デュエルマスターズ darkness zero 作:deta豆
俺達はタブラ=ラーサを追い、地下へ向かう階段を駆け降りた
零「なぁ...外より寒くなって来てないか...?」
ジャブラッド「この先は9層の最深部だからな、マジでどうなってるか分からない、気を引き締めて行け」
零「待て、覇王の埋葬はどうやったんだ?」
ジャブラッド「覇王が全部自分でやったみたいだから知らん」
零「マジか...」
そうして下にたどり着いた俺達はとんでもないものを見た
零「何だあれ?」
周りは体育館ほどの広さの氷の世界であり、当然寒かったが
地面は星の様であり、不気味な雰囲気が漂っていた
そしてひときわ目を引いたのは中央部分にある棺から生えた木の枝だった
そうして、タブラ=ラーサはそれを見つめていた
零「おい!」
俺達はタブラ=ラーサに近寄り声をかけた
そうして、タブラ=ラーサは俺の方を向き、ボソボソと話し始めた
タブラ=ラーサ「そうか...お前が...」
タブラ=ラーサがそう言うと、地面に亀裂が入り始めた
冥「何だ!?」
シャングリラ「...!」
ジャブラッド「おいおい...」
零「何だこれ...」
亀裂の入った地面の氷には、巨大な目がこちらを凝視していた
ソレは本当にこの世界の者かと疑ってしまうほど純粋であり、本能的にソレに恐怖していた
零「逃げるぞ」
冥「タブラ=ラーサ!」
冥はシャングリラと共にタブラ=ラーサを担ぎ、俺達全員は階段へと向かった
???「あ"あ"あ"あ"あ"あ"!!!!」
それは産声を上げ、亀裂から巨大な腕を出した
それはまさしく、龍であった
零「急げ!早く!」
俺達は大急ぎで階段を駆け上がった
後ろからは地面と天井の崩れる音がし、瓦礫が迫って来ていた
気がついた時には階段を上がり切っており、階段は完全に瓦礫で使えなくなってしまった
怪物は恐らく瓦礫の下敷きになったのだろう
零「ハァハァ...何だあいつ...」
ジャブラッド「知らん」
クリスタ「ハデス!」
冥「はぁはぁ...何とか連れ帰って来たぞ...」
零「そう言えば影の国の兵士達は?」
カノン「落ち込みながら窓から出て行ったのだわ...」
零「そうか...何にせよ、お前達は少しここで待ってた方がいい」
そう言って俺はその場後にしようとした
冥「待て、dm零」
零「何だ?」
冥「ルナ姉さんのとこに行くんだろ...?」
零「あぁ」
冥「お前は...ルナ姉さんのドレスを絶対に濡らさず川を渡れるのか...?」
その質問を俺は鼻で笑い、言い放った
零「フッ、それは無いな」
冥「何だと!?」
零「ルナと川を渡るなら、一緒に手を繋ぎながら支え合って渡るぜ」
冥「...」
そうして俺はその場を後にした
─教会 地下牢─
聖華「ヒカル、ついて来なさい」
キラ「か、母さん...?」
バタイユ「迎えが来たみたいだぞ」
聖華「黙れ下郎」
聖華「...それでは早速、奴らのところへ向かいましょうか」
そうして、奴らは棺の間へと向かった
─回廊─
〜数分前〜
キラ「母さん...なんでここまで兵士を集めたんだ?説明を...」
そう言われた聖華は説明を始めた
聖華「...では改めて...完全なる正義を成す時が来ました」
キラ「完全なる...正義...?」
聖華「このクリーチャーワールドは、何千年も前、覇王ブラックモナークにより支配されました、その時の醜い時代に根付いた理念が、今も残り続けて居ます」
聖華「当然、光文明も例外ではありません その覇王の時代のせいで、完全な正義は消え去りました」
聖華「しかし!今こそ完全な正義を作り上げる時が来たのです!」
ジャシン「正義か、くだらん」
キラ「貴様は!?ジャシン帝!?」
聖華「奴とは一時的な協力関係なだけです」
キラ「...」
聖華「黙ってついて来なさ─」
ルナ「やっぱり来ましたか、輝聖華とアビスベル=ジャシン帝」
ジャシン「!?貴様は!!ルナ・イクリプス!?何故我々がここに居る事が分かった!?」
ルナ「お前達程度の考えなど筒抜けだぞ?」
ジャシン「貴様...行け!ノワールアビs」
聖華「待て」
聖華「丁度良い、ルナ・イクリプス お前にも聞かせてやろう、我々の正義を」