デュエルマスターズ darkness zero   作:deta豆

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第42話 正義の本質

聖華「私はあの日、覇王がドラゴ大王を討ち取った日、この世界の正義が、消えた事を知った」

 

聖華「そうして夫が死んだ日、この世界が、正義が朽ちてしまった事を知った」

 

聖華「だからこそ、我々はこの世界全体を完全なる正義で満たす必要があるのです」

 

ルナ「完全なる正義...?」

 

聖華「完全なる正義、それは完全なる秩序 全てのクリーチャーの思考を1点に集中させる完全支配国家、自由など存在しない完全な正義」

 

ルナ「...」

ルナは黙ったが、キラがその言葉に対し反論する

 

キラ「母さん...その正義は違う...」

聖華「何がです?」

キラ「それは母さんの正義だ...俺とは守るべきものの規模が違う...ジョーとの友情が壊れたら!!俺の平和は無いんだ!!そんな世界俺はいらないんだ!!」

その言葉に対し、聖華は呆れた様に話す

聖華「ヒカル、貴方は何か勘違いをしている様ですね」

キラ「...?」

聖華「まさか...完全なる正義の話からしなければならないとは...」

 

聖華「まず、この世界の正義とは秩序、秩序とは正義、友情などと言うくだらないものは必要ありません」

キラ「ッ!?」

聖華「友情、希望、絶望、憎悪、復讐心、愛」

聖華「傲慢、嫉妬、怠惰、強欲、色欲、暴食、そして憤怒」

聖華「それらの不要な感情を1度の巨大な争い...これから我々が起こすクリーチャーワールド世界戦争で全てクリーチャーから削除し、完全なる支配国家によってクリーチャーを我々人間が管理するのです」

キラ「そんなのは...ただの搾取だ...」

聖華「搾取...ヒカル、良い言葉を言いましたね」

聖華「搾取とは、正義の本質であり秩序の根幹です」

キラ「ッ!?」

聖華「...クリーチャー達にも、それぞれの人生がある、ヒカル、ルナ・イクリプス、お前達はその人生の重みから目を背けて、自らの力…マナとしてきたのです」

聖華「ヒカル、貴方の言う"正義のデュエリスト"と言う肩書きは、楽しく愉快な肩書きだったでしょう?その肩書きでクリーチャー達を殺していくのは楽しかったでしょう?」

聖華「しかし、悔いる事はありません、これもまた秩序への道、全ては一つにまとまって行きます」

聖華「しかし、全てを一つにまとめられない様にする者達が後を絶ちません、ルナ・イクリプス、貴方もその一人です」

ルナ「...」

聖華「五文明連合...影の国...そしてdm零...」

聖華「を排除し、初めて完全なる正義は実現されるのです!」

 

ジャシン「フン...くだらん」

聖華「今の内に言っておきなさい、いずれ貴様も排除しますからね」

ジャシン「余はdm零と生意気なトカゲとルナ・イクリプスを殺して全てを支配する覇王になればそれで十分だが、敵対するなら容赦はせんぞ」

 

そうして話す奴らに対し、ルナは話し始める

 

ルナ「...正直、私は貴方方の目指す正義だの支配などはどうでも良いです」

聖華「...」

ジャシン「...」

ルナ「ただ、零に手を出すならば容赦はしません」

 

ルナ「来るが良い、皆殺しにしてやろう」

 

聖華「愚か者めが...」

ジャシン「言われずとも滅ぼしてくれるわ!行け!ノワールアビス!」

聖華「正義の戦士達よ!奴を滅せよ!」

 

ノワールアビス「うがああああ!!!」

正義の戦士達「行けぇ!闇王ルナを滅せよ!」

 

ルナ「...」

ルナは鎌を取り出し、大量の軍団を蹴散らした

 

ジャシン「なっ!?奴は弱っているはずだ!!」

聖華「いや、ルナ・イクリプスは確実に疲弊している このまま攻撃し続ければいつかは確実に打ち取れるはずです」

ジャシン「フンッ...なるほどな、攻撃し続けろ!ノワールアビス!」

 

ルナ「...」

 

 

 

─教会 棺の間前─

 

ジャブラッド「おい契約者どこ行くんだ、窓から行った方が近いだろ」

零「いや...少し用事があってな、行くぞジャブラッド」

ジャブラッド「お、おう...」

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