国鉄の鉄道公安隊特捜班に所属する南 達仁公安主任は特捜班の中でも熱血公安官である。
「ほう、リメンバー九州か。」
「ええ、最近は鹿児島、佐賀、長崎、熊本、大分を旅行する客が多くなってきたそうですよ。」
と、岩泉は言った。
「へぇー、結構人気なんだな。」
「やはり、九州へ行くには列車に限るよ。」
「そうだよな。」
「うん。」
そこへ、特捜班に歩夢がやって来た。
「南さん、こんにちは。」
「おお、歩夢ちゃんか今日は何か用かい。」
「ええ、実は私は夏休みにね留学生の送別旅行へ行くことになったの。」
「えっ、送別旅行。」
「うん、私のクラスにナンシーちゃんっていう女の子が夏休みが終わった後に外国へ帰国するんだって、それでお別れ旅行することにしたのよ。」
「ほう、という事はこの女の子は虹ヶ咲学園を去るって事か。」
「うん。」
「で、何処へ旅行するか決まったのか。」
「ええ、確か、九州の鹿児島の方なの。」
「鹿児島か。」
「はい。」
そして、歩夢は侑に電話していた。
「そうか、じゃあ東京駅で待っているからね。」
「わかったよ、歩夢。」
「じゃあ、駅で。」
と、電話を切った。
「楽しみだね、九州は。」
そう言って、歩夢は荷物をバックに詰め込んだ。
そして、次の日。
歩夢と侑としずくは東京駅に来ていた。
「皆ー、待たせてごめんね。」
「あっ、ナンシーちゃんも来てたの。」
「はい、今日は素晴らしい送別旅行になりそうですね。」
「ええ。」
「でも、シオン君は。」
「もうすぐ来るわよ。」
と、侑は言った。
「ごめん、待った。」
「シオン君、大丈夫よまだ新幹線の発車には時間があるからね。」
「そうか。」
この日、歩夢と侑としずくとシオンは留学生のナンシーの送別旅行で鹿児島へ行くことになった。
「あっ、そろそろ新幹線が発車するわよ。」
「うん、じゃあ乗ろうか。」
「うん、乗ろう乗ろう。」
と、言って歩夢と侑としずくとシオンは6時56分発の新幹線「のぞみ3号」に乗って博多へ向かった。
「九州か。」
「やはり、新幹線と特急に乗って九州へ行けれるなんて夢みたいだわ。」
と、しずくは言った。
ファーン!
6時56分、歩夢と侑としずくとシオンとナンシーが乗った東海道新幹線「のぞみ3号」は定刻通りに東京駅を発車した。
「いいね、鹿児島わ。」
「ワクワクしてきたわよ。」
「いい夏休みにしよう。」
と、歩夢は言った。
こうして、歩夢と侑としずくとシオンとナンシーは夏休みに鹿児島へ行くことになった、ところがその旅行が殺人旅行になるとは予想もしなかった。
そして、歩夢たちは特急「つばめ」に乗って九州旅行が殺人事件が起きるとは予想もしなかった