ドラゴンクエストIX 地上で輝く星空に   作:サムハル

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50.花と食の街サンマロウ

 

ビタリ地方

 

 

僕達はビタリ山に向かう時に東に曲がった場所を、アサ君の教え通りに西に曲がった

 

 

サンディ「そーいえばさ、ナインやソールにロードは大丈夫なワケ?なんか怪我とかまたあの姿になったりとかイロイロあったケド」

 

 

 

ロード「怪我はもう治ったぜ。回復魔法で塞げば後は魔法で高められた治癒力で治るからな」

 

 

 

ソール「俺も大丈夫ですよ、心配ありがとうございます」

 

 

 

ナイン「僕も特にないかな。また記憶ないけど」

 

 

 

エイリーク「そうそう、あの姿やっぱりナインじゃないみたいだった!声もナインより低かったし、なんとなーく大人っぽかったかも?ナインが大きくなった感じ!」

 

 

 

ロード「じゃあナインじゃねえか」

 

 

 

エイリーク「んー、そうだけどそうじゃないの!わかって!」

 

 

 

ソール「でも、あの姿のナインさんはお強いですよね。雷操ってますし」

 

 

 

ナイン「そうなんだ。もっと雷の技使えるようになっておこうかな」

 

 

 

サンディ「でも、あの時の技....ジゴなんとかーってやつ。アタシは少し怖かったんですケド。黒い雷なんて.....ちょっと不気味だったわよ」

 

 

サンディの発言にちょっとびっくりする。僕が、黒い雷を?

 

 

ナイン「え、サンディそれ本当?」

 

 

 

サンディ「そーよ。ね、エイリーク」

 

 

 

エイリーク「うん!私は強そうだなって思ったけど」

 

 

 

ナイン「(黒い雷を......。じゃあ、あの時天使界を襲った雷の原因はやっぱり......僕なのかな)」

 

 

嫌な考えに顔を暗くしてしまう

 

 

サンディ「......一応ナインのために言っときますケド。アレはあんたのせいじゃないからね。アレは間違いなく地上から出た雷よ、チョーびっくりしたんだから。あんたは関係ないからね」

 

 

サンディに考えを読まれてびっくりしてサンディに顔を向ける

 

 

ナイン「よ、よくわかったね。考えてること」

 

 

 

サンディ「当たり前でしょ。あんたがそのクラそーな顔してる時なんて、大抵天使の事考えてるんだろうなってわかったから」

 

 

 

ソール「そうなんですか?ナインさん、大丈夫ですか?」

 

 

 

ナイン「う、うん。サンディが訂正してくれたから大丈夫。つい、嫌な考えをね」

 

 

 

エイリーク「まあ、嫌な想像とかしちゃうよね。よし、そんな時こそ明るくいきましょ!ほら、お花の匂いがしてきたわ。きっとアサ君が目印って言ってた花畑が近づいてきたのよ。サンマロウ、どんな街なのかしら!」

 

 

 

ロード「大きいぜ。まずは情報集めに酒場に行ってみるか、セントシュタインほど大きい酒場じゃねえが、観光地なだけあって人は多いぜ」

 

 

 

サンディ「ほら、ナイン。さっさと気分切り替えてさ、サンマロウに向かうわよ!」

 

 

 

ナイン「うん!」

 

 

 

サンマロウ

 

 

大きな花畑の近くにある大きな街。大きな店から小さな店までありとあらゆる物が揃う貿易都市。世界各地から様々な人が訪れて売り買いをしている。サンマロウの中でも一際大きな建物には有名なお嬢様がいる

 

 

 

ナイン「わー、大きな街だね!」

 

 

入口にやってきて早々お店の宣伝や声などがあちこちから聞こえてくる

 

 

ソール「賑わってますねー、ここがサンマロウ」

 

 

 

エイリーク「いろんな匂いがするけど、あっちから食べ物の匂い!」

 

 

 

サンディ「ショッピング楽しみ放題ね!」

 

 

 

ロード「ひとまず酒場で情報集めだ。ショッピングはその後な」

 

 

ロードの案内で酒場へと向かう。そこにもたくさんの冒険者や旅人がいそうだな

 

 

酒場

 

 

案の定酒場には大勢の人がおり、ガヤガヤと昼間から大賑わいを見せていた。人混みを分けながらなんとか進んでいくと

 

 

ロード「お?あいつらは。ちょうどいいのがいた、あいつらに話聞こうぜ」

 

 

ロードはとある1組の冒険者達に向かっていく

 

 

ロード「よう、お前ら。久しぶりだな」

 

 

 

男冒険者A「げ、ロード」

 

 

 

女冒険者「な、なによ。いきなり」

 

 

ロードがニヤニヤしながらその人達に話しかけると大柄な男の人と杖を持った女の人が嫌そうな顔をした。それを制すように眼鏡の小柄な男の人が話しかける

 

 

男冒険者B「久しぶりです、ロードさん。仲間がすいません。どうされました?」

 

 

 

ロード「いや、ちょうどこの街に来たらお前らがいたからな。情報なんか持ってねえかなーってよ」

 

 

 

ソール「ロードさん、この方達は?」

 

 

 

ロード「ああ、悪ぃな。昔ちょーっとした依頼を頼まれたパーティなんだ。ここら辺を中心に冒険してるやつらだから、変化に詳しいと思ってな」

 

 

なんとなくロードの顔や言動に含みを感じるな

 

 

レイ「今ロードさんと組まれてる方達ですかね。はじめまして、私は紫電のリーダー、レイといいます。職業はぶとうかです」

 

 

レイさんは優しく笑って僕達に手を差し出した

 

 

ナイン「あ、えっと、ナインです。よろしくお願いします、職業は戦士です」

 

 

 

ヒメ「私はヒメよ。職業は魔法使い、よろしく」

 

 

 

ジグ「俺はジグ。職業は戦士だ、ロード以外は優しそうなやつらだな。よろしく頼む」

 

 

 

ロード「おーおー、どういう意味だ?また立場ってやつをわからせてやろうか?」

 

 

ロードが怖い顔で指を鳴らしながらジグさんに向かっていく。それに思わずジグさんとヒメさんの顔が青ざめた

 

 

ジグ「い、いやいや!もう勘弁してくれって!充分だから!悪かった!」

 

 

 

ヒメ「そ、そーよ!その怖い顔やめてちょうだい!」

 

 

 

エイリーク「ロード何したのよ、この人達に」

 

 

 

ロード「あー?別に大した事してねえよ、こいつらが勝手に怯えてるだけだろ」

 

 

 

ジグ「そんな訳ねえだろ!!大体あれはお前が不当な取引を持ちかけなければ」

 

 

 

レイ「落ち着きなさい、ジグ。ヒメも過剰に怖がりすぎないで。もう過ぎた事ですし、ロードさんがいなければ助からなかったのも事実。冒険者同士協力すべきです。その方がいざという時のためになります」

 

 

ジグさんが声を荒らげようとしたのをさっとレイさんが咎めた。冷静だなー、かっこいい

 

 

ジグ「ぐ....悪い、リーダー」

 

 

 

レイ「ナインさんでしたね。仲間が失礼しました。他の方達は」

 

 

 

ソール「えっと、俺はソールと言います。職業は僧侶です、よろしくお願いします」

 

 

 

エイリーク「私はエイリーク!職業は戦士で、料理人でもあるの。よろしくね!」

 

 

 

レイ「ソールさんにエイリークさんですね。よろしくお願いします。料理人ですか。やはり私達にもそういう人材が必要ですかね」

 

 

 

ロード「エイリークの飯は美味いぜ。まあそれはいい。で、なんか情報あるか?」

 

 

ロードは指でお金を弾いて渡した

 

 

レイ「おや、わざわざありがとうございます。そうですね......。ここら辺では他の地方ほど大きな災害や魔物被害はないみたいですが、先日カラコタ橋で謎の攻撃やビタリ山で突如巨大な桜が咲いたなどの情報がありますね」

 

 

その情報に思わずソールとエイリークと一緒に苦笑いを浮かべる

 

 

ロード「それは俺達も知ってる。この街についてはどうだ?」

 

 

 

ヒメ「お店の方も特に大きな変化はないけど、やっぱりあのお嬢様の事かしらね」

 

 

 

ジグ「ああ、そうだな。3ヶ月くらい前に、お嬢様が急に人が変わったように友達を作るようになったらしくてな。旅人や冒険者、商人や貴族と人を選ばずどんどん友達になって、いろんな人が欲しいものとかを貰ったりしてるらしい」

 

 

 

レイ「その変化も、なにやらとある商人が黄金の果実?という物をお嬢様に出したのが始まりのようですね」

 

 

 

全員「!?」

 

 

黄金の果実というワードに全員で表情を固くする

 

 

ロード「へっ、そうか。お嬢様はまだ船持ってるか?それとも誰かにやってたか?」

 

 

 

ヒメ「まだ持ってるみたいよ。流石にあの大きな船は中々貰い手がいないみたい。メンテナンスとかも大変そうだしね」

 

 

 

ロード「了解。知りたい事知れたし充分だ、サンキュー」

 

 

 

レイ「わかりました。それではまたどこかで会ったらよろしくお願いします」

 

 

 

ジグ「ナイン達もな」

 

 

 

ヒメ「またね〜」

 

 

 

ナイン「うん、またねー」

 

 

広場

 

 

噴水のある広場で少し計画をたてていた

 

 

ロード「ま、俺の睨み通りだな。女神の果実はやっぱり来てたみたいだ。化け物になってないのは意外だが、口にしたお嬢様は無事なんだな」

 

 

 

ソール「これまではことごとく化け物になってますからね。何が基準なんだろう」

 

 

 

エイリーク「でも、人が変わったみたいにって言ってたし、やっぱり変なのかも。会ってみるしかないね」

 

 

 

サンディ「ねえねえ、ショッピングは?」

 

 

 

ロード「サンディ、少し待ってな。お嬢様が先だ。女神の果実絡みなのはお前だってとっとと片しておきたいだろ」

 

 

 

サンディ「それはそうですケド.....じゃあとっとと終わらせて早くショッピングするんだからね!」

 

 

 

ナイン「ふふふ、うん。えっと、お嬢様と友達になればいいのかな」

 

 

 

ソール「そうですね。お近付きの印みたいなのを持っていきましょう」

 

 

 

 




エイリーク「紫電、って言ったっけ。あの冒険者さん達。チーム名があるのね」


ソール「そうですね。冒険者達はチームを組むとチーム名を決めて他の冒険者達と区別してるみたいですよ」


エイリーク「私達のはなんかないのかな?ナインが考えてるのかな」


ソール「多分ナインさんは知らないのかと。まあなくても困らないですけどね」


エイリーク「なくてもいいんだ!でも、私としてはあった方がいいと思うんだけど」


ソール「いいチーム名でしたよね、レイさん達の所。俺達で考えてみます?チーム名」


エイリーク「そうしよ!うーん.....ハッピーとかは?」


ソール「可愛らしいですね。俺は構いませんが、ロードさんが何か言ってきそうですね。俺は.....うーん.....お助け団みたいなのしか思い浮かばない」


エイリーク「えー、流石にそれは嫌だなー」


ソール「俺もです。ネーミングセンスが問われますね。俺には難しいかも」


エイリーク「今度ナインやロードにも聞いてみよ」


ソール「そうですね」

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