第2回戦は騎馬戦らしい。参加出来る上位42人の順位を元に反映されたポイントが各自割り振られ、その合算が騎馬の総ポイントになるらしい。ちなみに一位の緑谷は1000万ポイントとかいう頭悪過ぎるポイントが割り振られていて申し訳ないが笑ったむしろ罰ゲームだろあんなモン。その証拠に緑谷は明らかに騎馬集めに難航している確かに騎馬でガッツ見せたとはいえ、A組は緑谷の個性が超火力一発芸くんなのを知ってるし、B組はやはり個性の解るB組同士で組んでいる。その状態で1000万のポイントを抱えるのは明らかにリスクだもんな。まぁ頑張ってくれと心の中で祈りつつ、肝心の私の騎馬探しなのだが·····
「さて困ったな·····組むべき相手が思いつかん」
そう、私の個性とガタイ的にやるなら騎馬なのだ。そして優秀な騎手はというと·····
「なぁ爆g「テメェとは組まねぇよ!!お前はここで俺が叩き潰すわ!!」·····そうか」
「なぁとd「飯田、八百万、上鳴お前らで行く。ん?なんか言ったか」·····いやなんでもない」
とまあ、こんな具合となる。個人的に上鳴と芦戸辺りが騎馬として取られたのがしんどい。正直B組はあのわっかりやすい茨髪の彼女以外は上記の理由で私としても最終手段としたいしなぁ·····ん?
私の視線の先には紫髪と水色髪の恐らくB組か普通科の男子生徒達2人が尾白に話しかけているところだった。尾白は振り向いた傍から心ここに在らずと言った感じで、よく見ればそれは水色髪も同じ·····となると紫髪が何かしたな?洗脳·····催眠·····支配·····まぁこんなところか。良いなアイツ
「よう紫髪くんウチの尾白の奴に何かしたな?」
「ッ見られてたか·····だから?先生にでも言いつけるか?」
先ずは目線を合わさずに紫髪くんと肩を組む。さっきの感じ的に接触は個性発動のきっかけじゃないだろうからな。この時点での発動条件候補は2つ
1.声に反応する。あのスピードは返事かなにかだろう
2.目線を合わせる。尾白は振り向いていたからな目と目を合わせれば発動するかもしれない。
わざわざ声をかけて振り向かせたという事は、十中八九このどちらかだろう。さて、ここからすぐに顔を合わせに来るか声を掛け続けてくるか·····あえて紫髪くんの言葉は無視をする
「オイ、なんとか言ったらどうなんだ。それにコイツらはどうせ上位のアンタらみたいな派手な個性でもないし大した結果も残せないだろ。それなら俺が有効活用してやるほうが合理的だろ」
ふむ、こちらを覗かず話し続ける·····そして尾白にもディスを入れつつ疑問を投げかける·····か、こりゃ発動条件は返事で決まりだな。
「お前の個性は検討着いたぞ洗脳か支配って所だろ?条件は返事を返してもらうこと。いい個性だ敵を傷付けずに捕縛できて分からん殺しで即効性もあり、何より建物を破壊しないのがいい。 単刀直入に言うぜ?尾白と·····そこの青髪の洗脳を解いてお前ら纏めて私と騎馬を組め。断るなら尾白の洗脳といて2人で組むぞ。お前に青髪を背負うなりするスタミナがあるか?」
私は返事はせず一方的に捲し立てる。少しリスクがあるが黙り駆け引きするにしてはもう騎馬決定までの時間が少ないからな。
「チッ、正解。そこまでバレてるならしょうがないな。分かった、アンタと組むよ」
「··········」
「あー、もうアンタに個性は使わないよ。洗脳したのも俺が解くか軽く衝撃を与えたら解ける」
「それでいい。言葉にしないとな?今筋強骨だ。苗字は嫌いだから強骨と呼んでくれ」
「·····心操人使だ。よろしく。じゃあ洗脳を解いて良いんだな?」
「あぁ、ちょっと待て。騎馬組みの残り時間1分前に解くぞ。尾白はまあ協力してくれるだろうが、B組のコイツは協力どころかB組にお前の個性の情報を持ち帰られる可能性があるからな。そんな事されたらたまったもんじゃない。最悪でもこの情報は抱え落ちしてもらう。1分前で個性の情報共有出来ないのがちと難点だが、元々洗脳しての運用だ、どうせ癖なくフィジカルよりの個性だろ?なんとでもなるだろ」
「そうだよ·····まぁそっちの方が助かるか。分かった」
私の指示通り交渉時間の残りが1分を切った所で心操が洗脳を解く
「ん?今俺は·····」
「僕は一体·····」
「よう、お目覚めか?尾白、青髪くん。簡単に言うと君達はそこの心操に個性で洗脳されてた、だが私が協力を取り付けて騎馬を組んだので洗脳を解いたここまでは良いか?さて尾白、青髪くん騎馬組みの制限時間まであと58秒だから手短に言うぞ?私達と騎馬を組んでくれ。断るなら断ってくれて結構。さて残り40秒だなんのアピールもできずに脱落してくれ」
「(えげつねぇなコイツ·····)」
後ろの心操の視線が痛いがシカトする。
「俺は構わないよ。強骨さんが味方ならむしろお願いしたいくらいだよ。よろしく」
「僕は····いや、本来なら僕の意志すら介在する余地の無かった話だだからこそ、その誠意に報いたい。僕も協力させて欲しい。庄田二連撃だよろしく頼む。」
よし、協力を取り付けた所で騎馬を組みこの様な形となる。
騎手:庄田二連撃
前騎馬:心操人使
左騎馬:今筋強骨
右騎馬:尾白猿尾
庄田はリーチこそ心許ないが、騎手VS騎手なら個性的に防御も攻撃もこなせる。そして前騎馬の心操がおちょくりながら心を乱し、尾白と私で大規模攻撃なんかを捌いたり機動力を担う形になる。
カウントダウンが始まる
『3.2.1.スターーーート!!!!!』
さあ、暴れるぞ·····!!