クリスマス会から数ヶ月後
3月5日 入学式、始業式当日
俺達は学園内のステージのある教会の様な場所の二階席でリリスやレルム、矢奈先生などの学校運営者達と座り、待機していた。
零「入学式か…そう言えば参加してなかったな…」
リリス「零は確か入学式参加せず私と面談でやってたね。」
零「そうそう、今でもあれなんだったのか分からないよな…」
リリス「」
零「ところで…何で俺がお前達風紀委員とか生徒会とか先生みたいな人と一緒に俺が並んでるんだ?普通に下の席でも良いだろ?」
リリス「よく分からないけど…零はランキング1位だから在校生として代表に選ばれたんじゃない?」
零&リリス「…」
レルム「話してる暇はありませんよ、そろそろ学園長が…」
その時、誰かがステージに立った。
その人物は強く、偉大であり
まるで皇帝でも見ているかの様な堂々とし佇まいだった。
零「…なぁリリス…あの人が学園長か…?」
リリス「うん、うちのママ」
零「何と言うか…気高くて強そうな人だな…」
リリス「そう!うちのママは…うん、気高くて強そうな人。」
零「そうか…」
リリス「あ!始まったよ!」
ステージには照明が当たり、学園長の姿がより分かりやすくなっていた。
荊花「新入生の皆様、在校生の皆様。こんにちは、最上川荊花(けいか)です。」
荊花「皆様がこの学園に入学してくださった事をとても嬉しく思います。」
荊花「この学園には、最新の設備 世界中の本が寄贈された図書館。さらに学園内のカードショップやゲームセンターなどの娯楽…そしてさまざまな教育や楽しいイベントなどの生徒達のさまざまなサポートがあります。」
零「カードショップなんてあるのか?」
リリス「今年の3月新しく建てられたんだよ!」
零「へー…」
荊花「学園の外にも覚知山財閥の運営している遊園地や巨大なショッピングモールと言う娯楽が存在しており。寮で生活しない生徒達も退屈する事は無いでしょう…」
荊花「…更に、この学園にあるランキング制度により、上位10名に入る事が出来れば。学園生活で学園が1度だけ可能な限りの要求に応じたり、友と競い合ったりなどと言う事も可能です。」
荊花「…しかし、これらは決してただの娯楽と言う訳ではありません。」
そう言うと、学園長は真剣に話し始めた
荊花「…これらの設備、そして施設は…全てあなた方の進化の為のものです。」
荊花「貴方方だけに留まらず。我々人類は進化、そして発展を幾度となく重ねて来ました。」
荊花「そして人類は今、停滞しています。」
荊花「人類は充実した生活、そして娯楽によって進化する事を忘れてしまったのです。」
荊花「この学園の設備は、その様な娯楽のある環境でも成長 発展 そして進化を確実に出来る様に我がMR社の作り上げた理想の学園です。」
荊花「…私は貴方方の進化に期待しています…。」
荊花「私からは以上です。」
そう言って学園長はその場を去って行った
零「…」
リリス「(拍手)」
リリス「凄かったでしょ?うちのママ!」
零「あ、あぁ…。」
矢奈「リリスちゃん、レルムちゃん、そろそろ出番だよ〜」
リリス「出番だって!零も行く?
零「そうだな…俺も行くか。」
レルム「…」
矢奈「じゃあこっち〜」
俺達は矢奈先生について行きステージ脇に来た
矢奈「今やってる話が終わったら次風紀委員長ちゃん達の番だからね。」
ステージでさっきまで話していた先生が退場すると、リリス達はステージに向かって行った
リリス「じゃあ先にやってるねー!」
レルム「零生徒。貴方は不良生徒なんですから貴方もしっかり聞いておいてください。」
そうしてリリスとレルムはステージに立った
するとリリスは突然さっきまで俺と話していた時とはまるで別人になった。
リリスは話し始める。
リリス「皆様こんにちは。風紀委員長のリリスです。」
レルム「副委員長のレルムです。」
リリス「今日は皆様に学校内のルールや規則について説明します。在校生の皆様も変更点も多少あるので聞いておいてください。」
リリス「まずは─」
そこからのリリスは淡々と話を進めて行った。
その声はとても冷たく、さっきまで俺と話していた時の態度がまるで嘘の様であり。
その立ち振る舞いは学園長に似たものを感じた。
リリス「授業は来月の中旬ごろから始まります。そして今月末には修学旅行があります。しっかりと行ける様に。ルールを厳守してください。」
リリス「以上です、質問が無い様でしたら話を終了させていただきます。次は零…生徒です。」
そう言ってリリスとレルムはステージの脇に戻って来た。
リリス「零!どうだった?」
零「…なぁ…リリス」
リリス「何?」
零「お前どこ行ってたんだ…?」
リリス「」
リリスは一瞬真顔になったが矢奈先生が割り込んできた事により、その表情は無くなった。
だが、それをかき消す様にアナウンスが入った。
「これにて入学式、始業式は終了とさせていただきます。新入生の皆様、お疲れ様でした。」
それを見計らったかの様に矢奈先生が俺とリリスの間に割って入った
矢奈「みんなお疲れ様〜!」
リリス「…はーい。」
リリス「行くよ零。」
そう言ってリリスは俺の腕を引っ張り帰って行った。
零「あ、ちょ…」
ステージ脇にはレルム副風紀委員長と矢奈先生だけが残った。
レルム「…」
矢奈「レルムちゃん。」
レルム「…何ですか?」
矢奈先生は笑顔で言った。
矢奈「お話があるんだけど…」
零「ありがとうございました。」
リリス「ありがとうございました〜!」
本田「お!二人共お疲れ!」
イッサ「零。」
イッサが突然背後から肩を叩いて来た。
零「ようイッサ。元気か?」
イッサ「あぁ…。」
その時、遠くから誰かが歩いて来た。
水華「イッサ先輩ー!」
イッサ「水華、どうした?」
水華「今日うち来ませんか?」
イッサ「行く。」
イッサはすぐに答えた。
水華「それじゃあ出発!」
イッサ「3月末の修学旅行楽しみだな。」
水華「そうですねー!」
そう言ってイッサ達は帰って行った。
───
自宅に帰宅した俺はソファーに寝っ転がっていた。
リリスはこたつの上に座る小さいジャブラッドと一緒にせんべいをバリバリと食べていた。
零「俺の分のせんべいまだあるか?」
リリス「3個とっといてるよ!」
零「じゃあもらおうかな。」
俺は立ち上がりこたつに入っり机の上にあるせんべいを1個取った。
零「なぁリリス、修学旅行って変な日程だよな。」
リリス「ママが3月中旬ぐらいしかやれないからって言ってたよ。」
零「へぇ〜」
零&リリス&ジャブラッド「…」
零「なぁリリス。」
リリス「何?」
零「暇だしデュエルでもしようぜ。」
リリス「いいね!私は力の王道使うね!」
俺達はデュエルを始めた。
零「2マナでサートゥルを召喚してターンエンドだ。」
──
リリス「レッドゾーンに侵略!さらにレッドゾーンfに侵略!」
零「st!トルネド=ネード!1枚引いて一枚捨てる。そしてレッドゾーンfを手札に。そしてもう1枚、邪侵入!山札の上から4枚を墓地に置き…墓地からチェア=イーイッスをバトルゾーンに。」
リリス「トルネド=ネード!水アビスだ!すごい!それに効果も強い!」
零「だろ?」
零「…んじゃ俺のターン、3体タップしてボウダンロウを4マナで召喚。墓地からジャブラッド、トルネド=ネード、アーテルゴルギーニをバトルゾーンに。そしてアーテルの効果でジャビビルともう一体を蘇生だ。」
零「トルネド=ネードを邪龍ジャジーブラッドにGNEO進化だ!」
リリス「GNEO進化!どんな能力なの?」
零「まぁ見とけよ。ジャジーブラッドは出た時山札の上殻3枚を墓地に置き1枚を手札に。そして!こいつが進化クリーチャーなら自分のクリーチャーを全てスピードアタッカーに出来る!ジャブラッドでwブレイク、アーテルでwブレイク、ジャジーブラッドでダイレクトアタックだ!」
リリス「流石は零!強い!最強!」
零「だろ?」
ジャブラッド「はぁ…」
ジャブラッドは呆れた様にため息をついた
─???─
会議室の様な場所でアカリと謎の少年が座って話していた。
アカリ「次の修学旅行、頼めるか?」
???「はい、もちろんです。」
アバクと言う人物はアカリの方を見て言った。
アバク「dm零は、俺が殺します。」