アダムの説得が完了した1時間後、
「というわけでアダムさんに来てもらいました。それでは会議を始めます」
「よろしく頼むよ」
「展開が早すぎないか?」
展開が早すぎて、驚く面々であるが仕方ない。
「いや……、頭のおかしい喪女と隅っこババアと比較したら圧倒的に話聞いてくれたし」
頭のおかしいババアどもに比べると話が圧倒的に早く進んだから。
「正直どうかと思うよ。僕より話が通じないと思われてるの」
アダムが優の発言を聞きドン引きしている。こいつにドン引きされるの本当にヤバいぞ。
「私そこまで言われる事……!?したわね……」
冷静に分析し、言われるだけの事をしている自分に気づくフィーネである。
「チュルチュルポリポリ」
「……どうしたんだい?彼女は」
キャロルは現在メンタル回復クッションの上でマヨネーズを飲みながらポテトチップスを食べていた。……バターマヨネーズよりはマシか。
「シャトー壊してメンタル回復クッション座らせたらこうなったんです」
「……疲れてた様だね。こんな風になる程に」
「まぁ、自業自得ですけどね」
世界を滅ぼそうとした者の末路がこれである。……流石に哀れだ。
「で、アダムさんの部下をどうするかなんすけど」
「説得が難しいのがいてね。3人……というか1人」
アダムは写真を面々に見せる。写真には男装の麗人が写っている。
「かなりの頑固者でね。このサンジェルマンというのは」
「顔で分かる。なんて融通が利かなさそうな顔なんだ」
写真に映るサンジェルマンはしかめっ面で、いかにも融通の利かない頑固者といった感じだ。
「資料を確認する限り、信念の固い革命家といった所か」
弦十郎が資料からサンジェルマンについて考察する。本人の気質が善人寄りで最低でも7万人の命を奪っているため止まる事も許されないと思っている可能性ある。
「なんかいっそ狂ってた方が生きやすそうだねこの人」
「現にどっかのイカレタ喪女はイキイキしてたからな。全裸でクリスに電気流してたし」
「電気を流してたのは!必要な!!処置よ!!!」
「じゃあ、クリスの格好とアンタが全裸だったのは何でだよ」
「……趣味よ!?何か文句ある!?」
「文句しかねぇよ変態イ喪女!?」
「イ喪女というな!?」
「変態を否定しないって事は変態は自覚あるのかテメェ!?!?いま何してるかな?って覗いたら、とんでもない光景を見ちまった俺たちの気持ちを考えろよテメェ!?!?」
「あれ見られてたのかよ……」
この後色々考えた結果、どうしようもないし、取り敢えず呼んで見て話してから考えようぜ。イ喪女よりは話が通じるだろうし。という事になったのであった。