血狂いの娘   作:懐紙

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これがヒロアカのSSの戦闘描写か·····?なトーナメント2回戦目始まります。あと尾白くんの個性に関する独自設定というか考察的な部分が含まれます


トーナメント2回戦VS尾白猿尾

爆豪VSお茶子の試合も終わり、第二回戦が開始された。

2回戦目第1試合は緑谷VS轟で轟の勝利·····まぁ順当といえば順当な結果だが·····んー轟がここから吹っ切れて炎を解禁するなら警戒しなきゃかもなぁ·····ま、どう転ぶかは()ってみないと分からん。それより目先の第二回戦に集中しないとな。

 

ちなみに第二回戦のトーナメント表はこうなる

 

緑谷VS轟(轟勝利)

 

今筋VS尾白

 

庄田VS飯田

 

常闇VS爆豪

 

という訳で第ニ回戦は美奈を打ち破った尾白との試合だ。

 

『会場の修理が終わったところで早速第2試合を始めるぜ!』

 

『まずはコイツ!思ってたより強ぇ!個性は地味でも対人で輝く男!ヒーロー科尾白猿尾!』

 

「ぐっ地味に気にしてる所を·····」

 

『VS!またまた一撃必殺かァ!?今年の1年フィジカル最強は疑う余地無し!ヒーロー科今筋強骨ゥ!!!』

 

「まぁアピールは出来てるしいいと思うぞ」

 

『さぁ両者共にインファイター対決だぁ!アツい殴り合いが見れるのかぁ!?レディィィィファイト!!!』

 

「強骨さん。君にはきっと俺相手には本気を出すつもりがないんだろう?」

 

「ああ、悪いけどな。だが少し語弊があるな尾白私は誰が相手でも常に本気だぞ。【筋骨増強】(個性)を全力で使うかは置いといてな。ま、どちらにせよ舐めてると捉えられても仕方ない自覚はあるよ」

 

「いや、そんな事無いさ。これからの相手を考えるなら温存は必須だし·····実際にそれが出来るほどに君と俺には圧倒的な個性の相性差がある。」

 

 

だからこそ、と尾白は笑い

 

「俺は君に全力を出させて見せるッ!!」

 

「上等だァ!!やってみろッ!!!」

 

そう言って肉薄する尾白に私も筋肉を纏わせて突っ込み飛び膝蹴りを繰り出した。だが尾白はそれに合わせるように更に加速、私の上げた片脚を抱え込むようにタックルそして

 

(うら)

 

そのまま斜め下から掌底打ちをカチ込まれ大きく仰け反ってしまう

 

(つじ)

 

「ガッ」

 

いくら体重移動が上手いからと言って尾白の体躯から繰り出されるソレとは思えない程の衝撃に身体が浮かび後退した·····やべぇなこりゃ首を強化してないと一撃KOだった。

 

『タックルからの華麗な一撃が決まったァ!!コイツはキツイ!!だがフィジカルモンスター今筋!まだまだ戦意は衰えてないぞ!!』

「タックルから斜め45度に掌底打ち。この技を「卜辻(うらつじ)」と言う。シンプルながらその効果は受けてもらった通りさ。この体育祭決定からの2週間の練習でも十分実践的に使える技だ」

 

「なるほどな·····体重移動からのカウンター·····ヤバい技だがそれだけじゃ無いお前の個性(尻尾)か三本目の足として踏み込みを強化して威力を補強してるな?」

 

「正解。この太さを自在に動かすんだ当然背筋も自然に強くなるしね。でもしっかり効いてくれてて安心したよ。初見で対応されたらどうしようかと思った」

 

「馬鹿言えコレ初見対応とか無茶言うなよ。まぁ二度と食らってやるつもりは無いけどな?」

 

「それはどうかなッ!!!」

 

そう言ってまたタックルを仕掛けてくる尾白。二度と喰らわんと啖呵を切ったものの実にやりずらい。殴りに行くのは間に合わないどころかカウンターで先程の卜辻を食らってしまう。それは避けなきゃダメだ。かと言って避けるとタックル、無いしはそこから技に繋がっちまう。·····こうか?

私は向かってくる尾白に対してあえてタックルを受けそのままカウンターで投げる事を選択した。巴投げの要領でそのまま尾白を受け流し放り投げ、すかさず起き上がり腹に足刀を突き刺す。大きくバウンドし転げるが場外にはならず、私はそのまま追撃を繰り出すべく突進する。片膝をつきすぐさまの襲撃に備える尾白だがその顔は青白く苦悶の表情が隠れていない。なら防御なんぞ関係あるか!私は筋肉を更に隆起させ片腕に纏う。そのままラリアットで場外に吹き飛ばしてやるッ!!

 

(うら)

 

尾白が直前で立ち上がりこちらに迫る。また卜辻かだが知った事じゃない。ここまでの加速が着いた今、タックルなんぞものともしな ッ!?

 

 

「がッ!?」

 

 

『ここで尾白強烈なカウンター!凄まじい速度で突っ込んで行った今筋にドラゴンフィッシュブローが炸裂ゥ!!!』

 

「痛ッッでェ·····!なんつう威力してんだよお前のパンチ」

クソバカがよォ·····あ、歯ァ折れてら。後で生やすか

 

「痛いですます君も君だと思うけどね·····いやぁでもこれで倒れないのかぁもう切れる手札は無いなぁ·····」

 

「なら棄権するか?」

 

「まさか。最後は正面から殴り合うだけだッ!!」

 

「いいね、大好物♡」

 

まっすぐ向かい合う私と尾白。リングの中心で打撃の応酬が始まる。まるで木人樁の組手のように高速で繰り出される様々な技を躱し、受け流し、繰り出しが続く。まるで社交ダンスのようにお互いの呼吸のタイミングが重なる少しの綻びでこの戦いの決着はつくとこの場の誰もが確信していた。永遠に続くとすら思えた均衡は唐突に崩れる。私が手の甲を背にして放った平手の目潰しが尾白に当たる。一瞬怯んだその刹那に私は個性を使い大きく拳を振り上げる

 

 

「終わりだ」

 

「あぁ」

 

振り下ろした拳を尾白は巧みに伝って身体を上り私の上を取るそして空中で回転し遠心力のままに尾を私の背中に打ち下ろす。

 

「俺の勝ちだ【金剛(こんごう)】」

 

それを最後に視界がブラックアウトした

 

 

 

 

 

かすかに声が聞こえる

 

 

 

 

 

 

『今筋ダウン!このまま決着かァ!?』

 

 

 

··········は?ダウンだと?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

··············なにが起きた?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

·························あたまがまわらなくてきもちわるい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

···································使うつもり無かったんだがな

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【憑神】(つきがみ)

 

 

 

 

 

 

 

私の足元には倒れ伏した尾白。いやマジで使う気はなかった切り札を切らされた。咄嗟だったけど制御できて良かったぜマジで。まぁセメントスやらが最悪止めてくれるしリカバリーガールもいるしなと言うこの試合の構造に甘え全開の行使だったんだけどな·····アッ鼻血とまんね

 

 

 

 

『今のは一体どういうことだァ!?何が起きた!ありのまま今起こったことを話すぜ!尾白が今筋をダウンさせたと思ったら急に今筋が跳ね起きて尾白がダウンしたァ!?どーなってんだ!?ともあれ第二試合2回戦を制したのはヒーロー科今筋強骨ゥ!!』

 

 

 

歓声に包まれながら私は試合会場を後にする。リカバリーガールのところ行くか·····怒られるのやだけど放置もできねぇしな·····ハァ勝ったのに憂鬱だぜ

 

 

 

 

 

 

 

 




他作品の技解説

卜辻(喧嘩商売/家業)·····互いに立った状態で腰タックルから片手で相手の腿を抱え、空いた片手で相手の顔面に掌底打ちを食らわせる。相手はタックルに反応するため掌底打ちへの反応が遅れ、打つ側も斜め上45度の方向に機械的に掌底を打ち出すだけのため、習得が非常に容易である上に極めて有用。卜辻という名称は、タックルした時の様子が漢字の「卜」、掌底を打ちこんだ時の様子が「辻」に似ていることから名付けられた。尾白くんはバンダナマスクのちょっとヤバめなおじさんに教えてもらった。


金剛(喧嘩商売/家業)·····相手の心臓に打撃を加え、一瞬で気絶させる。心臓を強打する点以外に型は決められておらず、拳、虎爪、肘、踏みつけ、背面からの蹴りなど様々なバリエーションがある。使いこなすには高い打撃力が要求されるが、極めれば大型の猛獣にすら通用する。



憑神(ケンガンアシュラ/オメガ)·····意識的に心拍数を高めることで血流を加速させて発生した熱量を運動能力に変換し、攻撃のスピードを急上昇させる技。
発動中は心拍が高まることで心音がエンジン音のように周囲へ鳴り響き、体表の血管が腫脹するためか体色も赤く変化のが大きな特徴。攻撃の高速化だけでなく、途切れない攻撃が可能になるメリットを有しているのも大きな利点。無論そんな無茶をやらかすと非常に不味い訳だが、彼女の個性は筋骨増強で心臓は筋肉の塊なので、本来の技よりは大幅にリスクの改善が見られる。ただし血管なんかへのダメージは原作通り凄まじいものなので普通にリカバリーガールに小言は言われる模様。



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