ハイスクールD×D 幻想で生きる者 《凍結》 作:寂しい幻想の刀鍛冶
「はぁ~、やっぱり来たわね」
「おっ、赤龍帝の復活だ」
はぁ、やっと一誠君が復活したわね。
そう思い私が周囲を見渡すと、三大勢力のトップのアザゼル、サーゼクス、セラフォルー、ミカエルと、リアスちゃん、木場君、ゼノヴィアちゃんとヴァーリ君が動けるみたいね、一誠君以外で。
「眷属で動けるのは私とイッセーと、祐斗、ゼノヴィアだけのようね。イッセーは赤龍帝を宿す者、祐斗は禁手に至り、イレギュラーな聖魔剣を持っているから無事なのかしら。ゼノヴィアは直前になってデュランダルを発動させたわね」
「時間停止の感覚はなんとなく、体が覚えていたからな。停止させられる寸前にデュランダルの力を盾に使えれば防げると思ったが、正解だったようだ」
「な、なにかあったんすか?」
「どうやら――」
「テロだよ」
一誠君の質問に答えるリアスちゃんの言葉を遮ってアザゼルが言った。
「全員、外見てみろ?」
そう言われ外を一誠君たちが見た。
「攻撃を受けているのさ。いつの時代も勢力が和平を結ぼうとすると、それをどこぞの集まりが嫌がって邪魔しようとするもんだ」
「あいつらは?」
「いわゆる魔術師って奴だ。それよりも、この状況を作り出したのはおまえらのとこの吸血鬼だな。おかげで外に待機してた俺たちの部下もダメだろう」
外に待機していた護衛の悪魔・天使・堕天使の兵士達は魔術師が放つ光によって消えていっていた。
「あら、強制的に転移させられたみたいね」
私の言葉にリアスちゃん達、ソーナちゃん達が驚く。
「はぁ~、簡単に言うと魔術師が作った強制転移魔法よ。しかも何所に飛ばすのか設定してないやつね」
そう私が解説した。そして・・・
「ギャスパーは旧校舎でテロリストの武器にされている・・・。お兄さま、私が旧校舎に行きます。ギャスパーは私の下僕です。私が責任持って奪い返し、この状況を覆します」
「言うと思ったよ。妹の性格ぐらい把握している。しかし、旧校舎までどう行く?この新校舎の外は魔術師だらけだ。通常の転移も魔法に阻まれる」
「旧校舎に未使用で残りの駒である『戦車』を保管していますわ」
「なるほど、『キャスリング』か。それなら相手の意表を突けるかもしれない」
あら、いい覚悟じゃないリアスちゃん。
だけど・・・・・・
「その必要はないわよ、お二人さん」
「え?」
「何?」
「どういう意味だい?」
「あらかじめ私の部下をあの子の近くに配置して置いたわ。そろそr「ぶぎゃ!?」来たみたいね」
「あ、あの・・・助け、ました」
私が話している途中に私の前にスキマが開き、そこからギャスパー君が出て来た。そのすぐ後に人鳥も出て来た。
「ご苦労様、人鳥」
「は、はい。・・・あ、あの・・・主様。お伝え・・・したい、ことが」
そう言い人鳥は私にしか聞こえないように内容を伝えた。
それを聞き私は・・・
「そう、わかったわ」
その時ギャスパー君の力が解除された。
「さて、外の奴らだが・・・」
「ああ、それも私が何とかしてあげる」
そうアザゼルに言い、私はスキマからある物を取り出した。
それは「
「連射性と速射性と精密性」に主眼が置かれて作られた物、それは・・・
~
そして私は
「
すると炎刀から青色の弾幕が無数に放たれた。
その弾幕になす術も無く魔術師達は散って行った・・・。
「っさ、あらかた終わったわよ」
「そ、そうか、ありがとう」
あら?なんか周りから引かれてるような・・・。
まあ、それよりも・・・
「サーゼクス。貴方、アザゼルに訊きたいことがあるんじゃないの?」
「あ、あぁ・・・・・アザゼル、神器を集めて何をしていた?『
アザゼルはその問に首を横に振った。
「備えてたのさ」
「備えていた?戦争を否定したばかりで不安をあおる物言いですね」
「言ったろ?おまえらに戦争はしない。こちらからも戦争をしかけない。ただ、自衛の手段は必要だ。って、お前らの攻撃に備えてるわけじゃねえぞ」
「では?」
「―――『
「なんですって?」
一応私は驚いた様に演技した。
「なんだ、知っていたのか?」
「えぇ、私の情報網にも引っかかっていたから・・・。あぁ、話しを続けて頂戴」
「あぁ、そうだな。名前と背景が判明したのはつい最近だ。最も、それ以前からウチの副総統であるシェムハザが目をつけてたんだがな。三大勢力の危険分子を集めているテロリスト集団だ。目的は破壊と混乱、単純だろう?この世界の平和が気に入らないのさ。最大級に性質の悪い連中だよ、まったく」
「では、備えていたというのは」
「こいつらに、だ。そして組織の頭は『
「そうか、彼が動いたのか。『無限の龍神ウロボロス・ドラゴン』オーフィス。神が恐れたドラゴン……」
あら、
だってあの子は今は・・・・・・
そう考えていた時に・・・
『そう、オーフィスが「
声と同時に会議室の床に魔方陣が浮かび上がる。
あら、やっとご登場ですか。
「そうか、そう来るわけか!今回の黒幕は―――」
「ヴァチカンの書物で見た事あるぞ。あれは旧魔王のレヴィアタンだ」
ゼノヴィアちゃんがそう言った直後、魔法陣から一人の女性が姿を現す。
「ごきげんよう、現魔王のサーゼクス殿」
「やはりキミか。先代レヴィアタンの血を引く者。カテレア・レヴィアタン」
旧魔王の一族。過去の栄光に縋りつくもの。そして―――
「旧魔王派の者達はほとんどが『禍の団』に協力する事に決めました」
「新旧魔王サイドの確執が本格的になったわけね。悪魔も大変ね」
「カテレア、それは言葉どおりと受け取っていいのだな?」
「サーゼクス、その通りです。今回のこの攻撃も我々が受け持っております」
「―――クーデターか」
「その通りです」
「・・・・・・カテレア、何故なんだい?」
「サーゼクス、今日この会談のまさに逆の考えに至っただけですよ。神と先代魔王がいないのならば、この世界を変革すべきだと、私達はそう結論付けました。オーフィスには、力の象徴として力を集結する為の役を担ってもらいます。彼の力を借り、一度世界を滅ぼし、もう一度構築します――――新世界を私たちが取り仕切るのです」
それを聞いて私は・・・
「あら、嘘が下手だ事」
「何ですって?」
「だって、オーフィスは貴方達の組織を抜けているんですもの」
「な、何を言っているのかしら」
「あらあら、体の動きに出てるわよ。まぁ、分かったのは簡単な理由よ。だってオーフィスは・・・」
私は少しためて言った。
「私達、幻想郷の神をしているんだもの」
その言葉に周りは静まり返った。
今回はここまでです。
次回もよろしくお願いします。