『東方再生録』〜アバッキオの幻想入り〜 作:ディオ・フランドー(ル)
アバッキオ「まあ、SDカードは返してもらうぜ」
SDカードは2枚しか無かった。
手に取ったSDカードには「レオーネ アバッキオ」「キリサメ マリサ」と書かれていた。
アバッキオ「出てきたのがこれだけってことは、能力が手に入り思い上がって狙ったのがまずあいつで、多分不意打ち…、そして俺を狙いに来たってわけか…」
(スタンド無しでボコしたのはヴェネツィア以来か…)
「…ん、あいつマリサっていうのか」
アバッキオは魔理沙の倒れていた方へ向かった。
気付いたら、自分のSDカードが消えていた。
アバッキオ「ん?」
(スタンドは元に戻ったのか?)
ザザ…
アバッキオ「…戻っている」
アバッキオは魔理沙の手に、SDカードを握らせた。
するとSDカードは染み込むように魔理沙の手の中へ消えていった。
魔理沙「…くッ」
アバッキオ「生きてるな…」
(さっきの再生では、頭の右をやられていたな…、……!)
「出血している……すぐに止血しなければ」
ザザ…
ムーディー・ブルースの手のみ具現化し、魔理沙の側頭部を押さえ込んだ。
魔理沙「痛ッ…」
アバッキオ「悪いがちょっと耐えな…、ひとまず森を出ねぇと…」
アバッキオはひとまず魔理沙を抱えて森を出た。
アバッキオ「しかしどうするか…、この世界の病院なんか知らねぇ…」
そんな時、前方にかなり髪の長い、白髪の少女が見えた。
アバッキオ「ん…、今はあいつに聞くしかないか、…なぁ、あんた」
??「ん?どうかしたのか?」
アバッキオ「この近くで病院を探しているんだ、どこか知ってるか?」
??「ああ、病院か、分かった、…って、魔理沙じゃないか、珍しいな、負傷するなんて…」
アバッキオ「知っていたか、悪いが急ぎだ、すぐに案内してくれないか」
??「分かった、こっちだッ」
そして二人は急ぎ足に病院へ向かっていった。
二人は竹林まで辿り着いた。
アバッキオ「ッ、この中にあるのか」
??「急ごう」
二人は病院に着いた。
??「永琳、魔理沙を頼む」
永琳「魔理沙が負傷した?一体何があったの?」
??「それは後で聞く、今は処置を頼む」
永琳「分かった、待ってくれ」
―――治療中
??「…あんた、名前はなんていう?」
アバッキオ「アバッキオだ」
(自己紹介なんて、警察学校以来か)
「あんたは?」
??「藤原妹紅、藤原でも妹紅でもいい」
アバッキオ「分かった、…ところであんた、ここら辺に詳しいのか?」
妹紅「あぁ、この周辺の道案内をしている、特に今まで通ってきた道、迷いの竹林では」
アバッキオ「迷い?」
妹紅「そう、竹林が広すぎてな、ほぼ…というより、絶対竹林から出られなくなる、そのために私が案内人をしているんだ」
アバッキオ「あんた自身は迷わないのか?」
妹紅「もうここでは長いからな…、…で、なんで魔理沙が負傷しているか知ってるのか?」
アバッキオ「あいつはある奴にスタンド能力で力を奪われたらしい、俺もスタンドを奪われたが奪い返した」
妹紅「スタンド?奪う?」
アバッキオ「あぁ…いや、…超能力みたいなものだ」
妹紅「?」
(スペルカードのことか)
「これのことか?」
ボァッ
妹紅の手から炎が出たことには、アバッキオは流石に驚いた。
アバッキオ「何ッ!?」
妹紅「これとは違うのか?その…『スタンド』ってやつとは」
アバッキオ(確かにスタンドの姿がないまま炎だけが見える…)
「確かに…スタンドとはいえない、一体」
妹紅「ここじゃあ、スペルカードって名前だが」
アバッキオ「スペルカード?」
妹紅「この幻想郷を作った奴の決めたルールなんだが、…多分、アバッキオのスタンドってやつも、ここじゃあスペルカードの部類に入ると思う」
アバッキオ「……」
(話がちとややこしくなってきたな…)
そんな時、一人の掛け声で話は終わった。
永琳「二人とも、魔理沙の治療が終わったわ」
To Be continued.
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