デュエルマスターズ darkness   作:deta豆

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第20話 江戸村

到着した後に俺達は車から降りた。

零「おぉ、いい場所だな、なんかでっかい城もあるし…。」

イッサ「おい零、あれ見ろ。」

イッサが指差した方向を見るとそこはお土産屋だった。

零「あの店がどうした?」

イッサ「木刀だぞ。」

零「なんだと…?」

イッサと俺は店の中へ入って行った。

零「おぉ!すごいな。」

イッサ「俺は買うぞ、お前は?零。」

零「買う。」

イッサ「グレート。」

零「よしじゃあ早速レジに…」

竜吾「回ってる最中に邪魔になってもしらねーぞー?」

 

零&イッサ「…」

イッサ「…なぁ零、帰りにしようぜ。」

零「…そ、そうだな。」

 

竜吾「スッゲーでかい城!」

零「和風…良いな!」

水華「あ!リリスさんあれ見て!」

リリス「」

水華「リリスさん!」

リリス「え?何?」

水華「和風の浴衣屋さんですよ!」

リリス「え!行こう行こう!」

矢奈「二人共〜、行くのは良いけどちゃんと戻って来てよ〜。」

 

そう言って二人は店へ入って行った。

雪「…竜吾、一緒に回ろ?」

竜吾「良いぜ!後でベンチあったらデュエルしよう!」

 

零「じゃあ俺も…」

矢奈「ちょっと待ちなさい。」

零「?」

矢奈「まさか女の子2人置いてくなんて言わないわよね?」

零「…まぁそれもそうっスね。(いつ昨晩の来た鬼達みたいなのが来るかわからんしな…)」

その時、イッサが駆け足でその場から離れた。

零「あ、おい!」

矢奈「零!」

零「なんだ?」

矢奈「戻ってくる前に連れ戻してこい!」

零「了解」

 

俺はイッサを追ってイッサが入って行った建物の裏に向かった。

 

零「確かこの辺りだったな…」

俺が裏路地に入ると丁度そこで鉄を擦る様な音が聞こえ、周りが少し明るくなった。

それによってイッサの姿がよりはっきりと見えた。

その照らされた姿のイッサはライターでオレンジ色の部分の白い棒の様なものに火を付け、火により煙のつくそれを口で咥えた。

イッサ「スゥー…ハァー…」

そうして煙を吐き終えるとイッサは俺の方を見てニヤリと笑い俺に言った。

イッサ「お前も一本どうだ?」

イッサ「以外とイケるぞ…少し煙たいが…」

そしてイッサは人差し指と中指の間にタバコを挟みニヤニヤしながら俺を掴み上げた。

イッサ「それとも…リリスにでもチクるか?」

イッサ「それとも矢奈先か?」

零「…」

イッサ「…チッ、つまんねーの」

舌打ちした後にイッサは俺を下ろした。

零「ありがとうな。それはそれとして…

お前、結構荒っぽいとこあるんだな。それに未成年喫煙か…なかなかのアウトローだな。」

イッサ「そうじゃない。こんなクソみてーな世の中じゃ、法でも犯してねぇとやってけねぇってだけだ。」

イッサ「…で、チクるのか?」

零「まさか、黙っといてやるよ。それはそれとして、一本貰おうか。」

俺がそういうとイッサは持ってたタバコを地面に落とし踏みつけた後ポケットから2本のタバコを取り出し1本を俺に手渡した。

イッサ「ライターいるか?」

零「あぁ、頼む。」

そうして俺はイッサからライターを受け取りタバコに火を付けたが

零「う"!?」

イッサ「お?どうした?」

零「…ダメだ俺タバコ向いてねぇ!」

タバコの煙を吸った時普通にキツかったので空いている手で鼻と口を押さえてしまった。

イッサ「口つけてねーのにもったいねーなー…ちょっと寄越せ。」

イッサはそう言って俺の手からタバコを取り上げ、自分の分と俺の分のタバコを二本咥えた。

イッサ「どうだ、タバコ二本吸い。」

零「おぉ!」

イッサ「お前にはできないだろ?」

零「クソッ!タバコ吸えたら3本…いや10本は吸えたのに…ッ!」

イッサ「負け惜しみ やるならやれよ 零部長」

零「じゃあやってやろうじゃねぇか。」

ジャブラッド「(煽り耐性ゼロかよ…)」

その時、向こう側から俺たちを呼ぶ声が聞こえた。

リリス「零〜!どこ〜?」

水華「イッサ先輩ー!零さーん!もう行きますよー!矢奈先生待ってますよー!」

 

イッサ「マズい…零!どっかタバコ隠せるとこ無いか!?」

零「知らねぇよ!」

イッサ「クソ…どうすれば…」

リリス「あ!零居た!何やって…」

イッサ「あ…」

零「(スゥー…ハァー…)」

リリス「」

水華「リリス先輩急に黙ってどうしたn…う"っ!?け、煙が…」

水華「まさかイッサ先輩…その手にあるのは…」

イッサ「ち、違っ…」

 

その時、突如俺たちの背後の暗闇からタコの触手の様なモノが4本伸び、俺たち4人に絡みついた。

イッサ「なっ!?」

零「!?」

リリス「え!?」

水華「なになに!?何が起きてるの!?」

そしてそのまま4本の触手が俺達を暗闇の方へと引きずり込んだ。

だが、その前にリリスの触手だけが…何者かに突如切断されたのが見えた気がした。

 

 

 

雪「…ねぇ竜吾、ちょっと手洗いに行ってくるね。」

竜吾「えぇ!?あと少し歩けばアトラクションに着くのに!?」

雪「ごめん、どうしても…」

竜吾「分かった、ここで待ってるぜ!」

それを聞いた雪は竜吾に深々と頭を下げ背中を向けて走って行った。

それを見た竜吾は近場のベンチに腰掛け植えてある桜の木の花をジッと見つめた。

江戸村はひとけが少なく、とても静かだった

 

──だが、そののどかなる世を

一条の一閃が切り裂いた。

 

ムラマサ「久方ぶりだな、竜宮竜吾。竜一族の当主最有力候補よ。」

竜吾「ッ!?」

ムラマサ「さぁ、死合おうか。」

 

 

 

アカリ「他の二人が動き出したみたいね。じゃあさっさと始めるから準備をしろよ、お前達。」

そう言うとアカリはそばに置いてある剣と弓矢を持ち、旅館の裏口から外へと歩いて行った。

 

アカリ「さぁ…大抗争の幕開けね。」

 

 

 

その頃、リリスは唖然としていたが、すぐに焦って言う。

 

「零!ぜ、零!待ってて!今助けに…」

 

リリスが走ろうとしたその時、リリスの方を何者かがポンと叩く。

 

「リリスちゃ〜ん…」

 

リリスは恐る恐る後ろを振り返る

 

そこには山羊の頭蓋骨を被ったスーツ姿の女が居た。

 

「あなたはこっち。」

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