デュエルマスターズ darkness   作:deta豆

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第34話 聖沌

リリス「…」

レルム「どうしたんですか?風紀委員長。」

 

リリス「…レルムちゃん。」

 

リリス「…零が今日観た映画、クソ映画だって。」

 

レルム「酷い人ですね。礼儀がなっていません。」

 

リリス「でも…」

 

その時、車内で電話が鳴った。

 

レルム「はい、レルムです。」

 

荊花「レルム生徒?リリスちゃん居る?」

 

レルム「学園長!?…はい、いらっしゃいますけど…」

荊花「変わってくれる?」

 

レルム「…風紀委員長、学園長からです。」

 

そう言って、レルムはリリスに携帯を渡した。

 

リリス「…」

 

だが、リリスは即座にその電話を切った。

 

レルム「え?」

 

レルム「り、リリス?」

 

リリス「後で謝っとく。」

 

 

 

 

 

 

 

─2t目─

 

平刃「ほんじゃ、ワイのターンや。」

 

平刃「ドロー、チャージだけして終わりや。」

 

零「やべぇよやべぇよ…なんか始まっちまったよ…」

 

平刃「あんちゃん、料理机に置いといたで。」

 

零「え?」

 

平刃「いや熱々の内に食った方がええやろ!こっちはワイに任して食べてくれや。」

 

零「あ、それじゃあいただきます。」

 

シノビ「…」

 

平刃「おどれのターンや、はよせんかい。」

 

シノビ「私のターン、ドロー。」

 

シノビ「私は2マナで忍足の聖沌 muk4d3(ムカデ)を召喚し、ターンエンド。」

 

平刃「ほんじゃワイのターンや!ドロー!」

 

平刃「ワイは3マナでおーるいん…何やったっけ?まぁええわ。とりあえずガチンコジャッジや。」

 

平刃「ほな山札の一番上捲れや。」

 

シノビ「…コストは5。」

 

平刃「残念やったな!ワイは6や!」

 

平刃「ほんじゃ、1枚ドローするで。」

 

平刃「んで、この呪文はチャージャーやからマナに行くんや!」

 

平刃「これでワイはターンエンドやで。」

 

シノビ「私のターン、ドロー。」

 

シノビ「私は手札より3マナで呪文、聖沌忍法b4ckd00r(バックドア)。」

 

シノビ「それによりムカデをタップし、メカ・メクレイド5を発動、山札からタタミマントラをバトルゾーンに。」

 

シノビ「タタミマントラの効果発動、3枚墓地に置き、墓地からマキビシマントラを手札に。」

 

シノビ「最後にムカデの効果で1枚ドローし、ターンエンドだ。」

 

零「(かなりトリッキーだな…守りを固めてる感じか。)」

 

平刃「ほんじゃワイのターンやな。」

 

 

 

 

平刃「ちょいと遊んだるわ。」

 

平刃「ワイのターン、ドロー!ワイはsssを3マナでsssを唱えるで!」

 

零「え?」

 

平刃「ん?あんちゃんどうしたん?」

 

零「あ、いや、勝てるのに何で勝とうとしないのかなーって。」

 

平刃「ほーん、ワイに啖呵切ってくるとか、あんちゃんおもろいやん。」

 

平刃「名前は?」

 

零「零ッス。」

 

シノビ「…!?」

 

平刃「なるほど、ほんじゃ零はん、よーく見とき?」

 

 

平刃「…叩き潰したるわ。」

 

そう言った平刃と言う男の雰囲気が一瞬で変わった。

 

それはまるで猛獣が獲物を狙う時の様な目でもあった。

 

平刃「…ほんじゃ、ワイは5マナでヴァリヴァリウスを召喚や!こいつはワイの場にクリーチャーがいない時にコストを3減らせるで!」

 

平刃「ヴァリヴァリウスでムカデにアタックする時、マジボンバーや!山札からダイナボルト!ついでにシールドを1枚追加するで!」

 

 

 

シノビ「ウラ・ニンジャストライク!マキビシマントラ!」

 

平刃「ほんじゃあワイもこっからやで、ダイナボルトでシールドをアタックする時、Wマジボンバーや!」

 

平刃「山札の上から2枚を捲って巡巡-スターとチェンジザを出すで。」

 

平刃「巡巡-スターの効果でヴァリヴァリウスをアンタップ、そしてチェンジザの効果で2枚ドローして…手札からドラサイ捨ててドラサイ唱えるで!」

 

平刃「こいつはコスト7以下のドラゴンを出せる呪文や、つーことでもう一体のダイナボルトや!」

 

平刃「そしてwブレイクやで。」

 

シノビ「ぐ…だがマキビシマントラの効果でお前はアンタップしているクリーチャーを2体破壊しなければならない。」

 

平刃「そーいうことならチェンジザと巡巡はバイバイやな。」

 

平刃「それじゃもう一発行くで、wマジボンバー!」

 

平刃「こいつは大当たりや。」

 

平刃「ワイは山札からホーリーグレイスとヴァル・ボルシャックを出すで。」

 

零「ボルシャック…」

 

平刃「お?あんちゃん気になるんか?ええカードやろ?こいつはワイの甥からもらったんやで。」

 

平刃「そんじゃホーリーグレイスの効果でおどれのクリーチャー全部タップしてついでにワイのダイナボルトを2体ともアンタップや!」

 

シノビ「く…」

 

平刃「そんじゃダブルブレイクや!」

 

シノビ「…st!『ここは行かせません!』、そして忍爪の聖沌k491(カギ)!」

 

シノビ「まずは『ここは行かせません!』の効果により山札の上から3枚を墓地に置き、ダイナボルトを破壊。」

 

シノビ「続いてカギのst+効果により、シールドを1枚追加。」

 

シノビ「さぁ、自分のクリーチャーを2体選んで破壊しろ。」

 

そう言うと、シノビの突き刺す様な目が、平刃と俺を突き刺した。

 

平刃「んー?じゃあワイはホーリーグレイスとヴァル・ボルシャックにするわ。」

 

零「ごちそうさま…それはそれとして、結構やられてるけど、大丈夫そうッスか?」

 

平刃「まぁ見といてくれや。」

 

そう言って、平刃と言う男はニヤリと笑った。

 

平刃「ワイはヴァリヴァリウスでマキビシマントラに攻撃、その時マジボンバー!手札からR・S・F・Kを出すで!」

 

平刃「そんじゃ、マキビシマントラを破壊や。」

 

シノビ「カギでブロック。」

 

平刃「ほんじゃ、R・S・F・Kの効果で2回ガチンコジャッジや。」

 

シノビ「3が2つ…」

 

平刃「7と8や!」

 

シノビ「何!?」

 

平刃「マキビシマントラの効果はアンタップしてるクリーチャー限定やろ?ほんじゃ、シールドをwブレイクや!」

 

シノビ「…」

 

平刃「さぁ、トリガーはどうや?」

 

シノビ「…gsのみだ。」

 

平刃「ほな、そのままダイレクトアタックや!」

 

R・S・F・Kのビームがシノビに向かって飛んでいった。

 

だが、シノビはそれを難なく交わした。

 

シノビ「dm零…なるほど…撤退…」

 

そう言うと、シノビは煙玉を使いその場から逃亡した。

 

 

平刃「ふーっ、つかれたわーっ」

 

零「…(今のうちに金だけ置いて逃げよ。)」

 

平刃「あんちゃんどこ行くんや?」

 

零「…」

 

平刃「あんちゃんまた会おうや、ワイに物申してたの、おもろかったで!」

 

零「あ、あざす。」

 

平刃「そんじゃな!」

 

そうして俺は歩いてその場を後にし、ホテルへと向かった。

 

平刃「そんじゃ、ワイも帰るか。」

 

店員「あ、あの…」

 

平刃「んあ?なんや?」

 

店員「み、店…」

 

平刃「あ…」

 

 

 

 

 

 

リリス「…」

 

荊花「お帰りリリス…どうして電話を切ったのかしら?」

 

リリス「…」

 

荊花「今日はもう寝なさい。」

 

荊花「明日はきっと、良い日になるわ。」

 

リリス「…」

 

リリスはすぐに自分の部屋へと向かった。

 

そして、そこに居たのは…

 

 

???「やっほー、いやー苦労したね!ここまで来るの!」

 

リリス「…」

 

???「その気が無いのは分かってる!だからあと3日だけ待っててあげるね!」

 

そう言うと、山羊の頭蓋骨を被った女はその場から姿を消した。

 

そうしてリリスは、机に5つのキーホルダーを置き、それを眺め続けるのだった。

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