『東方再生録』〜アバッキオの幻想入り〜   作:ディオ・フランドー(ル)

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6話『⑨』

アバッキオは魔理沙を連れて病院に来ていた。

 

永琳「この部屋よ」

妹紅「あぁ、ありがとうな永琳」

永琳「いえ、…あちらの方は?」

妹紅「アバッキオ、魔理沙を助けたらしい」

永琳「この辺りでは見ない顔ね…」

妹紅「多分紫の婆さんにでも連れ込まれたんだろう、あいつも能力があるって言ってたし」

永琳「彼も能力持ち…」

妹紅「まぁ、詳しいことはまだ何も知らないけどな、初対面だし、…魔理沙ー、体調はどうだ?」

魔理沙「今は麻酔で楽になってるぜ、…あいつには感謝しないとな」

永琳(…でも、優しい人ってことだけは分かったわ)

  「…あれ、いない」

 

アバッキオは気付いたら病院からいなくなっていた。

 

 ―――そして今アバッキオは。

 

アバッキオ「病院まで届けたなら、まあいいだろう、……『スペルカード』…、これはもう少し調べる必要もありそうだな…」

     (あの妹紅というやつ、スタンドも同じ部類に入るとか言っていたな…)

?「『アイシクルフォール』ッ!」

 

ヒュォォオォォッ!

 

アバッキオ「何ッ!?」

     (この冷気…ッ、明らかに0℃を下回っているッ!)

?「特訓して強くなったあたいの力…、あんたに実験台になってもらって試そうッ!」

アバッキオ「いきなり何言ってんだ」

     (ガキ…?こんなガキでもスタンド能力を持って…、いや、スペルカードってやつの方か?…違う、背中の羽根のようなもの…、スタンドかッ!)

     「…あんた、年いくつ?名前は?」

?「え?名前はチルノ!年は、…うーんと…、今の体では9歳!」

アバッキオ(今の体?どういう意味だ?…それは後でいいか)

     「別に人を攻撃する必要は無いんじゃあねぇのか?そこら辺の草でも木でも使ってやればいいじゃあねぇか」

チルノ「それはもう飽きた!人のほうが動くし特訓になる!」

アバッキオ(無邪気な子供が力を持つとこうなるか…)

     「いいだろう、相手してやるッ!」

 

ザザァ…

 

アバッキオはムーディー・ブルースをチルノの眼前まで詰めた。

しかし、チルノは何も気付かない。

 

アバッキオ(妹紅はスタンドとスペルカードは同じ部類とは言っていた…、だがこいつには見えていない、…つまりスタンド使いではなく、ただのスペルカード能力を持ったやつってことだ…、まず動きのクセを記録する)

 

ムーディー・ブルースはチルノの背後に周り、チルノの姿を再生した。

そして10倍速で逆再生しだした。

 

アバッキオ(時間はかけられない…、まずは誤魔化すか)

チルノ「どうした、かかってこないのか?」

アバッキオ「あんたが力を試したいんだろ?まずはあんたからきな」

チルノ「随分強気じゃあないの、…アイシクルフォールッ!」

 

ヒュオォッ!

 

アバッキオ(今は避けるしかねぇッ!)

 

バッ!

 

チルノ「どうした!避けてばかりで勝てるのか!??」

アバッキオ「…あと3秒だ」

チルノ「…何のこと?」

 

そこから約3秒後、チルノが足を取られるように宙に浮き、驚いた表情のまま転んだ。

 

チルノ「いッ!?」

 

ドスンッ

 

アバッキオ「あんたの動きを観察していた、さあどうする?」

チルノ(…あいつを転ばすしかッ!)

   「パーフェクトフリーズッ!」

 

ピシャァッ!

 

…ピキ…ピキ…

 

チルノは一瞬で地面を凍らせた。

 

アバッキオ「ッ!?」

 

アバッキオは足を取られ転んだ。

 

チルノ「ふっふっふ、あとはゆっくりあたいの力を試すだけ!」

アバッキオ「…ハハッ、バカだな、…あんたは墓穴を掘った」

 

バッ!

 

シャァァアァッ!

 

なんとアバッキオは、氷の上を滑ってチルノに急接近したッ!

 

チルノ「ッ!?」

アバッキオ「悪いが少し大人しくしててくれ、ムーディー・ブルースッ!」

 

ドコ゚ッ!

 

チルノ「あばっ」

 

ドサァァッ

 

チルノ(⑨)  再起不能(リタイア)

 

アバッキオ「…ふぅ、怪我しない程度に一発打たせてもらったが…、まぁ大丈夫だろう、まずはこの竹林を出て、町へ向かわねぇとな…」

     (…竹林から出る奴の案内をしている妹紅を再生するか)

 

キュルルルルルルッ

 

再生体「チルノ、いつもここには入るなって言ってるだろ?モノを覚えないから、皆から『バカ』って言われてるんだぞ?」

アバッキオ「やっぱりバカか…」

 

アバッキオは妹紅を再生して竹林の外へ向かった。

 

To Be continued.

 




名前:チルノ
能力名:ありとあらゆるものを凍らせる程度の能力

能力は単純、凍らせる能力。

破壊力  :D
スピード :B
射程距離 :B
持続力  :B
精密動作性:D
成長性  :C
頭脳   :E−

A…超スゴイ
B…スゴイ
C…人間と同じ
D…ニガテ
E…超ニガテ

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