1つ目!
総合評価が10000を超えました!
皆様のおかげで高い壁を越えることができました!ありがとうございます!今後ともよろしくお願いします!
2つ目!
伝説の超三毛猫(みけねこ)様の『HENTAIの野望〜キヴォトス同人誌化珍道中〜』とコラボさせていただき、コラボ回を書いていただきました!あとがきで紹介させていただきます!
では本編をどうぞ!
俺は暇を持て余し、狩人の夢へとやってきていた。
先生はナギサに呼び出されているし、補習授業部の面々は模擬試験中だ。
セイアはいない。獣狩りに出ている最中のようだ……いまどのくらいなんだろう?
「……人形、少しいいか」
「はい、狩人様……いかがいたしましたか?」
俺は人形に、今セイアはどのくらいヤーナムを進んでいるのかについて聞く。
「セイア様が、ですか……少し前に白銀の獣を狩った、とお話しされていました。そういえば、今はどこかに飛ばされて悪夢のヤーナムを探索している、とも……」
「悪夢のヤーナム……なるほど」
白銀の獣……エミーリアのことだろう。
そして、エミーリアを倒した後は正規順路ではなく悪夢のヤーナム……『狩人の悪夢』、つまりDLCに足を踏み入れたのだろうな。
セイアのビルドは神技、DLC世界には適している武器が多い……
本能か、はたまた天運か……セイアは苦しくともより力を得られる方向へと進んだらしい。
あ、ちなみにだが俺とセイアの収納箱は分かれている。
セイアが箱を開ければセイアの収納箱に、俺がアクセスすればウインドウの出る不思議な仕様だ。まぁ夢だからなんでもありだな。
セイアはいつのまにか懐に物を無限にしまう術を開発してたし……上手く神秘を使ってるようだ。多分無意識だが。
セイアは現在、持久に15ほど振ったあと神秘と技量を伸ばす方向でステータスを振っているらしい。葬送や慈悲、レイテルパラッシュなんかと相性がいいな。
セイアは120止め……いわゆるオンラインマッチをするためのレベル帯で成長を止める行為をすることはないだろう。そのうち筋力や血質も伸び始めると思う。
完成されたセイアがどれほど強くなるか……楽しみだ。
そんなことを考えながら人形に出された椅子に座って待っていれば、庭に敷かれた石畳の一点に靄が現れ、気配が集まったかと思えば普通に召喚されるようにセイアが現れた。
他人が狩人の夢に帰ってくるのを見るのは新鮮だな……
「……ん?カオリ、来ていたのかい?」
帰ってきたセイアの手には、鈍銀に光る一振りの剣。刃の根元に布が巻かれたそれからは、生徒にも負けぬほどの強い神秘を感じる。
「ああ、君に用があってな……それは、かの英雄のものか?」
私がそれを指差せば、セイアはそれをああ、と言って強い意志を持って見る。
「……託されてね」
ただ一言、それで十分だった。
「……なるほど。その世界の英雄は託すことを選んだか。私は遺物として受け取ったからね……」
「……」
いずれセイアの獣狩りも終わる。その時に、詳しく語ってもらうことにでもしよう。
「それで、私への用事とはなんだい?」
セイアが剣をしまい、こちらに歩み寄る。
「ああ、キヴォトスの神秘の業を狩りに落とし込む方法を思いついてね。セイアにも教えようかと」
「ふむ……神秘の業?」
「ああ。君たちキヴォトスの生徒たちは、神秘によって身を守っている。そうだろう?銃弾は致命傷にならず、爆発物でさえ大した怪我にはならない。それが、神秘によって形成されている防御だ」
俺の言葉にセイアが頷く。『神秘』というものを生徒で知っている存在はおらず、セイアも知らなかったので以前に俺が教えたのだが……キヴォトスには物理で説明のつかないあれこれが多くある。生徒にも理解しやすい概念なのは確かだった。
「……しかし、私はすでに神秘を防御に使っている。そもそも、神秘による防御は極端に消耗していなければ常時発生するものだとカオリは言っていただろう?」
「ああ、そうだ。防御は常時発動……しかし、神秘の使い道はもう一つある」
「……攻撃かい?」
「ああ」
そう、神秘は攻撃に対しては自動発動ではない。付与する必要があるのだ。
大半の生徒たちは無意識に神秘を運用しているが一部の最強格たちは意図的に最大限に運用することができている。天性の才なのだろうな。
事実、何度かメールのやり取りを通じて調べた結果ツルギは神秘の使い方がわかっている……かなり感覚的であり、他人に教えられるようなものでもないが。
セイアも見る限り銃には神秘を無意識に使っている……が、右手武器には使っていない。
「近接攻撃に神秘の転用……なるほどね。今までやっていなかったから、盲点だった」
「セイアはあまり戦うような立場ではない……仕方がない、というものさ。さて、使うかね?」
「もちろんだよ。是非教えてくれ」
こうして俺はセイアに『神秘の運用』の方法を教えた。意図的に自身の神秘を認識し、扱う業だ。
この業はBloodborne的に言うと、武器に神秘を纏わせることで『神秘補正を1段階上げる』ことができる。今まで神秘補正Aだった武器はSに、Bだった武器はAに……と言う具合だ。
『補正』というのは、簡単に言えば火力アップのステータスだ。この場合、神秘が高ければそれに応じた補正で火力が上がる。
……ゴースの寄生虫が怖くて俺がまだ試していないからわからない。
唯一の神秘補正Sがどんな挙動をするかわからないのが本当に怖いからな……
しかしセイアにやらせるわけにもいかないから、俺が今度試しておくことにしよう。
「おお、明らかに扱いやすいね」
フォンフォンと『仕込み杖』を振るセイア。
ちなみにこの状態でもエンチャントはできる。むしろエンチャントの効果も消えるどころか高くなるな。炎や雷は神秘によって勢いが増すから。
「これをあの剣で扱えれば……」
「ふむ……」
あの剣、というのはセイアが託されたという先ほどの剣だろう。しかしあれは筋力もある程度必要だったはずだ。今のセイアではステータスが足りないだろうな。
「セイア。あれを使いたいならば、筋力が必要だろう……」
「ああ。今の所、技術と神秘は十分だからね。ここらで少し筋力を伸ばさなければ、競合いやそもそものパワーが足りないと思っていたのさ」
「……なるほど」
言われて気がついたが、セイアのやっているのはリアルの獣狩り。ゲームではない……肉体を資本とした殺しあいだ。
技術や神秘を磨けば火力は高くなるが、それが筋力がなくていい理由にはならないだろう。戦いは結局のところ筋肉が必要なのだから……
「……血の遺志は?」
「あいにく狩人の悪夢でたんまりと稼がせてもらったよ。何度か無くしかけたけれど、どうにか無くさずに済んだ……これは私が狩った彼らの遺志。私が背負うべきだからね」
背負う……なるほど、セイアらしい覚悟だな。『キヴォトスを救う』という願いは伊達ではないらしい。
「……一ついいかな、カオリ」
「なにかね、セイア」
セイアが人形に跪き、筋力を上げてもらったのを見届けて帰ろうとすれば、俺はセイアに呼び止められた。
「……ヤーナムの少女が狩人に目覚めたのだが……私は彼女をどうすればいい……?」
「…………ヤーナムの少女が…」
ヤーナムの少女が狩人に……
……
…
ファっ!?!?!?
え!?リボンエンチャの狩人!?実在していたのか……!?
「……セイアはどうしたいのかね?」
「……できるなら、普通の道に戻してあげたいんだ。狩人の血が流れていると言っても、彼女はまだ幼い子供……普通の人生を送ってほしい」
「ふむ……」
……狩人の血に覚醒してオドン教会に行ったのならば、元々素質があるからオドンからの干渉は確実。そして狩人とならば月の魔物が絡んでいる可能性も高い……
難しいところだ。
「……セイアが少女を救いたいと願うのならば、正しい道に導いてやることだ。もし、どうしようもなくなれば……その時は手を貸そう」
下手に俺が出張れば、うまく行かなくなることもあるかもしれないからな……セイアには可能な限り頑張ってもらいたいところだ。俺もヤーナムの少女に接触したいところではあるのだがな……
「……わかった。そもそもあの子が獣狩りの血に目覚めてしまったのは、私のせいだからね……頑張ってみるよ」
「ああ」
セイアは俺の言葉を聞いて、少女と対話することを決意したようだった。
「この後はどうするのかね?」
墓石に触れ、使者たちに行く場所を念じながらセイアは俺の問いに答える。
「……そうだね、『カレル文字』というものを扱うための道具を取りに行こうと思っている」
「ふむ……」
カレル文字……ということは、ヘムウィックか。
英雄たる彼を切り抜けたセイアにとっては楽かもしれないな……
「……上手くやるといい」
「ああ、わかってる」
俺の言葉を聞いたセイアは小さく頷くと、そのまま空間に溶け消えた。
「さて」
俺のほうは補習授業部の第二次試験が待っている。どう立ち回るか……それを考えておかなければな。
伝説の超三毛猫(みけねこ)様
『HENTAIの野望〜キヴォトス同人誌化珍道中〜』
【コラボ編】総力戦・色彩ベアトリーチェin
↑こちらがコラボさせていただいた作品です!
とても面白い作品なのでぜひお読みください!
コラボありがとうございました!
ごほっ、ごほっ、ごほっ、ごほっ ……
ああ、私のことは、もう気にしなくて構いません
もう、お役に立てることもないようです
最後に、これを
(感想と高評価のボタン)
結局、私には無為の品でしたが、あなたなら違うでしょう
ごほっ、ごほっ、ごほっ、ごほっ ……
これは不治の病、一縷の望みでこの街を訪ね……
怪しげな小説に頼ってでも、今まで生き長らえたのです
もう、十分ですよ。
むしろ、アンチの病に罹らぬことを、感謝しています
せめて、読者のまま死ねるのですから……