マコトがネクスフォトンに変身してアナザーデンオウと戦う。
「全てを掴む力…!」
英次はネクスフォトンに向かって手を伸ばした。
「どうしてあいつなんだっ…!」
英次は屈辱から砂を握りしめた。
♢♢♢
アナザーデンオウとの戦いを終えたマコトは英次と手分けしてメアを捜索した。
「見つかりましたか?」
「…いや、全然見つからないな」
英次はマコトにそう答えるがいつもと様子が違った。
「どうしたんですか?」
「…なんでもない(こうなればこいつをサポートするだけだ)」
「足で探して見つからないのならケルビムを使うか」
「それもいいですし、ダブルライドウォッチの力を使うのも」
マコトはダブルライドウォッチを取り出した。
「何?」
「えへへ、実はネクスフォトンになってからライドウォッチでそのライダーの力が使えるようになったんです」
「なんだと…!?」
マコトは英次に照れながらそう語った。
「ということで物は試しということで使ってみましょうか」
【ダブル】
マコトは仮面ライダーダブルCJXの力を使った。
(あの黄金のネクスの力を手にしたことで未来のこいつ自身に限りなく近い存在になったのか…)
英次はマコトの様子を見ながら警戒心を強めた。
♢♢♢
県境の中にある工場地帯にメアがいた。
「来るなら来なさい」
メアはザフキエルの力で分身した状態だった。
♢♢♢
そしてもう一つ、離れたところにG3マイルドの小隊と戦っているアナザーアギトの群れがいた。
「ぐぁぁぁっ!」
一般人がアナザーアギトに噛まれてアナザーアギトに変貌した。
♢♢♢
マコトは目を開けた。
「見つけました!」
「…けど、別の場所にアナザーライダーがいます。これはアナザーアギトみたいですね。しかもゾンビぽい!」
「全てのライドウォッチを集めたこの状況でアナザーライダーを…」
「そっちは罠の可能性が高いな」
「あ、アナザーアギトって行ってもアナザーライダーの方のアギトで本編のアナザーアギトとは別のですよ」
「御託はいい。二つの敵がいる以上、二手に別れるしかない」
「そうですね!」
「お前はアナザーアギトを、俺はあの女を止めに行く」
「わかりました」
英次とマコトはライドストライカーをバイクの形態にした。
「お互い死なないように気をつけましょう」
「ふっ、死ぬかよ」
英次とマコトはそれぞれのライドストライカーに乗って別々の場所に向かって行った。
♢♢♢
英次は工場地帯にやってきた。
「来たわね」
「ゾロゾロと揃い踏みのようだな」
何人ものメアは英次を囲い込むようにいた。
♢♢♢
同じ頃、マコトはアナザーアギトの群れがいるところにやってきた。
「もう誰もやらせはしない」
マコトはアナザーアギトに向かって行った。
♢♢♢
それぞれの場所で
【クアンタ】
【ネクス】
二人は同時にライドウォッチを起動した。
「「変身!」」
【ライダータイム】
【仮面ライダーネクス】
マコトは仮面ライダーネクスに変身した。
【ブラックタイム】
【仮面ライダークアンタ】
英次は仮面ライダーネオクアンタに変身した。
♢♢♢
ネオクアンタは腕のホルダーを触った。
「はぁっ!」
ネオクアンタはジカンマグナムの銃口を突きつけながらメアに向かって行った。
♢♢♢
ネクスはアナザーアギトを蹴り飛ばした。
「お前の弱点は…言わなくたってわかるか!」
ネクスはアギトライドウォッチを取り出した。
【アギト】
「変身!」
【アーマータイム】
【アギト!】
ネクスはアギトアーマーに変身した。
「はっ…」
ネクスはアギトのようにアナザーアギトの攻撃を受け流した。
♢♢♢
【アーマータイム】
【ソイヤ!鎧武!】
ネオクアンタは鎧武アーマーに変身した。
【ジカンマシンガン】
ジカンマグナムをジカンマシンガンに変えてメアの分身体たちと同時に撃ち合った。
「くっ…」
だが、メアが負った怪我はカマエルの炎で傷口が回復していった。
「分身体ですら攻撃を受ければ再生される」
「さっき負けて覚えた筈よ」
「ああ、確かに俺は負けた。だが、知っている今ならどうだ」
ネオクアンタはケルビムスピリットウォッチを取り出した。
【ケルビム】
「変身!」
【スピリットタイム】
【ケルビム!】
ネオクアンタはケルビムアーマーに変身した。
♢♢♢
ネクスはアナザーアギトに追い込まれて行った。
「いくらなんでも数が多すぎる!」
ネクスは徐々にアナザーアギトを捌ききれなくなっていた。
「マコト!」
そこにレナが駆けつけてきた。
「だったらこれだ!」
ネクスの元に20個のライドウォッチが集まっていった。
「またあの光か…」
「それは?」
ネクスは再びネクスフォトンライドウォッチを生成した。
【ネクスフォトン】
【(アークル)(オルタリング)アドベント!COMPLETE!ターンアップ!】
【(音角)CHANGE BEETLE!ソードフォーム!ウェイクアップ!カメンライド!】
【サイクロン!ジョーカー!タカ・トラ・バッタ!3・2・1!】
【シャバドゥビタッチヘンシーン!ソイヤッ!ドライブ!】
【カイガン!レベルアップ!ベストマッチ!】
「何この銅像…!?」
「変身!」
【フォトンタイム】
【クウガ!アギト!龍騎!ファイズ!ブレイド!】
【響鬼!カブト!電王!キバ!ディケイド!】
【ダブル!オーズ!フォーゼ!】
【ウィザード!鎧武!ドライブ!】
【ゴースト!エグゼイド!ビルド!】
【祝え!仮面ライダーネ・ク・スフォトーン!】
ネクスは仮面ライダーネクスフォトンに変身した。
「その黄金の姿…!?」
レナはネクスフォトンを未来のネクスの姿と重ねた。
「遂になったんだね!」
ハルトもレナと同じように重ねて見ていた。
♢♢♢
ネオクアンタはケルビムアーマーを飛ばして、メアの分身体たちの心臓を突き刺した。
「はん、あんたがいくらやったところで…!?」
メアの分身体たちはカマエルの炎が現れることなく消滅した。
「どうして!?」
「カマエルは死に直結する攻撃は治されないっ!」
ネオクアンタは次々とメアの分身体たちを倒していった。
♢♢♢
「まずはアギト!」
ネクスはアギトのレリーフを触った。
【アギト】
すると、アギトトリニティフォームが召喚され、アナザーアギトに二つの武器で攻撃していった。
「次に相手が多いのなら速さで責めるのはどう!?」
ネクスはファイズとカブトとドライブのレリーフを触った。
【ファイズ】
すると、ファイズアクセルフォームが召喚された。
【カブト】
すると、カブトライダーフォームが召喚された。
【ドライブ】
すると、ドライブタイプフォーミュラーが召喚された。
【START UP】
「クロックアップ」
【フォ、フォ、フォ、フォーミュラー!】
召喚された三人のライダーは目に止まらない速さでアナザーアギトを翻弄した。
「相手がゾンビならエグゼイドも併せてどうだ!」
【エグゼイド】
ネクスはガシャコンキースラッシャーを召喚してアナザーアギトに向かった。
「リプログラミングだ!」
ネクスは召喚したライダーで手一杯のアナザーアギトを次々と切り裂いて元の人間の状態に戻した。
「見つけた!あれが本体だ!」
ネクスはアナザーアギトの中から本体を見つけ出した。
♢♢♢
同じ頃、ネオクアンタはメアの分身体たちを一人残らず消していた。
「っ!っ!」
メアは自分に銃を撃ち込むが何も起こらなかった。
「ザフキエルの力は目の時計の針が示す時刻によって決まる。今のお前はゼロ。能力は使えないということだ!」
「そんな!」
「今度こそお前を倒す!」
ネオクアンタはメアに指を差して宣言した。
♢♢♢
ネクスとネオクアンタはそれぞれの必殺技を発動する。
【アギト】
ネクスはアギトをトリティフォームからシャイニングフォームに変化させた。
【ジカンマグナム】
ネオクアンタはジカンマシンガンをジカンマグナムに変えてケルビムスピリットウォッチをセットした。
【フィニッシュタイム】
ジカンマグナムの銃口周りにケルビムアーマーが収束された。
「はぁっ…」
ネクスとアギトはアギトのライダーキックのポーズを取った。
【オールトゥエンティタイムストリーム】
「はっ!」
ネクスとアギトはジャンプをした。
【ケルビムタイムシュート】
「「はぁーっ!」」
ネオクアンタは超火力の光線を、ネクスとアギトはアナザーアギトに向かってライダーキックをそれぞれ放った。
「…うっ、私の体が…嫌ーっ!」
ネオクアンタの必殺技を食らったメアは爆発に飲み込まれた。
♢♢♢
メアは瀕死な重体でなんとか歩ける状態だったがやがて転けてスピリットライドウォッチを落とした。
「まだ消えたくない…!」
メアはその二つに手を伸ばそうとしたが剣が刺さった。
「ナイト…!」
黒兜がメアに剣を突き刺していた。
「お前はっ!」
そこにネオクアンタが駆けつけてきた。
「言った筈だ、役に立たない人形が辿る結末は死だと…」
黒兜はメアの体をもう一つの剣で貫いた。
「ご苦労だったな、メア…」
黒兜はスピリットウォッチを拾った。
「触るな!そいつは時崎と琴里のだ!」
ネオクアンタは黒兜にジカンサブマシンガンを連射した。
「いや、目的を果たすために必要な道具だ」
黒兜が消滅して弾は当たることははかった。
「……」
ネオクアンタは変身を解除してメアに駆け寄った。
「しっかりしろ」
「私は誰かの役に立ちたかった…あの世界で私を必要としてくれたのは我が王ただ一人だけだった…」
メアの体は消滅に向かっていた。
「だからあの方ならなんだってした…」
「時には心の底からやりたくもない事だってあの方の為だと自分に言い聞かせた…」
「よく聞きなさい、クアンタ」
「ナイトの正体は…」
メアは英次の耳元でその名前を呟いた。
「マコト、あれ!」
遅れてそこにマコトとレナがやってきた。
「じゃあ…頼んだわよ…」
メアは英次の腕の中で粒子の粒になって空に散った。
「……」
英次は目を瞑り、メアだった物を握りしめた。
♢♢♢
とある工場の中、黒兜はスーツケースを開いてメアから取り出したスピリットウォッチを入れた。
「全ての道具は揃った」
スーツケースの中には10個のスピリットウォッチがあった。
「これでプロジェクトサクリファイズを進めることができる…」
黒兜はそう呟いた。