「モグラ型の宇宙人が洗濯機に乗って侵略してくる映画ってなんだっけ」
「ないのよそんなのは」
「……エイリアンVSプレデ○ー?」
「だとするならモグラ宇宙人どっちなの」
「エイリアン!」
「巻き込まれるプレデ○ーサイドでも考えてみてよ」
「かわいいね!」
「見た目ファンシーだけどそんな訳分からんところに連れてかれたくない」
「で、結局タイトルなんだっけ」
「だから無いんだって。あったとしても、なんだっけ?でパッと出るほどのメジャー作品じゃないのよ」
「カナちゃんは頭が固いなー」
「ヒメがゆるすぎるだけだと思う」
「お胸も固い」
「おっ、喧嘩か?」
「花の女子高生が、こんなとこで喋ってるだけなのよくないと思う」
「他人の家押しかけてきておいて『こんな』って言った、今?」
「だって全然遊んでくれないし」
「大体厄介ごとに巻き込まれるから」
「そんな!遊園地行ったりスタバいったり図書館デートするだけじゃん!」
「遊園地はなぜか黒ずくめのスーツ男たちの怪しい薬引渡しを取り押さえたし、スタバは最終的に全校生徒を巻き込んだ腕相撲大会になったし、最後なんて結局たどり着く前に銀行強盗に巻き込まれてたよね?」
「いっつもそうじゃないじゃん!」
「確かにそうだけど、外出てた方が危険だから」
「けちー」
「誰だって危ない目にあいたくないんだって。
自分も友達も」
「カナちゃん……!」
「だから、今度からはもうちょっと考えて行動しようね、わかった?」
「あれ、油断してたけど説教タイム?」
「というか、雑に消費するのやめてよね」
「え、急になんのお話?」
「三題噺のテーマなんだからもっとストーリーに絡ませるとかさ?」
「冒頭のお話まだ続いてたんだ?」
「君が始めた物語だろ」
「まぁ、確かにそうと言えなくもなくもなくもやくもないんですケド」
「心霊探偵かムラサキな妖怪かで意見分かれそうなの混じってたね」
「最近だとイラスト動かし屋さんもだね!」
「それだと意味変わっちゃうよ、VTuberね?」
「あいあいさー」
「で、雑に消費する話___」
「カナちゃん、それきっと私たちで触れちゃいけないよ〜?」
「画面の向こうの皆も薄々思ってるよ」
「カナちゃん!!」
「また、以上の文章は全て適当である!ってね」
「そういえばさ」
「ん〜?」
「結局映画のタイトルさ」
「カナちゃん結構ロングランナーだね」
「ひとつの話題を続けることをロングランナーと称することは果たして正しいのか今までの人生で1度として聞いたことがないから正誤は分からなくて指摘できないんだけどそんなことは置いておいてさ」
「会話形式で長文はダレるよ?」
「え」
「珍し、いっつもなんやかんや反論してくるのに」
「ヒメが真理をついた鋭い発言ができるなんて!」
「おっ、喧嘩か?」
「いっつもアホみたいな頭だから油断してたよ」
「喧嘩だなー!!!」
「ううっ、ぐすっ」
「格闘ゲーム負けたからってそんなに泣かなくてもいいじゃん」
「いや、花の女子高生がこんな狭い部屋で2人きりで格闘ゲームしてる現実が悲しくて」
「でも楽しいでしょ?」
「……まぁ。カナちゃんのおかげで結構腕もあがったし〜」
「じゃあそろそろアレなんとかしよ」
「えーーーーーー」
「いや、あれもキミが持ち込んできたやつじょん」
「だぁって花の女子高生がさ〜」
「めっちゃそのワード言うじゃん」
「カナちゃんも気にしてよね〜」
「そんなことより、モグラ型の宇宙人だよ」
「うーん、今はそっかー」
「洗濯機型のポッド?は結構装甲厚いから空中で撹拌しちゃおう」
「さっきの格ゲーみたいに?」
「YES」
「うにゃ〜、国防の人に電話しといて〜」
「あいあい、行ってら」
「あ、そだ。カナちゃん」
「どしたの」
「こういう時間はJKとしては落第だけど、カナちゃんとなら楽しいよ、いつもありがと」
「……こっちこそ」
「照れてんだー」
「うるさい、さっさと行け」
「はーい、いってきまーす」
これはいつも何かに巻き込まれてるのに、いつもなんとかしちゃうJKと、その友達で優秀だけどサポートしか出来ないJKの話。