いやぁ、黒服さんが俺を信仰し始めるとは思いませんでしたね。本当に信仰してるのか確かめるために、冗談で
「先生ファンクラブを作り、そのファンクラブの長、並びにNo.1を名乗れ」
なんていったら、三十分で公式サイト作りやがりました。
そして開設後、十分で三桁まで膨れ上がった。さすがセンセイオンナタラシ。
でも、エデン条約編までにファンクラブなかったのに驚きだよ……
あ、黒服にはゲマトリアは続けてもらうが、俺に情報を流し、俺の情報はゲマトリアに、特にベアトリーチェには黙っておくよう伝えた。
内通者ゲットだぜ!
さて、今日は合宿の日。今は補習授業部のみんなと一緒に、合宿の場所へたどり着いたところだ。
「ようやく着きましたね。ここが私たちの……」
「はい、合宿の場所です。ようやく着きましたね。ふぅ……」
そんなことをヒフミとハナコが話してるな。
「しばらく使われていない別館の建物だと聞いたので、冷たい床で裸になって寝ないといけないのかと思っていましたが……広いですし、きちんとしてますし、可愛いベッドもあって何よりです」
「これならみんなで寝られそうですね、裸で♡」
……反応に困る〜!
まぁでも、ブラボをやりすぎて脳に瞳を得たか、地底に染まりすぎて装備を脱ぐ(全裸、もしくはアルデオか檻のみを装着する)上位者プレイヤーたちや、ソウルシリーズをやりすぎて脱ぐのが常識になってる奴らも一部いることだし……たいして変わらんか……(変わる)
「さっきからなんでちょいちょい『裸』を強調するの!?それにベッドの数もちゃんとあるんだから、みんなで寝る必要ないでしょ!?」
「せっかくの合宿ですし、そういうお勉強も必要ではないでしょうか?」
「ダメ!エッチなのは禁止!死刑!」
はい、初死刑〜!まだエ駄死じゃないんだね。コハルちゃん、人見知り直そうぜ?
「まぁ今はまだ明るいですし、そういうことにしておきましょう。夜は長いですからね……♡」
そうだね……獣狩りの夜は長い……うん。
「えっ、は、どういう意味!?!!?」
夜明けを……いや、夜は明けなくていいな……あらゆる獣を狩り、眷属を殺し、血族を潰して、狩人を処刑し、デブや貞子や幽霊を数百万は下らない数、潰して、潰して、潰して潰して潰して!!血晶石の理論値を我々は集めなければならない……
「その、これから1週間寝食を共にするので、みなさん仲良く……って、あれ?アズサちゃんは……?」
「あら、先ほどまでは一緒にいたのですが……」
辺りを見回すヒフミ、コハル、ハナコ。
そこへ、寝室の扉を開けて入ってくるアズサ。
「偵察完了した、カオリ」
「ああ……ご苦労さね。報告してくれるかい?」
「て、偵察……?」
ヒフミが追いついてないが、まぁじきに追いつくだろう。
「了解した。トリニティの本校舎からはだいぶ離れているので、まず狙撃の危険はないだろう」
「ふむ、続けて」
「外への入り口は二つ。襲撃の場合、片方を塞いで襲撃者たちを1階の体育館に誘導した上で殲滅が有効だと思う」
「なるほど」
「えっ?えっ??」
「盗聴器は確認した限り無し。監視カメラは、設置数が甘い。他にもセキュリティの脆弱性が確認できたけど、改修すれば問題ない範囲だ」
「なるほど……よし、よくやってくれたね、アズサ。これで安心して眠れるだろうね」
「ああ。見張は?」
「必要ないさね。夜は、狩人の独壇場……舐めるんじゃないよ」
なんか俺、アイリーンみたいになってるな?そんなにアズサに俺の中のお婆ちゃん刺激される?
「え、えっと……」
「それから、ここが兵舎……いや、居住区か。……綺麗だな」
「そうさね。ただまぁ、掃除はする必要があるだろうさ」
「こんな施設を使わず放置していたなんて、無駄遣いもいいところだ」
「フフフ、金持ちの考えることはわからないものさね」
「あの、アズサちゃん、カオリちゃん……私たちはここへ戦いにきたのではなく、勉強をしにきたんですよ……?」
さすが
「ああ、私は違うが……まぁ警備員だとでも思うといい、アズサ。トリニティ最強と肩を並べる狩人の力、頼りにするがいい」
「ああ、わかった。ここにきたのは1週間の集中訓練のためだからな。外出禁止、自由時間皆無、24時間一挙手一投足まで油断することは許されないハードなトレーニング。コンディションも大切だ。それを優先しろということだろう?カオリ、見張などは全て任せていいだろうか」
「もちろんさね」
「そ、そこまでではないと思いますが……」
「装備は?」
「きちんと準備してきた。体操服や細かい着替え、衛生面の歯ブラシや歯磨き粉、石鹸、非常食、毛布、水筒……」
「十分だ」
「さすがはアズサちゃん、用意周到ですね」
「当然だ。徹底した準備こそ成功への糸口。罠を潰し、介入してくるかもしれない敵は全て潰し、地形を把握する。カオリに教わったからな」
「いつの間に教えたんですかっ!?」
「なに、模擬戦の後に少しね……」
「うふふっ、みんなで一緒に食欲を満たし、睡眠欲を満たし、そしてみんなが欲する目標へと向かって脇目も振らず手を動かす……良いですね、合宿」
「…………うん、そうだね。あ、でも任務は確実に遂行する。きちんと勉強して、第2次特別学力試験にはどうにか合格する。その目標のためにここに来たんだ。迷惑は、かけたくない」
「アズサちゃん……」
「大丈夫、万が一の敵襲に備えて対人地雷とクレイモアも用意してきた。あとは
「あ、アズサちゃん!ですからそういうのは……!」
「そうだ、アズサ。トラップは設置しないでくれ。狩人にとって最も恐ろしいのは、予期せぬ場所に設置された罠。戦闘時に気付かず移動し、アズサの設置した罠に私がかかれば不利になることもある」
「わかった。持っておくだけにする」
「……というわけで、あらためて」
「ナギサ様から言われた通りです。第1次特別学力試験には残念ながら落ちてしまったので……この別館で合宿をすることになりました。私たちは2次試験までの1週間、ここに滞在することになります!」
「長い間放置されていたそうですが、少しお掃除すれば全然使えそうですし、体育館やシャワー室なども充実しているようですし……」
「うん、そういえば外にプールもあった。しばらく使われていないようだったけれど」
「あ、そうだったんですね!あと、ここはトリニティの本校舎からも頑張れば歩ける距離ですし、地下に食堂施設のようなものもありましたから、特にお腹を空かせる心配もなさそうです」
「私たちがここにいる間、先生とカオリちゃんがずっと一緒にいてくれるそうですので!何があっても大丈夫だと思います!」
“うん、任せて”
「ふふふ……安心して勉学に臨むといい……」
「ありがとうございます!えっと、先生とカオリちゃんの部屋は……」
「ダメっ!絶対ダメ!!この部屋で同衾とかエッチじゃん!!!!死刑!!!」
惜しい!エ死だ!エ駄死じゃない!
「えっと……コハルちゃん?私、まだ何も言ってませんが……?」
「何を言い出すのかだいたい分かるわよ!!ダメったらダメ!そういうことはさせないんだから!」
「コハルちゃんは厳しいですねぇ……」
ハナコとコハルが仲良しなの……いい……目の前で見れて嬉しいな……
「私は、カオリや先生もここで一向に構わないけど?ベッドも余っているし、無駄に部屋をいくつも使うこともない」
“ごめんねアズサ。みんなで交流を深めておいて。何かあったら呼んでくれればいいよ”
「わかった。カオリは?」
「ふむ、そうだな……私も先生と共にいよう。先生はヘイローを持っていないから体が私たちと比べて弱い。最優先で守るべき存在だ」
“ええ……”
「それに、私も先生も外の世界から来た身。キヴォトスの人とは常識が違うところもある。そういうものを、しっかりと確かめておきたいのだよ」
「なるほど。先生はもうキヴォトスに来てからだいぶ経つから、常識もある程度わかっている。先生に常識を教えてもらうということ?」
「そうだ」
「せ、先生と一緒の部屋!?ダメよ!エッチなのは駄目!死刑!!」
エ駄死キターー!!
「なぜエッチなのだ?私はとても真面目に考えて言ったのだが……先生は昼間は君たちに勉強を教え、補習授業部を監督しなければならない。私がいろいろなことを教わるのならば、夜しかないと思うのだが?」
「うっ!た、たしかに……?」
「同じ部屋で寝泊まりするだけだ。この寝室の向かいに部屋があっただろう?そこで泊まれば問題あるまい。何があっても君たちが確認できる」
「そ、そうね……へ、変なことしてたら、死刑だからね!!」
コハルちゃん……丸め込まれやすすぎる……
「で、では一旦そういうことで。そうしたら、荷物を片付けて早速お勉強を……」
「あら、でもその前にやることがあると思いませんか?ヒフミちゃん」
「えっ……?」
「ふむ……敵襲を想定してセキュリティの強化を行うか?さすがに監視カメラは持ってない」
「いえ、そうではなく……お掃除、ですよ♡」
「……お、お掃除ですか?」
「はい。管理されていた建物とはいえ、長い間使われていなかったこともあって、埃なども多いように見えませんか?」
「このままここで過ごすというのも健康に良くなさそうですし、今日はまずお掃除から始めて、気持ち良い環境で勉強を始めるというのはいかがでしょう」
……まぁ原作からしてこうだしツッコまないでおくか。
コハルちゃん……そのうち詐欺師とかに引っかかりそうで心配
過去、多くの作者様がこのハーメルンを訪れました
ここにあるお気に入り登録された墓石は、すべて彼らの…高評価と感想を得て完結した作品の名残です
もうずっと前の作品ばかりに思えますが
この小説に他フロム作品の要素は
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入れるな!!
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ソウルライクならヨシ!
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AC系ならヨシ!
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両方ヨシ!!むしろ入れろ!!