仮面ライダーネクス   作:A.S マフルガ

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キャストオフ
チェンジビートル


ネクスレベル:2006

 

マコトが目を覚ますとレナの顔が見えた。

 

「レナっ!?」

 

レナがマコトの体の上に乗っていた。

 

「おはよう」

 

レナはマコトに近づいてキスをした。

 

♢♢♢

 

マコトとレナは下に降りて刃と一緒に朝ごはんを食べる。

 

「何だかお父さんと会ったのが久しぶりな気がする…」

 

マコトは変な違和感を伝えた。

 

「何をバカなことを言っているんだよ。こうやって毎日朝ごはんを食べているだろ?」

 

「だよね」

 

「そういえば刃さんも仮面ライダー好きなんですか?」

 

「マコトまではないけど一応あるにはあるな」

 

「父さんが好きなのはカブトだったよね…?」

 

「ああ。あのデザインがいつ見てもカッコよくてな。あ、デザインの案が浮かんできた。こうしてはられない」

 

刃はそそくさにご飯を片付けると作業スペースに向かって行った。

 

『さて、次のニュースです…』

 

「ニュースだって」

 

『渋谷の街が…』

 

「渋谷がどうしたんだろう」

 

『ワームの軍勢に占領され、今ゼクトがその対応に向かっています』

 

「「ええーーっ!?!?!?」」

 

マコトとレナは一緒になって驚いた。

 

♢♢♢

 

その頃、英次は東京タワーがある街にやってきた。

 

「飯…」

 

お腹を空いていた英次はある店の前で倒れた。

 

「何だ、飯の匂いに釣られて倒れたのか?」

 

英次は店の中に運び込まれた。

 

♢♢♢

 

マコトは後ろにレナを乗せてライドストライカーでその店にやってきた。

 

「あっ、あった!」

 

マコトはヘルメットを外した。

 

「え、向かっていたのは渋谷じゃなかったの?」

 

レナは降りたマコトに付いて行って一緒に店の中に入った。

 

♢♢♢

 

店の中では英次が今まで見せたことのないぐらい感動した表情を浮かべて料理を食べていた。

 

「美味い!なんて美味さだ!」

 

「そうだろ。さあ、どんどん食べろ」

 

男は英次の前に次々と料理を置いた。

 

「鷹神英次!?」

 

「やっぱりいた!」

 

「天の道を!」

 

「ふっ、俺は天の道を行き総てを司る男だ」

 

天道総司はいつもの天を指すポーズをやった。

 

「お父さんがファンなんです!サインをください!」

 

「いいだろう」

 

天道は二人分のサインを書いた。

 

「ついでにこれもやろう」

 

「これはカブトライドウォッチ!?」

 

「お前達が持っていた方が良さそうだ」

 

マコトは天道からカブトライドウォッチを貰った。

 

「それでお前たちはこの俺を目当てにこの店にやってきたのか」

 

「いや、もちろんこの店の料理も食べに来たに決まってるじゃないですか!」

 

「いい心構えだ。さあ、お前らも食え。この店の料理の味は格別だぞ」

 

天道はマコトとレナにも料理を振る舞った。

 

「「うまーいっ!」」

 

マコトとレナも英次と同じ喜びの表情になった

 

♢♢♢

 

マコト達は英次を引き連れて渋谷に向かった。

 

「あの男は一緒に行かなくてもよかったのか?」

 

「違いますよ」

 

「あ?」

 

マコトはちっちっと言うように指を振った。

 

「わかってないなぁ、英次さん」

 

「天道さんは自らの足でしか行かない男、俺が何を言ったとしても決してブレませんよ」

 

「はぁ、そうか…」

 

「で、ワームってのはどこにいるんだ?」

 

「え?そこ」

 

「どう見ても人間だろ?」

 

「よく見てくださいよ。同じ人間が言い合ってるでしょ?」

 

「はぁ、なるほどな。ワームは擬態能力を持っているのか」

 

【ネクス】

【クアンタ】

 

「変身!」

 

【ライダータイム】

【ブラックタイム】

 

【仮面ライダーネクス】

【仮面ライダークアンタ】

 

マコトはネクス、英次はネオクアンタに変身するとこの場で擬態していたワームが姿を現した。

 

「ワームはクロックアップって言ってカブト独自のスピードを恒常させる能力を持っています!」

 

「なるほど」

 

「ならば最近手に入れたこいつを使うか!」

 

【ケルビム】

 

「変身!」

 

【スピリットタイム】

【ケルビム!】

 

ネオクアンタはケルビムアーマーになった。

 

「相手の次の行動がわかってしまえばこっちの物だっ!」

 

ネオクアンタはクロックアップするワームの次の行動に合わせて攻撃を放っていった。

 

「えっ、ワームがカブトのアナザーウォッチを使うの!?」

 

「…いや、どうやらあいつはただのワームじゃないらしい」

 

「変身!」

 

【カブト】 

 

ワームはアナザーカブトに変身した。

 

「そりゃあアナザーカブトになったんだからただのワームじゃなくなりましたけど…」

 

「クロックアップ!」

 

アナザーカブトはクロックアップを発動した。

 

「ぐっ、やはりアナザーライダーとなると他の怪人どもとは比べものにならないなっ!」

 

「このファイティングスタイル、どこかで見たような…」

 

ネオクアンタはアナザーカブトの拳を受け止めた。

 

「あ、思い出した!」

 

「英次さん、あいつはザビーの攻撃を真似しています!」

 

「だろうな!」

 

ネオクアンタはアナザーカブトを蹴り飛ばした。

 

「くっ、覚えていろよ!」

 

アナザーカブトは他のワームと一緒に逃げて行った。

 

「ああ、逃げられた…」

 

「お疲れマコト」

 

レナはマコトにタオルを渡した。

 

「うん、ありがとうレナ」

 

マコトはタオルで汗を吹いた。

 

「じゃあそのタオルは貰うね」

 

「え、どうして!?」

 

「マコトニウムの接種のためだよ?」

 

レナはマコトから取り上げたタオルを自分に付けた。

 

(ふっ、何をやってんだ、あいつら…)

 

英次はその様子をチラッと見ながらアナザーカブトが向かった方に行った。

 

♢♢♢

 

英次がその暗い道を歩いていた。

 

「はぁ…」

 

突然ため息が聞こえた。

 

「…その足音お前が矢車想、キックホッパーだな」

 

「お前が追おうとしているのは俺の弟だ」

 

「パンチホッパーのことか。だが、あいつはお前の弟に擬態しているだけに過ぎないが?」

 

「だからこの俺の手で倒す」

 

矢車は英次に邪魔をするなと忠告しに来たようだった。

 

「本当に倒せるんだろうな?」

 

「もちろんだ」

 

矢車は英次を匂った。

 

「な、何だ!?」

 

「お前にも俺と同じ匂いがするな。お前にも地獄がお似合いみたいだな」

 

「地獄だと?」

 

「お前もこっちに来いよ。俺が案内してやる」

 

「生憎だが、誰かに導かれるのは嫌いなんだ」

 

英次は矢車から離れて行った。

 

♢♢♢

 

英次はマコトたちがいるところに戻ってきた。

 

「マコトニウムの接種充分にできた」

 

「恥ずかしさで一杯だよ。せめてこういうことは人目がない家とかでやってよう…」

 

「おい、何をやっているんだ」

 

英次はマコトたちに話しかけた。

 

「帰るぞ」

 

「え?」

 

「まあ、カブトライドウォッチはもらったしね」

 

「ワームやアナザーカブトについても対応してくれる奴がいる。そいつに任せればいいだろう」

 

「そんな他人任せなー」

 

マコトたちと英次は話しながら渋谷の街を去って行った。

 

♢♢♢

 

ハルトが三人のことを見ていた。

 

「果たしてそう簡単に行くかなー」

 

ハルトは悪魔のような微笑みを浮かべた。

 

♢♢♢

 

翌日

 

「まさかカブトのサインを貰うなんて出来したぞ!我が息子!」

 

刃は朝から上機嫌になった。マコトの家のリビングにはカブトの色紙が飾られた。

 

(本当は俺の部屋に他のレジェンドのサインもあるんだけどね)

 

マコトは刃にサインの事は秘密にしていた。

 

「あ、ニュースがやってるよ」

 

「ニュース?」

 

「さて、今日の仕事も頑張っちゃうぞー」

 

刃は自身の作業スペースに向かった。

 

『さて、次のニュースです…』

 

『渋谷の街の上空に巨大な隕石が確認されました」

 

「「ええーーっ!?!?!?」」

 

マコトとレナは一緒になってニュースに驚いた。

 

♢♢♢

 

英次は矢車の前に現れた。

 

「あの時の俺に言った言葉は嘘だったのか」

 

「…死んだ弟が生きているんだ。もはやそれ以外のことなんてどうでもよくなるだろ?」

 

「兄貴」

 

そこに影山に擬態したワームがやってきた。

 

「こんな奴やっちゃおうよ」

 

「ああ、地獄の果てまで一緒だ、相棒」

 

二人はアナザーウォッチ、ホッパーゼクターを持った。

 

「英次さん!」

 

そこにマコトがやってきた。

 

「これはどうなっているんですか!?」

 

「どうやら相手を見誤ったようだ。尻拭いに手伝え」

 

「推しに頼まれたら断れないでしょ!」

 

二人はライドウォッチを持った。

 

「やっているな」

 

そこに1番光が当たるところに天道がやってきた。

 

「天道さん!」

 

「天道…」

 

「矢車、もはやお前の心は救えない所まで堕ちているようだな」

 

「これを使ってください!天道さん!」

 

マコトは天道にカブトライドウォッチを投げ、途中でそれはカブトゼクターになった。

 

「ああ、どうやら天の道を行く者の力が必要な時みたいだな」

 

天道はそれを間髪入れずタイミングで掴んだ。

 

「行くぞ」

 

「「「「「変身!」」」」」

 

【カブト】

【チェンジキックホッパー】

 

影山に擬態したワームはアナザーカブト、矢車は仮面ライダーキックホッパーに。

 

【ライダータイム】

【仮面ライダーネクス】

 

【ブラックタイム】

【仮面ライダークアンタ】

 

マコトは仮面ライダーネクス、英次は仮面ライダーネオクアンタに。

 

【ヘンシン】

 

そして天道は仮面ライダーカブトマスクドフォームにそれぞれ変身した。

 

「ネクス」

「お前は墜落する隕石を止めろ」

 

ネオクアンタはキックホッパー、カブトはアナザーカブトの方に向かって行った。

 

「えっ、どうすれば…」

 

「宇宙といえば…あっ、これだ!」

 

【フォーゼ】

 

「変身!」

 

【3・2・1!フォーゼ!】

 

ネクスはフォーゼアーマーに変身して宇宙に向かって行った。

 

「行かせるか!」

 

アナザーカブトは空を飛べるワームにネクスを追わせようとしたが放たれた大砲玉によって撃ち落とされた。

 

「ふっ、こんな事もあろうかとこいつを呼んでおいた」

 

「待たせたな天道!」

 

ガタックがカブトのところに加勢した。

 

♢♢♢

 

ネクスは隕石の前までやってきた。

 

「これで行けるかな。いや、行くしかないよな!」

 

【フィニッシュタイム】

【リミットタイムストリーム】

 

「はぁーっ!」

 

ネクスはリミットタイムストリームを隕石にぶつけた。

 

「くっ、やっぱり粉々になるだけだ!」

 

粉々になった隕石が別々に地球に向かった。

 

『まだ諦めるのは早いんじゃないかな?』

 

「レナ!」

 

ネクスのマスクを通してレナの声が聞こえてきた。

 

『諦めるのはマコトらしくないよ』

 

「だな!」

 

「だったらまずはこれだ!」

 

【ブレイド】

 

【アーマータイム!】

【ターンアップ!ブレイド!】

 

ネクスはブレイドアーマーに変身した。

 

【フィニッシュタイム】

【ライトニングタイムストリーム!】

 

「はぁーっ!」

 

ネクスはエネルギーを蓄積したジカンギレードで隕石を切り裂いた。

 

「そして次にこれだ!」

 

ネクスは切り裂いた隕石を足場にした。

 

【ディケイド】

 

「変身!」

 

【アーマータイム】

 

【カメンライド!ワオ!】

【ディケイド・ディケイド・ディケイドー!】

 

ネクスはディケイドアーマーに変身した。

 

【ファイナルフォームタイム】

【フォ・フォ・フォ・フォーゼ!】

 

ネクスはマグネットステイツの能力を持ったフォーゼフォームに変身した。

 

【フィニッシュタイム】

【ファイナルアタックタイムストリーム】

 

「いっけぇーっ!」

 

ネクスはライダー超電磁ボンバーを模した必殺技を放って隕石を塵の一つも残さず消滅させた。

 

♢♢♢

 

「キャストオフ」

「キャストオフ!」

 

【キャストオフ】

 

【チェンジビートル】

【チェンジスタッグビートル】

 

カブトとガタックはライダーフォームになった。

 

「行くぞ加賀美」

「ああ!」

 

【3・2・1】

 

「ライダーキック」

「ライダーキック!」

 

【ライダーキック】

 

「「はぁーっ!」」

 

「ぐぁーっ!」

 

カブトとガタックはアナザーカブトにダブルライダーキックを放って撃破した。

 

「相棒ーっ!」

 

「いい加減に現実に目を合わせたらどうだ?」

 

「はぁ、笑えよ!」

 

キックホッパーは蹴りを放ったがそこにネオクアンタの姿はなかった。

 

【スピリットタイム】

【ケルビム】

 

ネオクアンタはケルビムアーマーになってキックホッパーの上空にいた。

 

「お前は前に俺と同じ匂いがすると言ったな」

 

「お前のその言葉を否定する」

 

「俺はこの身を地獄まで落とす気なんてない!」

 

【フィニッシュタイム】

 

「はぁ、勝手に言っていろ…」

 

【ライダージャンプ】

 

「ライダーキック」

 

【ライダーキック】

 

「死に刻め」

 

【ケルビムタイムストライク】

 

「はぁーっ!」

 

ネオクアンタとキックホッパーはライダーキック同士でぶつかり合った。

 

「俺の勝ちだ、矢車」

 

「ぐぁーっ!」

 

キックホッパーは爆発して変身が解除された。

 

「お前もいつか光を見つけられるといいな」

 

矢車は英次が差し出した手を振り払った。

 

「笑えよ…」

 

「誰か笑ってくれよ…」

 

「はは、ははは…」

 

矢車はこの場を離れて行った。

 

「何はともあれ、君達のおかけで隕石を破壊することができた。ゼクトを代表して俺が感謝を告げるよ」

 

「ああ…」

 

「ありがとうございます!」

 

二人は天道と加賀美からカブト、ガタックの二つのライドウォッチを継承した。

 

「ふっ、お前がゼクトを代表してか」

 

「何だよ、天道!ここは俺がカッコつけるところだろ!」

 

「お前がカッコつけるとは100年早い」

 

「なんだとー!」

 

天道と加賀美はいつもの喧嘩をしながらこの場を離れて行った。

 

「やっぱりライダーのCPはいつ見ても最高だ!」

 

「ふっ、そうか…」

 

「あ、英次さん。あの様子だと食べ物に困っているんでしょ?」

 

「おい、まさか…」

 

「俺の家に住んでもいいですよ。部屋も余っていますし!」

 

「……」

 

「はぁ、仕方ない。乗ってやる」

 

英次はマコトの家に住むことになった。

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