ハイスクールD×D 幻想で生きる者 《凍結》   作:寂しい幻想の刀鍛冶

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原作が少し崩壊します。


第37話 触れてはいけない事・・・

夜となった京都。

 

その町は、昼の時と同じ霧に包まれていた。

 

「まったく、一度御灸を添えた方が良さそうね」

 

そう言うと、佐久良はスキマを開いて霧の中へと入って行った・・・

 

 

 

 

「母上!」

 

九重が叫んでいた。九重の視線の先に――着物姿のキレイな女性が佇んでいた。頭部に狐の耳、複数の尻尾が見える。この御仁が九尾の御大将である。

 

「母上! 九重です! お目覚めくだされ!」

 

九重が駆け寄って声をかけても御大将――八坂さんは反応しない。瞳も陰り、無表情だった。

 

九重が曹操たちを睨みつける。

 

「おのれ、貴様ら! 母上に何をした!」

 

「言ったでしょう? 少しばかり我々の実験に協力してもらうだけですよ、小さな姫君」

 

曹操はそう言うと、槍の石突きで地面をトンッと叩く。刹那――。

 

「う・・・・・・うぅぅ、うああああっ!」

 

八坂が悲鳴をあげはじめ、様子が激変していく。

 

体が光り輝き、その姿を徐々に変貌させていった! どんどんデカくなっていって、9つの尻尾も膨れ上がっていく!

 

 オオォォォォンッ!

 

夜空に向って咆哮をあげる巨大な金色の獣――。一誠達の眼前に現れたのは、デカい狐の怪物であった。

 

その時・・・

 

『あら、少し遅れてしまったかしら?』

 

そのセリフと共にアザゼルの横に佐久良が現れた。

 

「おいおい、お前は遅れてくるって、決まっているのかよ」

 

「さぁ、私には分からないわ」

 

二人が放している時・・・

 

「邪魔をしないでくれるかしら?幻想郷のオ・バ・サ・マ」

 

 ブチッ

 

その言葉を聞いてアザゼルは焦った。

 

「お、おい、それ以上言うn」

 

「そうだそうだ、邪魔をするなババア」

 

 ブチッブチッ

 

その音を聞いて一誠達にアザゼルが慌てて言った。

 

「おい!お前ら下がるぞ!!」

 

「ど、どうしたんですか?アザゼル先生・・・」

 

「彼奴の攻撃に巻き込まれたくないからだよ!!」

 

そのアザゼルのセリフを聞いて曹操が焦り始めた。

 

夏目佐久良がキレてしまったのではないかと・・・・・・

 

「ジャ、ジャンヌ!へラクロス!早く謝れ!じゃないt「フ、フフフフフフフフ・・・」っ!?」

 

曹操は声が聞こえてきた方を見てみると、そこには周りに魔力が渦巻かせている佐久良の姿があった。

 

「フフフ、フフフ・・・アハハハハハハハ!!」

 

「あ、あれ?」

 

「これってヤバくないか?」

 

ジャンヌとへラクロスは思った。

 

自分は、とんでもない者を怒らせてしまったのではないかと・・・

 

「雑種風情が調子にのって・・・・・・最早、塵一つ残さないわ!!」

 

すると、佐久良の姿がリアスとソーナの二人と戦っていた時の姿になった。

 

そして、一つのスキマを開き、そこから一つの杖を取り出した。

 

そして・・・

 

「万象一切灰燼と為せ・・・流刃若火(りゅうじんじゃっか)!」

 

すると、杖の中から刀が一振り現れ、その刀を引き抜くと刀身に炎が纏わり付いた状態になった。

 

「ゲオルグ!」

 

その声を合図に八坂が佐久良の方に向かった。

 

しかし・・・

 

「邪魔よ。城郭炎上(じょうかくえんじょう)

 

すると、八坂を炎の壁が包んだ。

 

そして、佐久良は地面に刀を刺した。

 

「これでもくらいなさい・・・」

 

すると、地面に何かが這い廻った。

 

そして、地面から炎の火柱が英雄派と自身を囲む様に登りはじめた。

 

「・・・焱熱地獄(えんねつじごく)、存分に味わいなさい!!」

 

その言葉と共に佐久良は自身を散らした。

 

「くっ、ゲオルグ!撤退だ!!」

 

「だが、ジャンヌとへラクロスは間に合わないぞ!」

 

「・・・やれ!ぐあぁ!?!」

 

曹操の片目が炎によって焼かれた。

 

「・・・曹操!すぐに転移する!!」

 

その言葉と共に曹操達は姿を消した。

 

塵すら残らず燃やされていったジャンヌとへラクロス以外は・・・

 

そして、火柱が止むと佐久良は姿を現した。

 

「ちっ、少し逃げられたか。まぁ、二人仕留めたからいいかしらね」

 

「佐久良~!!」

 

「あら、九重ちゃん?」

 

「母上は大丈夫なのか!!」

 

「あぁ、それなら・・・」

 

佐久良が刀を鞘に納めると炎の壁が消え、元の姿に戻った八坂が見えた。

 

「あの子達が居なくなったから元に戻っているわ」

 

その言葉を聞き終える前に九重は八坂の方に走って行った。

 

「あらあら、まだ親離れ出来ていないみたいね」

 

「それは、しょうがないぜぃ佐久良」

 

その声に佐久良が振り返ると、一人の男が立っていた。

 

「あら、悟空じゃない。元気そうね」

 

「おう!まだまだ若いのには負け取れんからな。まぁ、今回は九尾の奴と会談をしようと思っておって、助かったぜぃ」

 

「そう、私はそろそろ行くわ。彼奴に後で会いに行くと伝えといて頂戴」

 

「わかったぜぃ」

 

その返事を聞いて佐久良は帰って行った。




英雄派の二人が今回は脱落しました。

次回も楽しみにしていてくださいね。
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