ひびみくと逃げた結果は前途多難   作:ものため

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眠すぎる時とメンタルおかしい時に話は書かない方がいいと思いますが、自分は敢えて書きます。


4.ワゴンの中で輝いていたんだ。

「ふふ、ポップコーン片手に家で映画を見る。完璧なオフだ」

 

 流れ星の後、多少メンタルが回復した優は色々と暗躍したり物を作ったりしてた結果、響達に休めと言われたため、買い物を響達に任せ家でダラダラしていた。

 

「デュランダルの護送は完了したし、融合症例のデータも2課に流した……後はフィーネが事を起こすかどうかだな」

 

 今後の事を考えると月が落ちる状況、つまりは2期が起こる所を作りたいのだ。

 

「まぁ、どうにかなるか。映画に集中しよ」

 

 割りと事が進んでいるため余裕があるから生まれる思考ではあるが、メンタルを保つ為には重要である。

 

 そんな事を考えてたら映画が終わる。

 

「意外と面白かったなスーパーシャークVS改造忍者」

 

 とんでもないものを見ていた。なぜ忍とサメとが戦っているんだ。ていうか、スーパーシャークと改造忍者ってなんだ。

 

「村娘の幸に救われたシャークが村人を始末しに来た忍者を止める為に飛び立つシーンなんて涙無しには語れないわ」

 

 どうやらスーパーシャークは空を飛べるらしい。

 

 そんな事を考えていると玄関から物音がする。響達が帰ってきたようだ。

 

「なんかドタバタしてるな。荷物が多いのか?」

 

 優は手伝いに行こうと玄関に向かう。扉を開けるとそこには、雪音クリスを担いでる響とサポートしてる未来がいた。

 

「優くん!? この子が路地裏で倒れてて!」

 

「元いた場所に返してきなさい!?」 

 

「猫扱い!?」

 

~~~

 

「……んっ?」

 

 クリスが物音で目が覚める。

 

「確かアタシは……フィーネに」

 

 少し早い段階ではあるが、クリスはフィーネに追い出されていた。ただのシンフォギア装者であるツヴァイウィングに負け越しているからだろう。

 

「てか、ここどこだ?」

 

 立ち上がりクリスは自分の姿を見る。どうやら誰かに着替えさせられたようだ。耳をすませば話し声が聞こえる。

 

 クリスは根が真面目なため、礼を言うため声のする部屋に向かう。扉を開けるとそこには

 

「改造忍者は村の村長である絡繰爺を倒さないと自分の様な存在が再び作られてしまうからどうしようも無かったんだ」

 

「でも、村民を殲滅しようとするのはやり過ぎじゃないかな」

 

「サイボーグ化の技術と知識が誰の頭にあるか分からないからしょうがないんじゃないか?」

 

「スーパーシャークも改造忍者も生きて帰ってきて良かったよぉ」

 

 どうやらさっきの映画見たらしい。

 

「は?」

 

「「「え?」」」

 

 クリスの存在に気づいたようだ。

 

「とりあえずあれだ。映画みよう!」

 

「なんで?」

 

~~~

 

『幸!! お前は早く逃げなさい!!』

 

『お父さん!?』

 

 記憶を取り戻した改造忍者は娘である幸を絡繰爺の産み出したサイボーグ小次郎から逃がすため奮闘していた。

 

『ぐぁ!?』

 

 サイボーグ小次郎が放つ飛ぶ燕返しから幸を守る為、忍者は自身の体を盾にする。

 

『お父さん!?』

 

『私の事はいい! 早く逃げろ!』

 

『でも!?』

 

 サイボーグ小次郎に心は無い。ただ、目に写る存在を斬殺するために産み出された殺戮の化身だ。

 

 弱っている忍者ごと幸を刺し殺そうとした。その時であった。

 

『サチはコロサセナイ』

 

 絡繰爺を食い殺したスーパーシャークがヒレブーメランで幸を突こうとした小次郎の腕を切り落とす

 

『貴様は……』

 

『オマエがサチのオヤならオマエもマモル』

 

『……拙者がヤツの動きを止める。貴様はその牙でヤツを噛み殺せ』

 

『ガッテン』

 

 なにこれ? 本当に何を見てるんだ。ヒレブーメランってなに? てかサメ喋ってるぞ。

 

「シャーク! お前最高のタイミングで来たな!」

 

「そうだシャークは凄いんだ」

 

 なぜお前らはこんな混沌としてる理解不能な作品を見て騒げるのだ。そして優、お前はどの立場の発言なんだ。

 

 その後、映画が終わるまで騒ぎ続けるのだった。

 

~~~

 

「こんないいもんがこの世にあるなんてな」

 

「名前からしてB級映画だと思ったんだがな。割りと良かったよ」

 

「じゃあどうして買ったの?」

 

「ワゴンの中で輝いてたから買った。まぁ、それでなんだが」

 

 優はポップコーンを食べてるクリスを見る。

 

「君はなんで路地裏でぶっ倒れたの?」

 

「そうだよな。普通それが最初にある反応だよな。なんで一緒に映画見ることになったんだ!?」

 

「真面目にやって来たからじゃないっすかね。で、倒れてた理由は?」 

 

 真面目というのもあるが、ただただ流されて律儀に見てただけである。

 

「それは……「まぁ、そっちの事情大体知ってるんだけどな。フィーネに追い出された感じだろ」はぁ!?」

 

「ははは、だから安心していいよ。クリスちゃん」

 

「先に言っとくが、こっちの事情を聞くのは勧めない」

 

「なんでだよ……」

 

 一方的にこっちの情報を知ってる癖に……とクリスは思う。

 

「ふふふ……聞いたら胃の中の物は飛び出るし、胃に穴が開くと思うぞ。マジで。聞きたいなら全部ぶちまけるけど覚悟できてるか?」

 

「……や、やめとく」

 

 後にクリスは、あの時の如月の目は、あたしが見た中で一番黒かったと語る。

 

 

 

 

 

「そういえば、前に不意打ち爆破したの俺だから」

 

「あれお前かよ!?」

 

 認識阻害メガネを着けていた為、分からなかったようである。




どうしてこうなった?とは自分でも思ってます。
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