ドラゴンクエストIX 地上で輝く星空に   作:サムハル

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仲間も揃ったし、ここら辺でオリジナルいれるかくらいの気持ちで作ったやつです


番外編 ニードの小さな冒険譚

 

セントシュタイン城下町

 

 

ニード「....ついに来ちまった。ウォルロ村とは全然違うんだな」

 

 

ニードはセントシュタインの入口で少し周りをキョロキョロとしていた

 

 

ニード「いきなり宿屋に向かうか?いや、一度観光とかもしてみたいしな」

 

 

ニードは少しぶつぶつと呟いていると

 

 

ナイン「あれ?ニード!!」

 

 

後ろからベクセリアから戻ってきたナイン達がやってきた

 

 

ニード「ん?おお、ナインじゃねえか!!なんか久しぶりだな!」

 

 

 

ナイン「そんなに時間たったかな?あと、どうしてニードがここに?」

 

 

 

ニード「それは.....その.....リッカはどうしてるかなと思ってよ。べ、別に心配したわけじゃねーけど、あいつ全然こっちに連絡よこさねえからわざわざ俺様がきたってわけだ!」

 

 

ニードが少し顔を赤らめながら早口で言い切った

 

 

ナイン「ふふふふ、そっか。リッカちゃんは元気にやってるよ。僕達もちょうど宿屋に向かおうとしてたからよかった。今から行こうよ」

 

 

 

ニード「おう、じゃあ案内よろしくな」

 

 

宿屋前

 

 

ニードはリッカちゃん達のいる宿屋の前で立ちすくんでいる

 

 

ニード「で、でけえ....。おい、リッカのやつこんな所で働いてんのか!?大丈夫なのか!?」

 

 

 

ナイン「大きいよねー、リッカちゃんのお父さんのおかげみたいだよ。中には酒場とか銀行もあって冒険者達がたくさんいるんだよ」

 

 

 

ニード「あいつ、こんな凄い所で働いてたのか」

 

 

ニードが少しおそるおそる中に入っていく。その様子に少し微笑ましいなと思ってしまう

 

 

僕はリッカちゃんがいる所までニードをつれてきた

 

 

ナイン「リッカちゃん、ただいま。今帰ったよ」

 

 

 

リッカ「あ、ナイン。おかえなさい.....ニ、ニード!?どうしたの!?」

 

 

 

ニード「よ、よう、リッカ。ちゃんとお前が都会でもやれてんのかこわかったから俺様が様子見に来てやったぜ」

 

 

 

リッカ「ええ、わざわざ来てくれたんだ。嬉しい、ありがとうニード!」

 

 

 

ニード「お、おう....」

 

 

 

ルイーダ「あら、久しぶりの顔ね。リッカ、よかったらお話したら?」

 

 

その様子を見たルイーダさんがリッカちゃんに話しかけて、空いている席を指さした

 

 

リッカ「でも、まだお仕事中ですし」

 

 

 

ルイーダ「ちょっとくらい大丈夫よ。私も出来るから。それにこうやってわざわざウォルロ村から来てくれたんだし、積もる話もあるでしょ?いろいろお話してきな」

 

 

 

リッカ「.....わかりました。ありがとうございます、ルイーダさん。ナイン、ニード、ちょっとお話しよ」

 

 

カウンターからリッカちゃんが出てきてくれた

 

 

大きなテーブルに飲み物を用意して並んだ

 

 

ニード「そういや、そこの人達はナインの仲間なのか?」

 

 

 

リッカ「うん、そうみたい。ナインとよく一緒に利用してくれるの」

 

 

 

ナイン「ちょうどいいから二人に改めて紹介するね。皆僕の頼れる仲間達だよ。まずはここの兵士さんで、戦士のソール」

 

 

 

ソール「はじめまして。ソールといいます。セントシュタインの兵士でもあって、ナインさんと一緒に冒険してます。よろしくお願いします」

 

 

 

ナイン「ソールは剣が得意でね、炎をまとった剣技がかっこいいんだ」

 

 

 

ソール「ナインさん、ちょっと恥ずかしいです....」

 

 

ソールは少し照れた様子で僕に苦笑いしている

 

 

ナイン「えー、少ししか言えてないのに。じゃあ次ね、次はロード。盗賊で、冒険者も長くやってる先輩なんだ」

 

 

 

ロード「ロードだ。よろしく」

 

 

 

ナイン「ロードは素早く一気に敵を倒していくのがかっこいいんだー、それに強いんだよ。知識もあって頼りになるんだ」

 

 

 

ロード「.....お前、やめろ」

 

 

 

ナイン「次がエイリーク。町食堂やってて、料理に詳しいんだよ。僧侶さんで回復も戦闘もできる凄い子だよ」

 

 

 

エイリーク「エイリークです!ついこの前仲間になったばかりだけど、ナインが言うほど私凄くないからね!よろしく!」

 

 

 

ナイン「エイリークは魔法や素手でいろんな敵と戦えるから凄いのに。回復でサポートもできるから助かってるよ」

 

 

 

エイリーク「もう!恥ずかしい、ナイン!」

 

 

 

ニード「なんか、仲良いんだな」

 

 

 

リッカ「そうだね。なんだかとっても楽しそう。もちろん、ナインもね」

 

 

 

ナイン「うん、楽しいよ。大変な事も多いけどね」

 

 

 

ニード「ナイン、冒険ってやっぱりいいもの、なのか?」

 

 

 

ナイン「んー、どうなんだろう。僕は皆のおかげで楽しいけど。どうなの?ロード」

 

 

 

ロード「なんで俺だよ」

 

 

 

ナイン「だって僕達より冒険者歴長いから」

 

 

 

ロード「はぁ.....ま、冒険っていっても何やるかによると思うぜ。こいつみたいに人助けばっかりやるのは珍しいが、宝探しに行ったり未知のダンジョンとかに行ったりするのが普通か。危険はもちろん伴うが得られる満足感や達成感も格別だな。お前は冒険で何がしたいんだ?」

 

 

 

ニード「......何がしたい、か」

 

 

 

ナイン「やりたい事、あれから見つかった?」

 

 

 

ニード「......まだ。実は、今日も親父にグチグチ言われて飛び出してきたんだ」

 

 

 

リッカ「え!?そうなの!?」

 

 

 

ニード「うぐ.....わ、悪いかよ!それに、リッカが心配だったのは嘘じゃねえからな!いつか行かなきゃとは思ってたからちょうどよかったんだ」

 

 

 

ナイン「仕方ないよね。でも、ニードは冒険が好きだもんね」

 

 

 

ニード「まあな、知らない世界に憧れってのもあるからよ」

 

 

 

ルイーダ「坊や、なんかいい事聞こえちゃった」

 

 

話していると、ニードの後ろからルイーダさんが話しかけてきた

 

 

ニード「おわ!な、なんだよ」

 

 

 

ルイーダ「冒険、憧れてんだ?」

 

 

 

ニード「ま、まあな」

 

 

 

ルイーダ「じゃあ、ちょっと冒険、やってみる?こことか」

 

 

ルイーダさんはとある紙をテーブルに置いた

 

 

ニード「なんだこれ」

 

 

ニードが紙を読み上げた

 

 

ニード「ブールシーで干ばつ被害急増。誰か調査求む、だって?」

 

 

 

リッカ「ブールシー?」

 

 

 

ソール「あ、聞いた事ありますね。ここから近い所でしたっけ」

 

 

 

ロード「海の街じゃねえか。あんな所でどうして干ばつが?」

 

 

 

ルイーダ「お、流石に君は知ってたみたいね。まあわからない人達に説明すると、ブールシーっていう街がここから南東にあるの。そこは別名海の街。綺麗な海が人気の観光スポットなの。セントシュタインでもそこから海産物をたくさん輸入してるわ。

 

 

ただ、最近海が干上がって漁業に被害が出てるらしいの。おかげで綺麗な海も見れなくなってるし、観光客も減って大変みたい」

 

 

 

エイリーク「そうなんだ。それは大変そう」

 

 

 

ナイン「それをニードに?」

 

 

 

ニード「こんなん、ナイン達がやるようなもんじゃねえの?」

 

 

 

ルイーダ「もちろんナイン達にお願いするつもりだったけど、坊やも冒険に興味あるんでしょ?それなら一緒に行ってみたら?」

 

 

 

リッカ「あ、危なくないですか?」

 

 

 

ルイーダ「あら、心配?」

 

 

 

リッカ「はい!」

 

 

 

ルイーダ「じゃあリッカ、あなたもついて行ったら?」

 

 

 

リッカ「え?」

 

 

 

全員「ええええ!?」

 

 

 

ナイン「ニードだけでなく、リッカちゃんも!?」

 

 

 

ソール「流石に危険ですよ!」

 

 

 

ロード「いや、別に危険がそこまであるわけじゃない。ブールシー自体は観光地なだけあって整備もしっかりされてるから魔物の心配はほぼない。街の中は広いし安全だからな。もちろん、その干ばつの原因次第ではわからないが、調査に加わらないのならいいんじゃねえか?」

 

 

 

ルイーダ「そういう事。リッカ、あなたここに来てからずっと働いてばかりじゃない。おやすみもセントシュタインにいるだけでしょ?どうせならナイン達と一緒にどこか違う場所に行って羽をのばしてきなさい」

 

 

 

リッカ「......ナイン、どうしよう」

 

 

 

ナイン「皆でわいわいできて楽しそう。皆で行こうよ」

 

 

 

ロード「お前はまた気楽に考えて」

 

 

 

ソール「まあ、ナインさんがいいならいいですけど」

 

 

 

エイリーク「私も楽しみ!海の街ってどんな所かな、綺麗なのかなー」

 

 

 

ニード「.....な、なんか行く流れになってるし。ま、まあ.....いいか。少しだけな!」

 

 

 

ルイーダ「話は決まりね。それじゃあその依頼、ナイン達にお願いするわ。よろしくね」

 

 

ルイーダさんはそのまま手を振って戻っていった

 

 

リッカ「もう、ルイーダさんったら。わざわざごめんね、ナイン。ソールさん達も」

 

 

 

エイリーク「大丈夫大丈夫!旅行みたいな気分でいこ!」

 

 

 

ロード「ま、あまり固くなってもつまらねえだろうからこいつの言う通り気楽にな。準備とかしてこいよ」

 

 

 

リッカ「はい!ナイン、少しの間よろしくね」

 

 

 

ニード「俺も、世話になるぜ」

 

 

 

ナイン「うん!リッカちゃんもニードも一緒なんて嬉しいよ!」

 

 

その夜、リッカの宿屋

 

 

ナイン達の部屋

 

 

僕はソール達にリッカちゃんとニードの事を話していた

 

 

ソール「へー、ウォルロ村ですか。名前しか聞いた事なかったですが、リッカさんやニードさんとはそこで出会ったんですね」

 

 

 

ロード「お前は本当にどこに行っても人助けばっかりだな」

 

 

 

エイリーク「ニードってやっぱりリッカの事好きなんだ!見てて微笑ましかったなー」

 

 

 

サンディ「アタシ的にはそれよりも海の街の方がテンションアガるんですケド!バカンスって事でしょ!楽しみー!」

 

 

 

エイリーク「バカンス!!確かに!私も楽しみだわ!」

 

 

 

ロード「遊びに行くんじゃねえんだからな」

 

 

 

ソール「あ.....そ、そうですよね」

 

 

 

ロード「お前まで.....」

 

 

 

ナイン「ロード、街についたら泳ぎ方教えて。僕海で泳いでみたい」

 

 

 

ロード「だーかーらー!!遊びに行くんじゃねえっつの!!浮かれ野郎共が!!」

 

 

 

 





ニード「......なんか、前に来た時はこんなド派手じゃなかったよな」


リッカ「う、うん....。なんでこんな可愛い感じになったんだろう」


ナイン「二人ともいらっしゃい」


リッカ「ねえ、ナイン。なんかここ、凄いね?リボンとか宝石?みたいなのもあるし」


ニード「お前の趣味か?流石にこれはないだろ」


ナイン「僕じゃないよ!なんか、前のはつまらないからっていろいろ飾られちゃったんだよね。気にしないで」


ニード「気にはなるだろ」


リッカ「まあ、私は素敵だなとは思うよ。ちょっと派手だけど」


ナイン「あははは....。それにしても、海の街かー。どんな所だろうね」


リッカ「海って見た事ないの。広くて大きくてってのは本で見たけど」


ニード「確かしょっぱいんだろ?川や滝の水とは違うんだってな」


ナイン「じゃあ余計に楽しみだね。リッカちゃんもニードも初めての経験になるよ」


リッカ「そうね。うん!楽しみ!それに、ナイン達もいるから心強いし、ニードもいてくれるから嬉しい」


ニード「な....!?お、俺は.....ガキじゃねえからそこまででもねえけど?まあ、仕方なくな!冒険がしたいんだ、俺は!」


ナイン「もっと素直になりなって、ニード」


ニード「うるっせえ、ナイン!余計な事言ってるとまたゲンコツすんぞ!」

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