デュエルマスターズ darkness zero   作:deta豆

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第13話 裏切り者、そして歴史

日も暮れた頃、俺達は水文明のビルに到着した

ギャップ「着きましたよ、皆様、今日はもう遅いです、他文明の方々にはホテルを予約してありますので後でそちらへご案内いたします」

 

ボルツ「?よくわかんねぇが行こうぜ!」

ダチッコ「ボッさんここ綺麗ッスねー」

ブランド「やけにハイテクだな」

冥「行こうぜ、シャングリラ」

シャングリラ「部屋は同じか?」

冥「さぁ?」

 

アダムスキー「意外と戻って来るのが早かった、シーユー零、また明日」

サンマッド「まぁとりあえずデッドゾーン寝かせたら食って寝ようぜ」

アダムスキー「触らないで、バカがうつる」

サンマッド「ふっ、冷たい野郎だ、ギュウジンマルの旦那はどうする?」

ギュウジンマル「少し、考え事をさせてくれ」(自室に向かう)

皆がビルの外へ向かって行く、俺も向かう事にした

ルナ「零、一緒に行きましょう?」

零「おう、そうだな、ギャップ...だったっけ?案内オナシャス」

ギャップ「いえ、零様はこちらへ」

零「?なんでだよ」

ギャップ「マザー様がお呼びです、"二人だけで話をしたい"と」

ジャブラッド「俺も行くのはダメか?」

ギャップ「はい、ダメです」

ジャブラッド「分かった」

ルナがスキを観たかの様にギャップにある質問をした

ルナ「私はここで待っていてもよろしいですか?」

その質問にギャップは少し戸惑った様だがすぐに許可が降りた

ギャップ「はい、良いですよ」

ルナ「では私はここで待ってますね」

ジャブラッド「じゃあ俺も...」

ギャップ「流石に二名は許可出来ません、外でお待ちください」

ジャブラッド「分かったよ!外に居れば良いんだろ外に!」(外へと向かう)

 

ギャップ「ではこちらへ」

零「お、おう」

ルナ「行ってらっしゃい 」

 

言われるがまま、俺はマザーブレインの居るであろう8階のベランダへ連れて行かれた

 

ギャップ「マザーはこの先に居ます、行ってらっしゃいませ、俺は他の皆様の案内をして参ります」

零「お、おう」

 

そうして、俺は部屋へと入って行った

 

部屋は前と同じ様な間取りだが、少し違和感があった、前はこのベランダからは会場が見えたが、今は水文明のビル群が見える、そしてベランダには、机と椅子が用意されており、その椅子でマザーブレインが待っていた

 

マザーブレイン「来ましタか、でハ座ってお茶でモ...」

零「あ、お茶は遠慮します、それより...このベランダ変わってないッスか?」

マザーブレイン「...ここハ位置を変えル事の出来ル特別な場所なんでスよ、普通の客人ははいる事がユるされまセん」

零「へぇ、そうなんスか」(椅子に座る)

 

マザーブレイン「それでハ、本題の話ニ入りまス」

零「で、何の話をするんスか?」

マザーブレイン「貴方ハこの世界の構造につイて把握しテますカ?」

零「巨大な壁で隔てられてると言うのは何となく分かる」

マザーブレイン「でハそこかラ説明しまショうか」

マザーブレインは図の様な物を表示させた

零「これは何だ?」

マザーブレイン「クリーチャーワールドの地図でス、真ん中の3本の線で分けられていルのが、火文明、自然文明、そして我々水文明でス」

零「闇文明と光文明はどこだ?」

マザーブレイン「闇文明は各文明の周囲かラ侵入が出来まス、下へト続いていまス、光文明は空中にあリ、他文明と闇文明の接種を止めル結界ヲ制作していまス」

零「ほー、で、それをいきなり話して俺に何の様だ?」

マザーブレイン「貴方ハ我々水文明の力ヲ借りたイのでしょウ?」

零「そうだ、それがどうした?」

マザーブレイン「水文明の力を貸しテあげまショう」

零「本当か?」

マザーブレイン「はイ、しかし、これから話す条件を守ってイただけれバの話ですガ」

零「条件か、で?何をすればいい?」

マザーブレイン「5文明の平和条約の再設立の手伝い、そシて貴方方の中に居るであろう裏切り者の処刑でス」

零「...?条約は授業で習った事あるから分かるッスけど裏切り者ってなんスか?」

マザーブレイン「でハ、平和条約の方かラお話いたしましょウか、平和条約は、5文明間の争いを一時的二停止し、仲良くしよウ、と言う取り組ミです、ガ、目的は5文明連合軍ヲ作り、ジャシンを打ち滅ぼス事でス」

零「1個目の条件は良いッスね、で、2個目の条件、あれなんスか?裏切り者?よくわかんねぇッスよ」

マザーブレイン「...貴方が受け入れられナいのモよく解ります、しかシ、こレは1つ目の条件の妨げになる可能性がありまス」

零「...詳しく聞こうか」

マザーブレイン「我々と邪神との戦いを監視シている別の勢力があル可能性がありまス」

そう言うと、マザーブレインは一枚の紙を出して来た

 

[ルナ]0%

[冥]70%

[ボルツ]50%

[剣]65%→0%

 

零「これは何だ?」

マザーブレイン「裏切り者である可能性ヲ調べタ結果出た可能性でス」

零「(冥結構高いな...)分かった、調査しておく、だが...あの中に裏切り者が居る様には思えないんだが...」

マザーブレイン「可能性ガ出た以上、殺ルしかありまセん」

零「分からなかったらどうなる?」

マザーブレイン「ルナ以外、全員殺します」

零「...分かった、話はこれで終わりか?」

マザーブレイン「ハい」

零「最後に質問だ、裏切り者の目的は何だ?」

マザーブレイン「恐らク、平和条約の邪魔だト思わレまス」

零「...そうッスか...じゃあ失礼しました」

マザーブレイン「言ってオきますガ、ここデした話ハ誰にモしてはなりませンよ」

零「了解ッス...」

そうして、俺はその場を去った

 

 

 

 

ルナ「以外と早かったですね」

零「...まぁな」

ルナ「マザーと何の話をしたんですか?」

零「まぁ...な」

ルナ「もしかして、裏切り者の話とか、5文明連合軍の話、さらに裏切り者が連合軍結成の邪魔をしようとしてる...とか?」

零「...」

ルナ「図星みたいですね、ここではバレます、別の場所で話しましょう」(パチンッ)

彼女が指を鳴らした時、気がついたら、別世界の様な場所に居た

零「...ここどこだ?」

ルナ「結界を展開しました、結界と言うのは、回数制限はありますが結構使える便利な閉鎖空間的なのです」

零「...で、話しってなんだ?」

ルナ「零ももうここ(クリーチャーワールド)に来てもうすぐ三日です、平和条約や裏切り者にも関係がある事ですので、ここの歴史を話しましょう」

零「(歴史...なんか知れそうだし聞いておくか)あぁ、頼んだ」

ルナ「はい、ではまず裏切り者は誰か教えましょう」

そうして、ルナが口を開いた

ルナ「私の見立てだと裏切り者は恐らく、不振冥、そして契約したクリーチャー、シャングリラです、しっかりとした根拠もあります」

 

零「そうか、まぁ、裏切り者が冥と言うのはまぁ何となく分かってた」

ルナ「それでお願いがあるんです」

零「何だ?」

ルナ「彼らを守って欲しい」

零「...冥とシャングリラが本当に裏切り者ならリスク回避の為に放っては置けない、水文明も傘下に出来ないしな、だが、殺すつもりはない、あいつらの事もまだよく知らんしな」

ルナ「そうですか...」

零「まぁ安心しろ、すぐに差し出す気は無い」

ルナは一瞬安心した様に見えた

 

零「ところで、冥達が裏切り者と言える根拠って何だ?」

ルナ「それを理解する為には、この世界の歴史を理解する必要があります」

そう言うと、ルナは難しそうな話を淡々と始めた

ルナ「これは古い文献で知ったんですけどね?今でこそ各文明は巨大な壁やらで隔てられてますが、昔はそれが無くて5文明同士で争ってたらしいんです、それで平和とはほど遠いこの世界に痺れを切らしたのか、5文明をまとめ上げ、支配した者が居たんです」

零「何者だ?そいつは?」

ルナ「覇王ブラックモナーク」

零「へぇ、5文明の支配者が覇王と呼ばれてるのはそのブラックモナークが由来なのか」

ルナ「ちなみに覇王の部下には7罪と呼ばれる組織があって、現在分かるメンバーは、悪魔神、歌姫、邪神、邪龍の4名です」

零「ジャブラッドめちゃくちゃすごい奴じゃねーか」

ルナ「では...話を戻しますね?」

零「おう」

ルナ「覇王ブラックモナークがクリーチャーワールドを支配して数千年後、寿命で亡くなりました、それにより、クリーチャーワールドは6つに別れたらしいんです」

零「?6つ?」

ルナ「そう、6つ、火文明、水文明、自然文明、闇文明、光文明...そして影の国」

零「影の国...?」

ルナ「影の国は、覇王ブラックモナークの意思を尊重する為の闇文明の派党の一つだったらしいです、が、ある事がきっかけで闇文明とは全く別の勢力になってしまったらしいです」

零「...ある事って何だよ」

ルナ「...覇王が死んだ後、5つの文明のトップ達が集まって会談をしたんです、メンバーは、ドラゴ大王、ゴルギーニ・エンゲルス、アカシック・タレス、ミノガミ3世、旧王ザイン 彼ら彼女らが最終的に至った結論は、「覇王ブラックモナークの作った物全てを一度消し未来に進もう」となったんです、ですが、この答えに闇文明の影の国は猛反対しましたが、押し通されてしまった、こうして5文明の同盟が一度まとまったんですが、影の国と言う彼らにとっての邪魔者が残りました、それで当時のクリーチャー達は、どうしたと思いますか?」

ルナは苦笑いをしながらこちらに訪ねて来た

零「どうしたってそりゃ5文明の連合が成立した訳だし...待て、まさか...」

ルナはいつもとは違い、デスザロストと話した時のように話し始めた

ルナ「そうだ、貴様が察している様に、奴らは力を得て慢心していたのか、それとも敵が出来た事に恐怖したのかは分からないが5文明は圧倒的な力で影の国を弾圧した」

零「...で、影の国はどうなった?」

ルナは落ち着いたのか、いつもの話し方に戻っていた

ルナ「所在は分かりませんが、恐らく、今も闇文明のどこかに潜んでいます」

零「で、聞きたい事があるんだが、その後5文明はどうなった?」

ルナ「知りません、仲違いかなんかでまた争い始めたんじゃ無いですか?」

零「...で、アビスロイヤルはどこでどうやって発生した?」

ルナ「アビスロイヤルは本当に最近独立しましたので深い歴史は無いです」

零「...それで、何で俺に冥達を守って欲しいんだ?冥とシャングリラが影の国の勢力なのは何となく分かったが」

ルナ「...マザーは5文明の連合軍を作りたい、とか言ってたんじゃいですか」

零「あぁ、そうだ」

ルナ「さっきの話を聞いてどう思いましたか?」

零「ジャシンにぶつけるにはもってこいだとも思ったが...とても恐ろしいとも思った」

ルナ「...そんな強大で恐ろしい集団が、今、ジャシン問題で大変な時に誕生するんです、もしその連合軍のリーダーが、水文明にとって不利益な物を排除しかねないマザーにでもなったら...それこそクリーチャーワールドを我が物にしてしまう...5文明連合軍はジャシンと同格、またはそれ以上の脅威です」

零「...」

ルナ「私自身、マザーがリーダーになったらどう言う事をするかは分かりません、ただ、これだけは言えます、マザーは必ず5文明にとって危険因子となりうる影の国を排除する、私自身、闇文明の現トップとして、影の国とも仲良くしたいです」

零「分かった、俺もできる限り最善を尽くそう」

ルナ「ありがとうございます!では、そろそろ行きましょうか」

零「あぁ、そうだな」

そうしてルナは、結界を閉じ、俺とルナはジャブラッド達のとこへ向かった

 

零「ところで、お前闇文明のトップだったんだな」

ルナ「そうなんですよー」

 

─ビルの外─

 

ジャブラッド「遅かったじゃねぇか」

零「あぁ、少し話をしてたんでな」

ギャップ「皆様揃いましたか、それではホテルへ向かいましょう」

そうして、俺達はホテルへ向かった

 

 

─闇文明のどこかの城の地下牢のドア前─

 

ジャシン「おい」

???「なぁに?ジャシン?」

ジャシン「例のものだ、お前はこの残滓とやらが好きなのであろう?」

???「おぉ!ありがとう!じゃあまたこれからどうすれば良いのか教えてあ げ る」

ジャシン「どうするも何も、自然文明に奴らが行くと...」

???「それなんだけど、これからの戦いに備えておく為にアンタ自身は温存しておいた方がいいわよ?部下に向かわせるならジャガイスト一派とシスにしなさい」

ジャシン「...分かった、そうしておこう」

ジャシンはその場を去った、そうして、女は笑う

???「苦悩だ!怒りだ!恐怖だ!悲しみだ!質の良い残滓がいっぱい!でも...ジャシンのじゃ足りない...影の国...期待してるわよ!キャハハハハハハハ!」

 

その夜、俺は誰かに起こされた

 

ジャブラッド「zzz...」

零「ん、...なんだよ...」

ルナ「...」

零「ルナか、何の様だ?」

ルナ「あの...ずっと言えなかったんですけど...最近地面の方からうめき声が聞こえるんです...それがその...」

零「怖くて寝れない?」

ルナ「...はい」

零「分かった、ベッド貸してやる、使って無いしな」

ルナ「ありがとうございます!」

そうして、俺達は眠りについた

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