エレキ
エレキ オン
マコトは夢を見ていた。
「はっ!」
「っ、英次さん!どうしてですか!」
マコトはネオクアンタに変身した英次に攻撃をされ続けた。
【フィニッシュタイム】
「これで終わりだ」
ネオクアンタはジクウドライバーを回した。
【タイムストライク!】
「や、やられる!」
マコトは心臓がバクバクと音を鳴り始めて息が苦しくなった。
「はぁーっ!」
ネオクアンタはマコトの元に向かっていたが消滅し、別のところからマコトにライダーキックを叩き込んだ。
♢♢♢
マコトはやられたところで現実に戻された。
「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
マコトは飛び起きるように目を覚まし、レナは押入れの扉を開けてマコトの様子を見た。
「大丈夫?」
「ごめん、ちょっと1番の推しに倒される夢を見たんだ…」
「鷹神英次のことだね…」
レナはこの前の戦いから英次の事をよく思っていなかった。
「あんな無害な人を襲う奴だったなんて…」
「ち、違うんだ!本当の英次さんは優しくて俺の憧れるヒーロー像そのままの人なんだ!」
マコトは必死になってレナの発言を否定した。
「ごめん…」
「いや、こっちこそ熱くなってごめん…」
「今日はもう遅いから眠ろう」
「うん…」
マコトとレナはそれぞれの寝るスペースに戻って眠りに付いた。
♢♢♢
翌日、マコトが高校に行くと校門に見慣れた景色になっていた。
「あ、天高ーっ!?」
マコトは自分の教室に行った。
(生徒のほとんども天高の制服を着ているし間違いない!)
マコトはあるポーズをやった。
「フォーゼ編キタァーッ!」
マコトがやったのはフォーゼがいつもしていた決めポーズと決め台詞だった。
「あ…」
「この間、英次さんに殴られたところ痛むな…」
すると、教室の扉が開いた。
「おっ、朝からやってるな」
「あなたは!レジェンドの一人、如月弦太郎先生!」
教室にやって来た担任の教師は弦太郎だった。
「しばらくの間 この教室の担任を任された如月弦太郎だ」
「世界が融合したとかなんとかで生徒が入り混ざっているがここにいる全員と友達になるつもりだ!」
「よろしくな!」
弦太郎の自己紹介に生徒たちは歓声をあげて喜んだ。
♢♢♢
その頃、別の街の廃墟ビルの一角に英次がいた。
「……………」
英次は壁に背中を付けた状態でコンクリートの床を片膝を曲げて座っていた。
「俺は自分の姿ですら奪われるのか…」
英次は横目に鏡をに映る自身の姿を見たが体の色は髪は紺色だったのが黒色になり、目は金色だったのが赤色になっていた。
♢♢♢
マコトは高校の屋上で街の景色を見下ろしていた。
「……」
マコトは今朝見た夢を思っていた。
「ふう、何人もの生徒と友達になれたけどちょっと多かったな」
屋上に弦太郎がやってきた。
「おっ、お前はうちのクラスの守一じゃねえか。お前もこの屋上から見える景色を見にやってきたのか」
「俺は…」
「もしかして何か悩みがあるのか?俺でよければ相談に乗るぜ!」
そんな弦太郎を見た瞬間、マコトはフォーゼ本編で弦太郎が数々の友達を作るシーンを思い返した。
「はは、あなたはいつでもそうやって前向きになれる」
マコトは下を俯いた。
「…嫌だったか?」
「…いや、それでこそ仮面ライダーフォーゼ如月弦太郎さんです」
マコトはいつもの明るい顔に戻って、弦太郎に英次の話をすると決めた。
♢♢♢
その後
「そうか…」
「お前が1番好きな仮面ライダーがそんなことに…ちょっと違うが最初出会った時の流星のことを思い出すな…」
マコトから英次の話を聞いた弦太郎は微妙な顔を浮かべた。
「でも、本編の中で弦太郎先生は言ってましたよね。時には激しくぶつかり合わないと分かり合えない時もあるって」
「ああ、その通りだ」
「ちょっと怖いけど俺は俺なりの思いを英次さんに全力でぶつけてみる事にします」
すると、生徒の叫び声が聞こえた。
♢♢♢
マコトと弦太郎がそこに行くと生徒たちがアナザーフォーゼに襲われていた。
「何か俺に超似てないかあいつ?」
「あいつはフォーゼの偽物ですから似るのも当然です!」
マコトはジクウドライバーを取り出した。
「もしかしてお前!」
「マコト、多くの生徒がいる。それでもやるの?」
「これが俺にできることなら!」
【ネクス】
「変身!」
【ライダータイム】
【仮面ライダーネクス】
マコトは大勢の生徒が見ている前で仮面ライダーネクスに変身した。
「守一が仮面ライダーになった!?」
マコトのクラスメイトはその事実に驚いた。
「俺はフォーゼドライバーを落としたままだ。やれるか守一?」
「もちろんです!」
ネクスはアナザーフォーゼに向かって攻撃を仕掛けた。
♢♢♢
その頃、英次はアナザーライダーの出現を感じ取った。
「…行くか」
英次は起き上がってその場所に向かって行った。
♢♢♢
弦太郎の胸が光った。
「ん、何だ?」
弦太郎はその光の主を手に取って見た。
「それはフォーゼライドウォッチ!フォーゼの力の源でフォーゼの歴史そのものです!」
「だったら!」
【フォーゼ】
弦太郎がフォーゼライドウォッチを押すとフォーゼドライバーが出現した。
「よっしゃ!これで変身できる!」
弦太郎は4つのスイッチを順に押していった。
【3、2、1】
「変身!」
弦太郎はレバーを引いて片腕を思いっきり上げて仮面ライダーフォーゼに変身した。
「仮面ライダーフォーゼ!タイマン晴らしてもらうぜ!」
「二対一ならタイマンじゃないんじゃ?」
フォーゼはネクスに加勢して共にアナザーフォーゼを攻撃した。
【スパイクオン】
「あらっ!」
フォーゼは地面に一度足をつけてアナザーフォーゼに向かって蹴りを放った。
【クローオン】
フォーゼはクローでアナザーフォーゼを斬り上げた。
「アナザーフォーゼもモジュールを使う気満々みたいですよ!」
「上等だ!」
【チェンソーオン】
フォーゼとアナザーフォーゼはお互いのモジュールで攻撃した。
「これがタイマンだ」
「弦太郎先生!」
アナザーフォーゼは足にランチャーを出現させた。
「後ろには生徒がいるな!」
【シールドオン】
フォーゼはランダムに放たれたミサイルをシールドモジュールで防いだ。
「頑張れ!マコト!」
「頑張れ!如月先生!」
「頑張れ!仮面ライダー!」
「生徒も教師もみんなマコトたちの応援をしている…」
「俺も…」
「行こうぜ、守一」
「「絶対に負けられない!」」
ネクスはウィザードライドウォッチを取り出し、フォーゼはファイヤーモジュールを取り出した。
【ファイヤー】
【ウィザード】
【ファイヤーオン】
【アーマータイム!プリーズ!ウィ・ザード!】
ネクスはウィザードアーマー、フォーゼはファイヤーステイツになった。
【フィニッシュタイム】
ネクスはジカンギレードに龍騎ライドウォッチをセットした。
「ダブルライダー爆熱シュート!」
【龍騎スレスレシューティング】
ネクスとフォーゼは同時にアナザーフォーゼに向かって火炎系の必殺技を放った。
「あ!」
発生した爆発の中、ロケットモジュールを装備したアナザーフォーゼが空に逃げて行った。
「っ…」
フォーゼの変身が解除された。
「どうやら俺はここまでみたいだ」
「そんな…如月先生…」
「ほい、守一」
弦太郎はネクスにフォーゼライドウォッチを渡した。
「フォーゼの力を、俺たちの青春をお前に任せる」
「はい!」
マコトと弦太郎は友達の証を交わした。
その後、マコトはライドストライカーに乗って行った。
♢♢♢
アナザーフォーゼが逃げた裏路地に英次がやってきた。
「アナザーライダーが自らやって来るとは好都合だ」
【クアンタ】
「変身」
【ブラックタイム】
【仮面ライダークアンタ!】
英次は仮面ライダーネオクアンタに変身した。
「あっ…」
そこにアナザーフォーゼを追いかけたネクスが駆けつけた。
【ジカンマグナム】
ネオクアンタはジカンマグナムを召喚して、アナザーフォーゼを攻撃していった。
「……」
アナザーフォーゼは抵抗もできないぐらい衰弱しきった。
「こいつでお終いだ」
【フィニッシュタイム】
ネオクアンタはジカンマグナムにクアンタライドウォッチをセットした。
【マグナムシュート】
ジカンマグナムから巨大な玉型のエネルギー弾が放たれた。
「ぐっ…」
その弾の威力でネオクアンタは後ろに押された。
「っ…」
飛んで行った弾はアナザーフォーゼに命中してネクスが顔を防ぎたくなるほどの大きな爆発が発生した。
「あとはお前だけだ」
ネオクアンタはネクスに近づいていった。
「英次さんが戦いを望むなら、俺は全力であなたに想いをぶつける!」
「やってみろ」
「「はぁーっ!」」
ネオクアンタとネクスは互いに攻撃し合った。
♢♢♢
高架下でネオクアンタとネクスは戦っていた。
「はっ!」
「っ…」
ネオクアンタはネクスを攻撃する度に彼に近づいていき、また攻撃しての繰り返しを何度もやった。
「全然歯がたっていない…マコト…」
レナは心配になってマコトの様子を見に来た。
「諦めろ。お前と俺では戦っている年数がアリとミジンコのように違う」
「それでも伝えないと!」
【フォーゼ】
「変身!」
【アーマータイム】
【3・2・1!フォーゼ!】
ネクスはフォーゼアーマーに変身した。
「そう来るか」
【ビルド】
【アーマータイム】
【ベストマッチ!ビルド!】
ネオクアンタはビルドアーマーに変身した。
「ん、あれー!お兄さんとお父さんが戦っているー!」
近くを歩いていたハルトが高架下に近づいて行った。
【フィニッシュタイム】
ネクスとネオクアンタは同時にそれぞれ必殺技を発動した。
【リミットタイムストリーム】
【ボルテックタイムストライク】
「はぁーっ!」
ネクスはきりもりクラッシャーのような必殺技でネオクアンタへ。
「消えたっ!」
だが、向かって行った先にネオクアンタの姿はなく、出現した法則線がネクスの体を縛りつけた。
「動き出せない…!」
「はぁーっ!」
ネクスの上に出現したネオクアンタがドリルを突き立てながらネクスに向かっていった。
「ぐぁーっ!」
ネオクアンタの必殺技を食らったネクスは吹き飛びながら変身が強制解除された。
「マコト!」
レナはマコトに近づいていった。
「ぐっ…」
マコトはレナに支えられるまで立ち上がることができないぐらい傷ついていた。
「鎧武とゴーストのライドウォッチが…」
吹き飛んだ時にその二つライドウォッチがマコトの体を離れていた。
「こいつらは貰う」
英次が拾った。
「返してください!それは!」
「ふん、この二つの力はもう俺の物だ」
英次はライドウォッチを自分の物だと言った。
「レジェンドの力は他人の物じゃない!」
「なら、お前はどうなんだ?」
「こいつを得えればライダーが存在したことが消えると分かりながら集めている。そこにお前は何の意義を見出している」
「それは…」
「あんな奴の言葉なんて聞く必要ないよ。行こう」
マコトは英次に何の言葉も返せないままレナに引っ張って行かれた。
「やっぱりカッコいいー!」
「はぁ…」
「お兄さん、まさかお父さんを倒すなんて凄いよ!」
ハルトは英次の腕にくっ付いた。
「やめろ」
英次はハルトを腕から離した。
「ふん…」
英次はこの場を離れて行った。
「あ、待ってよ!お兄さーん!」
ハルトは英次を追いかけて行ったが途中で見失ってしまった。