場所は城塞高地。五人はメル・ゼナ討伐のため、キャンプで作戦会議をしていた。
最初の問題は、やはり誰を待機させるかだった。五人以上の狩猟は基本的に許可されていないため、必然的に誰かがキャンプ、あるいは近くで待機をしている必要があるのだ。
「最初は誰行きます?」
「俺は最初行こう。いつでも乙れるようにはしておく」
「いや、皆で無事に帰ってくることも任務の一つだからね? 進んで乙ろうとしないで?」
「ハイ……」
「ワシは、海未さん。あなたは待機していた方がよろしいかと」
「私ですか!?」
フィオレーネがそれに頷き「同意だ。海未殿には、誰かがキャンプへ運ばれた時の代替、そして……最終手段、奥の手として参加を請いたい」と言葉を続ける。
「私が奥の手、ですか」
「無論、無理にとは言わない。最初に出たいと言うのなら、私はそれを止める権利はない」
「……皆はどうしたい?」
「俺も賛成かな」
「私も賛成ですっ。お嬢には最後まで残っていて欲しいですから」
「んむ」
「……私が最後に行って役に立てるなら、私はそうしたい」
「決まりだな。よし、向かおう。海未殿はどうする、キャンプで待機をしているか?」
「誰かがキャンプ送りになった時点でいつでも飛び出せるように、近くで待機しています」
「分かった」
傍で作戦会議を聞いていたオトモアイルーたちは、緊張した顔で主人たちを見つめている。「だ、大丈夫かニャ?」「大丈夫ですニャ」「きっと大丈夫ですニャ……!」「いざとなったら死ぬだけニャ」と、皆覚悟がガンギマリの様子だった。
「死ぬ覚悟で行かないでね、タマちゃん」
「ウニャッ……」
「旦那さま、モルは心配ニャ」
「私も心配。でも大丈夫。
運命は覆せる。未来は変えられるって、私は知っている。
行こう、反撃だ」
皆が頷き、走って向かう。今日は皆オトモアイルーを連れているため、自分の足で、あるいはフクズクに見つけてもらうしかない。
あちこち探し回り、建物が多く密集するエリアにそれはいた。月光の下、朱色の翼をはためかせ、銀の身体は月光に照らされて酷く輝いている。その姿はまさに「公爵」。
爵銀龍メル・ゼナ。美しい見た目と、凶暴さを併せ持つ古龍種のモンスター。
「かっこいいーっ!」
「呑気なことは言っていられないよ、火垂。あれを討伐しなきゃならないんだから」
「……四人とも、ご武運を」
海未とモルは、近くの建物に隠れて様子を伺う。ガンランスを持った弧白が銃槍で後ろから初っ端フルバレットファイアをお見舞いする。最後の爆発が頭に来るように、全て狙った行動だ。
一瞬、翼を閉じ───紅き公爵は咆える。
「行くぞ、猛き炎たちよ! 貴殿らさえいれば、何も恐れるものはない!」
「気炎万丈!」
「うぉーっ、気炎万丈!」
「気炎万丈、ですなぁ!」
今、エルガドの危機を救う反撃が、行われようとしている。
* * *
「……大丈夫だろうか」
同刻、エルガド。ガレアス提督は月を見つめ、不安を露わにする。
「大丈夫です! 猛き炎と、その仲間たちです!」
チッチェが自信満々に返す。
「姫……」
「火垂さんも、弧白さんも、満さんも、フィオレーネも……海未さんも! 皆強いハンターであり、騎士です! 今はただ、無事を祈りましょう!」
「……姫がそうおっしゃられるのであれば」
「もうっ、今の私は受付嬢ですよ、ガレアス提督!」
「……慣れないものですな」
「ふふっ」
チッチェは満足そうに笑う。その顔を見て、ガレアスはつられて口角を少し上げた。
「そういえば提督、海未さんはどんな方なんですか? あまりお話をしたことがなくて」
「……そうですね。実を言うと、我々もよく存じ上げないのです。よく存じているのは、海未殿の父上の方であります。
ですが彼女には飛び抜けてハンターの才能があります。それが本人による努力の賜物なのか、はたまた生まれつきなのか……それは我々の知る範囲ではありませんが」
「とにかくすごいってことですね!」
「……間違いありません。それに、師範の下で何かを学んできたとも聞いております。
あの五人ならきっと、爵銀龍の討伐をやり遂げることでしょう」
* * *
「……何、あれ」
海未はメル・ゼナがどれだけの強いのかを、今特等席で見ている。
モンスターにしては、異質。しかしてあまりにも有り得ない動きをしていた。古龍というものは、そもそも卓越した戦い方をするのが主流だが……メル・ゼナは一癖、二癖とある。実力のある四人が苦戦しているのを、見ているだけでも分かる。
「旦那さま、あれは本当にボクたちが戦ったことのあるメル・ゼナなのかニャ?」
「後半の戦い方は似ているけど、全くの別個体だよ。そもそも身体の内部構成が違うのか、それとも……独自に進化を遂げたナニカなのか。私には分からないけど、少なくともあれは私たちが戦ったメル・ゼナじゃない」
特に狙われているのは弧白だ。盾持ちということもあるのだろう、他の皆を盾で庇いながら戦っている。見るからに息も切れており、体力を奪われつつあるのは確かな事実である。
「……こりゃあ、早めに飛び出すことになるかも。モル、準備はしておこう」
「ガッテンニャ!」
「火垂、俺の盾を使って兜割りをしろ!」
「待ってましたぁっ!」
満がヘイトを取っている間に、弧白は自分の頭上に坂になるような形で盾を構える。その上を火垂が勢いよく駆けていき、メル・ゼナが振り向いたタイミングで頭に兜割りを叩き込む。運良く部位破壊に成功し、メル・ゼナが少々の怯みを見せる。
「やりましたかね!?」
「……火垂、そろそろ学ぼうぜ。
「ふっかつのじゅもん」、来るよ」
だがまだまだ体力はありそうだ。
周囲のキュリアがメル・ゼナへと集まっていく。赤黒いオーラを身にまとい────メル・ゼナは更に強化を遂げる。
「おいおいおい……!」
「メル・ゼナの様子が変わっただと……!?」
「……こっちが本当の姿と言うやつだな。ワシは尻尾の切断を試みよう」
「俺はなるべくヘイト取りをします」
「私は火力担当ですね!」
「私も、出来る限りのことはしよう」
再び、メル・ゼナは咆える。
────瞬間、静寂。そして、対象の
「……え」
「消えっ……!?」
狙いはフィオレーネ。一瞬のことで呆気に取られる前に、攻撃を受ける。何とか盾で防いだものの、片手剣の盾は心許ない。体勢を崩したその隙に、見えない速度で後ろへ飛ばされるフィオレーネ。
「フィオレーネさん!」
「せんせ、やばいですよあれ!」
「んなの分かってる!」
弧白は理解していた。
あれは超高速移動。消えたのではなく、
フィオレーネがネコタクで運ばれていく。海未はまだなのか。皆の心に焦りが見える。
「火垂、無理はするなよ! お前までやられたら俺たちは終わりだ!」
「わ、分かってますってぇ!」
「───あ、まずい」
満のそんな声が聞こえ、彼もキャンプ送りにされてしまう。満さん、と叫ぶ暇もないくらいの攻撃の嵐。弧白は盾で防ぐしかなかった。
「せんせ、後ろ!」
回復をしようと盾を仕舞った────その隙を狙ったのか否か、メル・ゼナは彼の後ろに回り込む。
まずい。弧白は一瞬だけ走馬灯が見えたような気がした。
────それが彼に当たる前に、一つの大きな衝撃音。まるで何かを相殺したかのような、そんな音が辺りに響く。
メル・ゼナが怯んだ。後ろにへたりこんだ弧白の目の前に降り立つ、一つの姿があった。
「遅くなってごめん! 大丈夫!?」
左目に蒼い炎を宿す、海未だった。
「……海未、さん!」
「お嬢!」
「満さんかフィオレーネさんが戻ってくるまでの間を私が時間を稼ぐから、今のうちに回復して!」
海未はそれだけ言うと、さっさと立ち向かって行ってしまう。あの短時間でどれだけ動きを詰め込む余裕があったというのだろうか、彼女は攻撃を避け、双剣を叩き込みを繰り返している。
まるで「お前の動きは分かっている」というかのように。
「せんせ、回復しましょ!」
「お……おう」
もはや呆気に取られすぎて、弧白には何が起きているのかが分からなかった。
相殺をした? あの攻撃を……?
ヘビィボウガンやガンランスならまだしも、そもそも双剣で攻撃を相殺だなんて聞いたことがない。出来る者がいたとしても、数は限られてくるだろう。
しかし今、それを実現する者が目の前にいる。
「……ただもんじゃねぇ」
メル・ゼナの猛攻が海未に襲いかかる。尻尾が地面に叩きつけられるが、それを避けて反撃の準備に入る。双剣をしっかり握りしめ、再び左目に蒼い炎を宿す。大きく振りかぶって、向かってきた尻尾に双剣を叩き落とす。
お互いの攻撃がぶつかり合い、凄まじい爆風と衝撃音を響かせる。
まさに達人の御業。斬り上げ、振り下ろし、横に振る。それだけでも、メル・ゼナが疲労するにはじゅうぶんすぎる時間稼ぎだった。
「よいしょ。回復出来た?」
「う、海未さん……今のは?」
「うちの師匠に教えてもらった技。名付けて「鬼人相殺」! ……なんちゃって。でもかっこいいっしょ?」
「すごい!」
「お嬢最高ーっ!」
少し照れたように笑い、「褒めても何も出ないよ〜」とメル・ゼナに追撃をしに行く。螺旋斬で今度こそダウンし、その間も海未は頭をボコスカと殴り続けている。
「すまない、戻ったぞ!」
「満さん、無理はなさらず!」
「若ェのに心配されているようでは、おれもまだまだよ。ここが正念場! 今こそ反撃の時!」
「気炎万丈ーっ!」
海未の元へ、三人走り出す。
「そういえば、フィオレーネさんは?」
「あのお方は近くで待機させておりますぞ。また倒れられては困ると思いましてな」
「弧白さん、後ろ!」
「っと!」
海未の指示で、今度は盾で受け切る。溜めていた竜撃砲を一気に放つと、メル・ゼナの頭に直撃してその勢いを徐々に失くしていく。
「よしっ! ありがとう海未さん、助かった!」
「……て、照れるな」
かなり疲労を見せていたメルゼナが、脚を引きずり、初めて移動をする。城塞高地の北の方へと向かったようだ。
「もう少し、ですかねぇ」
「まだ油断は出来ないぞ、火垂殿。気を引き締めていこう」
フィオレーネが近くの木の後ろからひょっこりと出てくる。
「せんせ、次はどういう風に奇襲しますか!?」
「お前は奇襲することしか考えてないのかよ……」
前を歩き作戦会議をする火垂、弧白を見ながら、「海未殿」とフィオレーネは声をかける。
「先程の、あの技は一体……?」
「ああ、あれですか。せんせいが教えてくれました」
「睡蓮が?」
「ちょっと色々あって。そういえば、タドリさんを探している時にもせんせいにお会いしたんですけど、その時にフィオレーネさんとロンディーネさんによろしく伝えておいて、と」
「来ていたのか……そうか、睡蓮も尽力してくれたのだな、伝言感謝する。この戦いが終わったら、お礼も兼ねて文を送ってやらないとな」
申し訳なさそうにフィオレーネは笑う。しかしその顔も一瞬の綻びで、直ぐにいつもの真面目な顔に戻る。
「せんせいの性格はこの人からかぁ……」
「何かあったか?」
「いえ何も」
「そうか。
四人とも、メル・ゼナの勢いは収まりつつある。次で畳み掛け、必ず討伐してくれよう……!」
「はい」
「俺たちなら出来ます、きっと」
「メル・ゼナかっこいい……」
「気炎万丈! この言葉は気合いが入るのぅ!」
反撃は優勢、と言ったところだろうか。
北側のエリアは高所地帯。月がよく見え、城塞高地の全体を見渡せる見晴らしのいいエリアだ。
そこでメル・ゼナは休息をとっていた。
「ねぇ皆、ちょっといいものがあるんだけど」
海未がポケットからとある環境生物を取り出す。淡い青の身体をした小さな蜘蛛だ。
「オニクグツ! ということは〜……」
「あーOK、やりたいことが分かったわ」
「ワシはよく分からんですじゃ」
「壁付近にタルG設置して、オニクグツの糸を付ける衝撃で起こして、壁に引きつけると同時にフルバレットファイアで爆破させてダウンを狙う。簡単でしょ?」
「あれ、そっち? 俺てっきり爆破させてから壁ドンかと思ってた」
「なるほど。弧白殿のガンランスを利用して大爆発を起こすのだな」
「任せて、捨て身技は得意だから」
「やめてね?」
「なるほどですなぁ! ではでは……」
いそいそと大タル爆弾Gを壁付近一箇所に置き始める。各々の準備が出来た所で「始めるよ」と、海未がオニクグツの糸をくっつける。起き上がると同時に壁に向かって走り出し、「弧白さん!」とフルバレットファイアの準備をしている弧白に叫ぶ。
「ふっとべぇッ!!!」
フルバレットファイアが炸裂すると同時に、メル・ゼナが壁に引き付けられる。タル爆弾の爆発と壁の衝突、そしてフルバレットファイアにより、メル・ゼナは大ダメージを受けた。
「あっぶねぇ〜……」
海未は上空に上がり、翔蟲にぶら下がっている。しかしメル・ゼナがダウンしているのを確認するとすぐに降り、螺旋斬に派生する。
「海未殿、私たちが隙を作る! ありったけを叩き込んでくれ!」
「はい!」
火垂が駆け出し、ちょろちょろとちょっかいをかける。小賢しいとでも言うかのように、メル・ゼナは翼で薙ぎ払う。間一髪で避けた火垂のお面が外れ、あさっての方向へ飛んでいく。
狂化が染み付いた火垂の猛攻は止まることを知らない。だが火垂は敢えて太刀の動きを止め、満にバトンタッチをする。
「満さん!」
「任せておけぃ!」
尻尾を振り回すメル・ゼナの下を掻い潜り、満は軽やかな、しかし重みのある太刀捌きで攻撃を斬り、避け、そして斬る。一周して戻り、今度は弧白の後ろに行く。
「海未さん、頼みましたぞ!」
「海未殿、ゆけ!」
「お嬢いけーっ!」
「海未さん!」
「はい!」
フィオレーネ、弧白の盾を踏み、高く飛び上がる。メル・ゼナの赤黒い攻撃は、海未に向けて放たれる。しかしそれは、アオイホノオに効くことは無い。
「はぁぁぁぁぁぁあ!!!!!」
一、二、三、四、五。数え切れない程の攻撃を、アオイホノオは連続で叩き込む。
ピキッ────双剣からそんな音がして、片方の双剣に罅が入る。それでも止まることを知らない海未の攻撃は、なおもメル・ゼナに襲いかかる。
最後の一閃。双剣は真っ二つに割れる。だがその攻撃でメル・ゼナは終ぞ地面にひれ伏し────二度と、起き上がることはなかった。
「ごめん誰か受け止めて!」
そんな声が上空から聞こえ、海未が落ちてくる。フィオレーネに受け止められ、「ヴッ」と軽く声を上げる。
「や、やったか……?」
海未は恐る恐るメル・ゼナの様子を確認する。呼吸を確認すると……息は、していない。
宿主を失い、キュリアは行き場をなくしてふわりふわりと漂う。そして、まるで何処かへ還るかのように散っていく。
「よっしゃ! ああ、疲れた……」
「疲労困憊ですよーっ」
「やったのぅ、海未さんや……海未さん?」
海未は何やら近辺を探している。そして何かを見つけ、拾い上げる。
「あ、双剣!」
折れたフォルティス・グラムの先が握られていて、海未は今にも泣きそうな顔をしている。
「……折れちゃった、お父さんの形見……」
* * *
エルガドに帰ってきた五人に待ち受けていたのは、観測所での宴だった。皆で酒を飲み、歌い、騒ぐ。他愛もない話をして盛り上がる。
そんな中で、海未はメルと共にクレーンの上からその様子を眺めていた。しかしその背中に、フォルティス・グラムはない。
「海未さん」
突然声をかけられ、振り返る。いつの間に後ろにいたのだろうか、メルシィがクレーンの根元付近で軽く手を振っている。
「メルシィさん! せんせいは?」
「あの人は数日前にクリューテでの任務を終えて、新大陸に帰りましたよ」
「はっや……」
「宴で盛り上がっているところに水を刺すようで申し訳ないのですが……もしかすると、まだ解決した訳では無いかもしれません」
「え、そうなんですか? じゃあ、まだキュリアの脅威は去っていないってこと……?」
クレーン部分に横並びで座る。海未の問いに、メルシィはひとつ頷く。
「海未さん、この大穴は誰が空けたと思いますか?」
メルシィは眼下に広がる大穴を見つめる。
「メル・ゼナじゃないんですか?」
「答えはノーです。
「人々の心が闇に染まる時に大地から現れ、国を食らう悪魔」……そんな御伽噺が、とある王国内で伝えられてきました。
「国を食らう悪魔」は、あちこちにある大穴を空けた存在として知られています。つまるところ、この大穴はその「国を食らう悪魔」が空けたものなんです」
「……なるほど?」
なんだか複雑な話になってきたな、と思いつつ、メルシィの言葉に耳を傾ける。
「もっとも、その正体は長年分からずにいるのですがね……。
さて、ここからは私の推測です。恐らくメル・ゼナはここら一帯を縄張りにしていたモンスターということが、最近研究で判明しています。その縄張り主がいなくなった今、その「国を食らう悪魔」が顕現するかもしれないんじゃないか、っていう……」
「メルシィさん、所詮御伽噺の存在ですよ? まさかそんなことがあるわけ」
「私は知っています。
御伽噺が本当になるケースを、経験している。だからこそ、可能性の一つとして考えて欲しいんです」
「……」
「……まぁ、そんなことを今気にしていても仕方がないわけなのですが。すみません、楽しい宴の最中に」
「大丈夫です。私、あんまりああいう感じのが好きじゃないんで」
「あら、睡蓮と似たようなことを言いますね」
師弟揃ってそっくり、と皮肉を零しつつ、メルシィは夜空を見上げる。
「星が綺麗ですねぇ」
「ほんとですね。でも最近、見えなくなっている星が増えている気がします」
「昔と比べると、だいぶ見える星は減っていきましたね。星に干渉するモンスターの影響もありますが……輝きを失った星は、二度と輝くことはない。なんて、誰が言ったのでしょうか」
「でも、傍に寄り添えば、また輝きを取り戻せる。せんせいがそう言っていました」
「あら……ふふっ」
心当たりがあるのか、メルシィは笑う。
「あれ、メルシィさんと海未さんだ」
弧白が上がってきて、声をかける。以降、三人でただ星を見上げる時間が続く。
こんな時間がずっと続けばいいのになぁ、なんて、海未はそう思った。
次回!エルガド編最終話!
デュエルスタンバイ!!