『東方再生録』〜アバッキオの幻想入り〜   作:ディオ・フランドー(ル)

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5話『永遠亭へ』

アバッキオ「まあ、SDカードは返してもらうぜ」

 

SDカードは2枚しか無かった。

手に取ったSDカードには「レオーネ アバッキオ」「キリサメ マリサ」と書かれていた。

 

アバッキオ「出てきたのがこれだけってことは、能力が手に入り思い上がって狙ったのがまずあいつで、多分不意打ち…、そして俺を狙いに来たってわけか…」

     (スタンド無しでボコしたのはヴェネツィア以来か…)

     「…ん、あいつマリサっていうのか」

 

アバッキオは魔理沙の倒れていた方へ向かった。

気付いたら、自分のSDカードが消えていた。

 

アバッキオ「ん?」

     (スタンドは元に戻ったのか?)

 

ザザ…

 

アバッキオ「…戻っている」

 

アバッキオは魔理沙の手に、SDカードを握らせた。

するとSDカードは染み込むように魔理沙の手の中へ消えていった。

 

魔理沙「…くッ」

アバッキオ「生きてるな…」

     (さっきの再生では、頭の右をやられていたな…、……!)

     「出血している……すぐに止血しなければ」

 

ザザ…

 

ムーディー・ブルースの手のみ具現化し、魔理沙の側頭部を押さえ込んだ。

 

魔理沙「痛ッ…」

アバッキオ「悪いがちょっと耐えな…、ひとまず森を出ねぇと…」

 

アバッキオはひとまず魔理沙を抱えて森を出た。

 

アバッキオ「しかしどうするか…、この世界の病院なんか知らねぇ…」

 

そんな時、前方にかなり髪の長い、白髪の少女が見えた。

 

アバッキオ「ん…、今はあいつに聞くしかないか、…なぁ、あんた」

??「ん?どうかしたのか?」

アバッキオ「この近くで病院を探しているんだ、どこか知ってるか?」

??「ああ、病院か、分かった、…って、魔理沙じゃないか、珍しいな、負傷するなんて…」

アバッキオ「知っていたか、悪いが急ぎだ、すぐに案内してくれないか」

??「分かった、こっちだッ」

 

そして二人は急ぎ足に病院へ向かっていった。

二人は竹林まで辿り着いた。

 

アバッキオ「ッ、この中にあるのか」

??「急ごう」

 

二人は病院に着いた。

 

??「永琳、魔理沙を頼む」

永琳「魔理沙が負傷した?一体何があったの?」

??「それは後で聞く、今は処置を頼む」

永琳「分かった、待ってくれ」

 

 ―――治療中

 

??「…あんた、名前はなんていう?」

アバッキオ「アバッキオだ」

     (自己紹介なんて、警察学校以来か)

     「あんたは?」

??「藤原妹紅、藤原でも妹紅でもいい」

アバッキオ「分かった、…ところであんた、ここら辺に詳しいのか?」

妹紅「あぁ、この周辺の道案内をしている、特に今まで通ってきた道、迷いの竹林では」

アバッキオ「迷い?」

妹紅「そう、竹林が広すぎてな、ほぼ…というより、絶対竹林から出られなくなる、そのために私が案内人をしているんだ」

アバッキオ「あんた自身は迷わないのか?」

妹紅「もうここでは長いからな…、…で、なんで魔理沙が負傷しているか知ってるのか?」

アバッキオ「あいつはある奴にスタンド能力で力を奪われたらしい、俺もスタンドを奪われたが奪い返した」

妹紅「スタンド?奪う?」

アバッキオ「あぁ…いや、…超能力みたいなものだ」

妹紅「?」

  (スペルカードのことか)

  「これのことか?」

 

ボァッ

 

妹紅の手から炎が出たことには、アバッキオは流石に驚いた。

 

アバッキオ「何ッ!?」

妹紅「これとは違うのか?その…『スタンド』ってやつとは」

アバッキオ(確かにスタンドの姿がないまま炎だけが見える…)

     「確かに…スタンドとはいえない、一体」

妹紅「ここじゃあ、スペルカードって名前だが」

アバッキオ「スペルカード?」

妹紅「この幻想郷を作った奴の決めたルールなんだが、…多分、アバッキオのスタンドってやつも、ここじゃあスペルカードの部類に入ると思う」

アバッキオ「……」

     (話がちとややこしくなってきたな…)

 

そんな時、一人の掛け声で話は終わった。

 

永琳「二人とも、魔理沙の治療が終わったわ」

 

To Be continued.

 




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