デュエルマスターズ darkness zero 作:deta豆
「…あれ?以外と反応が薄い…?」
ルナは呆然と立ち尽くしている。
目の前の光景に唖然としている中後ろから肩を叩かれた感覚がした。
見るとジャブラッドとアダムスキーが洞穴から荷物を持って出てきていた。
「準備しておいた。」
アダムスキーはそう言って俺に荷物を手渡した。
「ありがとうアダムスキー、助かるな。」
「じゃあ早速行くぞ。」
ジャブラッドがそう言った後に、俺達は出発した。
荒れ地のくぼみのような場所で、ルナに素朴な質問を投げかけた。
「ルナ、目的地はどの辺なんだ?」
「えっとこっから少し歩いたところにある場所で…」
「最短ルートはこっちのはず…あ…」
アダムスキーがそう言った時、突如巨大なワームが目の前の地面から出現し、襲いかかって来た。
「まずい逃げ…」
その時ルナは人差し指を立て、俺の口の前にそっと置いた。
そしてその次の瞬間、ジャブラッドが初めて会った時の様に巨大化し、腕と爪を使ってワームは遥か彼方へ吹っ飛ばしたた。
「よし行くぞ。」
ジャブラッドがそう言った後にルナはそっとその人差し指を降ろした。
「そうだ!零、ここなら丁度よさげですしお弁当でも食べますか?」
そう言って、ルナは自分の荷物の中から弁当を取り出した。
「私のお手製ですよ。」
「おぉ!ありがとう!」
「…私も欲しい。」
「おい契約者、タコさんウィンナーとかあるか?」
それからしばらくして、俺達は拠点へと辿り着いた。
「着いた…どうなってんだよマジでここは…楽しかったけど…」
「気に入ってくれたなら嬉しいです!」
「やはり遠回りした方が良かった デンジャーを回避するなら私のルートの方が良かった。」
「何にせよ着いたぞ、鍵はここにある。」
そう言って、ジャブラッドは俺の前に鍵を見せてきた。
「ありがとう、じゃあ早速…」
そうして俺達はドアを開けた。
ドアを開けたらそこは…相当悲惨な光景になっていた、そしてその原因は一目で理解した。
「この家は徹底的に荒らしますよ!せいっ」
フォークの男はそう言って皿を破り続けた。
「うぉぉぉ屈辱的な想いをさせやがってぇ!」
ナイフの男はそう言って、ソファーをめった切りにした。
「はぁ…全く…調査では無いん…おや?」
あの襲って来たナイフとフォーク、それに見慣れないスプーンまで居た。
そうしてスプーンは後ろを振り向き、ニヤリと笑った。
「ようこそお越しくださいました。わたくしはスプーンプス、あちらはナイファライフとフォークフォックと言います、そしてさようなら。」
そう言うと奴らはデュエルの開始をしようとした。
多分、その場にいた全員腹が立っていた、だから引き受ける事にした。
俺がスプーンと
ルナがフォークと
アダムスキーがナイフを殺る事になった。
デュエルを始めると、俺の前に光の板のようなものが現れた。
「まずは私からですね、チャージをして1マナでコミックコロックを召喚しエンド。」
「ドロー、チャージしてエンドだ。」
「それでは、2マナで呪文『倒したいか?』マナを1枚増やしますエンド。」
「ドロー、2t目も同じだ。」
「では、私のターン!ドロー!」
「それでは、スゴーチトートロットを召喚、ハイパー化してエンド。」
「俺のターン…ドローして3マナで呪文、邪侵入 4枚墓地に置き、ゴツンマをバトルゾーンに…」
そうしてクリーチャーを場に出すと、俺の背後にダンマが現れた。
「状況は察してる、このスプーン野郎をぶっ潰せばいいんだろ?」
「怖いですねーダンマ、怖い怖い…」
「では、ノラテップを出し、スゴーチをハイパー化させエンド。」
そう言う奴の表情は、勝ちを確信している様だった。
「んじゃ俺のターン、ドロー!」
「邪侵入を唱え、ジャビビルブラッドをバトルゾーンに出しハイパー化、ジャブラッド…あいつ潰すぞ。」
俺のその言葉に対し、ジャブラッドは笑みを浮かべた。
「当たり前だよなぁ…」
「ジャブラッドでアタックする時、呪文、アビスアサルト、クロフェシーをバトルゾーンに、さらにジャブラッドをバトルゾーンに!」
「wブレイクだ。」
「コロックでブロックです!」
ンプスの表情は相変わらず余裕そうだった。
「それじゃあクロフェシーで、シールドに攻撃。」
「スゴーチでブロックです!」
「ターンエンドだ。」
「では私のターン!まずは、ハイパーモードの効果でスゴーチをタップしてバトルゾーンへ、そしてドロー!」
「オンータイをバトルゾーンに出しドロー」
「そしてスゴーチをもう一度ハイパーモードにし、ターンエンドです。」
「俺のターン、ドロー、俺は3マナでジャブラッドもう1体、ゴツンマとジャビビルをハイパー化、ゴツンマの攻撃時効果で手札を選んで捨てろ。」
「んぐ…スゴーチでブロック。」
「ジャビビルでスゴーチを、クロフェシーでノラテップを破壊、エンドだ。」
「では私のターン、ドロー、チャージしてエンドです。」
「じゃあな、クロフェシーでwブレイク、ゴツンマでアタックする時、手札を2枚捨てさせwブレイク。」
ンプス「stスーパーデーモンハンド!ジャビビルを破壊!」
「無駄だ!4枚墓地をシャッフルして山札の下に置き回避、ジャブラッドで最後のシールドをブレイク!ジャビビルでダイレクトアタックだ。」
「ぐはっ…」
「諦めろ。」
「ククク…我らアビスロイヤルは死しても蘇る永遠とも言える存在…殺すが良い…だが…他の2人はそう簡単にはいかないぞ…?」
その時、後ろから倒れる様な音が聞こえた。
見るとフォックとアライフが倒れていた。
「イージー、簡単すぎる。」
そうしてルナとアダムスキーがンプスの上にアライフ、フォックを投げてひとまとめにした。
その後、何かを思いついたかの様な表情をしたルナはニヤリと笑い、三従士を見下ろした。
「今回は殺すのでは無く少し懲らしめてやりましょう。」
そう言って、ルナは円を描き、門を開いた。
「「「何をする!」」」
「少し片付けを手伝って貰うだけですよ…そう…自然文明とか?今あそこがどうなってるか…もちろん知ってますよね?」
それを聞いた三従士達の顔が青ざめてゆくのが分かった。
「「「いやぁぁぁぁ助けてぇぇぇ」」」
そうして奴らは穴の中へと消えて行った
数時間後、俺達はあいつらに荒らされた部屋を片付けた。
「コンプリート、完全リフォーム。」
「疲れたが案外早く終わったな…」
「ところで、ギュウジンマルの所には帰らないんですか?アダムスキー。」
ルナの問いに対し、アダムスキーは警戒しながら答えた。
「…まだ帰れない。」
「そうですか…」
「…なぁジャブラッド、お前の部屋何処だ?」
「え?いや…俺達にはカードの中と言う専用の部屋があるからな。」
「私の部屋は以外と広いですよ、零も一緒にどうです?」
「すまん…俺、掛け布団じゃなきゃ寝れないから俺はリビングで寝る」
「アダムスキーはどうしますか?」
「後で考える。」
「そう言えば、飯はどうすんだ?」
「作れる、素材さえ有れば。」
「そうか、頼んだぞアダムスキー。」
「カレー出来た。」
「早いな、早速いただこう。」
「一応言っておくが次は火文明に行くぞ 気を引き締めろよ。」
ジャブラッドは釘を刺すかの様に俺にそう言った。
「分かった、いただきます!」
俺がそう言うと、ジャブラッドは眠そうにあくびをした。
「じゃあ先カードの中で先に寝てるぞ。」
「了解しました。」
そう言ったルナは声を上げようとした。
「それでは、いただきます。」
その時、俺に突如鎖が巻き付いた。
「なっ」
「!?」
俺とルナが驚愕し、その鎖の伸びる方向に目をやると、アダムスキーが俺を縛り付けている様だった。
「この時を待っていた。」
「お前が一瞬だけでも私から目を離す…この時を。」
そう言うアダムスキーを、ルナは殺意に満ちた目で睨みつけていた。
「貴様…殺…」
そう言ってルナがドルスザクで俺を助けようとはしたが、どうやらアダムスキーの方が一枚上手だったようだ。
アダムスキー「1 2 3 4 5 8 9 10」
「がっ…」
アダムスキーが数字を言うと、ルナは地面から出現した鎖に縛り付けられた。
「では…」
そう言ってアダムスキーは俺を連れ去って行った。
「…」
ルナは俺が連れてかなり怒っている様子だ。
だが、その焦点はこちらを見つめている様にも見えた。
「俺をどうする気だ?アダムスキー」
そう質問する俺に対し、アダムスキーは淡々と答える。
「水文明に連れて行く。」
「どうしてだ?」
「…叔父様の為。」
そう言った後に、アダムスキーは俺に問いかけてきた。
「何故抵抗しようとしない…?」
その問いに対し、俺はすぐに答えた。
「…さぁな、ただ…俺が見る限りお前は悪い奴では無い上に真のデュエル含めた奴がジャブラッドやハンマが居ないと出来ない訳では無さそうだし、抵抗しようとは思わなかった。」
「でも…ルナが居ないと寂しいな…」
そうこうしてる間に光のベールの様な物を通過すると荒野に着いた。
「ここは?」
俺の質問に対し、アダムスキーは答えてくれた。
「火文明」
「火文明は今の自然文明ほどでは無いけど、火文明固有の植物とかが危ない。」
それを聞いた俺は、ふと疑問に思ったことを問いかけた。
「そう言えば自然文明ってどう危ないんだ?ルナも危ないって言ってたが…」
この質問に対しても、アダムスキーは答えてくれた。
「自然文明は今、バラギアラと言う巨大なクリーチャーが暴れてる。」
「とても危険でうかつに近づけない。」
「そのバラギアラってのはどれくらいヤバいんだ?」
「インポッシブル、まさに予想不可能。」
「へぇ…」
──そうして俺は鎖で吊るされながら、水文明へと連れて行かれたのだった。