巴マミは暗殺者   作:百乃綾香

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ここでははじめまして。
マミさん中3だしE組のみんなとワイワイしてほしいな~という軽い気持ちでこのシリーズを書きました。

あらすじにも書いていますがこのお話はほむらが立ち去った時間軸の話なのでマミさんとキュゥべえ以外のまどマギキャラの登場にはあまり期待しないでください

え?まどマギだからエグイ展開あるだろ?
一応暗殺教室が基準なので首パックンチョだったりほんとバカ
みたいなことはないです


0時間目 ほむらの時間

暁美ほむらは目覚めてすぐの夜、困惑した。

月が三日月の形をしていたのだった。ただの月の満ち欠けではない。物理的に三日月の形をとっていたのだった。

 こんなこと初めてだった。これはもしや、魔女の仕業なのか?

初めに疑ったのは魔女ーこの世に呪いを放つ絶望の象徴であり、自分達魔法少女たちの慣れの果てーが暁美ほむらのいるこの病院に結界を張り、幻覚をみせている。

そんな説を立てたが、魔女の気配を全く感じなかったので否定した。

 では魔法少女の祈りによるものか?「月をずっと三日月にしてください」だなんて馬鹿げた願いをした少女でもいたのだろうか?

そんなことありえないと頭を抱えつつも、万が一本当だとしたら、そんな願いをした魔法少女が近くにでもいたとしたら・・・。

 まどかを救うためにもイレギュラーな不安要素は取り除きたい。あの、白い魔法少女のような存在だとしたら・・・。

 

『ちょっとキュゥべえ。来てくれるかしら』

 

 ほむらはテレパシーでその辺にいるであろうキュゥべえを呼び出した。

 

「なんだい暁美ほむら」

 

どこからともなく現れたのは猫とウサギを合体させたような白い獣、キュゥべえこと本名インキュベーター。少女たちに願いを叶える代わりに魔女と戦う使命を与え、魔女になるように促す地球外生命体。

ほむらにとってこの存在は敵といっても過言ではない。が、向こうは敵と思ってないというよりかは敵と思われてないからか聞かれたことには都合が悪いことでもない限りにはなんでも答えてはくれる。

ということで早速ほむらは三日月について聞くことにした。

 

「なんで月が三日月の形なの?月齢とは合わないはずよ」

「呼び出しかと思ったら、なんだそんなことか。というか君はニュースをみていないのかい?」

「ニュース?」

「・・・。ああ、なるほど。君はこの時間軸の人間ではないね。あそこまでの大騒ぎを知らないはずがない」

 

思わぬ形で自身の正体が判明したが、まだ目的が判明していないのであれば問題はない。

 

「なんでもいいから聞かせて」

「お安い御用だよ。結論から言わせてもらうと、月が三日月の形となったのは人間の研究の顛末、といったところかな」

「研究の顛末?何があったのよ」

「それは君が知らなくてもいいことだ。というか君はそこまで興味はないのだろう?」

 

それはその通りだが、以前コイツに人間の好奇心は理不尽だと言われたような気がして腹立たしくなったが、まあいいだろう。

 

「じゃあ、あなたたちは一切関与していない。ということでいいわね」

「ああ、僕らは何もしていない」

「誰かが『すっと三日月にしてほしい』だなんて願ってああなったってことはないわよね?」

「そんな馬鹿げた願い今まで一度もなかったよ。君は何を考えているんだい?」

「・・・聞いてみただけよ」

 

そりゃそうわよね、とほむらは頭を抱えた。けれど、三日月のままになっただけでまどかを救うという目的にはなんら支障はない・・・はずだ。

そう考え、まどかの身辺調査に乗り出し、ついでに美樹さやか、巴マミ、佐倉杏子の調査も軽くしようとした所、とんでもない事態が判明した。

 

「ちょっとキュゥべえ!!!」

「この前より強めに呼びだして、一体なんの用だい?」

 

相変わらずなんの感情もない顔でやってきたキュゥべえの耳の部分を掴み、ほむらは詰め寄った。

 

「巴マミが学校にいないんだけど、一体どういうこと!?」

 

巴マミの存在はまどかを魔法少女にしないというほむらの目的において脅威になりうる人物である。

強がりでカッコつけでそのくせ繊細な寂しがりやな彼女は常に自分の同類を求めていた。まどかを魔法少女に勧誘したことだって何度あるか・・・。非常に厄介で出来ることならまどかに関わらせたくない。

が、それと同時に宿敵ワルプルギスとの闘いにおける戦力としては非常に頼もしい人物でもあるので生存はしていてほしい。それに…昔の恩人でもあるので…。

それがほむらの本音ではあるが、そんなこと敵である目の前のコイツには口が裂けてでも言わない。

 

「巴マミを知っているのかい?彼女は椚ヶ丘市に住んでいるよ。引っ越してからしばらく経つけど・・・君と彼女は前の時間軸ではどんな関係だったんだい?」

「別に・・・知り合いだったのよ」

 

椚ヶ丘・・・見滝原からそこそこ離れた所にある東京の町。この時間軸の巴マミはそこにいるのか・・・。

ほむらは考えた。一先ず先に彼女の生存には安堵した。椚ヶ丘にいるのなら間違ってもまどかに会うことはない。

しかし、ワルプルギスの夜と対峙する上で巴マミの手は借りれるのだろうか・・・。ここから椚ヶ丘ではまず被害にあうことはない距離にある。

正直、なんらかの形でワルプルギスの夜までに脱落して不在の時が多いような気がするとはいえ、彼女不在でまどかを守り切れるのか・・・

 

そしてその巴マミが椚ヶ丘でどうしているのか・・・。物語はそこから始まるのである・・・。




ちなみに原作の暗殺教室の世界は魔獣世界か反逆後の派生世界と考えてます
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