目指せ!最高のハッピーエンド!   作:Raitoning storm

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みんな、落ち着いて聞いてくれ。俺は前世でガッチャードの最終回を見たあとに家を出たら法定速度を大きく上回ったトラックに引かれて死んでしまった。そして目を覚ましたら…


本編開始前
転生したんですけど


「お兄ちゃん、絵本読んで。」

 

「いいよー」

 

九藤りんねの兄になっていた。

どうしよ。この絵本暁の錬金術師のやつだし!え?あの回想シーンがお父さんじゃなくて俺が読み聞かせてることになるの?それでいいのか東映!?暖かな親子愛を描写したシーンにしなくていいのか!?

 

「お、絵本の読み聞かせか。偉いなー。」

 

「僕がやりたくてやってることだし。りんねはこのお話好きだから」

 

「うん!このお話大好き!」

 

父さんも来た!うーん、まあ家族3人で絵本を囲んでいる描写ならいいかもしれない…うん。これはこれで微笑ましい光景だしな。そう思うことにしよう。

 

「暁の錬金術師か…」

 

「らいと、錬金術に興味あるのか?」

 

あ、僕の名前電車の戦隊のレッドみたいな名前なんです。あ、半分こ怪人の片方みたいでもあるか。最初はびっくりしたなー。前世も同じ名前だったから馴染みのある名前で楽ではあるけど。

 

「うん。興味ある。」

 

「そうか。りんねはどうだ?錬金術、興味あるか?」

 

「うん!お父さんみたいなすごい錬金術師になりたい!」

 

錬金術出来るようにならないとこの世界中々シビアだしね。襟草市は民度終わってるし。民間人が普通にナイフ持ち歩く世界だからな。風都とかと同じカテゴリーだと思う。

 

「そうだね。僕もお父さんを目標に頑張ってみようかな。」

 

「ほんと!?じゃあどっちが先にお父さんに追いつくか勝負だね!」

 

「よし!お父さんも二人に負けないように頑張るぞー!」

 

まあとりあえず錬金術を極める方向でいいんじゃないか?そうすれば本編が始まっても足手纏いにはならないだろうし…りんねとの年齢差を考えてもギリギリ錬金アカデミーに…えっと本編開始が宝太郎が17歳のときで、30話あたりで進級して高三になるから…だいたい10年後くらいか?うん、時間は充分にある。それまで本編の準備をしておくか…

 

絶対にデイブレイクルートは回避したいしな…

 

 

 

 

あれから数年が経った。とりあえず今の状況を整理したいので色々調べた。まず冥黒王についでだけど、本編と同じくあの(僕が)よくわかってない世界に封印されているらしい。あの蛇が自分の尻尾を飲み込んでるやつ。くそー。倒されてくれたら楽だったんだが。でもここで文句を言ってもしょうがない、先のことを考えなければ。あとケミーは連合がまだ保管しているらしい。でも年代的にこの頃くらいから宝太郎がホッパー1とかと会っててもおかしくないんだよな…そもそもなんで会ってたかわかってないから気にしても仕方ない気もするが。

ちなみにまだ一ノ瀬家には接触してない。お父さんがどんな人がわかってないし、俺が関わることで変な影響が与えられないとも言い切れないから。でも調べた感じキッチンいちのせはちゃんと存在してるし、俺が転生したことで悪影響を与えてる感じはなさそうで安心。

それからスパナの両親のことだけど、俺が転生する前にもう事件は起こってしまったらしい…気に病んでも仕方ないが救えなかったのは悔しい。だからもうそんなことが起こらないようにしっかり準備をすることにした。断罪ではないけど俺なりの目標だ。

あとあれから錬金術も練習した。映像を見てた感じよりよっぽど難しかった。こう、操ってるものがどんな感じに変わるかを想像しなきゃいけないんだけどそれが思ってる以上に難しい。でも努力の甲斐あって手頃な机くらいは錬成できるようになった。

 

〈万物はこれなる一つ者の改造として生まれゆく〉

「はっ!」

 

指にはめた指輪が光ると周りの鉄パイプから机が錬成された。

しかしすぐに崩れてしまう。

 

「うーん。そう簡単にはいかないか…頭を柔らかくしないと」

(まあでも宝太郎だって習得まで時間かかってたし、焦ることはない…か)

 

こんな感じ。始めて数ヶ月しかたっていないので許してほしい。

 

 

 

そして出会ってしまった。やつに…

 

 

「あっ」

 

「…ほう?」

 

 

そう、黄金おじさんである(グリオンとも言う)まだ関わりたくねー!できることなら今この場でぶっ飛ばしたいがまだ足りない…経験値が圧倒的に足りない…

 

「君は…」

 

「すみませんこの後予定がありましてほら行くぞりんね」

 

「う、うん!」

 

三十六計逃げるが勝ちってね。でもこれは逃げたわけじゃない。そう、言うなれば戦略的撤退ってやつさ。

 

 

(今の少年…わたしのことを警戒していた。もしやわたしの計画に気づいている…?まさかな。それにもし気づいていたとしても、少年一人では何もできまい…黄金卿を得るのはこの私だ…!)

 

 

(くそ!あいつの顔見たらむかついて来た!数年ぶりにあいつに対する怒りが湧いて来たぜ!あいつのことだ。まだガキだから俺のこと舐め腐ってんだろ!?あとで痛い目見るのはお前の方だからな!お前の思い通りになんて一つもならないんだからな!お前なんてただの金メッキだからな!ぜってぇゆるさねぇ!)

 

 

 

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