仮面ライダーネクス   作:A.S マフルガ

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ブラックタイム
仮面ライダークアンタ


破壊の世界と救い:2068

 

マコトと英次、二人のところに瀕死の状態のメアがやってきた。

 

「よくもやってくれたわね…!」

 

メアはアナザークウガウォッチを取り出した。

 

【クウガ】

 

メアはアナザークウガに変わる。

 

「何だこいつのデカさは…」

 

アナザークウガは巨人サイズの大きさをしていた。

 

「クウガというのは巨大なライダーだったのか?」

 

「巨大になれるのはいますけどクウガはそうじゃないですよ!」

 

二人はアナザークウガの攻撃を避けた。

 

【ネクス】

 

「変身!」

 

【ライダータイム】

【仮面ライダーネクス】

 

マコトは仮面ライダーネクスに変身した。

 

「仕方ない」

 

【クアンタ】

 

「変身!」

 

【ブラックタイム】

【仮面ライダークアンタ!】

 

英次は仮面ライダーネオクアンタに変身した。

 

「どうしますかこれ!?」

 

「俺に聞くな!」

 

ネクスとネオクアンタはそれぞれ武器を召喚してアナザークウガに左右別れて向かった。

 

「こういう事もできるのよ!」

 

アナザークウガはそこら辺にあった電柱を壊し、自分の物にして電柱の姿を古びた剣に変化させた。

 

「はぁーっ!」

 

アナザークウガは飛んできたネオクアンタに向かって両手で振り上げた剣を振り下ろした。

 

「ぐっっ…」

 

ネオクアンタはその剣の一撃を食らって地面に叩きつけられた。

 

「あ、そうだ。相手は巨大なんだからライダーあるあるで言えば負けフラグでしょ」

 

「そうなるとこいつだ!」

 

【響鬼】

 

「変身!」

 

【アーマータイム】

【響鬼!】

 

ネクスは響鬼アーマーに変身して、召喚した音撃棒 2鉢を軽々と振り回した。

 

「こうなればあんたもただの人形ね、クアンタ」

 

「ぐっ、このっ!離せっ!」

 

アナザークウガはネオクアンタを握った。

 

「潰れなさい!」

 

「ぐぁぁぁぁぁっ!」

 

アナザークウガはネオクアンタを両手の力で握り潰そうとした。

 

【フィニッシュタイム】

 

「これで!」

 

【オンゲキタイムストリーム!】

 

ネクスはアナザークウガに太鼓のエネルギーを付けて音撃棒を叩きつけた。

 

「うぐっ!」

 

アナザークウガは連続して叩かれ、思わずネオクアンタを離した。

 

「ぐ…」

 

ネオクアンタは地面に墜落して変身が解除された。

 

「はぁーっ!」

 

「きゃぁーっ!」

 

ネクスが最後の打撃を与えるとアナザークウガは大爆発した。

 

「凄く大きい爆発だなぁー」

 

そこにハルトがふらっとやってきた。

 

「うっ…」

 

爆発が止むとメアの変身は解除されていた。

 

「そのライダーの力でもないのにやられてやんのー」

 

「よしっと…」

 

ネクスは変身を解除した。

 

「覚えてなさい!」

 

メアは出現したタイムマジーンに乗ってこの場から去って行った。

 

♢♢♢

 

英次は怪我をした腕を抑えながら起き上がった。

 

「これがつい最近戦い始めた奴の実力か…」

 

英次はマコトに声をかけられる前に彼の側から離れて行こうとした。

 

「お兄さん」

 

ハルトが英次に声をかけてきた。

 

「何だ、お前か」

 

「お父さんの事が気になるみたいだね〜」

 

ハルトが英次をゲラゲラ笑った。

 

「お前の手など借りずとも気になるのなら自分で調べる。俺にはその為の力がある」

 

「そんな釣れないこと言わないでさ。実際にその目で見せてあげようと思ったんだけどな」

 

ハルトはその場にタイムマジーンを呼び出した。

 

「……」

 

英次はタイムマジーンに向かって行った。

 

「英次さん!」

 

マコトが英次を呼びかけた。

 

「勘違いするな。少しだけこの世界の未来を見に行くだけだ。お前はあの女の事でも調べていろ」

 

「はい!」

 

英次はタイムマジーンに乗り、ハルトの操縦で未来に行った。

 

♢♢♢

 

英次達が降り立った場所は荒廃した場所だった。

 

「ここがこの世界の未来か…」

 

英次は周囲を見渡した。

 

「あ、あった」

 

「城?」

 

ハルトが指差した所にこの荒廃した世界には似合わない城があった。

 

♢♢♢

 

英次はハルトに案内されて門番の目を盗んで城の中に侵入した。

 

「門番はロボットにやらせているのか」

 

「あれはカッシーン。お父さんの忠実な僕だよ。揶揄うと面白い反応を見せてくれるのが楽しんだよ」

 

「それであいつはどこにいる?」

 

「……」

 

英次は人の気配に気がついて物陰に隠れた。

 

「おい、隠れろ」

 

「えー」

 

英次はハルトを摘んで同じ所に隠れさせた。

 

「あ、ここにやって来てすぐのメアだよ」

 

今と変わらない姿のメアが階段を駆け上がって行った。

 

「やって来てすぐとはどれぐらいだ」

 

「えーと、10年前ぐらい!」

 

「それにしては10年前のようには見えないが…だが、もしくは…それなら筋が通るが…」

 

英次はメアに色々な考察をしながらボツボツ呟いた。

 

「ねえ、お兄さん。どうでもいいけど目的はお父さんの所に行くことでしょ」

 

「そうだな」

 

英次はメアの事を考えるのを辞めた。

 

♢♢♢

 

その頃、現在ではマコトはレナに肩揉みをやっていた。

 

「ありがとうマコト」

 

「いやいや、アナザーライダーがいたからって言ってもレナに家のこと任せて来ちゃたし、そのお礼だよ」

 

マコトは別の体位に変えてマッサージを続ける。

 

「ねえ、聞いてもいい?」

 

マコトはマッサージをしながら玲奈に問いかけた。

 

「どうしたの?」

 

「メアの事についてなんだけど…」

 

「……」

 

レナは不機嫌な顔になった。

 

「あ、ごめん?(どうしてそんな不機嫌そうなんだ?)」

 

レナはため息を吐いて普通の顔に戻った。

 

「まあ、いいよ。メアはレジスタンスに襲われていた時に未来のマコトによって助けられて城にやってきたんだ」

 

「レジスタンスは…まあ、分かるとして城?」

 

マコトはレナに初めて聞く言葉にハテナを浮かべた。

 

「うん、城。未来のマコトはそこを生活の拠点としていた」

 

「そうなんだ」

 

「メアは命を助けられた時に未来のマコトに忠誠に誓って、以来"我が王"て呼んであらゆる行動で忠義を示してきた」

 

♢♢♢

 

メアがやって来たのは偶然にもマコトがいるところだった。

 

「我が王、大変です」

 

メアは王座に腰掛けるマコトに敬意を持って話した。

 

「なんだ?」

 

未来のマコトは今と似つかない低い声で答えた。

 

「あ、お父さんだ、おとうさー」

 

「おい」

 

英次は未来のマコトの元に向かおうとするハルトを摘んだ。

 

(あれが未来のあいつ…?)

 

英次は思わず疑い未来のマコトの姿を自分が知るマコトに重ねてみようとしたが全く合わなかった。

 

「お父さんはね、この世界を今の荒廃した世界にして人間を奥に追いやった偉大な人なんだよ」

 

未来のマコトは英次達が隠れている所に視線を送った。

 

「っ!」

 

英次はバレたと思った瞬間、背中が凍りつくのを感じて別の隠れられる箇所にワープした。

 

「ね、偉大だったでしょ?」

 

ハルトは目を輝かせた。

 

「前々から思っていたがお前頭イカれているのか」

 

英次はハルトに向かって大きなため息を吐いた。

 

「レジスタンスの奴らが近々この城に攻め込む計画を立てているみたいです」

 

「そうか」

 

「今回もこの私の手で…!」

 

メアが言いかけたところで未来のマコトはメアを謎の力で縛りつけた。

 

「お前程度のちっぽけな力で大人を相手できると思っているのか」

 

「あ、貴方様の為に!」

 

未来のマコトはメアを解放した。

 

「また同じ事を言えば今度は消し炭にする」

 

「は、はい!」

 

メアは部屋から去って行った。

 

「生身でもあんな力が使えるお父さん凄いよね?」

 

「…まるで魔王だな」

 

「それでお前達はいつまで隠れているつもりだ」

 

未来のマコトは英次達に視線を送った。

 

「バレていた!?」

 

「ゾクゾクしちゃうよー!」

 

ハルトは興奮を抑えきれず口から涎を出す程になっていた。

 

「出て来ないというのならば」

 

未来のマコトは指に何だかの力を込め始めた。

 

「おい、逃げるぞ!」

 

「えっー」

 

英次はそれが放たれる前にハルトを連れて姿を消した。

 

♢♢♢

 

城の外に英次達がワープすると同じ場所に黄金のネクスが現れた。

 

「未来のあいつか…」

 

英次は戦う構えをするべくライドウォッチをホルダーから外した。

 

「誰かと思えば貴方か…」

 

ネクスは英次の事を冷たい視線で見た。

 

「あ、気をつけてね。お父さんはレジェンドライダー全員を同時に相手取って倒している実力があるからね」

 

隠れていたハルトが英次にそう言った。

 

「全員をという事は俺も含まれているんだろうな…」

 

英次の手が震える。

 

「ふっ、震えるか。まあ、そうだよな。だが、魔王なら打ち滅ぼす!」

 

【クアンタ】

 

「…何?」

 

英次は黄金のネクスの体が一瞬ビクッとしたのを見た。

 

「どうやらこの力が攻略の鍵のようだな」

 

「変身!」

 

【ブラックタイム】

【仮面ライダークアンタ!】

 

英次はネオクアンタに変身して黄金のネクスに向かって行った。

 

「はぁーっ!」

 

ネオクアンタは黄金のネクスに向かって肉弾戦を仕掛けた。

 

「なん…だと…!?」

 

「それが貴方の本気ですか?」

 

黄金のネクスはネオクアンタの膝打ちを受け止めた。

 

「舐めるな!」

 

ネオクアンタは黄金のネクスとの距離を後転する事で開けた。

 

【ジカンマグナム】

 

ネオクアンタはジカンマグナムを召喚した。

 

【フィニッシュタイム】

【鎧武マグナムシュート】

 

ネオクアンタは黄金のネクスに大きなオレンジ弾を放った。

 

「やったか…?」

 

黄金のネクスは煙に包まれていた。

 

【龍騎】

 

煙の中から飛び出して来たドラグレッダーがネオクアンタに向かって来た。

 

「ぐぁぁぁっ!」

 

ネオクアンタはドラグレッダーに咥えられた状態で壁に擦り付けられた。

 

「辞めるなっ!」

 

ネオクアンタはその攻撃をワープをしてやり過ごした。

 

「お兄さん、危ないよ」

 

「っ!」

 

ネオクアンタがワープしたところに黄金のネクスが立っていた。

 

「あなたも危害を与える内の一人なら容赦はしない」

 

黄金のネクスの足にエネルギーが蓄積されていった。

 

(倒されるっ!)

 

ネオクアンタはワープを発動したが、黄金のネクスは同じ所に出現した。

 

「逃げても無駄だ!」

 

「ぐぁーっ!」

 

ネオクアンタは黄金のネクスのキックを食らって吹き飛んでいたが消滅した。

 

「やっぱり最初はお父さんで決まーり!」

 

黄金のネクスはハルトに関心を示さず城に戻って行った。

 

♢♢♢

 

英次は目を開けるとベッドの上にいた。

 

「気がついた?」

 

レナが英次の様子を覗いた。

 

「お前…!」

 

英次はベッドの上に立ってレナから離れてライドウォッチを構えた。

 

「私はあなたに危害を及ぼしたりしない」

 

「何?」

 

「そう、私はね…」

 

レナは俯いた。

 

♢♢♢

 

現代、マコトとレナは手を合わせて飯を完食した。

 

「美味しかったね」

 

レナは幸せそうな表情を浮かべた。

 

「ねえ、未来の世界でレナはどういう感じだったの?」

 

マコトはレナにそう聞いた。

 

「…あの時の私は城の中で幽閉されていんだ。外に出す許可もなくて与えられる食べ物だけが幸せだった」

 

「どうして俺がそんなこと…」

 

「…守る為だろうね」

 

「え?」

 

「…今になったらだけど未来のマコトは私が傷つくのを恐れていたんだと思うと分かる気がする…」

 

レナは未来にいるレナと同じ表情を浮かべた。

 

♢♢♢

 

未来の世界

 

「どうやらあなたもマコトには勝てなかったんだね」

 

レナは話さずとも大体の事情を知っているようだった。

 

「本気のあいつを敵に回すとあれだけの脅威になるとはな」

 

英次は掛けられていた革ジャンを着た。

 

「待って!」

 

「何だ?」

 

「また挑みに行くつもりなの!?」

 

「マコトには今まで仮面ライダーの力を手にした多くの者が挑戦しに来た。でも、勝てなかった」

 

「その話は聞いた」

 

「なら知らない話教えてあげる…」

 

「マコトがああするのは全て私を守るため。せめて犠牲になった人の事を覚えておかないと…」

 

レナは負い目を感じているように話した。

 

「お前を守るために…」

 

「あいつはお前のために全てを打ち捨てたのか…」

 

「そうだ」

 

英次の前に黄金のネクスがやってきた。

 

「逃げて!あなたが仮面ライダーである限り、マコトには勝てない!」

 

レナの言葉も虚しく、英次と黄金のネクスはワープした。

 

♢♢♢

 

英次たちは城の地下に出現した。

 

「あなた達を全て滅ぼしレナを守る…」

 

黄金のネクスは英次に向かって行った。

 

「逃げられないか」

 

【クアンタ】

 

「変身!」

 

【ブラックタイム】

【仮面ライダークアンタ!】

 

英次はネオクアンタに変身し直して黄金のネクスと戦った。

 

♢♢♢

 

その頃、現代ではメアは街の中を人にぶつかる事をお構いなしに歩いていた。

 

「我が王があの力を手にしなければ私は生きられない…」

 

メアの頭の中は未来でレジスタンスにやられた仕打ちで一杯になっていた。

 

「誰かをアナザーライダーにして絶望を覚えさせてもらわないと…」

 

「駄目」

 

「我が王はその度にレジェンドと出会い、その力でアナザーライダーを倒してしまう…」

 

「じゃあどうすれば…」

 

メアは黒兜とぶつかって後ろに尻餅を付く形で倒れ込んだ。

 

「あいつが器として完成するのは世界で1番愛している者を失った時だ。その悲しみがやがて世界を壊すことになる」

 

黒兜はそう言った。

 

「レナ…」

 

メアにはマコトが愛している者で出したのはレナだった。

 

「そうだ、あいつをやれば…私は生きられる…!」

 

メアは狂気的な目になり、標的をレナに決めた。

 

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