ハイスクールD×D 幻想で生きる者 《凍結》 作:寂しい幻想の刀鍛冶
「フッ、ハッ、」
ふ~ん、原作同様に努力を怠っていないようね。
すると、その悪魔が私の方を向いて・・・
「おい、そこに隠れている奴出て来い!」
あら、ばれちゃったみたいね。
「あらあら、姿を消していたのによく私が居るって分かったわね」
そう言いながら、
「なっ、貴方は・・・」
「こうして話すのは初めましてかしら、サイラオーグ・バアル君」
そう、この子がサイラオーグ・バアル。
才能が無いのを努力でカバーして今にいる若手悪魔である。
「貴方は確か・・・」
「夏目佐久良。幻想郷で賢者をしている者ですわ」
「そんなお偉いさんが俺に何の用だ」
「・・・貴方の母親の事が聞きたくてね」
「なっ!?」
「貴方の母親、病気なのでしょう?」
「そ、そうだが・・・」
「私達なら直せるかもしれないわ」
「そ、それは本当か!!」
「えぇ、そのために母親と合わせて欲しいのよ・・・」
「わかった。ついて来てくれ・・・」
そうして私はサイラオーグ君の案内で母親が寝ている部屋へと着いた。
「この人が貴方の母親なのね?」
「あぁ。・・・ひとつ教えてくれ」
「何かしら?」
「何故俺の母親を助けてくれるんだ?」
そうよね。そこは疑問に思っても当然なものよね。
「ふふ、リアスちゃん達と仲がいいのと、悪魔の中では常識を持っているからかしらね」
「・・・そうなのか。それで、直せれそうか?」
そう聞かれて、私は少し考えた。
特に病状が悪化した様子も無ければ呪詛の類もなさそうだし・・・
「・・・これなら私の知り合いが何とかできるかもしれないわね」
「ほ、本当か!!」
「えぇ、ちょっと待ってね」
そう言うと私は小さく紋を描いて・・・
「詠唱破棄、・・・縛道の七十七「
そう言えばこれを使うのも久しぶりな様な気がするわ。
そう思っていると向こうから・・・
『丁度いい時にきましたね、佐久良さん』
「あら、それじゃあ・・・」
『えぇ、頼まれていた物は出来ましたよ。なのでそちらに行く為のスキマを作ってください』
「分かったわ」
すぐに私は紋を消し、アーシアちゃんの所と此処と繋がるスキマを開いた。
「・・・よっと!」
「私の頼み事をきいてくれてありがとうね、アーシアちゃん」
「構いませんよ。私は貴方に助けられたんですから・・・」
「そう、そうじゃあお願いね」
「分かりました」
そう言うとアーシアちゃんは懐から薬が入った注射器を取り出した。
「お、おい・・・それは一体・・・」
まあ、心配になるわよね。
「心配しないの、あの子の腕は確かだから」
「そ、そうか・・・・・・」
そうして、アーシアちゃんは薬を注射した。
「はい、これで暫くすれば起きる筈ですよ」
「ありがとう!本当にありがとう!!」
「それじゃあ、戻りましょうかアーシアちゃん」
「そうですね、佐久良さん」
そうして私達二人はその場を後にした。
次回はリアス達の特訓の様子の予定です。
これからも良ければよろしくお願いします。