ファイナルフォームライド ディケイド
エクストリーム
その日、マコトはアナザーダブルと戦っていた。
「えっ、使える力ってサイクロンジョーカーだけじゃないの!?」
アナザーダブルはルナやヒートの力を使った。
「あ、待て!逃げるな!」
マコトは逃げたアナザーダブルを追った。
「曲がり角は居なくなるパターンだからーっ!」
マコトはアナザーダブルを追って曲がり角を行こうとした。
「おい、走って曲がるとぶつかって危ないだろ」
「士さん!」
その曲がり角から士が現れた。
♢♢♢
曲がり角の先には二人の子供の死体があった。
「し、死んでいる!?」
マコトは某乙女漫画風の驚き方をした。
「兄弟か。ついさっき殺されたようだな」
「え、警察官!?」
「どうやら融合した影響で俺の仕事がころころと変わるようだな」
士は死体に近づいて写真を撮った。
「大体わかった」
「失礼ですけど全然わかってないですよね?」
「さあな?」
士はしらばっくれた。
「それよりも素人が捜査なんて難しいことだ」
「……」
「聞いているのか?」
「だったら探偵に頼るとかどうでしょう?」
マコトが見ている物に士も気がついた。
「ふっ、確かにそれがいいかもな」
この風が吹く街の大きな風車のシンボル"風都タワー"があった。
♢♢♢
鳴海探偵事務所
突然ドアを叩く。扉が開いてマコトと士がやってきた。
「あんたは門矢士!」
「よう、久しぶりだな左翔太郎」
士と翔太郎は挨拶を交わした。
「…で、そっちのは」
「俺は守一マコト!あなたはレジェンドの一人、左翔太郎さんですよね!」
「お、おう…?」
「まさか毎回やっているのか?」
士はマコトの行動に呆れた。
♢♢♢
その頃、レナは刃の店を手伝っていた。
「ありがとう。レナちゃんがいてくれて助かった」
「いえ、ただで住まわせてもらっているので当然の行いです」
刃はレナに感謝を伝えた。
「それにしても今日はいつに増して忙しいですね」
「まあ、クリスマスが近いからね。ここら辺は毎年忙しくなるんだよ」
「そうなんですね…」
「あ、親子がやってきた」
刃とレナは訪れた客の対応に忙しくなった。
♢♢♢
場面は戻り、翔太郎は二人から大まかな話を聞いた。
「話は大体聞かせてもらったぜ」
「できるか?」
士の問いかけに翔太郎は答える。
「ああ、任せろ。この風都は俺の庭だからな。すぐにいい情報を連れて戻ってくるぜ」
翔太郎は帽子を被った。
「まあ、待て」
「おい、なんだよ!?今カッコつけてたところだろ!?」
「一緒に付いて行ってもいいですか?」
「…探偵の仕事には危険がいつも隣り合わせだ。それでもか?」
「士さんは仮面ライダーで俺だってそうです」
翔太郎は士を見た。
「マジかよ。なら絶対に決して無茶だけはするなよ」
「はい!」
マコトと士は翔太郎と一緒に鳴海探偵事務所を出た。
♢♢♢
一通り街の中を探し回り、わかった事とすればここ最近で謎の消息不明の事件が二件も立て続けで起こったことだ。
♢♢♢
マコトたちはとある家に上がっていた。
「まさか二件のどちらとも同じ家族なんて…」
「何かありそうだが…」
「何かって?何だって言うんですか?」
マコトと士が話している間、翔太郎は被害者の母親と話していた。
「二人ともいい子で今も側にいると感じているんです…」
「安心してください。あなたの子供さんは必ず俺が責任をもって探し出してみせます」
翔太郎は被害者の母親に誓った。
「あ、あれ!」
マコトが指さした窓にはアナザーダブルがいた。
「きゃーっ!化け物ーっ!」
被害者の母親は驚いた拍子に気を失って倒れた。
「アナザーダブル!」
【ネクス】
「変身!」
【ライダータイム】
【仮面ライダーネクス】
マコトは仮面ライダーネクスに変身した。
「「「っ!」」」
アナザーダブルから吹いた風が三人を別の場所に誘った。
「…この街の人間を泣かせる奴は許せねえ!」
翔太郎はダブルドライバーを装着した。
「まったくもって同感だな」
士はディケイドライバーを装着した。
【ジョーカー】
「「変身!」」
【カメンライド!ディケイド!】
【サイクロン!ジョーカー!】
士は仮面ライダーディケイド、翔太郎たちは仮面ライダーダブルに変身した。
「アナザーライダーはそのライダーの力じゃないと倒せないです。なので翔太郎さん、ダブルの力が倒すためのキーワードです」
「キーワードか。なるほど興味深い」
「だったらトドメは俺たちに任せておけ」
「それなら俺たちでアナザーダブルを引きつけるぞ」
「はい!」
【カメンライド!電王!】
【アーマータイム!ベストマッチ!エグゼイド!】
ディケイドは電王、ネクスはエグゼイドアーマーにそれぞれ変身してアナザーダブルに攻撃を仕掛けた。
【カメンライド!ファイズ!】
【アーマータイム!プリーズ!ウィ・ザード!】
次にディケイドはファイズ、ネクスはウィザードアーマーにそれぞれ変身して攻撃を叩き込んだ。
【カメンライド!ブレイド!】
【アーマータイム!ソイヤ!鎧武!】
次にディケイドはブレイド、ネクスは鎧武アーマーにそれぞれ変身して斬撃を叩き込んだ。
【カメンライド!カブト!】
【アーマータイム!ガイガン!ゴー・ス・トー!】
次にディケイドはカブト、ネクスはゴーストアーマーにそれぞれ変身して相手の目に映らない攻撃を叩き込んだ。
「こいつで決めてやるぜ!」
ダブルが必殺技を発動しようとした瞬間、時間が停止した。
「何だい、これは!?」
「か、体が動かねえ!?」
「時間が止まっているのか!?」
「これってもしかしなくとも…」
ネクスの視線の先からハルトとメアがやってきた。
「その通りよ、我が王」
「やっほー、お父さん」
「アナザーダブルがあんた達が探していた行方不明になっている二人なんだけどあんたたちに倒せる訳?」
「なんだと!?」
「まずいことになったね…」
「さーてと」
ハルトはダブルに近づいて行った。
「まずい!逃げてください!ハルトは二人からダブルの力を取ろうとしています!」
「何だって!?」
「もう遅いよ」
「ぐぁーっ!」
ハルトはダブルの体に手を突っ込んだ。
「仮面ライダーダブルの力をもらったよ」
ハルトが手を引き抜くとその中にダブルライドウォッチがあった。
「くっ…」
翔太郎はダブルの力を取られたことで変身能力を失って変身が解除された。
「ダブル!」
「翔太郎さん!」
ネクスとディケイドは彼に声をかけるが体が動かなかった。
「お父さん、これでまた一つ、ライドウォッチが増えたね」
ハルトはネクスにダブルライドウォッチを渡すと時を動かした。
「ふざけるな!」
「これはこの街を守り続けた人の力だ!決して奪われてはいけなかった物なんだ!」
ネクスはハルトに向かって怒鳴った。
「はっ!」
ディケイドはアナザーダブルの攻撃をライドブッカーで受け止めることで翔太郎を守った。
「おい、ネクス。そのライドウォッチとやらはダブルの力の源という話だったよな」
「はい…」
「なら、それをあいつに渡せば力が戻るんじゃないのか?」
「…その手があった!」
アナザーダブルは翔太郎の元に向かうマコトを阻止しようとルナの力で腕を伸ばした。
【アタックライド スラッシュ】
「ふんっ!」
ディケイドはその腕をライドブッカーの斬撃必殺技で切り裂いた。
「大丈夫かい、翔太郎」
フィリップが駆けつけて翔太郎に手を差し出した。
「フィリップ!」
「待たせてすまないね」
「たく、お前はいつも絶好なタイミングで来る!」
翔太郎はフィリップの手を掴んで起き上がった。
「翔太郎さん、また戦ってください。あなたが守りたい風都に住む人のために」
ネクスは翔太郎の元に駆け寄ってダブルライドウォッチを渡した。
「もちろんだぜ。ネクス」
「守一マコト、君を検索してみたが君の仮面ライダーの好きさはとても興味深いね」
「え、俺、フィリップさんに興味を持ってもらっている!?」
「行くぜフィリップ」
「ああ、悪魔との相乗りをする覚悟は…聞かなくてもいいね」
翔太郎とフィリップはダブルライドウォッチを起動した。
【ダブル】
二人の腰にダブルドライバーが出現した。
【サイクロン】
【ジョーカー】
二人がそれぞれのメモリーを起動させた。
「変身!」
二人はいつものポーズを決め、ダブルドライバーに装填してフィリップ側のが翔太郎側のドライバーに転送された。
翔太郎は二つのメモリーが装填されている状態のダブルドライバーを展開した。
【サイクロン!ジョーカー!】
翔太郎の姿が変わり、同時にフィリップは倒れた。
「仮面ライダーダブル。さあ、お前の罪を数えろ!」
二人は仮面ライダーダブルに変身した。
【マスカレイド】
アナザーダブルはマスカレイドドーパントを複数召喚した。
♢♢♢
ディケイドとネクスはマスカレイドドーパントの相手をした。
【タイムチャージ】
【5・4・3・2・1…ゼロタイム!】
ネクスは時間を貯めた。
【アタックライド ブラスト】
「はぁっ!」
ディケイドが宙に放った弾丸が分散してマスカレイドドーパントに向かって降り注いだ。
【ギリギリ斬り!】
ネクスは残ったマスカレイドドーパント全体に向かって斬撃を放った。
「大体こんなもんか」
「ディケイドの名言!もらいました!」
ディケイドとネクスはマスカレイドドーパントを全滅させた。
♢♢♢
ダブルはアナザーダブルと一対一の戦いをする。
【ヒート】
【メタル】
【ヒート!メタル!】
ダブルはヒートメタルになってアナザーダブルのヒートによる炎をメタルシャフトではたき落とした。
【メタルマキシマムドライブ】
「メタルブランディング!」
ダブルはアナザーダブルにメタルシャフトにメタルメモリーを刺すことによる必殺技を叩き込んだ。
「お次はこれだ」
【ルナ】
【トリガー】
【ルナ!トリガー!】
ダブルはルナトリガーになってアナザーダブルのルナによる伸縮自在の腕を避ける。
【トリガーマキシマムドライブ】
「トリガーフルバースト!」
ダブルはアナザーダブルにトリガーマグナムにトリガーメモリーを刺すことよる必殺技を放った。
「最後はやっぱりこいつだよな」
【サイクロン】
【ジョーカー】
【サイクロン!ジョーカー!】
ダブルはサイクロンジョーカーになった。
【ジョーカーマキシマムドライブ】
「ジョーカーエクストリーム」
「ぐぁーっ!」
ダブルはアナザーダブルに向かって必殺のライダーキックを叩き込んだ。
「翔太郎さん!フィリップさん!」
「安心しろ」
「子供は無事だ」
翔太郎とフィリップはそれぞれ子供たちを抱えていた。
♢♢♢
消息不明になっていた子供二人は無事に家族の待つ家に帰された。
あの子達はアナザーライダーとなっていた間の記憶はなく、両親は子供達が帰って来たことに安堵したそうだ。
♢♢♢
マコトは士にレストランに連れて来てもらっていた。
「ダブルライドウォッチを受け取ったようだな」
「はい。何の為に必要になるかはわかりませんが集めないといけない。そう思うんです」
「そうか…」
士はディケイドとクウガのライドウォッチをマコトの前に置いた。
「士さん、これは!?」
「集めないといけないんだろ?」
「…っ、ありがとうございます!」
すると、コックが料理を運んできた。
「お待たせしました」
席にやってきたコックの声にマコトと士は反応した。
「あ、あなたはレジェンドの…」
マコトがいつものくだりをやろうとした。
「くどい」
「んー!」
士はマコトの口を塞いだ。
「どうやらここはいつの間にかレストランアギトになっていたようだな」
「津上翔一さんと出会えるなんて同じ1の名前を持っている者として感激です!」
「そ、そう?」
翔一は照れくさそうに言った。
「あっ、それ、俺も同じような物、持っていますよ」
翔一はテーブルに置かれている物を見てアギトライドウォッチを取り出した。
「俺たちの出会いを祝してあげますよ」
翔一はマコトにアギトライドウォッチを渡した。