機甲猟兵エルフリーデの屈折した恋愛事情~最強ロボパイロットの英雄譚~   作:灰鉄蝸

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戦いのあとの戦い

 

 

 

 

 

 

 

 

 ヴガレムル同時多発テロ事件の発生から数時間後、日が落ちて夜の闇が忍び寄ってきた空の下――三機の航空機が、両翼のローターブレードで大気を切り裂いていた。

 バナヴィア独立派の運用する貴重なティルトローター輸送機は、その操縦士の腕前もまた優れていた。

 彼らはヴガレムル伯領の対空レーダー網の監視を逃れるため、進行コースに山岳地帯を選び、谷間を縫うように低空飛行を続けていた。

 

 地面と接触しかねないギリギリの対地高度を取って、文字通り、地を這うように飛行した末に追跡を振り切って――ようやく機内には落ち着いた雰囲気が流れつつあった。

 無論、死傷者は出た。

 しかし全体的に見れば、テロ攻撃の目標は達成されていた――それゆえに機内の空気はどこか興奮冷めよらぬものがあった。

 収容された飛行機の中で、セヴラン・ヴァロールは機内にいる部下と言葉を交わしていた。

 レーザー通信越しの会話である。

 

『〈ソードブレイカー〉部隊のバレットナイトは全機収容済み。突入部隊は一個分隊が射殺されました』

 

「……そうか、思ったより損害が大きいな」

 

『よもや三三二一独立竜騎兵小隊の英雄がいるとは思いませんでしたからね……とはいえ、此度の戦果を思えば必要最小限の犠牲です』

 

 セヴラン率いる襲撃部隊は、ミトラス科学研究所のある程度の間取りと実験の日時を掴んでいた。

 その日、確実に第三世代試作バレットナイト〈アシュラベール〉が動く状態で用意されているという認識の元、これを奪取してティルトローター輸送機に積み込み、バナヴィア独立派で技術解析を行うという目標を立てた。

 この作戦の実行には、外部協力者を使うことはできなかった。情報漏洩を恐れていた独立派指揮官のセヴラン・ヴァロールは、自ら専用バレットナイトに乗り込み、最悪の事態に備えていた。

 

 エルフリーデ・イルーシャが〈アシュラベール〉に乗り込み、部下を皆殺しにするという結末――それだけは何とか防げたのだ。

 ひとまず一騎打ちで撤収の時間を稼げただけ、御の字と思うほかない。エルフリーデがベガニシュ帝国軍の人間に、〈アシュラベール〉の試運転を見せる時刻がわからなかったために生じた事故である。

 

『各地の警察署と第一工場に向かった連中は全滅ですが……それもまた、あなたのご采配通りなのでしょう、指揮官?』

 

「……まあな。これから先、我らが総帥殿の言うことを聞けない跳ねっ返りは邪魔になる。ヴガレムル伯爵の手勢が、ちょうどよく過激派を壊滅させてくれることだろう」

 

 セヴランの立てた目標は、一つの大目標と三つの小目標から構成されていた。

 すなわちベガニシュ帝国に対する市民の不信感の増大、新型バレットナイトの奪取、エルフリーデ・イルーシャの抹殺、そして過激派の処分である。

 このうち反ベガニシュの煽動は上手くいった。このテロ攻撃が実行に移された時点で、否応なく成功するよう設計されていたのだから当然だ。

 〈アシュラベール〉とエルフリーデに関わる二つの目標は盛大に失敗した。その原因は言うまでもない。

 

 しかしセヴランの意図として、どうしても果たしておきたい最後の一つは無事に果たされた。

 このテロを計画するとき、セヴランは言葉巧みに誘導をかけた。多量の武器弾薬、まとまった数の旧型バレットナイト、ベガニシュ製の電子戦システム――反体制組織、抵抗運動組織のうち行動力あるものたちが煽動された。

 

 

――銃口から歴史を作る。

 

 

 この言葉に嘘偽りはない。しかしこれから先の戦いで必要になるのは、戦略的な意図に沿って動くことができる兵士なのである。

 ベガニシュ帝国憎しの感情で暴発し、まんまと帝国の離間工作に乗せられるようなものたちには、早めに死んでもらう必要があった。

 結果を見れば、彼らは殉教者となった。最高の形でバナヴィア独立派の士気を上げる材料になってくれた、と言えるだろう。

 

『残念ながら〈アシュラベール〉の確保は成りませんでしたね……我々が参戦していれば倒せたのでは?』

 

「無理だな。俺は今、君たち〈ソードブレイカー〉を失うわけにはいかない」

 

『それほどですか?』

 

 バナヴィア独立派のバレットナイト部隊〈ソードブレイカー〉は、〈アイゼンリッター〉型の改良機〈クラージュ〉を与えられた精鋭である。

 ベガニシュ総督府の特殊作戦課ぐらいであれば相手取れるし、通常のパトロール部隊ならば一方的に壊滅させられる実力者揃いだ。

 

 だからこそエルフリーデとセヴランの戦いに馳せ参じられなかったことに、彼らは若干の不満を抱いているようだったが――そうなっていなくて心の底からよかったと思う。

 せっかく育てた精鋭を、皆殺しにされては堪らなかった。

 

「ああ、俺と〈ミステール〉の全力でこの様だ。残念ながらエルフリーデ・イルーシャの戦闘能力は、俺の手に負える範疇(はんちゅう)を超えていた」

 

 思い出しても身震いするほどに、エルフリーデは強かった。セヴランが自身の持てる隠し札を使い切って、正面からの剣戟に引き込まれ、ほぼ完全な敗北に至ったのは時の運などではない。

 完全なる必然だった。

 戦えば戦うほど強くなる戦士――その凄まじい力を前にして、剣士としてのセヴラン・ヴァロールは負けを認めていた。

 

 あれだけの奇剣を駆使しても殺しきれなかったのだ。おそらく二度目は通じないはずだ。

 半壊した〈ミステール〉の中で男は目を細めた。記憶の中にあるよりも大きくなった少女の背が、過ぎ去った時間を思い知らせるようだった。

 〈ソードブレイカー〉部隊の副官が、ぽつりと呟いた。

 

『強すぎて敵だらけの英雄……ほっとけば勝手に自滅するのに、あんな子は。命がけでお節介ですか?』

 

「いや、本気で殺すつもりだったさ。土壇場で化けやがった。どうやら彼女は本物の英雄だよ、まぁ――」

 

 言葉を区切る。

 セヴラン・ヴァロールとしての彼は、もうすでに総督府に尻尾を掴まれた状態である。これから先は完全に地下に潜り、独立派指揮官として戦いに身を投じることになるだろう。

 そのことに不満はない。

 彼はベガニシュ帝国を憎んでいる。その残酷さを強大さと履き違えた統治、恥知らずの侵略者どもをバナヴィアから追い出したいという気持ちも嘘ではない。

 

 

――君は本当にすごくなったよ、エルフリーデ。

 

 

 自分は許されないことをした。セヴランがクリストフとヘルミーナ、そして多くの無辜の民を巻き込んだのは揺るぎない事実だ。

 真実が明らかになった今、エルフリーデは決して自分を許さないだろう。

 その現実をゆっくりと噛みしめながら、セヴラン・ヴァロールは笑った。すべてが喜劇に過ぎないのだという確信を込めて。

 

 

「――あるいは生きておいてくれた方が、盤面をめちゃくちゃにしてくれるかもな」

 

 

 

 

 

 

 エルフリーデ・イルーシャとミリアム・フィル・ゲドウィンは無事に保護された。

 その一報を聞いたとき、クロガネ・シヴ・シノムラに去来した安堵感は計り知れないものだった。

 封鎖された街はしばらく騒がしいままだった。真っ昼間に起きたテロ事件は、事件発生後にマスメディアに届けられた犯行声明がトドメになって騒然となっていた。

 

 保護された二人がミトラス・グループ本社ビル――ひとまず研究所からほど近く、拠点としての守りも申し分ない――に移送されてきたのは、その日の夜のことだった。

 空中の中継機を通じたレーザー通信で、屋敷やその関係者の無事は確認済みである。

 ひとまずヴガレムル伯爵の屋敷の人々――クロガネにとって身内と呼んでいい人々の身の安全は確保された、と言っていいだろう。

 

 クロガネがひとまず、仮の休息には入れたのはその日の深夜だった。

 一連のテロ攻撃は完全に鎮圧された。各地の警察署を襲撃したものたちは射殺され、ミトラス・インダストリー第一工場を襲ったバレットナイト部隊も撃破された。

 逃げ去った輸送機の捜索は続けられているが、移動速度から判断してすでにヴガレムル伯領から逃亡した可能性が高い。

 半日以上、陣頭指揮を執っていたクロガネは、いささかも疲れも見せずに執務室で目をつぶった。

 

 

――とはいえ、頭が痛いのはこれからだな。

 

 

 ヴガレムル伯領は最大限に民主主義的プロセスを守るため、様々な制度や首長の存在を残してある。

 それは平時、民意に添った運営をするという観点でとても大切なことで、定期的に選挙が行われるからこそ、暴力的な革命の予兆なくヴガレムル伯領は安定してきた。

 敵はそのシステムの穴を的確に突いてきた。

 

 民主主義的プロセスとは、民衆自身が自由に情報へアクセスする権利が伴ってこそ機能する。どこの誰に投票するか/どういう問題解決方法を取るか、という判断をするには、きちんと情報を知る権利が必要だからだ。

 であればこそ暴力的な煽動、秩序を揺るがすような風評などもある程度、マスメディアを通じて流通してしまうのである。

 

 これはシステムの機能の一部であって、明確な欠陥ではない――権力者があらゆる情報を統制するような社会で、民主主義が機能することはありえない――のだ。

 かといって強権的支配をすれば民意を自由にできるわけではないのが、この手の統治システムの落とし穴である。

 

 

――反ベガニシュ的思想の種子を植え付け、長い目で見たときのヴガレムル伯領を自陣営に取り込む。そんなところだろうな、敵の狙いは。

 

 

 エルフリーデとはまだ直接、顔を合わせていないが、彼女の報告はすでにクロガネも耳にしている。

 バナヴィア独立派の指揮官〈守護の短剣〉とは、元バナヴィア王国陸軍少佐セヴラン・ヴァロールだったのだという。

 経歴を見る限り、正規軍にいた頃はあくまで一将校に過ぎなかった人物である。そういう意味ではエルフリーデ・イルーシャと同じく、帝国自身がその才能を開花させてしまった人物と言えるだろう。

 〈守護の短剣〉とは皮肉なコードネームである。

 

 これまでのテロ関与疑惑を見るに、この人物の才能はむしろ、敵対する秩序を攻撃して混乱状態を作り出す恐怖(テロル)の増大にこそある。

 今回の攻撃が社会不安を植え付けるようなものだったのは、セヴラン・ヴァロールの性質からして必然的だ。

 一人物思いにふけっていると、こんこん、と控えめなノックの音が響いた。

 

「エルフリーデか」

 

「ええ、入っていいかな?」

 

「ああ、構わん」

 

 互いの足音、互いのノックの癖まで覚えていた。だからこそ少女が今、とても弱っていることをクロガネは敏感に感じ取っていた。

 控えめな感じでドアが開く。

 

 栗色のウェーブしたミディアムヘア、少しくせっ毛の頭髪、真冬に積もった新雪のように白い肌、大きな赤い瞳、左目から左頬にかけて走った傷跡、すっきりとした鼻梁(びりょう)、薄桃色の唇。

 美しい少女だった。クロガネはエルフリーデのすべてを愛していた。

 

 エルフリーデは昼間から着替えていないようで、背広姿だった。激しい銃撃戦をくぐり抜けて、敵バレットナイトと戦ったあとだが、その様子にくたびれたところはない。

 だからこそ、その覇気のなさにすぐ気づいてしまう。

 

「あなたの方もお仕事、一段落したんですね。よかった」

 

「ああ、俺はワーカホリックでな。この程度の仕事量で根は上げられん」

 

「それって自慢になるのかなあ……」

 

 エルフリーデは気丈に微笑んでいたが、やはり表情に力がなかった。

 すっかり落ち込んでる感じの雰囲気――無理もなかった。聞けば旧知の人間が、テロリストとして命を狙ってきたのだという。

 エルフリーデ・イルーシャはヴガレムル伯爵の騎士であり、またクロガネ・シヴ・シノムラの正体も来歴も知っている数少ない人物である。

 

 彼が先史文明種の生き残り、クロガネ・シノムラだったことを知っているのは、従者ロイ・ファルカと家令ハイペリオンぐらいのものである。

 来てからの歳月は浅く、まだ半年も経っていない――にもかかわらず少女が絶大な信頼を勝ち取っているのは、ひとえにその人柄と能力によるものだった。

 

「エルフリーデ、無理をするな」

 

 クロガネは椅子から立ち上がった。一歩、二歩、ゆっくりと少女に歩み寄る。身長一八八センチの長身であるクロガネと、身長一六五センチのエルフリーデは目線の高さが違う。

 怖がらせないよう細心の注意を払って、黒髪の伯爵は黄金色の瞳でエルフリーデを見つめた。

 互いの距離は二メートルほど――傷ありの少女の赤い瞳が、じっと不死者の顔を見上げていた。

 

「無理、してるように見えますか?」

 

「ああ。こんなとき何を言うべきか、俺はどうにも思いつかないが――ひとまず経験談を話そう」

 

「経験談?」

 

 エルフリーデが小首をかしげる。クロガネは生真面目な顔で頷いた。

 

「俺もこれまで親しい仲の人間に命を狙われたことは数知れないが――」

 

「はっ?」

 

 予想の斜め前に話がズレ込んで、エルフリーデは目を見開いた。あまりにも衝撃的な会話の出だしである。もうちょっとありきたりの慰めを期待していたのか、少女はしばらくの間、絶句していた。

 やっとの思いで吐き出されたのは、天然ボケを極めた男への疑問だった。

 

「それは……人間関係の構築間違ってたんじゃないかな……?」

 

「そうでもない。一〇万年ほど生きてみるとよくある」

 

「その返しって無敵すぎてよくないと思うなぁ、わたし!」

 

 どんな人間関係の達人だって一〇万年生きてる人間はまずいない。そうなってみると長命種の人間関係ではよくあることなのかもしれない。

 二〇年も生きていない十代のエルフリーデとしては、一体何の参考になるんだそれ、というのが素直な感想だった。

 そしてエルフリーデ・イルーシャは素直な娘だったので、するっとそれを口にした。

 

「なんだろう……お爺ちゃんの昔語りを天文学的スケールにしたようなズレを感じます……!」

 

「老人扱いされると俺も傷つくのだが……?」

 

「一般的に一〇万年はヤバい若作りじゃないかな……若者扱いは無理があるよ、クロガネ」

 

 ちなみにクロガネは冗談めかしているが、しっかりと眉根が下がってしょんぼりしてるのがわかる表情だった。

 この男、突然うんちくを語り始めたり、科学技術について解析を始めたりする割に、こういうとき年長者扱いされるのは抵抗があるらしい。

 地味に面倒くさい性格だった。少なくともエルフリーデはそう思ったので、心底、面倒くさそうな表情になってこう告げた。

 

「説教臭いのってかなり年寄りっぽいよ、クロガネ」

 

「…………そうだな」

 

 クロガネ・シヴ・シノムラは静かに目を閉じた。一見すると納得したような雰囲気を出しているが、これは分が悪くなって誤魔化すときの話法だった。

 やれやれとエルフリーデは肩をすくめた。

 

「どうしてかな、なんか急激にすべてがアホらしくなってきたんですが……」

 

「エルフリーデ、無理に受け入れろとは言わん。俺の方でも手は打つ。今後、お前が暗殺に怯えるような日々はやってこない。そう約束する」

 

「えっ、どうやるんです?」

 

 傷ありの少女はびっくりした。正直なところ、今回はバレットナイトでの殴り合いだったからよかったのである。

 これが爆発物だの毒物だのを使った陰湿な暗殺に切り替えられたら、おちおち街をぶらつくこともできないだろう。

 エルフリーデなりに今後を憂えていたからこそ、暗い表情になってしまっていたのだが。

 そんな少女の憂鬱を笑い飛ばすように、クロガネ・シヴ・シノムラはにやりと笑った。かなり自信たっぷりかつ悪人臭い笑い方だった。

 

「バナヴィア独立派は政治的関心を作りあげた。そしてベガニシュに協力するものは敵だという雰囲気を作ろうとしている――ならばそれを逆手にとって、我々が()()()()()()()()()()()という世論を作ればいい」

 

「え、えぇー……あの、ここって一応、ベガニシュ帝国の貴族領ですよね? それって帝国から裏切りもの扱いじゃ……」

 

 クロガネはエルフリーデの素直な反応に、切れ長の目を細めた。全体的に悪そうな雰囲気なのに、美男子なので絵になる――思わずエルフリーデは見惚れそうになって我に返った。

 

「こういうときのための人脈(コネ)だ。任せろ」

 

「い、言い切った……ひょっとして世論工作とかそういうの、やります……?」

 

 こわごわとエルフリーデが尋ねると、黄金瞳の不死者は腕を組んで「お前もわかってきたな」と頷き一つ。

 何故か父兄っぽさすら漂う理解者面である。

 エルフリーデは照れながらも、その厚かましさを半眼で睨み付けた。涼しい顔で受け流された。

 クロガネ・シヴ・シノムラは結局のところ、いつだって生真面目で誠実で率直で――それだけでエルフリーデを安心させる男だった。

 

「俺はお前を裏切らない。それだけは信じろ」

 

「なんかつい先日、俺を疑えとか言ってきた人が調子いいな……」

 

「疑いつつ信じろ」

 

 無茶振りである。

 エルフリーデはため息をつくと、つくづく不器用な不死者に対して、好意と反感の入り混じった視線を投げかけた。

 そして結局、はにかむように笑うのだった。

 

 

 

「ああもう……伯爵様には口で敵わないみたいだ、参っちゃう」

 

 

 

 エルフリーデ・イルーシャは、愛おしい不死者にすべてを任せると決めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


















セヴランの目論見は何度かブロックされています。
おおむねポイントは4つです。
・ミリアムが射撃で歩兵部隊を蹴散らして〈アシュラベール〉搭乗までの時間を稼いだ。
・エルフリーデが強すぎてセヴランほどの剣豪でも殺しきれなかった。
・自分を餌にしておびき出した機銃掃射をリザが妹バリアで防いだ。
・クロガネが事後処理で先手を打ってくる。
多面的に同時進行で謀略をぶつけた彼の手際はかなりよかったのですが、オールスターチームみたいなエルフリーデ側にボロボロにされた格好です。


〈アシュラベール〉に乗り込めたのは、ミリアムがヘッドショット連射早撃ちマシーンだったせいです。
流石にエルフリーデも防弾装備でガチガチに固めた兵士に囲まれると身動き取れなかったかも。



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