『東方再生録』〜アバッキオの幻想入り〜 作:ディオ・フランドー(ル)
アバッキオ「…ん」
アバッキオは目を覚ました。
アバッキオ「…ベンチ、それに水…、そうか」
(想像以上に疲労が溜まっていたらしい…、眠っていたのか)
ゴク…
アバッキオはみずを飲んだ後、再び歩き出した。
アバッキオ「死んでこっちの世界に来たからには、新しい道を歩くしかないって訳か…」
アバッキオは記憶の一部が奪われ、一部は戻った。
アバッキオ「とにかく、こっちの世界の貨幣や情勢を把握しねぇとな」
(おまけに住む場所もないときたもんだ…)
?「アバッキオォォーッ!」
アバッキオ「?」
(今度は誰だ?…いや、この声)
振り返ると、ホウキに乗った魔理沙が飛んできていた。
アバッキオ「ッ!なぜ病院に残らなかったッ?」
魔理沙「軽症だったんだよ、まだ少し痛むけどな」
と言って魔理沙は帽子を脱いで、巻かれた包帯を見せた。
おそらく帽子はあの病院で貰ったのだろう、とアバッキオは思った。
魔理沙「お礼とかいろいろ、言ってなかったからな」
アバッキオ「あぁ…」
魔理沙「…ありがとな、助けてくれて、おまけに病院まで連れて行ってくれて」
アバッキオ「いや、これからは用心したほうがいい…、あんなやつが他にもいるだろうからな」
魔理沙「あぁ、ありがと、…ところで、アバッキオ、幻想入りしたてだろ?私が飛んでるのを見て驚いたりしないのか?」
アバッキオ「まぁ…、飛ぶことよりも遥かにインパクトのある事が数多くあったもんでな」
魔理沙「え!聞きたいな!その飛ぶことよりも凄いっていうやつ!」
アバッキオ「まぁ、話してもいいが、俺もこの幻想郷について、色々と聞きたくてな」
魔理沙「あ、そうか、まだ住むところもお金とかも何も無いんだもんな…、分かったぜ、じゃあとりあえずうちに来てくれ」
アバッキオ「?」
魔理沙「どうせ紫の婆さんにでも連れてこられたんだろう?何の支援もなしに」
アバッキオ「紫?」
魔理沙「この世界を作った奴さ、悪戯心の度が過ぎてるけど、一般人からは賢者って呼ばれてる。人によっちゃあ覚えてるけど、…多分アバッキオは覚えてないだろ?」
アバッキオ「…まぁ、確かに…、気がついたらもうここだった」
魔理沙「まぁこの幻想郷に来るケースは、大まかに4つあるぜ、一応そこから説明しようか」
アバッキオ「そうだな…、是非教えてもらいたい」
魔理沙「OK、説明するぜ、まず1つ目は、神社だ」
アバッキオ「ジンジャ?」
魔理沙「あ、待って、出身の国は日本…じゃないよな?」
アバッキオ「あぁ、イタリアだ」
魔理沙「んじゃあ言い方を変えて、杜撰に言うと日本の宮殿だな、その神社がこの幻想郷に一つある、その神社の裏が、現世だ、アバッキオのいた世界と繋がっている」
アバッキオ「じゃあ、戻れるっていうのか?」
魔理沙「…いや、一度現世で死んでる場合は、戻ることは出来ない…」
アバッキオ「……」
魔理沙「アバッキオ、しばらくはあまり現世のことは考えない方がいいぜ」
アバッキオ「…そうだな」
魔理沙「…で2つ目が、始めからここで生まれるルートだ、私はこのケースに当てはまる」
アバッキオ「始めからここで生まれ育ったのか?」
魔理沙「あぁ、…そして3つ目、死亡、もしくは瀕死や意識を失う状態で自動的にこっちに来るってやつだ、…まぁ、このケースは稀だな」
アバッキオ「俺はそのケースか?」
魔理沙「ん…、多分このケースと、もう一つのケースが混じっている」
アバッキオ「もう一つ?」
魔理沙「あぁ、それが最後の4つ目、八雲紫に連れてこられること、普通は生きたままの奴をそのまま幻想郷に放り込むんだが、アバッキオは死んだ後の魂を放り込まれたって感じだろうな」
アバッキオ「そいつのおフザケに、俺の魂は巻き込まれたって訳か…」
魔理沙「まぁ…、そうだな…」
そうして話しているうちに、魔理沙の家についた。
魔理沙「とりあえず今晩はこの部屋に泊まってくれな」
アバッキオ「あぁ、…世話になる」
魔理沙「いいってこれぐらい、すぐ晩ご飯の用意するから、ちょっと待っててくれな」
こうして、アバッキオの最初の幻想郷での夜が始まった。
―――しかし、これがあまりにも長い夜になるとは、アバッキオはおろか、幻想郷の全ての人が、妖怪が、全く思っていなかった。
To Be continued.
名前:霧雨魔理沙
能力名:魔力を操る程度の能力
見た目通りの魔法使い。
破壊力 :A(特に恋符・マスタースパークはA+)
スピード :A
射程距離 :A
持続力 :B
精密動作性:D
成長性 :D
A…超スゴイ
B…スゴイ
C…人間と同じ
D…ニガテ
E…超ニガテ
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