことをヒーローって言ってくれたましろさんを泣かせるなんて…ヒーローとして失格ですね…。

 

 

「ソラちゃん、ましろん、とりあえずリビング行こっか。

 

ソラちゃんも無事帰ってきてくれたし、 何があったか整理しよ?

話したいこともあるし」

 

 

保育士兼プロヒーロー

──ー聖あげは

────個性『バタフライキッス』

 

 

「お茶とお菓子は、私が用意するわね」

 

虹ヶ丘ヨヨ

──ー個性『賢者』

 

 

と、暗い気持ちになっていたらあげはさんに促され、ヨヨさんはお菓子の用意の為私達はリビングへ移動しました。

 

 

ー虹ヶ丘亭・リビングー

 

ましろさんが泣き止んで落ち着いた後、

私は、ましろさんとあげはさんに事の経緯を話しました。

 

あんなことがあったせいか、いつもより暗い雰囲気です…。

 

「あげはさん、すみませんでした!!

約束を破ってあんなことを起こしてしまって…」

 

私はあげはさんに今回のことを土下座して謝罪しました。

元々約束を怠っていなければこんなことにはならなかったので…。

 

「とりあえず落ち着こ?

約束を忘れてたのは今更だし、結果的事件も収束できたからいいとして…こっちこそごめん、ソラちゃん。

約束の理由ちゃんと話せば良かったね…。

 

ところで私がプロヒーローだってことは、あの刑事さんから聞いてたよね」

 

「はい…それと何の関係が…」

 

そういえば、あげはさんとの約束の理由を聞いてませんでした。

 

あげはさんが“プロヒーロー”であることと、何か関係あるのでしょうか…。

 

私はあげはさんの話に真剣に耳を傾けます。

 

 

「まず公共の場で個性を使うには、プロヒーローや警察の許可が必要なんだけど…

 

逆に許可を貰わずに個性を使って戦闘行為をやっちゃえば、立派な法令違反になっちゃうんだよね…」

 

「それも聞きました。プリキュアの力は個性でもないのに、個性と見なされるとは思わなかったです…」

 

「残念なんだけど、何も知らない人からしてみればプリキュアの力も個性と同じってなっちゃう訳。

 

今回ソラちゃんはその認識の被害をもろ被りしちゃった感じかな…。

 

だから、あたしがプロヒーローの立場を使ってみんながプリキュアやれるようにしてきたんだ」

 

「そうだったんですか!?」

 

私はあげはさんがそういうことをしていたのに驚きました。

 

確かにいつもお出かけの時についてきてくれましたけど…まさか…。

 

「まさか、お出かけの時に引率してくれたのって、プロヒーローなら戦闘許可を出せるし、もし警察にバレても辻褄を合わせられるからですか!?」

 

「そーゆー事になるかな。

勿論、引率が第一目的だけどね。

 

お察しの通りあたしが同行して、戦闘が起きた時とかにあたしが戦闘許可を出したことにすれば、ソラちゃん達は警察とか気にせず戦えるってこと!」

 

「まさか、そんな事情があったなんて…今まで気づかずすみませんでした!!」

 

「いいって!いいって!

子供を守るのが大人の役目だからね。

 

それにましろんやソラちゃんは、大事な仲間であり、家族だからさ」

 

「あげはさん…」

 

「あげはちゃん、そこまで言われるとなんだか恥ずかしいよ…」

 

私は無意識に拳を握りしめ、知らない内にあげはさんに…誰かに守られていたってことを再認識しました。

確かにこれからもあげはさんに許可を貰えば、プリキュアに変身して戦えます…。

 

でも、このままじゃ…あげはさんに色んな意味で頼ってばかりじゃダメだって気持ちも芽生えて来ました。

 

 

「…」

プロヒーロー…。

プロヒーローになれば、自分の意思で自由に変身して戦って、みんなを助けられる…!!

 

この瞬間、決意が固まりました。

 

 

 

 

 

 

 

 

「…ましろさん、あげはさん。聞いてください」

 

私は前を向いて立ち上がって真剣な表情になり、ましろさんとあげはさんに向き直りました。

 

「どうしたのソラちゃん?」

 

「お、その顔はなんか決意したみたいだね」

 

突然の様子の変化にましろさんは戸惑い、あげはさんは何か気づいたのか笑みを浮かべて見守る姿勢を見せました。

 

「ちょうどお菓子の用意ができたから呼ぼうと思ったら…あら?ソラさんが何か話すみたいね」

 

「…!ちょうど良かったです。ヨヨさんも聞いていただけますか?」

 

「わかったわ」

 

そこに私達を呼びに来たヨヨさんにも同席してもらいました。

 

みんなに聞いてほしいから。

 

「では、聞かせてもらおうかしら?ソラさんのお話」

 

「はい!実は…

 

 

 

 

私、プロヒーローを目指します!!」

 

「…!」

 

「そう来たか…」

 

「成る程ね…」

 

私が決意を述べると、ましろさんは驚き、あげはさんとヨヨさんはわかっていたのか頷きました。

 

とりあえず、反対意見が出ていないのを見て話を進めました。

 

「私、今回の事件を通して気づきました。

 

法的な意味だったとしても、誰かに守られてばかりじゃ本当のヒーローとは言えないって…。

 

それに、あの刑事さんに色々言われて悔しいんです!!

プロヒーローになって見返してやりたいです!!」

 

「確かにあの刑事さん、聞く限りだけど子供に対して言う事酷すぎだよね。

 

気持ちはわかる!でも、それだけじゃないよね?」

 

「はい…!

さっきも言ったように、私は本当の意味でヒーローになって、今まで私のことを守ってくれた人達…あげはさんやヨヨさん、勿論ましろさんにも恩返ししたい。

 

そして、誰かに頼らなくても自分の意思で困ってる人達を助けられるように…。

私はプロヒーローを目指します!」

 

私はそう言い切り、自分の意思を伝えました。

 

 

「ソラちゃんもそうなんだ…。なら…ちょっと待って!」

すると、ましろさんが何かを思い出したのか立ち上がって自身の部屋へ向かい、

 

 

 

 

「お待たせー!これ見て!」

 

数十秒後、ある資料を持ってリビングに戻ってきました。

その資料はとある学校のパンフレットでした。

 

「国立雄英高校?」

「そうだよ!とりあえず中を見てみて!」

 

学校の名前は雄英高校。

ましろさんの志望校でしょうか…?

 

ましろさんに促されてとりあえずパンフレットの中を見てみると、気になる学科を発見しました。

 

「ヒーロー科…!これって!!」

 

「そうだよ!文字通りプロヒーローを目指すための学科!!

今のソラちゃんにピッタリだと思って!」

 

ヒーロー科のページをよく見てみると、雄英のヒーロー科はヒーローを目指すための学生にとって、最適な施設が整っており、なんとあのオールマイトやエンデヴァーも通って卒業。

 

その他にも数多くの有名ヒーローを輩出しており、トップヒーローになるには雄英に通うのは必須ともいえる…。

そんな内容が書かれていました。

 

ましろさんの言う通り、今の私にはもってこいの話でした。

 

ここに入れば、プロヒーローへの道が拓ける…!!

そう感じたんですが、ある一つの疑問点が浮かびました。

 

「プロヒーローを目指すための学科…。確かに、今の私にはうってつけの話です。

 

でも…どうしてましろさんがこれを?絵本作家になりたい筈じゃ…」

 

「絵本作家は勿論目指すよ!

 

でも、それと並行してヒーローも目指そうかなって思ったんだ。

個性のあれこれも勿論あるけど…

 

一番の理由は雄英のヒーロー科でヒーローのことをもっと学んで、プリキュアの力も個性も戦い方を広げて、

 

ソラちゃんと色んな意味でもっと一緒に肩を並べられて走れるような…

そんなヒーローになりたいなって思ったんだ。

 

いざソラちゃんがピンチになった時

『もう大丈夫!私が来たよ!』ってオールマイトみたいに堂々言えるくらい…なんてね」

 

「ましろさん…」

 

ましろさん、そんなことを考えてくれてたんですね…。

私も、ましろさんともっと一緒に肩を並べて走りたいです!

 

「ソラシド市から遠いから、雄英に入っちゃったらソラちゃんとまた暫く会えなくなっちゃうな…って考えてたけど。

 

ソラちゃんもプロヒーロー目指したいなら、一緒に雄英を目指すなんてどうかな?」

 

ましろさんはそう言って私に手を差し伸べました。

答えは勿論決まってます!

 

「勿論です!

ましろさんと一緒に高校に通えて、共にプロヒーローを目指せるなら…!乗らない手はないです!」

 

私は彼女の手を取りそう言いました。

 

目指すものをましろさんと一緒に追いかけられる…!夢みたいです…!

 

「じゃあ、決まりだね!

 

ソラちゃん、雄英を目指すってことは生活の拠点をここに戻さなくちゃならないし、中卒の資格を取るためにソラシド学園にも再び通うことになると思うんだけど、向こうでのこととかそこら辺は考えてるかな?」

 

「そうでした…!

急に決めたことですし、シャララ隊長には後日話して相談しようと思います。

 

雄英高校を目指すということは、ましろさんと同じように受験勉強や実技訓練などに専念しないといけませんし、護衛隊としての活動とかも考えないと…やること山積みです」

 

「すっかりやる気になったわね。

 

戸籍とか、難しいことははこちらでなんとかするから安心してちょうだい」

 

「ありがとうございます!ヨヨさん!」

 

プロヒーローへの第一歩、まずは雄英高校の入試に受かって、門への切符を手に入れる…。

試験まであと7ヶ月ちょっと…時間は限られています。

 

やると決めたら一直線です!!

 

「じゃあ早速これからの計画を…」

 

 

 

 

「その話、私も混ぜて!!」

 

「…!その声…」

 

これからの計画を建てようとしていたところに、一人の少女の声が聞こえました。

 

声の聞こえた方に振り返ってみると…

 

 

「エルちゃん!?いや、エルさん!?」

 

「もー!“エルちゃん”でいいっていつも言ってるのにー。

久しぶり!ソラ、ましろ!」

 

スカイランド王女

──ープリンセス・エル

────個性『マジェスティ』

 

 

「すみません、話は最初から聞いていたのですが…入るタイミング見失っちゃいました」

 

プニバード族

──ー夕凪ツバサ

────個性『鳥』

(本来は人間の姿になれる“個性”を持つプニバード族だが、鳥になれる個性ということにしている)

 

 

「ツバサくん!」

 

リビングの入り口に、少女姿のエルちゃんと人間の姿のツバサくんがいました。

 

2人ともさっきの話を聞いていたようですが…待ってください!?

 

 

「エルちゃん…その混ぜてって…」

 

「だから…

私も雄英高校ってとこに行きたいから混ぜてって言ってるの!!」

 

「「え…ええええええ!?」」

 

なんと、エルちゃんは私達と一緒に雄英に行きたいと言うのです…。

 

流石にこれは私とましろさんも驚きました…なぜって…。

 

「エルちゃん、見た目は少女でも本来はまだ2歳じゃないですか!?

今から中学の内容をやるって相当大変ですよ!?」

 

そう、エルちゃんの本来の年齢は2歳。

 

今は私達と同じくらいの少女の姿なんですけど、お腹が空いたりすると本来の2歳児の姿に戻ってしまうんです。

 

《プリンセス・エル

個性:マジェスティ

プリンセス・エルレインから受け継いた力で少女態へ急成長でき、サイコキネシスなどの不思議な能力を扱えるが、空腹になったり力を使い果たしたりすると元の2歳児の姿に戻ってしまうぞ!》

 

それに、エルちゃんが高校を受けることになると、小中学の範囲を今から勉強しないといけません。

 

流石に無理があると思ったのですが…。

 

「やる!!

私普段から一流のプリンセスになる為に勉強してるし、この世界の学校の範囲だってソラ達と一緒に雄英高校に通う為なら頑張って覚える!!

それなら良いでしょ!!

 

私もヒーローになって自由にプリキュアに変身したいもん!」

 

「エルちゃん相当やる気みたいだね?

ここまで言ってるんだし、仲間に入れてあげたら?」

 

「うう…仕方ありません…。

エルちゃん、やるんなら最後までめげずにやるんですよ!」

 

「わかってる!」

ということで、エルちゃんも雄英高校を目指すメンバーに加わることになりました。

 

「ツバサくんはどうするの?」

 

「僕は高校に進学できる年齢ではないので、とりあえずヒーロー仮免の取得を目指します。

仮免を取れれば緊急時に個性が使えるので、中学生相当の僕でも試験に挑戦できないか色々調べてみます」

 

「お、少年は現実的な道を探すってとこだね」

 

「はい、やれることはやっておきたいので」

 

かくして私、ましろさん、エルちゃん、ツバサくんはそれぞれヒーローになる為の道を再び歩み始めることになりました。

 

私達の第一の目標は、雄英高校の入試突破。

どんな試験か予想できないので、色々対策を練らないと…。

 

 

 

そして、私達がとあるヒーローから力を受け継いだ少年や、共にヒーローを目指す仲間達と出会うまであと7ヶ月…。

 

 

 

 

 

 

 

 

 




キリがいいので一旦ここで区切るスタイル。

ということでこの世界線のあげはさん、保育士兼プロヒです!
普段は保育士をメインに活動していますが、緊急時にはヒーローとして活動している人って感じです。

次回で0話完結させたい…!

次回はスカイランドでの話とか、雄英入試に向けての鍛錬など色々準備回の予定です。

ソラましの他に雄英目指せるメンバーがエルちゃんくらいしかいなかった。
ツバサくんは年齢の都合で別の方向から仮免目指すってことにしました。

エルちゃんの勉強についてはみんなでなんとかします(すっとぼけ)。

次回もお楽しみに
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