見たまえ!青ざめた血のアーカイブだ!   作:めろんムーン

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16.合宿開始

 

 いやぁ、黒服さんが俺を信仰し始めるとは思いませんでしたね。本当に信仰してるのか確かめるために、冗談で

 

「先生ファンクラブを作り、そのファンクラブの長、並びにNo.1を名乗れ」

 

 なんていったら、三十分で公式サイト作りやがりました。

 

 そして開設後、十分で三桁まで膨れ上がった。さすがセンセイオンナタラシ。

 でも、エデン条約編までにファンクラブなかったのに驚きだよ……

 

 

 

 あ、黒服にはゲマトリアは続けてもらうが、俺に情報を流し、俺の情報はゲマトリアに、特にベアトリーチェには黙っておくよう伝えた。

 

 内通者ゲットだぜ!

 

 

 

 

 

 さて、今日は合宿の日。今は補習授業部のみんなと一緒に、合宿の場所へたどり着いたところだ。

 

「ようやく着きましたね。ここが私たちの……」

 

「はい、合宿の場所です。ようやく着きましたね。ふぅ……」

 

 そんなことをヒフミとハナコが話してるな。

 

「しばらく使われていない別館の建物だと聞いたので、冷たい床で裸になって寝ないといけないのかと思っていましたが……広いですし、きちんとしてますし、可愛いベッドもあって何よりです」

 

「これならみんなで寝られそうですね、裸で♡」

 

 ……反応に困る〜!

 まぁでも、ブラボをやりすぎて脳に瞳を得たか、地底に染まりすぎて装備を脱ぐ(全裸、もしくはアルデオか檻のみを装着する)上位者プレイヤーたちや、ソウルシリーズをやりすぎて脱ぐのが常識になってる奴らも一部いることだし……たいして変わらんか……(変わる)

 

 

 

「さっきからなんでちょいちょい『裸』を強調するの!?それにベッドの数もちゃんとあるんだから、みんなで寝る必要ないでしょ!?」

 

「せっかくの合宿ですし、そういうお勉強も必要ではないでしょうか?」

 

「ダメ!エッチなのは禁止!死刑!」

 

 はい、初死刑〜!まだエ駄死じゃないんだね。コハルちゃん、人見知り直そうぜ?

 

「まぁ今はまだ明るいですし、そういうことにしておきましょう。夜は長いですからね……♡」

 

 そうだね……獣狩りの夜は長い……うん。

 

「えっ、は、どういう意味!?!!?」

 

 夜明けを……いや、夜は明けなくていいな……あらゆる獣を狩り、眷属を殺し、血族を潰して、狩人を処刑し、デブや貞子や幽霊を数百万は下らない数、潰して、潰して、潰して潰して潰して!!血晶石の理論値を我々は集めなければならない……

 

「その、これから1週間寝食を共にするので、みなさん仲良く……って、あれ?アズサちゃんは……?」

 

「あら、先ほどまでは一緒にいたのですが……」

 

 辺りを見回すヒフミ、コハル、ハナコ。

 

 

 

 そこへ、寝室の扉を開けて入ってくるアズサ。

 

「偵察完了した、カオリ」

 

「ああ……ご苦労さね。報告してくれるかい?」

 

「て、偵察……?」

 

 ヒフミが追いついてないが、まぁじきに追いつくだろう。

 

「了解した。トリニティの本校舎からはだいぶ離れているので、まず狙撃の危険はないだろう」

 

「ふむ、続けて」

 

「外への入り口は二つ。襲撃の場合、片方を塞いで襲撃者たちを1階の体育館に誘導した上で殲滅が有効だと思う」

 

「なるほど」

 

「えっ?えっ??」

 

「盗聴器は確認した限り無し。監視カメラは、設置数が甘い。他にもセキュリティの脆弱性が確認できたけど、改修すれば問題ない範囲だ」

 

「なるほど……よし、よくやってくれたね、アズサ。これで安心して眠れるだろうね」

 

「ああ。見張は?」

 

「必要ないさね。夜は、狩人の独壇場……舐めるんじゃないよ」

 

 なんか俺、アイリーンみたいになってるな?そんなにアズサに俺の中のお婆ちゃん刺激される?

 

 

 

「え、えっと……」

 

「それから、ここが兵舎……いや、居住区か。……綺麗だな」

 

「そうさね。ただまぁ、掃除はする必要があるだろうさ」

 

「こんな施設を使わず放置していたなんて、無駄遣いもいいところだ」

 

「フフフ、金持ちの考えることはわからないものさね」

 

「あの、アズサちゃん、カオリちゃん……私たちはここへ戦いにきたのではなく、勉強をしにきたんですよ……?」

 

 

 

 さすが常識枠(ペロロキチ)だぁ……しっかり諌めてくれよ?俺はアクセル踏みっぱなしだがね!!

 

「ああ、私は違うが……まぁ警備員だとでも思うといい、アズサ。トリニティ最強と肩を並べる狩人の力、頼りにするがいい」

 

「ああ、わかった。ここにきたのは1週間の集中訓練のためだからな。外出禁止、自由時間皆無、24時間一挙手一投足まで油断することは許されないハードなトレーニング。コンディションも大切だ。それを優先しろということだろう?カオリ、見張などは全て任せていいだろうか」

 

「もちろんさね」

 

「そ、そこまでではないと思いますが……」

 

 

 

「装備は?」

 

「きちんと準備してきた。体操服や細かい着替え、衛生面の歯ブラシや歯磨き粉、石鹸、非常食、毛布、水筒……」

 

「十分だ」

 

「さすがはアズサちゃん、用意周到ですね」

 

「当然だ。徹底した準備こそ成功への糸口。罠を潰し、介入してくるかもしれない敵は全て潰し、地形を把握する。カオリに教わったからな」

 

「いつの間に教えたんですかっ!?」

 

「なに、模擬戦の後に少しね……」

 

 

 

「うふふっ、みんなで一緒に食欲を満たし、睡眠欲を満たし、そしてみんなが欲する目標へと向かって脇目も振らず手を動かす……良いですね、合宿」

 

「…………うん、そうだね。あ、でも任務は確実に遂行する。きちんと勉強して、第2次特別学力試験にはどうにか合格する。その目標のためにここに来たんだ。迷惑は、かけたくない」

 

「アズサちゃん……」

 

「大丈夫、万が一の敵襲に備えて対人地雷とクレイモアも用意してきた。あとは即席爆発装置(IED)の材料になりそうなもの一式と、対戦車地雷も多少──」

 

「あ、アズサちゃん!ですからそういうのは……!」

 

「そうだ、アズサ。トラップは設置しないでくれ。狩人にとって最も恐ろしいのは、予期せぬ場所に設置された罠。戦闘時に気付かず移動し、アズサの設置した罠に私がかかれば不利になることもある」

 

「わかった。持っておくだけにする」

 

 

 

 

 

「……というわけで、あらためて」

 

「ナギサ様から言われた通りです。第1次特別学力試験には残念ながら落ちてしまったので……この別館で合宿をすることになりました。私たちは2次試験までの1週間、ここに滞在することになります!」

 

「長い間放置されていたそうですが、少しお掃除すれば全然使えそうですし、体育館やシャワー室なども充実しているようですし……」

 

「うん、そういえば外にプールもあった。しばらく使われていないようだったけれど」

 

「あ、そうだったんですね!あと、ここはトリニティの本校舎からも頑張れば歩ける距離ですし、地下に食堂施設のようなものもありましたから、特にお腹を空かせる心配もなさそうです」

 

「私たちがここにいる間、先生とカオリちゃんがずっと一緒にいてくれるそうですので!何があっても大丈夫だと思います!」

 

 “うん、任せて”

 

「ふふふ……安心して勉学に臨むといい……」

 

「ありがとうございます!えっと、先生とカオリちゃんの部屋は……」

 

 

 

「ダメっ!絶対ダメ!!この部屋で同衾とかエッチじゃん!!!!死刑!!!」

 

 惜しい!エ死だ!エ駄死じゃない!

 

「えっと……コハルちゃん?私、まだ何も言ってませんが……?」

 

「何を言い出すのかだいたい分かるわよ!!ダメったらダメ!そういうことはさせないんだから!」

 

「コハルちゃんは厳しいですねぇ……」

 

 ハナコとコハルが仲良しなの……いい……目の前で見れて嬉しいな……

 

「私は、カオリや先生もここで一向に構わないけど?ベッドも余っているし、無駄に部屋をいくつも使うこともない」

 

 “ごめんねアズサ。みんなで交流を深めておいて。何かあったら呼んでくれればいいよ”

 

「わかった。カオリは?」

 

「ふむ、そうだな……私も先生と共にいよう。先生はヘイローを持っていないから体が私たちと比べて弱い。最優先で守るべき存在だ」

 

 “ええ……”

 

「それに、私も先生も外の世界から来た身。キヴォトスの人とは常識が違うところもある。そういうものを、しっかりと確かめておきたいのだよ」

 

「なるほど。先生はもうキヴォトスに来てからだいぶ経つから、常識もある程度わかっている。先生に常識を教えてもらうということ?」

 

「そうだ」

 

「せ、先生と一緒の部屋!?ダメよ!エッチなのは駄目!死刑!!」

 

 エ駄死キターー!!

 

「なぜエッチなのだ?私はとても真面目に考えて言ったのだが……先生は昼間は君たちに勉強を教え、補習授業部を監督しなければならない。私がいろいろなことを教わるのならば、夜しかないと思うのだが?」

 

「うっ!た、たしかに……?」

 

「同じ部屋で寝泊まりするだけだ。この寝室の向かいに部屋があっただろう?そこで泊まれば問題あるまい。何があっても君たちが確認できる」

 

「そ、そうね……へ、変なことしてたら、死刑だからね!!」

 

 コハルちゃん……丸め込まれやすすぎる……

 

 

 

「で、では一旦そういうことで。そうしたら、荷物を片付けて早速お勉強を……」

 

「あら、でもその前にやることがあると思いませんか?ヒフミちゃん」

 

「えっ……?」

 

「ふむ……敵襲を想定してセキュリティの強化を行うか?さすがに監視カメラは持ってない」

 

「いえ、そうではなく……お掃除、ですよ♡」

 

「……お、お掃除ですか?」

 

「はい。管理されていた建物とはいえ、長い間使われていなかったこともあって、埃なども多いように見えませんか?」

 

「このままここで過ごすというのも健康に良くなさそうですし、今日はまずお掃除から始めて、気持ち良い環境で勉強を始めるというのはいかがでしょう」

 

 ……まぁ原作からしてこうだしツッコまないでおくか。

 

 




コハルちゃん……そのうち詐欺師とかに引っかかりそうで心配



過去、多くの作者様がこのハーメルンを訪れました
ここにあるお気に入り登録された墓石は、すべて彼らの…高評価と感想を得て完結した作品の名残です
もうずっと前の作品ばかりに思えますが

この小説に他フロム作品の要素は

  • 入れるな!!
  • ソウルライクならヨシ!
  • AC系ならヨシ!
  • 両方ヨシ!!むしろ入れろ!!
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