ハイスクールD×D 幻想で生きる者 《凍結》 作:寂しい幻想の刀鍛冶
「さて、少し話がずれてしまっな」
「そうですね」
本当に話が逸れたわ。
「さて、協力するのはいいがどうするのだ?」
「どうするかの?悪魔君達は何か案はないかの?」
「そう言われましても・・・」
困ったわね。探し方が思いつかないなんて。
何時もなら川獺に頼むんだけど今の状況じゃあ頼めないし・・・。
如何しようかしら?
その時・・・
プルルルル、プルルルル
「おっと、少し失礼します」
電話が一誠君に掛かってきたみたいね。
「なんですと!?す、すぐに向かいます!!」
どうやら、急展開の予感がするわね。
「どうしたのじゃ、そんなに慌てて」
「コカビエルが部長に駒王学園で待つって宣戦布告したんだよ!」
「「「「「何(じゃと)(だって)!?」」」」」
予感的中!本当に急展開よ!
「こうしちゃ居れん、すぐに向かうぞ!!」
「「「「「はい!」」」」」
こうして私達は駒王学園に向かった。
学校に近づくと、ソーナちゃんとその眷属、リアスちゃんと朱乃ちゃんがいたわ。
「やったきたわね。って何で教会の人達と居るのかしら?」
リアスちゃんが問い掛けて来たので私は・・・
「な~に、こ奴らと話しをして居ての。その時にお前さんの連絡が来たのじゃ」
「それよりも、此処にコカビエルが居るのか!」
ゼノヴィアちゃん、少しは落ち着いてくれないかしら。
「えぇ、そうよ」
「そうかの、それじゃあ行くとするかの」
そうして行こうとすると・・・
「待って!」
「なんじゃ?」
「私達も行くわ。この学園で問題を起こされたの私達が出ないわけには行かないのよ」
なるほどね。
「別に構わんぞ」
「・・・・・え?」
「先ほどのそこの悪魔君達と話をして協力してもいいと言ったのじゃよ」
「貴方達・・・何勝手なことしてるの!!」
「「「す、すいません」」」
リアスちゃんは相変わらず不器用なんだから。
心配ならそう言えばいいのに。
その時・・・
「リアス先輩、学園を大きな結界で覆っています。これでよほどのことがない限りは外に被害は出ません」
匙君がリアスちゃんに現状を報告する。
「しかし、この結界も気休めにすぎません。コカビエルが本気を出せば、街だけでなくこの地方都市そのものが崩壊します」
「ありがとう、ソーナ。あとは私達でなんとかするわ」
「リアス、こう言ってはあれですが、相手の力は桁違いです。今からでも遅くありません、あなたのお兄様に助力を・・・」
ソーナちゃんの提案にリアスちゃんは首を縦には振らず、
「あなただって、お姉様を呼ばなかったじゃない」
「私のところは・・・わかってるでしょう? ですが、あなたのお兄様、サーゼクス様ならあなたの為に必ず動いてくれます。だから・・・」
「すでにサーゼクス様には打診しましたわ」
二人の会話を遮るように朱乃ちゃんが告げた。
「朱乃!」
リアスちゃんは怒りの表情を浮かべて声をあげた。
しかし、朱乃ちゃんも真剣な表情を浮かべ・・・
「リアス、あなたがサーゼクス様にご迷惑をおかけしたくないのはわかるわ。それにあなたの領土、あなたの根城で起こったことでもあるものね。けれど、堕天使の幹部が出てきたなら別よ。あなた個人の解決できるレベルを遥かに超えてるわ。ここは魔王の力を借りましょう」
朱乃ちゃんがそう言い放つと、リアスちゃんも何か言いたげだったが、大きな息を吐いて冷静になると、首を縦に振った。
リアスちゃんが納得したのを見てまたニコニコな顔に戻った。
「お話を理解してくれてありがとうございます、部長。ソーナ様、サーゼクス様の加勢が到着するのは1時間後だそうですわ」
「1時間・・・分かりました。その間、私達生徒会がシトリー眷属の名において結界を張り切ってみせます」
そんなソーナちゃんを見て私は・・・
「安心せい、儂とて罪の無い奴らを死なせはせんよ。魔王が来る前にかたずけさせてもらうからの」
「頼りにしてます」
ソーナちゃんは笑みを浮かべた。
「それじゃあ行くとするかの。ゼノヴィアにイリナよ」
「あぁ」
「そうね」
「私達も行くわよ!」
「「「「「はい!」」」」」
そうして私達とリアスちゃん達は結界の中に入った。
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