デュエルマスターズ darkness   作:deta豆

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第15話 パンドラの箱

俺はノゾミに捕らえられ。劇場で人形の様に扱われていた。

ノゾミ「あぁ!ロミオ!貴方はどうしてロミオなの!?」

零「…」

ノゾミ「ねぇ!ちゃんと台本通りに喋ってよ!」

零「し、知らねぇよ…。」

俺は後ろからCOMPLEXに肩を強く叩かれた。

COMPLEX「しっかりやってください、ノゾミが悲しみます。」

零「何で俺が俺の腹に風穴開けた奴の言う事聞かなくちゃいけないんだ?」

ノゾミ「さっき治して"あげた"よね!?」

零「治そうが治さまいが勝手にしゃしゃり出て来て文化祭をめちゃくちゃにした上に仲間を傷つけたお前達の言う事なんか聞く気はない。」

零「と言うか俺はお前達が嫌いだ。」

ノゾミ「ッ…殺─」

その時、劇場がぐらぐらと地響きを立てて揺れ始めた。

それによりノゾミの表情が急に強張っり、俺を個室へ連れて行った。

零「な、何だよ!?」

ノゾミ「急な用事が出来たの、少し待ってて。」

そう言ってノゾミは俺を楽屋の隣の個室に閉じ込めた。

 

零「クソ…。」

ジャブラッド「困ってるみたいだな。」

零「ジャブラッド!?お前居たなら助けろよ!」

ジャブラッド「自分で何とかするべきだろ。」

零「まぁそうだけどよ…」

ジャブラッド「その気になれば一人で抜け出せただろ?」

零「あたぼうよ。」

ジャブラッド「じゃあ何で抜け出さなかったんだ?」

零「あのまま逃げたらノゾミとか言う奴がボウイとかに危害を加えるかもしれんだろ?」

ジャブラッド「あー…。」

俺達はしばらく黙った後、ジャブラッドは俺にある質問をして来た。

 

ジャブラッド「そう言やお前、この前白髪の子がどうのこうのとか言ってたな…あれなんだ?」

零「あーあれか?デュエマ部設立後の帰り道の踏切で会った白髪で朱い眼の俺と同じぐらいの背丈の女の子がすれ違い様に俺の名前つぶやいて来たんだよ。」

零「それから幻聴とかよく耳にする様になったし幻覚も見える様になった…。挙げ句の果てに夢にまで出てくるんだよ…。」

ジャブラッド「…リリスにそこまで言ったのか?大分やばいだろ」

零「いや…そこまではしてないな…。」

零「…正直俺はこの話はまだデュエマ部のメンバーにするべきじゃ無いと思ってる。」

零「ほら…なんか…皆んな何か理由があって入って来たって感じがするんだよなぁ…。あの子についての話するにしても、もう少しあいつらについて知ってからって感じにしようと思ってんだ。一緒に昼飯食べてたリリスについてもよく分からんし…俺のデュエマ部…正直なんかバラバラな感じするんだよ。この前のボウイの件とかまさにそうだったしな。」

零「(そう言えばあの子…リリスに似てるとこもあった気がすんだよなぁ…もしかしてリリスだったり?…いや無いか。)」

 

しばらくして、俺は扉をぶち破った。

零「よし行くk─」

 

デュエマ部一同「!?!?!?」

零「何だ!?」

扉を破壊すると、そこにはリリスやボウイと言ったデュエマ部メンバーが居た。

リリス「零!助けに来たよ!良かった!無事だった?怪我は無い?お腹空いてない?大丈夫?」

零「お、おう…。」

ボウイ「クソ!ビビらせるなよ!」

零「す、すまん…。」

ボウイ「それじゃあ、僕はアイツを倒しに行ってくるからな。」

零「アイツって?」

ボウイ「ノゾミだよ!」

零「あー、じゃあ俺も行く。」

リリス「あ、じゃあ私も行く!」

イッサ「なら俺も行く。」

竜吾「俺も俺も!」

ファルゴ「全員行くのにアルバトロスでパーフェクトな俺が行かない訳無いだろ?」

 

零「それじゃあ行くか、ボウイ何処に行ったか知ってるか?」

それに対し、ボウイは拍子抜けした様な表情をして言った。

ボウイ「僕は知らないぞ?零が知ってるんじゃ無いのか?」

零「俺知らないぞ?」

ボウイ「え?」

その時、ジャブラッドが会話に割り込んで来た。

ジャブラッド「零、お前なら分かるはずだぞ?」

零「どう言う事だ?」

ジャブラッドはニヤニヤ笑いながら話し始める。

ジャブラッド「奴らは多分あの黒い蒸気の発生源に行った…と言う事は。水気…つまり残滓と闇のマナの出てるところを探せば分かるはずだ。」

リリス「零どうする?」

零「試してみる価値はありそうだな。」

俺は自分の感覚を頼りに探した。

少し気分が悪くなったが、すぐにその場所が分かった。

それはノゾミの楽屋のライトの付いたガラスの付いている棚の下だった。

零「多分…この下だ…誰か退かせるか?」

リリス「私がやるね。」

リリスが棚をひっくり返すとそこには地下へと続く長い階段があった。

零「リリスありがとうな。」

リリス「えへへ…」

零「?」

ボウイ「良し行くぞ、光源は僕が確保する!」

零「ボウイ…何か変わったな?」

ボウイ「え?」

零「前より良い目をしてるぞ?」

ボウイ「そ、そうか?…と、とりあえず行くぞ!僕に続け!」

ボウイはそう言うと手にランプの様な物を出した。

零「おい、何だそれ?」

ボウイ「あぁ、これか?良いだろー?僕もクリーチャーと契約したんだ。」

零「ん??…じゃあ俺達仲間か。」

竜吾「俺もだぞ!」

イッサ「…」

リリス「良いな〜私もクリーチャーと契約したいな〜」

ファルゴ「ファッファッファ〜機会があったら俺もしたいな!ファーッファッファー!」

 

俺達は真っ暗な階段を下り始めた。

 

しばらく下っていると、体育館ほどの広さの巨大な空間に出た。

零「広くて何も見えないな…ボウイ、もっと明るく出来ないか?」

ボウイ「ちょっと待っててくれ…試してみる。」

 

イッサ「…!り、リリスこれって…」

リリス「ん?何?」

イッサが指差した方を見たリリスは直ぐに俺の方に駆け寄り叫んだ。

リリス「零!ボウイ生徒!明るくしちゃダメ!!!」

零&ボウイ「え?」

だが、既に遅かった。

 

そこには見たこともない様な謎の怪物が山ほど居た。

一つ目の大量の触手を持つ化け物や口が縦開きの化け物…様々な怪物達がこちらをジッと見つめていた。

光が付いた瞬間、奴らは俺達に飛び掛かって来た。

 

リリス「ッ!」

間に合わないと判断したリリスは咄嗟に右目を閉じ左目をかっぴらいた。

 

その目は…あの日あの時すれ違ったあの子にそっくりに見えた。

リリスの左目が朱く輝き出しそれを確認するとリリスは即座に言葉を発した。

「死ね」

とリリスは言った。

 

そうすると怪物達は破裂し肉の塊となった。

 

零「何が起きた…?」

俺はそう言うとキョロキョロ周りを見渡した

一瞬の出来事だった。

 

リリス「ハァハァ…零!ボウイ生徒!大丈夫!?」

リリスは息切れしながら俺の方に近づいて来た。

零「…リリス、今の何だ…?」

リリス「これ?これは…」

リリスは一瞬何かを言おうとしたが、すぐに黙った。

零「…リリス、お前この前エンゲルスを吹っ飛ばしてたけど…お前強すぎないか?」

俺がそう言うとリリスは拍子抜けした様な顔をした。

それを見たイッサはリリスの前に出て来た。

イッサ「リリスのあの筋力は…本当にあの時だけだ。」

リリス「そ、そうそう!…私的にはあれは旗をジャンプ台代わりに使ったからだと思ってるけど…よく分からないかなぁ…なんか最近体が変な感じするし…」

イッサ「それより、早く先に進むぞ。」

零「そ、そうだな…。」

俺達が話していると左と右の方の通路からさっきの化け物と似た様な奴らが山ほど出て来るのが見えた。

ファルゴ「おいおいおい…」

竜吾「クソ!戦うか…?」

カイザー「俺はいつでも行けるぞ。」

 

ボウイ「ゴルドラン!お前も…ゴルドラン?」

ボウイはカードを弄っていたがクリーチャーが出て来る気配は無かった。

 

その間に俺は階段の位置から正面の方向に扉を見つけた。

零「お前ら!あそこだ!」

俺達はすぐさま扉へ向かい、扉を開けてすぐさま扉を閉めた。

 

零「ゼェ…ハァ…ボウイ…ランプ消しとけ…」

ボウイ「ハァハァ…わ、分かった…」

俺とボウイが一息付いているとファルゴが声を上げた。

ファルゴ「ななな…何だここは!?」

零「ファルゴ何見て…は?」

 

ファルゴの視線の先にはさっきとは比べ物にならないとんでもない広さの空間があり。その中心には小さな…まるで小さい子供が使う様な小さなステージがあり。その頂上にある本の様な物からドス黒い蒸気が漏れ出ていた。

そしてそこには…COMPLEXにエンゲルス…そしてノゾミの姿があった。

 

零「居たぞ、あそこだ。」

俺がノゾミの方を指差すとノゾミはこっちを向きニヤリと笑った後、こちらを指差した。

ノゾミ「エンゲルス!」

そう言うと上の方から突如としてエンゲルスが現れ剣尖から鋭い光を放った。

 

その光はステージの裏に居る数多の怪物達を目覚めさせ、俺達の居る方向へと狙いを定めさせた。

エンゲルス「行くぞ!奴らを殺す!」

そう言ってエンゲルスは怪物達を引き連れこちらに前進して来た。

ボウイ「うわあああ!?ど、どうする!?逃げないと…」

ファルゴ「ボウイ、お前は先に行け。」

ボウイ「え?」

零「ここは俺らに任せろ。」

ボウイ「でも何で…」

零「決着、付けたいんだろ?」

ボウイ「…あー!分かったよ!さっさとぶっ倒してくるからな!死ぬなよ!バカ共!」

そう言ってボウイは先へ行った。

リリス「イッサ、私達もやるよ。」

イッサ「はぁ…分かったよリリス…」

リリス「武器は…人骨でいっか!折れてるのもあるし投げるのも良さそうだね。」

 

ファルゴ「ファーッ!喰らえ!アルバトロスゴルフメテオーッ!」

エンゲルス「ぐおッ!?ま、前に進めん…」

 

零「こいつら一体一体固えな…」

リリス「零、触手のは目を潰すと殺しやすいよ。」

零「なるほど…だってよジャブラッド、お前も手伝え。」

ジャブラッド「一人でも出来るだろ、俺は観察してるんだよ。」

零「何を?」

ジャブラッド「それは…」

ジャブラッドが何かを指差そうとした時、地面からも大量の怪物が湧いて出てきた。

零「なっ!?クソ!」

ジャブラッド「油断は禁物だぞ、契約者。」

 

その頃、ボウイは小さなステージにたどり着いていた。

 

ボウイ「…」

下から自分を見上げるボウイを見たノゾミはCOMPLEXの腕に乗り薄ら笑いを浮かべながら降りて来た。

ノゾミ「変な力まで身につけた上に…零まで解放して私の残滓保管庫の中にまで来るなんて…そんなに殺されたいの?」

それに対して、ボウイは必死に平常心を保ちながら答えた。

ボウイ「…死にに来た訳じゃない、お前を倒しに来たんだ!ノゾミ!僕とデュエルだ!」

ノゾミ「デュエルなんてする必要なんて出来ないでしょ?何故なら、お兄ちゃんは私が怖いから死ぬのが怖い…それだけの理由、パパとお兄ちゃんだけの世界を守りたいから…だからお兄ちゃんは私に逆らえない。」

ボウイ「僕に負けるのが怖いのか?」

それを聞いたノゾミの顔から笑顔が忽然と消えると彼女はデッキを取り出した。

 

ノゾミ「…COMPLEX、下ろして。」

COMPLEX「融合を使うのはやめてくださいね…。」

そうして地に降りたったノゾミはデッキを取り出した。

ノゾミ「無様に殺してあげる…ッ!」

ボウイ「やれるものならやってみろ!!」

 

ノゾミ&ボウイ「デュエルスタート!」

 

 

─???─

 

「始まった様だぞ。」

 

「フッ…分かってる。…行くぞ。」

 

─────────

 

 

ボウイ「僕のターン…。」

ボウイ「(このデッキ…内容が変わってる…でも分かる!分かるぞ!回し方が分かる!)」

ボウイ「…チャージしてターン終了だ!」

 

ノゾミ「チャージして1マナ、COMPLEXをバトルゾーンに…ターンエンド。」

ノゾミ「…COMPLEXのカウントが8になった瞬間、お兄ちゃんは何も出来ずに負ける。」

ボウイ「…」

ノゾミ「怖い?」

ボウイ「…ならカウントが8になる前に倒すまでだ!」

ノゾミ「チッ…さっさとやめるべきだったのに…」

 

ボウイ「2マナでザゼゼーンを召喚してターン終了だ!」

COMPLEX「ノゾミ…あのザゼゼーンとか言うクリーチャー…注意した方が良さそうです…。」

 

ノゾミ「分かった、私のターン…カウント1。2マナでタンクリオを召喚してターン終了。」

 

ボウイ「なら僕のターン!3マナでガンマを召喚してターン終了だ!」

 

ノゾミ「カウント2。更にタンクリオを破壊してカウント3…そして2マナでハイパーエンゲルスを召喚。」

 

エンゲルス「ハッ!?パンドーラが呼んでいる!ハッ!」

そう言うと、エンゲルスはファルゴのゴルフボールの雨から抜け出し、ノゾミの元へ向かった。

ファルゴ「ファッ!?おい!あいつがボウイのとこに行ったぞ!」

零「クソ…直ぐにでも行きてぇのに数多い癖にやけに固いんだよこいつら…」

リリス「零後ろ!!」

俺の後ろには人がたの肉肉しい化け物が後ろから俺を殺そうとしていた。

零「ぐ…!」

俺は間一髪で後ろの化け物の攻撃を避けた。

零「油断も隙もありゃしねぇ…いつ終わるんだよ…」

 

 

エンゲルス「お前達、奴らをそのまま足止めしておけよ。」

 

ノゾミ「エンゲルスを出したら私はターンエンド。」

 

ボウイ「なら、僕のターン!後悔させてやる!4マナでゴールド・フラウムを召喚!そしてヨビニオンだ!」

ノゾミ「…ヨビニオン?」

ボウイ「こいつのコストより少ないクリーチャーが出るまで山札をめくってそれを出せるんだよ!そんな事も知らないのか?」

ノゾミ「…調子に乗っていられるのも今だけだから。」

ノゾミがボウイを睨みつけるとボウイは一瞬身震いしたが。勇気を振り絞っり山札をめくった。

ノゾミ「来た!2体目のガンマをバトルゾーンに。更にヨビニオンの効果で山札をシャッフル」

ボウイ「更に更に!ゴールドフラウムの効果でシールドを追加!これにより!ガンマ2体のメカメクレイド5を2回発動…ルベル・ゴルギーニとシェケダン・ドメチアーレを召喚!シェケダン・ドメチアーレの効果で、バトルゾーンの光のクリーチャーの数だけドロー出来る…つまり!6枚ドローだ!」

 

ボウイ「まだ終わらないぞ!シールドが追加された事により!ザゼゼーンがアンタップ!これにより、ザゼゼーンの効果が使える!ザゼゼーンは次の僕のターンまで離れない。」

 

ボウイ「行くぞ!ザゼゼーンでお前に攻撃!シールドをwブレイク!」

ノゾミ「stコブラ、山札から2枚を墓地に置き、墓地からタンクリオをバトルゾーンに。」

ボウイ「まだだ!ガンマで更にシールドに攻撃!その時、シールドを1枚追加!これによりザゼゼーンをまたアンタップ!これによりザゼゼーンの効果がまた使える、今度はコブラをタップ!コブラは次のお前のターンの始めにアンタップしない!」

ノゾミ「…ニンジャストライク、ハヤブヤマルでハヤブヤマルをブロッカーにしてブロック。」

ボウイ「ぐ…」

ノゾミ「カウント4。」

ボウイ「まだまだ!ザゼゼーンでシールドをwブレイク!」

ノゾミ「stウィリデゴルゲルス。」

 

ボウイ「ターンエンドだ、その時!ルベル・ゴルギーニの効果で僕のクリーチャーを全てアンタップ!更に!ザゼゼーンがアンタップした事によりウィリデゴルゲルスをタップ。次のお前のターンにアンタップしない!」

ノゾミ「…ターン終了時、ハヤブヤマルは山札の下に…カウント5。」

ノゾミ「…私のターン、カウント6」

COMPLEX「…」

エンゲルス「…なんだこれは、融合は寿命が削られるだけでは無かったのか!?」

 

ノゾミ「タンクリオを破壊して1マナでアルデットを召喚、カウント7 アルデットの効果で1枚ドロー…更に3マナでもう一体アルデットを召喚…更に1枚ドロー」

 

ノゾミ「…更にアルデットをタップしてハイパー・エンゲルスをハイパー化。」

エンゲルス「任せろ!パンドーラのピンチは私が救う!」

ノゾミ「ハイパー・エンゲルスでシールドをwブレイク、その時山札の上から2枚をシールドに。」

エンゲルス「喰らえ!」

シールドが割れた事によりそのシールドの破片がボウイに突き刺さった。

ボウイ「ぐ…痛い…」

ノゾミ「じゃあやめれば?」

ノゾミはボウイを嘲笑したかの様に言った。

COMPLEX「ボウイ様…もうやめてください…これ以上やると…ノゾミが…」

COMPLEXは絆すかの様に言った。

エンゲルス「貴様はパンドーラと我々には勝てん!奴らも同じだ!このままお前は負けるのだ!」

エンゲルスはボウイを見下すかの様に言った。

 

だが、ボウイは決して下を向かず…その目で真っ直ぐにノゾミの方を見ていた。

ノゾミ「…何よ…何なのよ!」

それに対し、ボウイはまるで勇者の様に…真っ直ぐにノゾミの方を見て答えた。

ボウイ「…ノゾミ、お前には周りが見えないのか…?」

ノゾミ「…零と脇役達…後は私の為の本とステージと何体かの化け物だけ…それがどうかしたの?」

ノゾミがそう言うと、ボウイは震えながらもニヤリと笑って答えた。

ボウイ「何だ、見えているじゃないか…僕の仲間達が。」

 

ボウイ「…はっきり言おう!僕はお前を恐れない!誰かを恐れているとするなら…それは…その誰かに自分を支配する力を握られていると言う事だから。」

 

ボウイ「行くぞ!僕のターン!まずはgゼロでウェビペテルを0マナで召喚!更に1マナでアヴァタールを召喚!シールドを1枚追加、ガンマの効果でメクレイド、ゴールド・フラウムを召喚しヨビニオンでウェビペテルをバトルゾーンに出しシールドを1枚追加。」

 

ボウイ「そして行くぞ!僕の切り札!ハイパーエナジーでウェビペテル、ゴールド・フラウム、アヴァタール、ガンマをタップし1マナ!ゴルドラン・ゴルギーニをバトルゾーンに!アヴァタールの効果でシールドを1枚追加する。」

ドラン「来たぞ!」

ボウイ「ドラン!どうしたんだよさっきは喋らなくて…」

ドラン「さっさきは喋れなかったのだ…どうやら真のデュエルの時しか会話が出来ない様なものらしい…いや、真のデュエルでも恐らくこれ以上会話は出来ない…。」

ボウイ「そうか…。」

ドラン「では…行くぞ。」

ボウイ「ウェビペテル、ゴールド・フラウム、ルベル・ゴルギーニをタップして2マナでもう1体ゴルドラン・ゴルギーニを召喚!」

 

ボウイ「行くぞ…!シェケダン・ドメチアーレでシールドをTブレイク!その時、シールドを2枚追加…そして!シールドが10枚になった時…シールドを全て表向きにしてクリーチャーを全てバトルゾーンに出す!ドル・ゴルギーニの効果でアルデット2体とハイパーエンゲルスをシールドに!tブレイク!」

 

ノゾミ「え?え?と、トリガー無し…負け?え?」

ボウイ「ターンエンド その時ルベル・ゴルギーニの能力で僕のクリーチャーを全てアンタップする。」

 

ファルゴ「ファッファッファ〜!ようやく片付いたぜ!」

イッサ「あっちでも勝負あったみたいだな」

零「…とりあえずボウイんとこ行くぞ…また逃げられたりしたらやばそうだからな。」

リリス「おっけー!」

竜吾「お、おう。」

俺達はボウイの方へすぐさま向かった。

 

ノゾミは自分のターンを始めようとした。

ノゾミ「わ、私のターンカウンt…」

ノゾミがターンを始めようとした次の瞬間

扉の方から謎の3人組がデュエルに割って入った。

ボウイ「!?」

デュエルが終わらせられた事により、ドランはカードの中に戻されてしまった。

ボウイ「…ッ」

零「…何だあいつら」

奴らの内一人は黒い笠を頭に被り黒いマフラーに仮面、そして腰には刀と、まるで侍の様な風貌をしていた。立ち姿やスタイルから女性であると言う事がわかった。

二人目は黒いローブを被っておりとてもガタイが良く。見たこともない白い剣を持っている男だった。

そして三人目は俺達と同じぐらいの年齢と思われる仮面と黄色いローブを被った少女だった。

侍と黒ローブは仮面の少女の両脇に立っており。見たところ仮面の少女が一番地位が高そうだった。

 

俺達がこの空間に入って来た扉の方にはさっきまで俺達が戦っていた化け物達の倍の量の化け物達の残骸がゴロゴロと転がり落ちて来ていた。

 

COMPLEX「お前達!何故…」

エンゲルス「我々だけでも出来た!何故割り込んで来たのだ!!」

COMPLEXとエンゲルスが焦った様に言うと侍が前に出て来た。

侍「我々に自信満々にdm零を捕らえると言っていた割には。随分と小童に覇王の手記を取られそうになっていたのだな?」

そう少し呆れている様でもありながら小馬鹿にした様に言った。

エンゲルス「ぐ…」

黒ローブ「その辺にしてやれ。」

侍「あぁ、時間が無いからこれで終わりだ。」

そう言って侍は仮面の少女の後ろに戻った。

それを確認すると仮面の少女は話し始めた。

仮面の少女「さて…デュエル中悪いけど、今回のデュエルは切り上げさせてもらおう。」

ノゾミ「で、でも!私まだやれます!まだ勝てます!だから零は…」

黒ローブ「安心しろノゾミ、大丈夫だ。また次がある。」

ノゾミ「…はい。」

侍「次からは我々も本格的に参加する事にしよう。」

黒ローブ「…お前、dm零とデュエルしたいだけじゃないのか?」

侍はモゴモゴと何か言いたげにしていたが直ぐに言うのを辞めた。

仮面の少女「それでは、切り上げようか。」

 

ボウイ「ま、待て!」

謎の3人組「…?」

ボウイが止めてくれたおかげで、俺はすかさず奴らの内1人の仮面の少女の腕を掴んだ。

零「お前達…何者だ?」

その時、竜吾が融合を使いボルシャックの爪で奴らに切り掛かった。

竜吾「喰らえーッ!!」

零「待て竜吾!」

 

黒ローブ「どうする?」

侍「私が行こう」

そう言うと侍は一瞬で竜吾の前へ行き竜吾を突き飛ばした後竜吾の上に乗り口の部分に刀を当てた。

侍「次同じ事をしてみろ、私がお前の上顎と下顎を切り離してやる。」

竜吾「ぐ…」

しばらくすると侍は竜吾がら刀を離した。

黒ローブ「安心しろ、お前達から何もしなければ殺しはしない。」

そう言うと謎の3人組が俺達の前に立つと、黒ローブが話し始めた。

黒ローブ「どうせこれから嫌と言うほど会う事になるだろう…。ならば名乗ってやろう。」

そう言うと黒ローブの男はローブを脱ぎ捨てた

サバト「忌神サバトだ。」

ムラマサ「…ムラマサで通してる。」

零「…そこの仮面…お前は名乗らないのか?」

司令「dm零、私には少々特殊な理由がある…名乗れないのは残念だが…組織では私は司令と呼ばれている。」

 

ムラマサ「我らは月軍」

サバト「その名を刻みつけておけ。これからお前達の前に幾度となく立ち塞がる組織になるのだからな。」

そう言うと、奴らは黒い裂け目の様な物を開きノゾミ達を連れてその中に入ろうとした。

零「待て」

俺が引き止めると奴らは止まった。

それを見た俺はやつらの方へゆっくりと歩いて行った。

零「…俺達どこかで会ったか?」

俺がそう言うと司令はニヤリと笑い。黒い蒸気の様な物を放っていた本の様な物を回収した後にキラリと黄色の目でこちらを見つめてその場から消えた。

そして俺達は急にふらつきだした。

 

零「…何かめまいがしないか?」

リリス「う、うん…疲れて来ちゃったのかな…?」

ボウイ「だ…だんだん…意識が…」

そうして俺達は眠りについてしまった。

 

 

気がつくと俺達は劇場で倒れており、目の前にはジロジロと心配そうにこちらを見ている矢奈先生が居た。

矢奈「お、起きた!?みんな大丈夫?」

零「や、矢奈先…?」

リリス「えーっと、確か変な3人組が…」

竜吾「あー…何かすごく疲れたぜ…。」

ファルゴ「…とりあえず学校戻るか。」

イッサ「…」

零「…じゃあ矢奈先生、おなしゃす。」

矢奈「あ、オッケー!じゃあ皆んな車行こっか!」

俺達は矢奈先生の車に乗り学園へ行った。

 

零「ファルゴ、今何時だ?」

ファルゴ「ファ!?俺!?えー…13時45分だぞ!」

リリス「それやばいじゃん!早く着替えないと!」

イッサ「急ぐぞ!」

 

俺達はすぐさま着替え。メイド喫茶を2時間ほどやった。

途中アカリも来たりと、大忙しだった。

 

 

 

─文化祭が終わり、俺達は放課後帰り道をとぼとぼと歩いていた。

 

零「いやー、大成功だったな…と言いたいが…」

 

零「…まず、助けに来てくれてありがとう…だが気になる事が山積みだ…お前らもそうだろ?」

俺は部員全員を見つめてそう言った。

全員が首を縦に振った。

ファルゴ「信じられない事ばかりだったな…。メイド喫茶とかただの流れ作業にしか感じなかったぜ。」

竜吾「…あの侍野郎…次会った時は絶対にデュエルで倒してやる。」

 

リリス「今日の事はよく分からなかったけど…何があっても零だけは私が必ず守るからね。」

リリスは俺に近づき言った。

零「お、おう…ありがとうな。」

イッサ「…」

 

リリス「じゃあ、すぐ帰るからね。」

零「え?お前俺ん家じゃなかったか?」

イッサ「俺達は少し用事があるんだ。」

リリス「うん、途中までついて行きたくて…じゃあまたね!」

そう言ってリリスとイッサは学園の方へ戻って行った。

ファルゴ「じゃあ俺達は寮に行くぜ。」

竜吾「じゃあな!」

竜吾とファルゴもその場を去った。

 

零「…」

ボウイ「…」

帰り道、残ったのは俺とボウイだけになった。

零「なぁ、ボウイ。」

ボウイ「…何だよ。」

零「お前のデッキ、パーフェクトライトとか合いそうじゃないか?」

ボウイ「…良いかもな!」

ボウイ「(結局…恐怖は手放せなかったな…ゼロの言ってた殻についても結局分からなかったし…)」

 

ボウイ「(…ただ、今はこいつや他の奴らと一緒に居るこの世界を楽しもう。恐怖は…ゆっくりと克服してけば良いしな。)」

 

そうして俺達は、夕焼けの帰り道を歩いて帰った。

 

 

─舞浜学園 学園長室─

 

リリス「…お邪魔します。」

リリスとイッサが扉を開けると豪華な空間が広がっており、奥には社長が使う様な豪華な椅子と机があり、椅子には30代ぐらいの背の高い女性が座って居た。

???「来ましたか、リリス イッサ…」

???「学園での問題は全てこちらが処理しました、今日起こった事は誰の耳にも入る事は無いでしょう…」

???「…それでは本題です、リリス イッサ…劇場であった事を全て話してください。」

そう言うとリリスが一歩前に出た。

リリス「はい、お母様 全て話します。」

リリス「劇場のアノマリー達についても…あの蒸気についても…月軍の幹部と思われる者達についても…」

???「…dm零についても聞きたいのだけど。」

リリス「…いえ、彼は…たまたまついて来ちゃっただけです。」

イッサ「!?」

リリスがそう言うと、女性は少し嬉しそうに言った。

???「リリス、あなた…少し人間らしくなったわね…昔は何でも言う事を聞いたのに…」

リリス「…はい?」

???「今、あなたは私に嘘をついた。」

リリス「そ、それは…違います!」

???「矢奈教頭から聞いてるわ。」

リリス「…」

???「大丈夫よリリス、悪い様にはしないわ。」

リリス「…」

???「全て、お母さんに話して。」

 

─???─

 

ノゾミ「…」

サバト「元気出せ、次があるだろ?」

COMPLEX「忌神」

サバト「何だ?」

COMPLEX「司令が外でお呼びです。」

それを聞くとサバトはすぐに部屋を出て行った。

サバト「何だ?」

サバト「アカリ。」

 

アカリ「サバト。パンドラの箱の回収ご苦労…と言いたいとこだけど計画変更、dm零と追加であの隣の女を捕獲する事になったの…名は確かリリスだったはず。」

サバト「…ムラマサにはもう伝えたのか?」

アカリ「ムラマサはほとんど単独行動だからね…相方のサバトが伝えておいてくれない?」

サバト「…分かった。」

アカリ「…言っておくけど。いつでも総司令の地位を奪っても構わないんだよ?」

サバト「いや、第一教団のリーダーと言うだけで充分だ。好きにやれるからな。」

アカリ「そう…。」

サバト「じゃあ、また会おう。」

アカリ「次は…修学旅行の時になるね。」

サバト「そうか…その時に備えて、デッキを見直しておく事にしよう。」

そうして、二人は別々の方向へと歩いて行った…。

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