その日、ネオクアンタはアナザーオーズと戦っていた。
「アナザーライダーならそのライダーの力が有効となる」
ネオクアンタはアナザーオーズに蹴りを放って吹き飛ばした。
「だが!」
【フィニッシュタイム】
ネオクアンタはジカンマグナムにゴーストライドウォッチをセットした。
【ゴーストマグナムシュート】
ジカンマグナムから大目玉型のエネルギー弾が発射されてアナザーオーズは爆発した。
「その力を使わずとも化けの姿を剥がすぐらいはできる」
アナザーオーズはメアの姿に戻った。
「なっ、お前はっ!」
ネオクアンタはメアの姿を見てこの前の戦いと同じように膠着した。
♢♢♢
その近くを旅していた男が通った時にネオクアンタの姿が目に映った。
「あれは!」
男は持っていたパンツの干し竿を置いてそこに向かった。
♢♢♢
ネオクアンタの体は震える。
「あんたが私を見て固まるのを待っていたわ」
メアはネオクアンタに近づき、彼の背後に出現した大穴に突き落とした。
「危ない!」
男はネオクアンタと一緒に大穴に落ちて行った。
♢♢♢
英次は夢を見ていた。
「ここは夢の中か…」
英次は懐かしい顔に出会った。
「……」
声をかけようとするが彼女達は英次を知らないといわんばかりに無視して行った。
「…それもそうだよな」
「…あいつらの記憶にはもう俺の存在はないんだ」
英次は彼女達に伸ばしていた手を下ろした。
♢♢♢
英次は目を覚ました。
「あ、起きた?」
英次は近くで焚き火をしていた男に気がついた。
「…お前は誰だ?」
「俺は火野映司。君と同じ仮面ライダーだ」
「君は敵の幹部みたいな子に突き落とされたんだ。覚えてない?」
「まさかあんたは俺を助けてここに?」
「まあね」
映司がそうだと答える。
「…誰が助けてくれなんて頼んだ」
英次は答えにそう返してそっぽを向いた。
「はは、その偉そうな態度、まるであいつを思い出すよ」
映司は英次の姿にアンクを重ねてポケットの中に手を突っ込んで割れたタカのコアメダルを触った。
「…?」
映司のポケットの中で割れたタカのコアメダルはタジャドルライドウォッチに変化した。
「あ、そういえば明日のパンツ、置いたまま来ちゃった!どうしよう!俺の明日!」
映司は頭を抱えた。
「ふん、誰かを救おうとするから後悔する羽目になるんだ」
英次はそんな映司を鼻で笑った。
「違うよ。全然違う。確かに明日のパンツがないのは一大事だけど、こうして俺達は出会うことができた」
映司は真剣な眼差しで言った。
「それに俺は思うんだ。折角のライダー同士なら手を取り合いたい。こんなご時世だから協力し合ってこそなんぼでしょ」
「……」
映司のその言葉を聞いた英次は黙り込んだ。
「「っ!」」
その時、英次が座っていた地面が周囲ごと変化した。
♢♢♢
メアは黒兜のところにいた。
「ハルトはもう使い物にならない。お前がやれ」
「ええ…」
メアは黒兜に頼まれてあるところに向かった。
♢♢♢
メアがやって来たのはマコトのところだった。
「メア?」
「あの男は、鷹神英次はもう二度と姿を現さないわ」
「英次さんに何をしたんだ!」
「そして今度は我が王、あんたの番ってわけ」
メアはアナザーオーズウォッチを取り出した。
【オーズ】
メアはアナザーオーズになった。
「はぁーっ!」
アナザーオーズはマコトに襲いかかった。
「変身!」
マコトはアナザーオーズの攻撃を避けた。
【ライダータイム】
【仮面ライダーネクス!】
マコトは仮面ライダーネクスに変身してジカンギレードでアナザーオーズを攻撃した。
♢♢♢
英次はアリ地獄に落ちそうになっていたのを映司が腕を掴んで引き止めていた。
「その手を離せ!」
「嫌だ!」
「お前までアリ地獄に落ちることになるぞ!」
「絶対にこの手は離さない!この手で掴める命がある限り絶対に離すもんか!」
映司の言葉を聞いた英次はハッと気がついた。
「あんたのその言葉を信じる!」
【ジカンマシンガン】
英次はジカンマシンガンを召喚した。
【タイムジャッジ】
【5・4・3・2・1…ゼロタイム!!】
「シュート!」
【マシマシシュート】
英次はアリ地獄に向かって強烈な弾丸を放ってアリ地獄から抜け出した。
「なんとか助かった…」
映司と英次は地面に体を倒した。
「鷹神英次」
「え?」
「それが俺の名前だ。まだ一回も名乗ってなかったからな」
英次は起き上がった。
「俺にはまだやらないといけない事がある。協力してくれるか?」
「もちろん」
英次の手を映司は掴んだ。
♢♢♢
ネクスはアナザーオーズが召喚した屑ヤミーと戦っていた。
「はぁっ!」
アナザーオーズはネクスに火炎弾を放った。
「ぐぁーっ!」
ネクスは吹き飛んだ。
「ここまでね、我が王」
アナザーオーズがネクスに近づいて行った。
「ぐっ!?」
すると、アナザーオーズは後ろから蹴り飛ばされた。
「危ないところだったな」
「英次さん!」
「鷹神英次!あんたは消した筈よ!」
「生憎だが、こっちにはそれを抜け出すだけの力がある」
英次は腕のホルダーを触った。
「そういうこと。まあ、あれには俺もびっくりしたけど…」
英次の隣には映司がいた。
「それに英次さんと一緒にいるのはレジェンドの一人、映司さん!?」
ネクスは仮面の下でかなり驚いた。
「行きますよ映司さん!」
英次は戦う意思表示のように映司にジクウドライバーを見せた。
「ああ、行こう、英次君!」
映司はそれにバックルで答えた。
【ジクウドライバー】
二人はそれぞれのベルトを装着して変身アイテムを取り出した。
【クアンタ】
二人はそれぞれの変身アイテムをベルトにセットした。
【タカ、トラ、バッタ】
「「変身っ!」」
【ブラックタイム】
【仮面ライダークアンタ】
【タートーバ!タ・ト・バ!タ・ト・バ!】
英次は仮面ライダーネオクアンタ、映司は仮面ライダーオーズにそれぞれ変身した。
「二人のエイジさんによる同時変身だぁーっ!」
「はぁっ!」
「はっ!」
ネオクアンタとオーズは共にアナザーオーズに向かってそれぞれの武器で攻撃した。
「じゃあ俺は…」
ネクスは屑ヤミーの方を見た。
【ダブル】
「変身!」
【アーマータイム】
【サイクロン!ジョーカー!ダブル!】
ネクスはダブルアーマーに変身した。
「さあ、お前の罪を数えろ」
ネクスはダブルのいつものポーズと台詞を言った。
♢♢♢
【クワガタ!カマキリ!バッタ!】
【ガ~タガタガタ・キリッバ・ガタキリバッ!】
オーズはガタキリバコンボになってジャンプしてアナザーオーズめがけて頭から雷を放った。
【アーマータイム!】
【ベストマッチ!ビルド!】
ネオクアンタはビルドアーマーになってアナザーオーズにドリルを何度も突き立てた。
【ライオン!トラ!チーター!】
【ラタ・ラタ・ラトラァータァー!】
オーズはラトラーターコンボになってチーターのような速さでアナザーオーズを爪で切り裂いた。
【アーマータイム!】
【ガイガン!ゴー・ス・トー!】
ネオクアンタはゴーストアーマーになってゴーストを召喚してアナザーオーズに向かわせて撹乱した。
【サイ!ゴリラ!ゾウ!】
【サゴーゾ!サゴーゾォッ!】
オーズはサゴーゾコンボになってアナザーオーズに拳を叩き込んだ。
【アーマータイム!】
【ソイヤ!鎧武ー!】
【ジカンマシンガン】
ネオクアンタは鎧武アーマーになってジカンマシンガンを召喚した。
【シャチ!ウナギ!タコ!】
【シャ・シャ・シャウタ!シャ・シャ・シャウタ!】
オーズはシャウタコンボになって鞭でアナザーオーズを拘束した。
「ナイスアシストです!映司さん!」
ネオクアンタはモードをジカンマグナムに変えてアナザーオーズに大きなエネルギー弾を放った。
♢♢♢
【フィニッシュタイム】
【マキシマムタイムストリーム】
ネクスは(分裂はしないが)ジョーカーエクストリームを模したライダーキックで屑ヤミーを一掃した。
「くっ、すぐにやられるなんてとんだ腰抜け共ね…」
残るはアナザーオーズのみだ。
「あ、そうだ、英次君」
「きっと君の力になってくれる筈だ」
「これは…」
オーズはネオクアンタにタジャドルライドウォッチを渡した。
【タジャドル】
ネオクアンタはタジャドルライドウォッチを起動した。
「はっ」
オーズは胸の中から紫のメダルを取り出した。
【プテラ、トリケラ、ティラノ】
オーズはオースキャナーでベルトにセットした紫のメダル3枚を読み込ませ、ネオクアンタはベルトを回転した。
【アーマータイム!】
【タカ!クジャク!コンドル!タジャドル!】
【プトティラノザウルース!】
オーズはプトティラコンボ、ネオクアンタはタジャドルアーマーに変身した。
「え、プトティラコンボ!?」
ネクスはオーズのフォームを見て驚いた。
「逃げないと…!」
アナザーオーズは背中に羽を生やした。
「行くよ」
「はい!」
オーズとネオクアンタは飛行能力でアナザーオーズと空中戦を繰り広げた。
「しつこい男は嫌われるわよ!」
アナザーオーズが放った火炎弾をネオクアンタが腕のタジャスピナーで防いだ。
「今だ、英次さん!」
「ナイスだ!英次君!」
オーズはアナザーオーズに急接近してメダガブリューで羽を切り裂いた。
「きゃーっ!」
羽を無くしたアナザーオーズは地面に墜落して行った。
「こいつで決める」
【フィニッシュタイム】
ネオクアンタはウォッチのボタンを押した。
【ガブッ】
【ゴックン】
オーズはメダガブリューにメダルを取り込んだ。
【タジャドルタイムストライク】
「はぁーっ!」
ネオクアンタはプロミネンスドロップを模したライダーキックを放つ。
【プ・ト・ティラーノ・ヒッサ~ツ!!】
「せいやーっ!」
オーズはストレインドゥームを放った。
「いやぁぁぁぁぁぁぁぁっ!」
アナザーオーズは爆発して、中から飛び出たアナザーウォッチが粉々に砕け散った。
♢♢♢
戦いが終わり、映司は英次にオーズライドウォッチを渡した。
「…ライドウォッチはそのライダーの力の源で継承された瞬間に歴史は消えて無くなる。だからそれは受け取れません」
英次はオーズライドウォッチの受け取りを拒否した。
「きっと大丈夫だと思うんだ」
「この腕が伸び続ける限り、必ず掴めると思う」
「…わかりました。あなたに教えてもらった腕のこと、しっかりと胸の中に刻みます」
英次はオーズライドウォッチを受け取った。
「知り合いが前に言ったことだけど、一人で何でも抱え込んで解決できるなんて思い過ごしもいいことだって」
「その言葉も覚えておいて欲しい」
映司は英次にそう言うと明日のパンツを持ってどこかへ去った。
「一人で何でも抱え込んで…」
英次は自分の腕を見る。
「英次さん」
マコトは英次に話しかけてきた。
「な、なんだ…」
「仲間になりませんか?今回痛い目を見てわかったんじゃないですか?」
「一人だと限界があるって」
「俺はお前に…」
すると、二人のところに瀕死の状態のメアがやってきた。
「よくもやってくれたわね…!」
メアはアナザークウガウォッチを取り出した。
【クウガ】
メアはアナザークウガに変わる。
「何だこいつのデカさは…」
アナザークウガは巨人サイズの大きさをしていた。