爆豪side
「フッ·····!フッ·····!」
「勝つのはッ·····!!俺だァ·····!」
十分に温まった。最初っからフルスロットルだ。
決勝ともなりゃ盛り上がりは最高潮、大きな歓声が鼓膜を叩く。けど関係ねぇ
『ファイ「死ィィィィねぇぇぇぇぇぇ!!!!」ト!?爆豪開幕から全力の大爆発!早くも決着かァ!?』
控え室で温ためきった最大威力の爆発。モロに入ったがこの程度でアイツがくたばるとは到底思えねぇ!そのままもう片方の手でもう1発!これで殺し切るッ!!
BOOOOOOOOOM!!!!!!!
左右で1回ずつ今俺が出せる最大威力の爆発。並大抵の生き物はコレで沈む。けど煙が晴れた瞬間、俺を殴り飛ばしたのは白い外骨格のUSJで見たような巨躯の化け物だった
強骨side
あ〜いってぇ·····攻めてくるとは思ってたが最初から全ブッパかよ。コレの発動が間に合って良かったぜ·····対爆豪用に開発した全身に大きく筋肉を許容ギリギリまで纏いその外側から頑丈な外骨格を形成するこの形態。スピード耐久火力全てが高水準なこの形態だが纏う筋肉が断裂すると外骨格ごと作る関係で隙がでかいが問題ない。というか問題が出始めるまで長引くなら爆豪は手が付けられなくなってる為この形態の必要が無くなる。出来ればこのままサクッと決着つけたいんだが·····まぁ、そうはいかないよな期待通りだぜ爆豪
「このまま沈めェ!!」
「沈むのはお前だクソがァ!!」
追撃のストレートに対して爆豪は空中で旋回し背中に爆発、それに合わせて私は裏拳!だがそれも爆豪に読まれた。
腕に脚で絡みつき、そのまま爆風で加速しながら回転!?ウッソだろお前!!コイツ普通に腕をねじ切りに来たぞコッワ!?筋繊維が悲鳴をあげるが即座に補強、地面に叩きつけるが寸での所で離れ、回転の勢いのまま顔面に回し蹴りをカチこまれる。だがその程度じゃあダメージにもならないが、このままインファイトに持ち込まれるのはやだな。アッパーを放ち距離を取らせ仕切り直しだ。ふう、やっと一息つける
『ス、スゲェ攻防だ!数秒のうちに2転3転する状況!コイツら本当に1年かァ!?』
「ふー·····コッワ。普通クラスメイトの腕をノータイムでねじ切りに来るか?信じらんねーイカれてんな」
「ハッ!どうせテメェの個性なら大した問題にもなんねぇだろうが」
「まぁな?つかお前今の蹴りナチュラルに私のテンプルに膝入れたよな?外骨格で直撃にならんったって良くノールックで叩き込めるよな。サイコパスかよ」
「ニヤニヤ嬉しそうに口角上げてる奴から言われたって説得力皆無だわボケ!つかなんで平然としてんだ!倒れろや人として!」
「うわひっど人外呼ばわりかよ。けどまぁ今の形態の私に外傷を負わすのは中々至難の業だぞ?さぁどんどんこい。あと20はお前の全力に耐えてやるぜ」
「ッ〜〜!!!!上等だその肉鎧剥がし殺したるわ!!」
「熱烈ラブコール嬉しいぜあと語感のせいでなんかシリアルキラーだ·····ぞっと!!!!」
爆豪が加速し、それに合わせて私も一気に加速する。ジャブを重ねるが小刻みな爆発で旋回回避をする爆豪を捉えきれない。それどころかドンドン早くなってきてるせいで反撃の回数が増える。かといってこれ以上筋肉量を増やしたって小回りが聞かなくなるだけだからな。コッチがこの形態にアッパーをかけられない以上、ここから更に早くなられると中々鬱陶しいものがある····リスクはあるが仕掛けるか。爆破のタイミングを読みあえて食らうことで半ば強引に拳をねじ込むッ!!
「ここだァ!!」
「読めとるわ!ここで殺す!!
刹那、爆豪を殴り飛ばす直前に凄まじい音が全身を叩き、私の世界から音が消える。なるほどな·····閃光弾を見た時から頭の片隅には入れていたとは言え、即興でこの効果を出すかね·····?まぁ、私の個性じゃどーしようも無いからな、食らう覚悟だけしてたが·····ここまでの威力とは恐れ入ったよ鼓膜がイカれたし全身から血が吹き出してる。それに平衡感覚が狂ったせいでグラグラする。紛うことなき重症だな!!あーなんかアドレナリン出過ぎてテンション上がってきたな。ま、良いのが入ったのは向こうも同じだろうけどな感触的に片腕と肋は砕いたぞ?
「ハッ!!外側がいくら硬くたってテメェだって人間だ音と振動にはどうしても対応出来ねぇだろ!·····ゴホッ」
「あー?何言ってるか聴こえねーよ!!鼓膜ぶっ潰しやがってよォ!!!でも、まだ立つならやるんだよなァ!?爆豪ォ!!·····ゲプッ」
つっても体力的にも
「当たり前だコラ!!この一撃で沈めたるわ!!!」
「おっ!やる気か!!上等だァ!!!」
爆豪は片腕で爆発を起こしながら回転して徐々に加速していく凄まじい熱量が推進力となり、まるで爆豪を砲弾のように打ち出す。それを私は正面からぶっ潰す!!!【憑神】を使い心臓が早鐘をうちエンジンのような異音を放ち始める。そしてそのまま待ち構える。体外と体内、その全ての筋肉を一気に身体の【芯】に向かって収縮させる。
「
まだだ、まだ絞れ。爆豪は何かする事に気付いているんだろうそれでも尚、加速を辞めない。私の策ごと粉砕するつもりなんだろう。
だからこそ
お前の意志を、闘志を上から力でねじ伏せるにはそれこそ、お前の爆発のような力が。
故にこの技の名は
「
「【爆芯!!!!!】」
刹那、極光と爆音。凄まじい爆風が私の全身を殴りつける。何とか辛うじて立っているがもうムリ。筋肉も貼れないしこれで爆豪がまだやれるなら素直に負けるわ。向けた視線の先には倒れ伏す爆豪·····が、全身を震わせながら立ち上がってきた。オイオイオイ、冗談キツイぞ。その目はまだ鋭い眼光を放っている。·····こりゃ負けたかな·····だがその時ミッドナイトがリングに上がって爆豪のに何か言ってる。ふむ?鼓膜破れてるから何言ってっかわかんねぇんだわ。爆豪の目の前で何度か手を振り大きく頭の上でバッテンを作り、そして私の手を上にあげた。·····そうか。勝ったのか
「よっっしゃあァァァァ!!!!!·····アフン」
私の記憶はここで途絶えている
【爆芯】·····ケンガンアシュラ/オメガより。言わずと知れた常人の52倍の筋肉密度を誇るおじさんの技。強骨は52倍所じゃ無いので威力はさらに跳ね上がってる。今作では爆豪の爆発をリスペクトして生まれた強骨の技という設定