デュエルマスターズ darkness zero   作:deta豆

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第45話 旅の終わりに

 

「朝か」

 

俺はベッドから起き上がって隣のベッドで寝ているルナにそう言った。

 

「起きましたか」

 

俺はそう言うルナの手を見た。

 

「…点滴どうした?」

 

「終わったので回収されましたよ」

 

「へぇ〜そういうもんなのか」

 

そんな話をしていると、後ろから誰かが歩いてくる音が聞こえた

ふと振り返ると、デスザロストがこちらに歩いて来ていた

零「デスザロスト!良い朝だな」

デスザロスト「dm零、怪我は大丈夫か?」

零「あ、お...おう、大丈夫だ」

俺がそう言うと、デスザロストはルナの方を見た

ルナ「何ですか?」

デスザロスト「...ルナ、お前本当に闇文明の王をやめるのか?」

零「え?やめるのか?」

デスザロスト「知らなかったのか!?」

ルナ「あ...零には言い忘れてましたね」

デスザロスト「...お前を信頼している者は影の国に限らず闇文明にも沢山いるぞ?」

ルナ「...そうなんですか」

デスザロスト「悪いが私一人ではとても手に負えない...」

ルナ「...そうですか?」

デスザロスト「...頼むルナ、今の闇文明にはお前が必要だ」

そう言って、デスザロストは頭を下げた

ルナ「...」

ルナはしばらくデスザロストを見ていたが、すぐに声を上げた

ルナ「...分かりました、では定期的に顔を出します」

そう言うとデスザロストは立ち上がりルナの手を握った

デスザロスト「ありがとう」

ルナ「それでは、私達はこれから用事があるので」

デスザロスト「そうか...また会おう」

そう言って、デスザロストは去って行った

 

ルナ「じゃあ行きましょうか」

零「そうだな」

そうして俺達は外へと出た

 

外はかなり復旧が進んで来ており、色とりどりの飾りが飾ってあった

 

零「なんだあれ?飾り...?」

ルナ「あぁ、時期的に今日がクリスマスイブですからね」

零「え?イブ?もうクリスマスから7日経っただろ!?」

ルナ「あ...そう言えば零はクリーチャーワールドと地球の時間の流れ方が違う事について知りませんでしたね」

零「え?初耳なんだが...」

ルナ「こっちの方が時間の流れがあっちより遅いんです」

零「へ〜じゃあ戻ったら数時間も経ってないのか?」

ルナ「はい、それどころか数秒も経ってません」

零「マジか...」

 

零「なぁルナ、そう言えば影の国の処遇はどうなった?」

ルナ「なんか一般人の死者数が0だったらしく五文明連合の捕虜...と言うより監視下に置かれると言う感じになりました、マザーが上手くやってくれたので」

ジャブラッド「それに対するクリーチャーワールド中の意見も悪く無かったしな」

零「あ、ジャブラッド そうか、良かったな」

ジャブラッド「まぁ...元はと言えば迫害したのが原因なんだから当然だが」

ジャブラッド「何にせよ、一般人の死者数が0だったのはお前が体張ったおかげだ、もっと自分を労っても良いんだぞ?」

そんな話をしていると、突然ルナに向かって石が投げられた

ルナ「?」

零「なんだ?」

恐る恐る石の投げられた方向を見てみると、そこには数人の光の民達が居た

光の民達「悪魔め!零様から離れろ!」

その声を聞き、カードからジャブラッドが出て来た

ジャブラッド「あ"?こいつら...ちょっと待ってろ、殺ってくる」

零「待てジャブラッド、ここは俺がやる」

そう言って俺は前に出た

光の民A「零様!奴は大罪を犯しました!なのに許されている!裁きが必要です!」

そう言う奴らに対し、多少ムカつきながらも、俺は言い放った

零「他者を裁く?なら誰も罪を犯した事が無いんだよな?どんな小さな事でもダメだ、だが...罪を犯した事の無い奴だけがこの石を投げろ」

光の民達「ッ!?」

俺がそう言うと、光の民達は俺を睨みつけながらも不機嫌そうにその場を去って行った

 

零「やーっ!」

俺は落ちてた石をルナの手前に投げた

ルナ「...何やってるんですか?」

零「特に悪い事とか今までの人生でやって来なかったからなぁ...殺しはしたけどあいつら俺にとって邪魔だったし」

 

零「まぁ、今ので悪い事やったから俺にも投げる権利無くなったんだけどな」

ルナ「フッ...何ですかそれ?」

ジャブラッド「...(ここは隠れとくか)」

 

 

ルナ「…そう言えば、自然文明でクリスマスパーティーの準備やってるみたいですよ」

零「マジ?手伝いに行こうぜ」

ルナ「じゃあ少し血をくれますか?」

零「え?何で?」

ルナ「点滴で回復したんですけどまだちょっと変な感じで...だからあなたの血が欲しいんです」

零「あぁ、じゃあやるよ」

俺は首元を曝け出し、ルナに見せた

ルナ「では...いただきます」

そう言ってルナは俺の肩を掴み、噛み付いた

ルナ「痛いですか?」

零「ん〜なんか少しムズムズするな...血を抜かれるって変な感じだ」

ルナ「大丈夫ですか?」

零「あぁ」

 

ルナ「ありがとうございました、ご馳走様です」

零「美味かったか?」

ルナ「はい、美味でした」

零「じゃあ行くか、自然文明」

ルナ「では...展開」

 

 

─自然文明 10時15分─

 

カブト鬼「お前ら!今日はクリスマスイブだ!復旧したばっかで悪いがクリスマスイブを祝う為に!あっ全力で準備しようじゃね〜か〜!」

 

モモ「よし!ハニーQ!食事の支度は大丈夫?」

ハニーQ「はい、今夜のパーティーは絶対に成功させましょう」

デンデン「その通りデンデン!今日は間違いなく歴史的な日になるデンデン!」

その時、自然文明の会場の中心に門が開く

 

カブト鬼「な、何だ!?」

 

零「久しぶりだなお前ら」

一同「dm零!?」

モモ「零くん!」

零「あ、女王様久しぶり〜」

モモ「久しぶり!」

ルナ「...」

モモ「あ!ルナちゃん!元気?」

ルナ「モモ、元気ですよ」

零「え?」

カブト鬼「闇王ルナ!元気か?」

デンデン「闇王ルナ!資金の提供本当に助かってるデンデン!」

ハニーQ「貴様が我々にした事は許してはいないが...我々自然文明のサポートをしてくれた時の恩は忘れないぞ、ルナ・イクリプス」

零「え?え?え?」

一同「?」

零「い、いつの間にそんなに仲良くなってたのか...?」

ルナ「あぁ、影の国についての会議が思ったより早く終わったので他文明の復興の手伝いを影の国の部下達と一緒にしてたんですよ」

零「俺が寝ている間にそんな事が...時間の流れって怖ッ...」

 

そうして、俺達は準備の手伝いを始めた

零「この皿、ここで良いのか?」

自然文明の戦士A「はい!その辺に─」

自然文明の戦士「いや待て!そこ置いたらこれ以上置けなくなる...置いといてくれ!今机取ってくるから!」

 

カブト鬼「おいしょー!」

デンデン「ふぅ...かなり大きいクリスマスツリーデンデン...」

 

ルナ「この辺りでいいですか?」

零「あぁ、多分その辺だ」

 

そうして、パーティーの準備が出来た

 

零「一通り終わったな...」

モモ「ありがとう零くん!」

零「そう言えばジョーは?」

モモ「ジョー君は今荷物を取りに行ってる!」

零「へー」

モモ「零くんもおいでよ!明日のパーティー!」

零「...」

ルナ「あ...それは...いや...その...」

一同「?」

ジャブラッド「ここは俺が出た方が良さそうだな」

カブト鬼「邪龍!」

ジャブラッド「実はジャシンが...」

 

─数分後─

 

モモ「その...ご、ごめん!」

零「大丈夫だ、気にすんな!」

 

零「じゃあな」

モモ「あ!ちょっと待って!」

そう言ってモモはルナに近づいた

モモ「はいこれ!今日のパーティー影の国のみんなも来てね!」

ルナ「あ、ありがとうございます」

モモ「それじゃ!またねー」

 

そう言って俺達は壁の方へ向かった

 

零「良し!次は火文明だ、火の国行こうぜ」

ルナ「零」

零「何だ?」

ルナ「今まで行ったとこを逆に行ってますね」

零「そうそう、自然文明行く時決めたんだよ!」

ルナ「それじゃあ開きますね〜」

零「おう!頼んだ!」

ルナ「展開」

 

 

─火の国 13時30分─

 

ルナ「すっかりクリスマスムードですね〜」

零「だな...なぁルナ」

ルナ「何ですか?」

零「お腹すいたな」

ルナ「あ!じゃあちょうどあの店が近くに...え?」

零「どうしたルナ?」

ルナ「いや...この張り紙見てください」

零「ん?」

 

火の国クリスマス祭り

闘技場で開催中!

 

零「...良し行こうぜ」

ルナ「そうしましょうか!」

 

 

 

─14時30分─

 

零「ここか」

ルナ「よし、行きますよ」

そうして俺達は中に入った

 

ルナ「わぁ...凄い人の数ですね...」

零「結構色んな店あるな...」

 

そうして話していると、向こうから巨大なやぐらが来た

 

剣「ハムカツ団のカレーパン!2階で販売中だぜ!」

ハムカツ「ハムカツ団の勝利の為にみんな買うんや!!!」

そして反対側からは...

ボルツ「イーヤッハァァァァァァァァァァァァ!B!A!D!バッドドック!2階で販売中だぜ!」

ダチッコ「ビートジョッキーが勝つッスよ!!!みんなその為に買うッス!」

 

零「な、何だ!?」

ルナ「合戦でもやってるんですかね...?」

 

そうして周りをキョロキョロしている時にルナはパンフレットを見つけ、それを取った

 

ルナ「パンフレットありましたよ!」

零「おぉ!見せてくれ!」

俺達はその辺の座席に座り、パンフレットを見た

 

パンフレットには焼きそば、たい焼き、りんご飴、チキン、寿司などと言った色々な屋台の場所が記されていたが、一際目を引いたのは「カレーパンvsバッドドッグ」だった

 

零「...」

ルナ「...」

零「...何で戦いになってんだ?」

ルナ「...ま、まあとりあえず今日はカレーパンとバッドドッグを食べましょうか」

 

俺達はしばらく屋台を回ってから2階へと向かった

 

2階は想像以上に盛り上がっており、会場の熱狂の様な激しい屋台の攻防戦が繰り広げられていた

 

ドギラゴン「注目ノーマルカレーパンだ!」

ミシュラ「かしこまりました!」

 

ブランド「お前ら!バッドドッグの注文が入ったぞ!」

ナグナグチュリス「わ、分かったッス!」

 

2つの屋台は向かい合っており、相当広く、何人もの客が並んでいてもすぐ注文出来るほど広かった

 

零「2階まるごと使ってんのか...」

ルナ「零!私はバッドドッグを買いに行って来ます!お金を渡すのであなたはカレーパンを!」

零「お、おう」

 

俺はすぐにカレーパンを注文しにハムカツ団の屋台へと向かった

ドギラゴン「ご注文は...d、dm零!?」

零「ドギラゴン、普通味のカレーパン2個頼む」

ドギラゴン「わ、分かった...カレーパン二つ!」

零「にしても何でいきなり祭りなんかやってんだ...?(まあ楽しそうだから良いけど)」

剣「それは俺達から説明するぜ」

振り返るとそこに居たのは剣とボルツだった

零「お前ら何故ここに!?」

ボルツ「もう昼休憩だからな!」

零「そうか...じゃ、じゃあルナ呼んでくるから待ってろ」

 

─数分後─

 

ルナ「...で、何があったんですか?」

剣「それがだなぁ...」

 

 

─数日前─

 

剣「いやぁ〜カレーパンは最高だなぁ〜」

ボルツ「待てよ!バッドドッグも美味いぜ!マジでバッドだ!」

剣「カレーパンに比べたら大した事ねーだろ?」

ボルツ「何だと?」

剣「やんのか?」

 

 

 

 

 

 

零&ルナ「...」

俺達は食べながら話を聞いていた

 

剣「な?カレーパンが最高だろ?」

ボルツ「何言ってんだ!バッドドッグが最高だろ?」

零「どっちも美味しかったし対して差ねぇだろ」

剣「え?」

ボルツ「?」

零「なぁルナ、両方とも美味しかったよな?」

ルナ「はい、バッドドッグ(?)は甘かったですしカレーパンはカリカリしてて良かったですね」

零「ほら、ルナもそう言ってる」

 

剣「なるほど...そう言う事だったのか」

そう言うと、剣はボルツの手を握り、互いは熱い握手をした

 

零「...それじゃ次は水文明だな」

ルナ「そうですね...私も少し用事があるので...それでは、展開」

 

 

 

─水文明 門前 18時─

 

ルナ「こっちですよ」

零「あれ?居ないんだな?」

ルナ「ここに手を当てれば自動的に手続きをしてくれるんですよ」

そう言ってルナが手をかざすと自動的に門が開いた

零「へぇ...なるほど全体的にこんな形式だったのか」

ルナ「零、どこ行きます?」

零「うーん...」

 

周りは既に暗くなって来ている

あまり時間が無い

 

そう考えている時、監視カメラがこちらを向いた

 

その次の瞬間、スピーカーからアナウンスが流れた

 

スピーカー「20時より!タワーでイルミネーションを行います!」

零「何!?よし!これだ!」

ルナ「決まりましたね!私もちょうどタワーに用事があるので行きましょうか!」

 

そうして俺達は水文明のタワーへと向かった

 

─水文明 タワー─

 

ルナ「零、今日マザーと話があるんです、なので少し待っててくれますか?」

零「あぁ、全然大丈夫だぞ」

ルナ「ありがとうございます!すぐ戻りますからね!」

 

そうしてルナはエレベーターに乗って行った

 

 

零「...暇だなぁ」

俺はその辺の椅子に座り、少し休息を取っていた

 

アダムスキー「零」

零「よおアダムスキー!」

座っていると偶然アダムスキーに会った

 

零「奇遇だな」

アダムスキー「うん、こっちも休憩のために戻って来て零が居たからびっくり」

零「休憩...?なら話しようぜ」

アダムスキー「グッド、いいよ」

そう言うと、アダムスキーは俺の隣に座った

アダムスキー「零」

零「ん?どうした?」

アダムスキー「零は覚えてる?この都市で一緒に遊び回った時の事...」

零「あぁ、ゴクガロイザーチキン美味かったよな」

アダムスキー「うんうん」

アダムスキー「ゲームセンターも楽しかった」

アダムスキー「でも...一番楽しかったのはあの遊園地...」

零「じゃあまた行こうぜ」

アダムスキー「え?」

零「またこの世界に来たら、一緒に」

アダムスキー「...うん」

アダムスキーA「あ、居た」

アダムスキーB「...ミステリー何やってるの?」

アダムスキー「零と話してた」

アダムスキーA「...前々から思ってたけど貴方だけ何か変...個体差は無いはずなのに...ミステリー...」

アダムスキー「気のせい」

アダムスキーB「とりあえず、あの店に行こう」

アダムスキーA「グッド、賛成」

アダムスキーB「それじゃあ早速行こう」

アダムスキー「ストップ」

アダムスキーA &B「?」

アダムスキーは俺の方を向いた

アダムスキー「またね」

 

そう言ってアダムスキー達は去って行った

 

 

─水文明タワー 8階ベランダ─

 

ルナ「来ましたよー」

マザーブレイン「あ!ルナさん!」

マザーブレイン「見テくダサイこノ眼帯!カッコいイでしョウ?ア!気ニしナいでクだサいネ!私はルナさんガ戻っテ来てくレタだけデ...」

ルナ「...あ、えっと...大丈夫です」

マザーブレイン「そウですカ?」

ルナ「あ、いや...マザー、色々ありがとうございます」

マザーブレイン「親友ヲ助けルのは当然デしょウ?」

ルナ「え?」

マザーブレイン「エ?」

マザーブレイン「エ?

マザーブレイン「エ?エ?エ?」

ルナ「と、とりあえず用事があるので...それでは...!」

そう言ってルナはその場を後にした

マザーブレイン「エ?」

 

 

─水文明タワー ロビー 18時30分─

 

しばらくして、ルナが戻って来た

 

ルナ「お待たせしました!」

零「待ちくたびれたぜ」

ルナ「んー...イルミネーションまでまだ時間がありますね...」

零「じゃあ水族館行こうぜ!」

ルナ「良いですね!タワーからそう遠くは無いですしそうしましょうか!」

そうして俺達は外に出て水族館へ向かった

 

零「すっかり暗くなって来て俺達がこの世界に来る前みたいになっててなんか良いな」

ルナ「フッ...」

 

そうして俺達は水族館に着き、中へ入った

 

零「やっぱこの場所は良いな...落ち着く」

 

俺がそう言うとルナは俺の手をぎゅっと握りしめた

 

 

ルナ「...零、クラゲが綺麗ですね」

零「あぁ、透明だから光を通してさらに綺麗に見えるんだろう」

ルナ「この先も、星の灯りも透き通る様な未来にしたいですね」

ルナ「このクラゲ達の様に」

 

 

 

─20時59分─

 

俺達はタワー近くの売店に寄り、おにぎりや菓子パンを食っていた

ルナ「零、これ美味しいですね」

零「言っただろ?いくらは最高の食材だって」

 

スピーカー「間もなく!始まります!」

 

ルナ「来ましたね!」

零「...」

ルナ「...?どうしたんですか零?」

 

タワーが彩られ、暗闇の中綺麗に輝いている

 

それは空に輝く星の様であった

 

零「なぁルナ、俺ここで死ぬ」

ルナ「え?」

零「この世界を離れたく無い」

ルナ「...零」

零「...?」

ルナは俺を強く抱きしめた

零「ルナ!?」

ルナ「私だって零が居なくなるのは嫌です...でも零に死んでほしくも無いです...」

零「なんで死んでほしく無いんだ?生きてる方が苦しいだろ?」

ルナ「...居なくなって欲しく無いんです」

零「...」

ルナ「...病室の中でそう考えた時、一つの言葉が浮かんだんです」

 

ルナ「また会える」

 

零「!」

 

ルナ「...旅が終わった後も、必ずまた生きて会いましょう」

 

零「なぁルナ」

ルナ「何ですか?」

零「旅の終わりにデュエルでもしようぜ」

 

 

数時間後

 

イルミネーションが終わり、俺はルナの開いた門を通り、最後に行きたい場所へ向かった

 

そこは、初めて俺がこの世界に降り立った場所、あの洞穴だ

 

ルナ「懐かしいですね」

零「確かここで初めてデュエルしたんだっけか?」

ルナ「それじゃあ、早速始めましょうか」

零「そうだな」

 

───

 

それから俺達は何度かデュエルした

 

───

 

そうして時は流れ

 

─23時50分─

 

ジャブラッド「お二人さん、悪いが時間だ」

零「あ...」

ルナ「早いですね...」

 

そうして俺達は外へと出た

 

 

ジャブラッド「んじゃ、門の出口まで見送って来るぞ」

ルナ「そうですか...」

零「...またな」

俺がそう言った時、ルナが俺を引き止める

 

ルナ「待ってください」

零「...?」

ルナは空を見上げた

 

ルナ「...今夜も月が綺麗ですね」

零「...あぁ、月は変わらず綺麗だ」

 

ルナ「それではまた会いましょう、零」

零「あぁ、次会う時はもっとデュエルしような」

ルナ「はい!」

 

そうして俺は門を通った

 

零「にしても...これで終わりか...考え深いな...」

ジャブラッド「本当にそうか?遠足も帰るまでが遠足って言うだろ?」

零「そうだな...」

零「ん...あれ?」

だんだん体がふらついて来た

 

意識も遠のいて行く

 

そうして、俺は目を閉じた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

孤児院の先生「零くん...」

零「はっ!?せ、先生...?」

気がつくと、俺は孤児院の保健室のベッドで横になっていた

孤児院の先生「良かった!無事だったのね!」

零「あ!?え!?」

孤児院の先生「駅前のコンビニで倒れたって聞いて先生びっくりしちゃって...病院の人から命に別状は無いから意識を取り戻すまで待っててって言われたの...」

零「先生、俺は大丈夫です」

孤児院の先生「え!?あ!?そうなの??」

零「ただ...すごい短い様で長い夢を見たんです...とても良い世界の夢を...」

孤児院の先生「あ!そうだ!サンタさんからプレゼントが届いてるよ!」

零「え!?」

孤児院の先生「じゃーん!開けてみて!」

零「では早速...」

 

俺はプレゼントボックスを開けた

 

 

その中には...

 

 

零「...デッキ...?これ...俺のデッキだ...!」

孤児院の先生「え?」

零「夢じゃ無かったんだ!!!」

零「ハハハ!先生!これは最高のクリスマスプレゼントだ!」

孤児院の先生「?あ、あらそうなの?」

 

零「わーい!わーい!いや...ノワールモナーク消えてるな...?まあ良いか!」

孤児院の先生「それじゃあおやすみ、明日はたくさんのご馳走があるからね!」

そうして孤児院の先生は保健室を後にした

 

 

─孤児院の遥か上─

 

ジャブラッド「フッ...メリークリスマス、契約者」

そう言って、ジャブラッドはその場を去って行った

 

 

翌朝、俺は手にしたデッキを見せた

そのデッキを見た何人かも俺と同じくデッキを持っていた様で、早速デュエルしまくった

 

零「よし!俺の勝ち!」

孤児院の子供「ぐぬぬ...アビスロイヤルつぇ〜」

俺と同じ様にデッキを貰った女の子にデュエマを教えたりもした

 

 

こうして、俺の短い様で長い旅は終わりを迎えた

 

 

 

零「これでヨシっと!」

俺は書いていた本を閉じ、本棚へとしまった

 

 

零「ルナにまた会いてぇな...」

そうして、俺は変わらない孤児院での毎日へと戻って行ったのだった

 

 

...これは、俺の人生の物語だ

 

"始まり"から"終わり"までの

 

 

 

デュエルマスターズdarkness zero

 

Chapter1 fin

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

─洞穴─

 

ルナ「...必ずまた会いましょう、零」

???「ルナ!」

ルナ「...何しに来たの?アカリ」

アカリ「私にdm零の監視と誘導を任せっきりなの酷くない?サッヴァークも疲れちゃったよ」

ルナ「あ、ごめんなさい...」

アカリ「そう言えばお兄ちゃんどうしたの?」

ルナ「聖華が死んだ事がきっかけで引きこもってるみたいですよ」

アカリ「やっぱお兄ちゃんバカだよね〜正義なんて一丁前に言っちゃってさ、所詮正義なんて勝った方のものなのに」

ルナ「...」

アカリ「ルナ?」

ルナ「あ、いえ、何でもありません」

アカリ「...ルナ、私一回影の国抜ける」

ルナ「そうですか...?」

アカリ「また会おうルナ」

そう言って、少女はその場を後にした

 

 

─どこかの祭壇─

 

イミッシュ「...にしても、このバラギアラとか言う奴、タブラ=ラーサから受け取ったきりで使い道わかんねーし...」

???「お困りですか、イミッシュ様」

イミッシュ「葉山、このカードやる、好きに使え」

メグル「イミッシュ様からの贈り物だ!なんたる幸せ!」

 

 

─水文明タワー 地下─

 

ギュウジンマル「ハハハハハ!今日こそvv8を完成させ─」

キリコ「やっほー」

ギュウジンマル「!?」

キリコ「まあまあそう驚かないで、私は貴方を引き抜きに来たんだからさ」

ギュウジンマル「引き抜くだと...?笑わせるな!こっちは上司と部下に挟まれてそれどころでは─」

キリコ「まあまあ、こっちに来ればそのロボットも完成させられるし天才に適した環境も用意出来るわよ〜」

ギュウジンマル「!?」

キリコ「どうする?来る?」

ギュウジンマル「乗った」

キリコ「交渉成立〜」

 

 

 

─???─

 

エルボロム「失礼します」

バロム「どうぞ〜」

 

エルボロム「会長、例のプロジェクトについては大体準備が出来ましたが...魔法陣が上手く起動しません」

バロム「そりゃそうよ、儀式の開始は大量の人々の死と13人以上の力を持った者が居ないと」

エルボロム「え、そうなんですか?」

バロム「そうそう」

エルボロム「では誰を使うんです」

バロム「まああらかた目星はついてるからこっちでやっておくわ、でも夜の四天王には重大な任務を与えます」

エルボロム「任務...と言いますと...?」

バロム「このプロジェクトに必要な人材を集めて来て欲しいの」

エルボロム「かしこまりました」

そう言ってエルボロムはその場を後にした

 

バロム「フッ...これからこの世界は絶望に染まり、さらに面白い事になるわ...」

 

 

バロム「フフフフ....ハハハハハハ!!!!」

 

 

coming soon Chapter2...




デュエルマスターズdarkness zero Chapter1

完結しました、今まで見てくれた人達ありがとうございます!
僕自身初めてなので多少誤字とかあったかもしれません。
そして次からはdarkness本編の方を進めたいと思います。
Chapter2は本編をある程度進めたら投稿したいと思います!
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