デュエルマスターズ darkness   作:deta豆

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第37話 唐突に

 

俺とイッサがデュエルをし、ホテルから荷物をまとめた後、礼先生と共に電車に乗り学園の方に帰るのと同時刻。舞浜学園の寮の一室、ファルゴの部屋にて、ボウイ、ファルゴ、竜吾の3人が集まっていた。

 

「「「………」」」

 

3人は、それぞれ黙っていた。

 

皆何か話しづらい空気感になっていた。

 

沈黙を一番最初に破ったのはボウイだった。

 

「…な、なんで二人共黙ってるんだよ…?」

 

それもそうだ、当たり前だ。

 

何故ならファルゴが皆を呼んだ後この3人が集まってもう1時間39分43秒経過している。

 

「…ボウイ、零とイッサとリリスとは連絡つかねーのか?」

 

ファルゴが、ボウイにそう問う。

 

「え、まぁ…零とイッサは既読スルーだし、リリスさんはそもそも既読すら付かない…。」

 

それを聞いたファルゴは、少し黙った後、一言。

 

「そうか。」

 

それだけ言った。

 

「月軍のやつらから、何か聞いてないのか?」

 

竜吾がそう、ボウイに問いかけた。

 

ボウイは内心イライラしていた。

 

だがふと、司令、サバト、そしてムラマサが言っていた、"覇王"という言葉を思い出し、言おうとした。

 

その時、それを遮るかの様にギィィィと言う音と共に、扉が開いた。

 

そこにいたのは…

 

「ムラマサ…!?」

 

竜吾がそう言って、ムラマサを睨見つけた。

 

それを見たムラマサは、鼻で笑った後に言う。

 

「随分と、ピリピリしているな?」

 

「竜吾。」

 

その言葉と共に、竜吾はカイザーの力で攻撃をする。

 

だが、ムラマサは同時に刀を抜きその攻撃を軽くいなす。

 

そして、さらに、寮の一室の壁が破壊され…

 

ヴリドガルドが姿を見せた。

 

突然の襲撃だった、あまりにも唐突で、突拍子もなく、何の前触れも無い。

 

そして、寮はその破壊行為にも関わらずあまりに静かだった。

 

3人は、ヴリドガルドの触手に捕まれ、ファルゴとボウイは外へ投げ出された。

 

「うわぁぁぁ!?」

 

そう叫び声を上げるボウイを、なんとか着地したファルゴが受け止めた。

 

「クソっ!なんでこんな急に来るんだ!?」

 

ファルゴがそう言うと、ヴリドガルドの背後から現れたサバトがデッキを取り出し、言う。

 

「そんなことはどうでもいい、やるぞ。」

 

 

 

そして、竜吾とムラマサの方でも、互いにデッキを取り出していた。

 

「今回は、私の本気を見せてやる。」

 

ムラマサがそう言うと、竜吾は冷たい眼差しでムラマサをギロリと睨みつけた。

 

「行くぞカイザー…!こいつをここで始末する!」

 

 

さらに外では、サバトとボウイ、ファルゴが相まみえていた。

 

ファルゴは、ボウイの前に出て言う。

 

「ボウイ、お前は下がってろ。」

 

「あの光文明使いの仮面に手も足も出なかったんだ。」

 

「ここはデュエマ部最強の、このファルゴ様がやってやるぜ!ファーッ!」

 

それを聞いたボウイは怒り心頭だったが、それをグッと堪え、目の前のサバトへ向けることにした。

 

 

 

 

ムラマサ対竜吾

 

サバト対ファルゴ

 

2つの戦いが、交差する掛け声とともに始まった。

 

「「「「戦闘開始(デュエル)!!!!」」」」

 

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