貞操逆転世界になっていたので、幼馴染を色仕掛けで落としたい   作:138ネコ

67 / 71
第67話『秋を先駆け、短パンファッションコーデ』

 夕暮れ時、窓を開けると心地よい風が部屋に入り込んでくる。

 昼間は暑く、帰宅した直後の部屋はまるでサウナみたいだった。

 それが窓を開けた途端に、グングンと室内温度が下がっていく。とても喜ばしい事だ。と思うじゃん? 

 

「夏が、夏が終わってしまう!」

 

 涼しくなってきて、過ごしやすくなってきたのは良い事だ。

 だが、そこには問題がある。

 

「肌見せお色気作戦が出来ねぇじゃん!」

 

 机に向かい頭を抱える。

 何が心地よい風だよ。むしろ寒いっちゅうねん。

 まだ良いよ? 昼間は暖かいから。っつか暑いから。

  

 でもあと1ヶ月もしない内に、昼間もこれくらい寒くなる。

 寒くなったら制服の胸元なんて開けてられないし、それでも開け続けていれば周りが黙っていないだろう。

 主に男子とか、小鳥遊君とか。女ウケ狙いでわざとエロイ格好しているといちゃもんを付けられるのが目に見えている。

 

 じゃあ諦めて普通の格好をすれば、俺の魅力は激減、いや無いと言っても過言ではない。

 貞操観念が逆転したこの世界に来た最初の頃、俺は貞操観念が逆転していた事に気づいていなかった。

 だって、貞操観念が逆転しても、俺が女子からそう言った目で見られることがなかったから。

 

 実際に、今みたいに肌を見せたりしなければ、京や大倉さんが反応する事はなかった。

 だから、肌を見せれなければ、京が俺に反応してくれなくなる。そうなれば京を落とすなんて夢のまた夢。

 

 どうにかして、寒くても肌を晒す方法を考えなければ。

 貞操観念が逆転する前の世界では、女子高生はどうしてた?

 アニメや漫画だと真冬でも胸元バーンだったけど、それはあくまで2次元のお話。

 現実でそれをやったらダメだってさっき結論が出たばかりだ。

 

 あと思いつくのは、真冬なのにミニスカートで素足を出してたりとかか。確かにあれは良かった。

 素足なんて夏でも一杯出してるじゃんと思うだろうが、それは素人の考え。

 肌色成分が不足する冬だからこそ、素足の魅力が何倍にも輝くのよ。

 

 じゃあ俺も素足を出せば良いじゃんと思うけど、考えて欲しい。

 もちろん、冬に素足を出す男性用の服はある。短パンだ。

 調べれば予想通り、冬用の短パンが出るわ出るわ。

 

『秋を先駆け、短パンファッションコーデ』

 

 足元まであるロングコートに短パンがトレンドなのか。

 確かにこれならある程度寒さ対策をしながら、短パンが穿けるしな。

 

 ちなみに、これの制服Verも当然ある。一昔前の、番長が来てそうなクッソ長い学ランに短パンという。

 派生でクッソ長い学ランだけど袖なしとかいうのもある。

 脇は第2の性器だから、性器丸出しでけしからんてのがネット民の反応だった。イカレてやがる。気持ちは分かるけど。

 

 しかし、短パンか。京を落とすためなら、昔見たガーリッシュスタイルだって辞さない考えはあるにはある。

 が、やっぱりだめだ。それはあくまで最終手段。まだ慌てるような時間じゃないはず。

 

 せめて肌を晒さずにスケベがアピール出来る方法があれば……。

 いっそ社会の窓を全開にしてみるか?

 

「う~ん」

 

 人類の集合知インターネットを持ってしても、肌を晒さずにスケベにする事は不可能なのか。

 そう思われた。

 

「こ、これは!!」

 

 諦めかけた時だった。

 俺はついに見つけた。

 これなら肌を晒さずに、スケベ着衣がイケル!

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。