ハイスクールD×D 幻想で生きる者 《凍結》   作:寂しい幻想の刀鍛冶

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今回はそれぞれの戦いの様子です。

それでは、どうぞ!


第29話 レーティングゲーム、バトル・・・スタート!!

  ドッカ―――――――――――ン!!??!?!

 

砂?煙の中から黒歌と小猫が飛び出してきた。

 

「くっ!?なんて破壊力にゃ!」

 

「・・・それにあの得物は一体・・・・・」

 

すると煙の中からゆっくりと姿を現す青田坊。

 

その手には刃渡り二尺三寸ほどの鞘も鍔も刃文もなく、上下の区別もあいまいな石刀が握られていた。

 

「お、これか?これは重さに重点を置いて作られた刀でな。名前は「双刀(ソウトウ)(カナヅチ)」て言うんだっけか」

 

そう言いながら鎚を構え直し・・・

 

「そしてこいつには持ち手も無ければ刃も無いのさ」

 

「そんなの何で作ったにゃ?」

 

「・・・切れない刀は不良品」

 

「はは!確かにそうだ。切れない刀は不良品だ。だがな、この刀は重さを力に変えて相手を押し潰す刀なんだよ!」

 

 ドカ―――――ン!?!!

 

青田坊が刀を振り下ろすと刀圧が地面を抉りながら黒歌達の方に飛んだ。

 

「「っ!?」」

 

それを左右に分かれて飛ぶことで何とか逃れた黒歌と小猫。

 

「とま、こんな感じにすっげぇ威力の攻撃が出来るんだよ」

 

「む、無茶苦茶にゃ!!」

 

「・・・その武器も、それを持てる貴方の怪力も」

 

そんな会話をしていると・・・・・

 

 ドッガ―――――――――――――――ン!?!!?!?

 

「な、なんにゃ!?」

 

「・・・クッキーの山が崩れていますっ!?」

 

「お~、アッチも派手にやってるな~。それじゃあ、仕切り直しと行こうか!!」

 

そう言いながら、青田坊は二人に向かって行った・・・

 

 

 

 

 

 ドッガ―――――――――――――――ン!?!!?!?

 

クッキーの山が綺麗に二つに切れており、それが左右に分かれて地面とぶつかり崩れた。

 

「な、なんて威力だっ!?」

 

「こんなの受けたら一撃で終わるぞっ!?」

 

その二人の驚きの声に白兵は答えた。

 

「これぞ佐久良殿から頂いた「薄刀・針」の限定奥義、「薄刀開眼(はくとうかいがん)」で御座る」

 

「くっ!だったらこれならどうだ!!」

 

そう言いゼノヴィアはデュランダルのオーラを白兵へと飛ばした。

 

すると白兵は薄刀を鞘へ納めて、違う刀で居合の構えをした。

 

そして、オーラが当たる直前に拡散した。

 

「なっ!?」

 

「どうして!?」

 

「この刀は、切れ味に主眼が置かれている作られた刀「斬刀・鈍」で御座る」

 

「何!?だったら今さっきは居合をしていたのか!?」

 

「その通りで御座る」

 

「そんな!?僕でも確認できなかったなんて・・・」

 

そう驚かれていた時、白兵は楼観剣で突きの構えていた。

 

その構えは腰を深く落として相手に向かって半身の姿勢をとり、刀は左手のみで持ち刀身は地面と水平に保ち、体の後ろに置き先端を敵に向け、右手を前に突き出して刀にやや重なるような位置に置かれていた。

 

「くらえ牙突!!」

 

「しまっ!?」

 

そうしてまた剣を交えた・・・

 

 

 

 

 

「行くぞ!暗器黒演舞(あんきくろえんぶ)!!」

 

「くっ!?」

 

無数に飛んでくる武器を何とか躱し続けるベンニーア。

 

「完現術「ジャックポット・ナックル」!」

 

「っ!?どうやって近づいているの!?」

 

瞬きをしている一瞬に近づいているドーナシークの拳を何とか躱し続ける巡。

 

だが・・・

 

「ふん!!」

 

 バキッ!?

 

「あ、ああああぁぁぁぁあぁぁぁぁあぁぁ!?!?!!」

 

躱し切れずに右肩に当たってしまった。

 

出目は良かったらしく、折れてしまっていた。

 

これで巡の右腕は使えなくなってしまった。

 

「っ!?巡!!」

 

「よそ見は禁物で御座るよ」

 

「しまっ!?」

 

無数の武器の刃がベンニーアに迫った・・・

 

 

 

 

 

「・・・はぁ、・・・・・・はぁ・・・はぁ。・・・一体どうなっていますの?」

 

朱乃は戸惑っていた。それは今の状況にである。

 

自身の攻撃や相手であるハヤテの攻撃が真逆に向かい、攻撃が当たる時も逆側にダメージが入るからである。

 

「さぁ、どうなっているんでしょうね?」

 

「・・・っ!ふざけているんですの!?」

 

「まぁまぁ、そう怒らないで下さいよ。まぁ、一つ言えるとしたらこれの原因は僕という事だけですよ」

 

そう言いながらハヤテは、柄と鞘にサラシが巻いてあるボロボロに欠けた長刀を構えた。

 

「それでは、行きますよ!」

 

「これは・・・きついですわ!」

 

そう言いながらも二人は戦いを続けた・・・

 

 

 

 

 

 シュッシュッシュッシュッ!!

 

「どうしましたか?攻撃してこないのですか!」

 

「攻撃したくてもできませんよー!?」

 

仁村は、アーシアの三本の刀身を持った、根元に赤子のような顔が浮かんだ形状の刀による攻撃を避け続けていた。

 

「「ぐっあぁっぁぁぁぁぁぁぁ!?!」」

 

「ふん、他愛ないだわさ」

 

匙と一誠はマジョリーナを中心に円の様に地面の上を引きずられていた。

 

「くっそ!?ドラゴンショット!!」

 

一誠が反撃の一撃を放つも一瞬で一誠の後ろに同じ距離(・・・・)くらいの所に移動していた。

 

「ほう、中々の威力だわさ。それでそっちの奴は来ないのかい?」

 

そう言いながら匙に問うた。

 

「くっ!(俺だって攻撃したい。だができない!それだけの力は無い!なのに彼奴は・・・)」

 

匙は一誠に嫉妬してしまった。

 

嫉妬を司る能力を持つ堕天使がいる前で・・・

 

『だったら、そいつの力を吸っちゃえば良いのよ』

 

「(だが・・・)」

 

『いいじゃない。彼奴は敵なんだから、殺っちゃえばいいのよ』

 

「(そうだな・・・)」

 

レイナーレの能力の所為で、そう思ってしまった匙が一誠に向かったラインを伸ばした。

 

「なっ!?何すんだよ匙!!」

 

そう言いながら一誠が匙を見た。

 

そこには目を緑色に輝かせた匙がいた。

 

「お、おい・・・如何したんだよ、お前・・・」

 

(妬ましい妬ましい)(妬ましい妬ましい)(妬ましい妬ましい)(妬ましい・・・)

 

「ふん、どうやら堕ちた見たいだわさ」

 

「どう言う事だ!」

 

「それは私が説明してあげるわ」

 

そう言いレイナーレは説明を始めた。

 

「私は他人の嫉妬を煽る事が出来るのよ。だから、君に嫉妬していたそいつを嫉妬を煽って貴方に攻撃するようにしたのよ」

 

「さて、そろそろ行くだわさ」

 

そうしてマジョリーナが術を発動した・・・

 

 

 

 

 

「なっ!?こ、これは・・・」

 

「目、目がっ!?」

 

「前が見えませんっ!?」

 

椿姫とルガール、そして由良は目が黒くなり視力が奪われていた。

 

「・・・・・・・・・」

 

それは黙っている美暗によるものである。

 

美暗の能力は「闇を司る程度の能力」である。

 

その能力を羽に宿してばら撒くことで相手に闇を植え付け、視力を奪ったのだ。

 

これが美暗のスペル、『妖符「幻夜行(げんやこう)」』

 

そして相方のカワラーナの能力は「時間を操る程度の能力」である。

 

この二人、鬼畜のコンビである。

 

「行くぞ、幻華「ジャック・ザ・スノードロップ」!」

 

そうスペルカードを宣言すると一瞬にしてナイフが三人の周りを囲むように放たれた・・・

 

 

 

 

 

その頃ソーナ・シトリの本陣では・・・

 

「会長、お逃げください!」

 

「此処は私達が!」

 

「くっ!お願いします!」

 

ソーナが逃げ出していくところだった。

 

そして、僧侶の二人の前に居たのは・・・

 

「おい、追わなくていいのか?」

 

「忘れたか、俺達のやる事を」

 

「私達はこの二人を相手すればいいのよ」

 

「そうだったな」

 

どうやら、二人と三羽烏の戦いが始まろうとしていた。

 

 

 

同じ頃、リアスは・・・・・

 

「私も戦わないと・・・」

 

と言いながら無意識に(・・・・)移動していた。




はい、今回は此処で終わりです。

ちなみに『幻華「ジャック・ザ・スノードロップ」』は原作の東方で十六夜咲夜が使うスペルカード『幻幽「ジャック・ザ・ルトビレ」』の改造版です。

なぜ、スノードロップかと言うと、贈る時の花言葉が「あなたの死を望みます」だからです。

間違っておりましたらご報告ください。

それでは、次回もよろしくお願いします。
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