『東方再生録』〜アバッキオの幻想入り〜 作:ディオ・フランドー(ル)
紫「…そろそろね、藍、彼に会って来なさい」
藍「かしこまりました、紫様、…ついにこの世界に来た理由を話すときが来ましたか」
紫「向こうは私達の想像以上に状況の把握が早いわ、彼から一時的に奪った記憶もお返ししてあげなさい」
その頃アバッキオは、開けた一本道を歩いていた。
アバッキオ「町はこっちか?…流石に、体力もきている、それに喉も渇いてきた…」
そんな時、30mほど前にベンチが見えた。
しかし、誰かが座っていた。
アバッキオ(先客あり、か…、仕方ない、もう少し先で休むとするか)
そう思い、ベンチを通り過ぎようとしたその時。
?「レオーネ・アバッキオ様」
アバッキオ「ッ!?」
不意を突かれた。
?「私は、あなたをここに、幻想郷に連れてきた者です」
アバッキオ「何だと?」
?「先に自己紹介を、…私は今回あなたを連れてくるように命じた八雲紫様の式神、八雲藍と申します」
アバッキオ「……」
藍「…疑っていますか?」
アバッキオ「一つ聞く、…なぜ俺をここに連れて来た?」
藍「本当だったらあなたは冥界に行く予定でした、…しかし、あなたは紫様に気に入られた、故にこの幻想郷に連れて来られたという訳です」
アバッキオ「待て、俺は死んじゃいない、サルディニア島にいたはずなのに、気付いたらここにいた、記憶上に死んだなんて事実は一切ねぇ」
藍「私は、その奪った記憶をお返しに来ました」
アバッキオ「何、奪った…?」
藍「はい」
そう言った刹那、藍は自分の袖の中から丸い物を出す。
それは―――。
アバッキオ「…DISC?」
―――このDISC(記憶)は、紫が一度奪うことにしていた。
そこで、記憶を奪うことの出来る存在を、現世から探し出したのだ。
記憶を奪うことの出来る能力を持つ者の名は―――エンリコ・プッチ。
紫が『現世とは別の世界を一つ作った神であり、イエス・キリストの親友』だと教え込み、協力させたのだ。
藍『幻想郷へご招待します』
トスッ
アバッキオ『うッ…』
ドサァァッ
藍『紫様、準備が整いました』
紫『分かったわ、…プッチ、頼んだ通りに頼むわ』
プッチ『分かりました、神のご意思とあらば…、”ホワイトスネイク”ッ!』
ズァ…
ビシュァッ
プッチ『お望みの通り、過去20分程度の記憶を、DISCとして抜き出しました…』
こうして、アバッキオの記憶の一部は欠落していたのである。
藍「記憶を入れます、動かないでください」
アバッキオ「近付くなッ!ムーディー…」
藍「攻撃はやめた方がいいです、あなたの大事な記憶です」
アバッキオ「俺がそれに触れたとして、その後何が起こるか分からねぇ、それは今ここで壊すッ!」
ドゴァッ!
アバッキオ「…ッぐ…」
ドサ…ッ
?「やはりこのやり方でなくては駄目だったではありませんか…」
藍「すまないな、プッチ…、
(…今の動きを読んで後ろにプッチを置いておいてよかった…)
「プッチ、今の会話の記憶の部分を抜いてくれるか?」
プッチ「かしこまりました…、『ホワイト・スネイク』」
ビシュァッ
藍「そのDISCは壊してくれ、あとはこのDISCを戻すだけ…」
ウィイィィン…
藍「あとは…、…橙、あれを持ってきて」
その瞬間、境界が開いた。
橙「はぁーい」
その後、水の入った500mlペットボトルが10本ほど入った、『ご自由にお取りください』と書かれた箱を橙が持ってきた。
簡単に言えば記憶を簡易的に操作するつもりなのだ。
橙「らんしゃまお待たせ〜」
藍「あぁ、ありがとう、橙、…あとは彼をベンチに座らせて…」
ドサッ
藍「これでいいでしょう、…さぁ、プッチ、橙、戻るわ」
プッチ「かしこまりました」
橙「はーい!」
結果的に、アバッキオは自分が死んだ事実の記憶を取り戻した。
しかし、幻想郷に来た理由は、分からないままだ。
To Be continued.
名前:エンリコ・プッチ
スタンド名:ホワイトスネイク
人や動物の記憶、能力をDISCにして奪い取る。
そのDISCをスタンドを持たない者、その記憶のない者に入れると、その者はスタンド能力が手に入り、または経験していない記憶を手に入れることが
出来る。
破壊力 :C
スピード :C
射程距離 :B
持続力 :A
精密動作性:B
成長性 :B
A…超スゴイ
B…スゴイ
C…人間と同じ
D…ニガテ
E…超ニガテ
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