リリス「…」
レルム「どうしたんですか?風紀委員長。」
リリス「…レルムちゃん。」
リリス「…零が今日観た映画、クソ映画だって。」
レルム「酷い人ですね。礼儀がなっていません。」
リリス「でも…」
その時、車内で電話が鳴った。
レルム「はい、レルムです。」
荊花「レルム生徒?リリスちゃん居る?」
レルム「学園長!?…はい、いらっしゃいますけど…」
荊花「変わってくれる?」
レルム「…風紀委員長、学園長からです。」
そう言って、レルムはリリスに携帯を渡した。
リリス「…」
だが、リリスは即座にその電話を切った。
レルム「え?」
レルム「り、リリス?」
リリス「後で謝っとく。」
─2t目─
平刃「ほんじゃ、ワイのターンや。」
平刃「ドロー、チャージだけして終わりや。」
零「やべぇよやべぇよ…なんか始まっちまったよ…」
平刃「あんちゃん、料理机に置いといたで。」
零「え?」
平刃「いや熱々の内に食った方がええやろ!こっちはワイに任して食べてくれや。」
零「あ、それじゃあいただきます。」
シノビ「…」
平刃「おどれのターンや、はよせんかい。」
シノビ「私のターン、ドロー。」
シノビ「私は2マナで忍足の聖沌 muk4d3(ムカデ)を召喚し、ターンエンド。」
平刃「ほんじゃワイのターンや!ドロー!」
平刃「ワイは3マナでおーるいん…何やったっけ?まぁええわ。とりあえずガチンコジャッジや。」
平刃「ほな山札の一番上捲れや。」
シノビ「…コストは5。」
平刃「残念やったな!ワイは6や!」
平刃「ほんじゃ、1枚ドローするで。」
平刃「んで、この呪文はチャージャーやからマナに行くんや!」
平刃「これでワイはターンエンドやで。」
シノビ「私のターン、ドロー。」
シノビ「私は手札より3マナで呪文、聖沌忍法b4ckd00r(バックドア)。」
シノビ「それによりムカデをタップし、メカ・メクレイド5を発動、山札からタタミマントラをバトルゾーンに。」
シノビ「タタミマントラの効果発動、3枚墓地に置き、墓地からマキビシマントラを手札に。」
シノビ「最後にムカデの効果で1枚ドローし、ターンエンドだ。」
零「(かなりトリッキーだな…守りを固めてる感じか。)」
平刃「ほんじゃワイのターンやな。」
平刃「ちょいと遊んだるわ。」
平刃「ワイのターン、ドロー!ワイはsssを3マナでsssを唱えるで!」
零「え?」
平刃「ん?あんちゃんどうしたん?」
零「あ、いや、勝てるのに何で勝とうとしないのかなーって。」
平刃「ほーん、ワイに啖呵切ってくるとか、あんちゃんおもろいやん。」
平刃「名前は?」
零「零ッス。」
シノビ「…!?」
平刃「なるほど、ほんじゃ零はん、よーく見とき?」
平刃「…叩き潰したるわ。」
そう言った平刃と言う男の雰囲気が一瞬で変わった。
それはまるで猛獣が獲物を狙う時の様な目でもあった。
平刃「…ほんじゃ、ワイは5マナでヴァリヴァリウスを召喚や!こいつはワイの場にクリーチャーがいない時にコストを3減らせるで!」
平刃「ヴァリヴァリウスでムカデにアタックする時、マジボンバーや!山札からダイナボルト!ついでにシールドを1枚追加するで!」
シノビ「ウラ・ニンジャストライク!マキビシマントラ!」
平刃「ほんじゃあワイもこっからやで、ダイナボルトでシールドをアタックする時、Wマジボンバーや!」
平刃「山札の上から2枚を捲って巡巡-スターとチェンジザを出すで。」
平刃「巡巡-スターの効果でヴァリヴァリウスをアンタップ、そしてチェンジザの効果で2枚ドローして…手札からドラサイ捨ててドラサイ唱えるで!」
平刃「こいつはコスト7以下のドラゴンを出せる呪文や、つーことでもう一体のダイナボルトや!」
平刃「そしてwブレイクやで。」
シノビ「ぐ…だがマキビシマントラの効果でお前はアンタップしているクリーチャーを2体破壊しなければならない。」
平刃「そーいうことならチェンジザと巡巡はバイバイやな。」
平刃「それじゃもう一発行くで、wマジボンバー!」
平刃「こいつは大当たりや。」
平刃「ワイは山札からホーリーグレイスとヴァル・ボルシャックを出すで。」
零「ボルシャック…」
平刃「お?あんちゃん気になるんか?ええカードやろ?こいつはワイの甥からもらったんやで。」
平刃「そんじゃホーリーグレイスの効果でおどれのクリーチャー全部タップしてついでにワイのダイナボルトを2体ともアンタップや!」
シノビ「く…」
平刃「そんじゃダブルブレイクや!」
シノビ「…st!『ここは行かせません!』、そして忍爪の聖沌k491(カギ)!」
シノビ「まずは『ここは行かせません!』の効果により山札の上から3枚を墓地に置き、ダイナボルトを破壊。」
シノビ「続いてカギのst+効果により、シールドを1枚追加。」
シノビ「さぁ、自分のクリーチャーを2体選んで破壊しろ。」
そう言うと、シノビの突き刺す様な目が、平刃と俺を突き刺した。
平刃「んー?じゃあワイはホーリーグレイスとヴァル・ボルシャックにするわ。」
零「ごちそうさま…それはそれとして、結構やられてるけど、大丈夫そうッスか?」
平刃「まぁ見といてくれや。」
そう言って、平刃と言う男はニヤリと笑った。
平刃「ワイはヴァリヴァリウスでマキビシマントラに攻撃、その時マジボンバー!手札からR・S・F・Kを出すで!」
平刃「そんじゃ、マキビシマントラを破壊や。」
シノビ「カギでブロック。」
平刃「ほんじゃ、R・S・F・Kの効果で2回ガチンコジャッジや。」
シノビ「3が2つ…」
平刃「7と8や!」
シノビ「何!?」
平刃「マキビシマントラの効果はアンタップしてるクリーチャー限定やろ?ほんじゃ、シールドをwブレイクや!」
シノビ「…」
平刃「さぁ、トリガーはどうや?」
シノビ「…gsのみだ。」
平刃「ほな、そのままダイレクトアタックや!」
R・S・F・Kのビームがシノビに向かって飛んでいった。
だが、シノビはそれを難なく交わした。
シノビ「dm零…なるほど…撤退…」
そう言うと、シノビは煙玉を使いその場から逃亡した。
平刃「ふーっ、つかれたわーっ」
零「…(今のうちに金だけ置いて逃げよ。)」
平刃「あんちゃんどこ行くんや?」
零「…」
平刃「あんちゃんまた会おうや、ワイに物申してたの、おもろかったで!」
零「あ、あざす。」
平刃「そんじゃな!」
そうして俺は歩いてその場を後にし、ホテルへと向かった。
平刃「そんじゃ、ワイも帰るか。」
店員「あ、あの…」
平刃「んあ?なんや?」
店員「み、店…」
平刃「あ…」
リリス「…」
荊花「お帰りリリス…どうして電話を切ったのかしら?」
リリス「…」
荊花「今日はもう寝なさい。」
荊花「明日はきっと、良い日になるわ。」
リリス「…」
リリスはすぐに自分の部屋へと向かった。
そして、そこに居たのは…
???「やっほー、いやー苦労したね!ここまで来るの!」
リリス「…」
???「その気が無いのは分かってる!だからあと3日だけ待っててあげるね!」
そう言うと、山羊の頭蓋骨を被った女はその場から姿を消した。
そうしてリリスは、机に5つのキーホルダーを置き、それを眺め続けるのだった。