ミデンを翔ける黒い鳥、ボーダーで何を成す?   作:AC6はいいぞ!!

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ep02_ボーダー上層部との交渉

 

ボーダー

正式名称は"界境防衛機関"。トリガーを使用し、ネイバーと戦う組織で半年前の第一次侵攻でネイバーの進行を阻止することに大きく貢献した組織。

 

 

ボーダー最高司令官:城戸 正宗

ボーダー本部長:忍田 真史

本部開発室長:鬼怒田 本吉

メディア対策室長:根付 栄蔵

外務・営業部長:唐沢 克己

玉狛支部支部長:林藤 匠

 

 

一介の訓練生相手に組織運営で忙しいはずの上層部の人たちが勢ぞろいしている。

 

 

(普通に考えれば、面接は試験を管理している中間職の人が行えばいい。間違っても多忙な組織のトップが行うべきではない。だが、騙してまで俺をここに呼んだ理由は何だ?)

 

 

真っ先に思い浮かぶのは第一次侵攻の件。だが、それに関してはバレるはずがないと信二は確信していた。次に考えられるのは機密などに関してだが、それに関しても特に機密に触れるようなことを信二はしていない。と言うより、入隊希望者が機密に触れれる訳がなかった。

 

 

「なぜ君はここに連れてこられたのか、理解できていないだろう」

「そうですね。面接にしては異常すぎる状況だと思います」

「それを言う前に、これだけは最初に言っておく。私たちは君に危害を加える気が無ければ、今後のことを見据え協力関係を築きたいと思っている」

 

 

(危害を加える?協力関係?)

 

 

信二は城戸司令の言葉に更に混乱した。なぜ、そのようなことを言うのか本気でわからなかったからだ。信二の混乱をよそに、城戸司令は特大級の爆弾発言した。

 

 

「単刀直入に言う。君には"レイヴン"としてボーダーに協力してほしい」

「?!!」

 

 

(なぜそれを・・・)

 

 

レイヴン

第一次侵攻時にボーダーとは別に"ブランチ"と呼ばれる組織を統率し、トリオン兵を率いてネイバーの侵略を阻止した勢力の頭目。

 

 

レイヴンが信二であることを知っているのはエアに沙耶、ゆかりのみ。絶対に漏れるはずのない情報がなぜ漏れたのか、信二はわからずにいた。

 

 

本来であれば、知っているはずでないことをボーダー上層部は知っている。ただ、ハッタリの可能性も否定できないため、信二は冷静なフリをしつつ、誤魔化すことにした。

 

 

「すみません。何を言っているのかよくわからないです。レイヴンって、先の侵攻で活躍した人ですよね。ボーダーの協力者じゃないんですか?」

 

 

そんなこんなで言い訳をしつつ、信二はトリガーを介してエアに連絡を取った。

 

 

『エア、見ているな。これはハッタリか?』

『いえ、反応を見る限り、レイヴンのことがバレています』

『何故バレた。第一次侵攻のときに確かにトリガーを使ったが、それまでは存在が露見していなかったし、侵攻後はトリオン反応を完全に消している。今もそうだ』

 

 

それ以上にレイヴンとして活動していた時の信二は成人男性だった。トリオン体は体格などを大幅に調整できるため、トリオン体なら理論上は中学生が成人男性になることは可能だ。ただ、調整可能と言っても元の身体との違和感を感じるため操作がままならないし、後々に影響を及ぼす可能性も少なくないため大幅な調整は行われない。そのため、トリオン体について知っている人間はトリオン体が全くの別人だと普通は考えるはずないのだ。

 

 

それなのに中学生になったばかりの信二がレイヴンだと結論付けている。ブランチが行った調査でボーダーにその手の特殊な技術がないことが判明していたため、それ以外の何かの要因でレイヴンのことを知ったのだと信二は考えていた。

 

 

「ああ・・・相談中に悪いんだけど、いいかな?」

 

 

(相談中に悪い・・・だと?)

 

 

「俺には未来が見えるんだ。目の前にいる人間の、少し先の未来が」

「未来・・・ですか?」

「そして俺のサイドエフェクトが、君がレイヴンだと言っている」

「・・・」

「君の協力があれば、最良の未来に行けるともね」

 

 

サイドエフェクト。超感覚的な能力が発現することはあるは知っていた。それこそ、通常では考えられない能力が発現することも。

 

 

(いくらサイドエフェクトとはいえ、未来視はチート過ぎるだろ。本当のことか?)

 

 

『未来を見ているのであれば、バレたことにも説明がつきます』

『ああ、だが嘘の可能性もある』

 

 

そこで信二は迅が本当のことを言っているのか試すことにした。未来が見えるのであれば、自身がこの後行うとある行動を言い当てることができるはずだと。

 

 

「未来が見えるのなら10秒後、私は何をしていますか?」

「後ろ手に数字の4を作っているね」

「・・・どうやら本当ようだな」

 

 

10秒後に信二が行おうとしていた行動を迅が言い当てた。思考を呼んだ可能性もあるが、どっちにしても完全にバレていると信二は確信した。

 

 

『エア、念のため沙耶とゆかりを避難させてくれ』

『了解です』

 

 

信二は念のため沙耶とゆかりを事前に用意していたセーフハウスに避難させることにした。危害を加える気はないと言っていたが、そんなのを信じるほど、信二は大人を信用していなかった。

 

 

「それで、俺に何の用だ?正体を堂々と暴いて協力関係を構築とは・・・脅しのつもりか?」

「それに関しては申し訳なかったと思っている」

 

 

城戸司令の言葉に信二は怒りを感じた。それと同時に疑問も感じていた。信二の正体を秘密裏に知ったのであれば、不意打ちしてトリガーを奪いことができたのではないかと。

 

 

(今後のことを考えると、リスクはあるがリターンは凄まじい。ブランチのメンバーが俺だけだとわかっているなら、その方法も取れたはずだ)

 

 

「何度も言わせてもらうけど、そちらのトリガーを奪おうとは考えてないよ。君に危害を加えれば、君に付き従っているクラウントリガーが黙っていない」

「そこまで知っているのか」

 

 

その言葉に、信二は話し合いで解決しようとした意図を理解した。彼らは信二からトリガーを奪えないことを知っている。そのため、話し合いによって利益を得ようとしていることに。

 

 

「私としても、強盗のような真似はしたくない。先の侵攻の際に、君のおかげで多くの命が救われた」

 

 

林藤支部長と忍田本部長はこちらに争う気はなく、協力したいと言っている。おそらく、噓ではないと信二は思った。だが、ほかのメンバーに関しては、こちらを注視し、疑いの目も向けている。どうやら、ボーダーとして協力したいというのは嘘ではないが、真実でもないらしい。

 

 

(俺を協力者として招きたい派閥とそうでない派閥が存在するようだ。城戸司令もそうでない派閥って感じだが・・・なぜ協力関係を持ちかける?)

 

 

信二はこのままだと埒が明かないと判断し、更に踏み込んだ質問を行うことにした。

 

 

「林藤支部長と忍田本部長が俺に対して好意的であり、協力関係を結びたいと言うことはわかった。ほかはどうなんだ?」

「ワシは反対だ。だいたい、謎のトリオン兵とトリガーを使う奴なんぞ、怪し過ぎる」

 

 

(随分と直球な言い方だな)

 

 

「私としては、色々と思うことはあるが出来れば協力したいと思っている」

「私もですね」

 

 

(こちらは賛成か。まあ、メディアの観点から見てもボーダーとブランチの対立は看過できないだろうし)

 

 

唐沢室長に関しては理由がわからないが、資金調達の面で見た場合に不都合があるのだと信二は考えた。実際、ボーダーが強盗まがいなことをしていると市民に知られる、いや思われるだけでも資金調達は困難になる。

 

 

鬼怒田室長以外は全員賛成。打算込みではあるが、協力関係を築くことは難しくないと信二は思った。

 

 

「鬼怒田さん。彼、そこらの国とは比較ならないほどのトリガーやトリオン兵を持っているんだよ」

「だからなんだ。ボーダーのトリガーだって、負けておらん」

「いや負けてるでしょ。ここは素直に協力関係を結んで、技術提供を受けた方がボーダーのトリガーは進歩するよ」

「それは・・・そうだが」

 

 

鬼怒田室長も不本意ながら賛同と言う姿勢を取り、ボーダー上層部全員が賛同という形になった。ボーダー上層部の目的はブランチの保有しているトリガー技術とトリオン兵。トリガーに関しては信二たち以外に使えないことを知っているかは不明だが、クラウントリガーについて知っているということは、マザートリガーについて知っていると信二は判断していた。

 

 

(それを利用したいという気持ちは理解できる。ただ、俺らに利益があるかは別問題だ)

 

 

「そちらの目的がトリガー技術やトリオン兵の提供だとして、こちらのメリットは?」

「まず、君と君の妹たちの身の安全の保障。衣食住すべても保証しよう。もちろん、現時点で保有しているトリガーとトリオン兵の保有はもちろんのこと、これから先製造されるものに関しても、よほどのものでない限り製造を認める」

「あいにく、衣食住は俺が何とでもできる。トリガーとトリオン兵の保有についてもそちらにとやかく言われる筋合いはない」

「日本では武器の保有は禁止されている」

 

 

(なるほど、そこを突いてくるか。だが)

 

 

「トリガーは銃刀法違反に引っかかるのか?トリオン兵は?あと、それを言ったらそちらもそうなのでは?」

 

 

危険物を持っていたという意味では銃刀法違反になるかもしれな、トリガーやトリオン兵に適応できるかと言われるとグレーゾーン。製造に関しても同様だ。

 

 

そして、ボーダーは今までは政府の認可を得ずに活動していた。だから、信二が違反になるのであれば、彼らも同様に違反になるのは間違いない。

 

 

「確かに、その通りだ。だが、先日トリガーやトリオン兵に関しても違反の対象となった」

「なるほど、これからは違反になるってことか」

 

 

信二としては、これが原因で騒動になるのは困る。だが、それは信二に対する脅しに他ならない。信二の考えていることを察してか、城戸司令は更にメリットを挙げた。

 

 

「そのほかのメリットとして、ボーダー内にブランチ専用の施設を増設し、そこで多額の予算と設備を与えることを確約しよう」

「大盤振る舞いだな」

 

 

今までは秘密裏に作成した基地で小規模ながらトリガーやトリオン兵を製作していたが、それを大規模なものに出来るのはメリットは大きい。トリオンに関してはマザートリガーから得ることができるが、隠れながら生産を行っていたため設備の規模はそこまで大きくなかった。

 

 

(それにトリオン以外の資材を得やすくなる利点は大きい。スパコンなどを導入すれば、『あれ』の製造も格段と進むはずだ・・・だが)

 

 

その言葉を信じられるか。また、それを信じ続けられるかは別問題だった。

 

 

ボーダーがブランチの弱みを握っているのに対して、ブランチはボーダーの弱みも握っていない。いざとなれば切り捨てられる存在であることに変わりない。だからこそ、こちらをそう簡単に切り捨てできないようにする必要があると信二は思った。

 

 

「メリットを見れば、申し分ない。ただ、こちらは色々と弱みを握られているのに、そちらは握られてないのは不公平とは思わないか?」

「・・・何が言いたい?」

「なに、単純な話だ。ある条件を呑んでくれるのであれば、協力関係を結ぼう」

 

 

そう言うと信二はトリガーを起動し、トリオン製の装置を製造した。迅は信二がなにを要求するのか察してか、冷や汗を流していた。

 

 

「この装置は俺の保有しているクラウントリガーであるエアと情報をやり取りできる優れものでこれをボーダーの中枢部に取り付けて欲しい」

「おいおい、まさかお前」

「そちらだけ相手の弱みを握っているのは不公平だろ?ならこちらも弱みを握らないと」

「君、まさかいざとなったときに情報を抜き出す気じゃ」

「そのまさかだ。ちなみに、情報を抜き出す以外にもシステムの掌握もできる。逆のことはほぼ不可能」

「これは・・・少々リスクが大きすぎますね」

 

 

信二がやろうとしていること、それはボーダーのシステムの掌握。仮にボーダーが信二を切り捨てた場合、システムを掌握して情報を抜き出したり、最悪地下にあるマザートリガーを暴走させて大爆発させるなどが可能になる。

 

 

「無茶苦茶だ。これを呑めと言うのか!!」

「ちなみに、断ればボーダーとブランチの全面戦争だ」

「なんだと?!!」

 

 

忍田本部長が驚いた様子でこちらをにらみつけてくるが、信二は脅すことを辞めない。

 

 

「当然だろ。既に秘密が知られているのに、それを知っている者たちを放置するのは愚策。いつ脅されるか分かったもんじゃないからな」

 

 

(俺としてもそんなことは望まないが、既に引き返せない状況になってしまっている。俺は俺の守るべきもののために、場合によってはその他の多くを切り捨てる)

 

 

信二としては最悪、ネイバーフッドに逃げ、どこかの国と交渉して安住の地を手に入れる手もある。不安に思う気持ちを無理やり押し込め、自分を鼓舞し、信二は城戸司令を見つめる。

 

 

周りの人がどう言おうと、城戸司令の一言ですべてがひっくり返る。城戸司令が何を思い、何を発現するかでこの先の未来が決まる。信二を危険因子だと判断すれば、例え不利益を被っても排除する可能性は低くない。

 

 

(もっとも、その場合はボーダーには消えてもらうが)

 

 

「・・・一つだけ確認させてくれ。この先ボーダーに入り、そこで大切だと思うものができた時、自分の持てる全てを持って守ると誓うことはできるか?第一次侵攻以上の侵攻が発生した時、君は逃げないと」

「さあな。ただ、自分が守りたいと思う存在がボーダーにいたのなら、たぶん俺は逃げないだろうな」

「そうか・・・いいだろう。君の要求を呑もう」

「「城戸司令!!」」

 

 

城戸司令の発言に、鬼怒田室長と根付室長が反対意見を述べるが、城戸司令は今後のボーダーのことを見据え、彼を迎え入れるべきだと説得する。信二としては話が拗れると思っていただけに、受け入れたことに素直に驚いた。

 

 

その後、詳細な話を詰めていき、ボーダーとブランチの協力関係が締結された。

 

 

 

 

・・・・・・

 

 

 

 

「迅、本当にこれで良かったのか?」

「ええ、これで最良の未来への道筋が切り開かれました」

「切り開かれましたではない!!お前のせいでボーダーは一個人に弱みを握られたのだぞ」

 

 

信二との会談後、改めて集まった上層部メンバーに迅は問い詰められていた。

 

 

「ですが、メリットも大きいです。システムを掌握される危険性はありますが、エアのサポートによって、業務の効率が飛躍的に上がることは確定です。それにトリガー技術に関しても、先行して一部提供されました。これだけでも凄まじくボーダーのトリガー技術が向上します」

「それは・・・そうだが」

「メディアの観点から見ても、侵攻による犠牲を大幅に防いだ英雄との協力関係の構築。人々は称賛するでしょうね」

「まあ、確かにそうだが」

「そして予算も大幅に持ってこれるようになる」

「さすが唐沢さん。わかってるじゃない」

 

 

デメリットは大きいが、それ以上にメリットが凄まじいため、問い詰めていた鬼怒田室長と根付室長は何も言えなくなった。

 

 

「彼と彼の妹たちは玉狛支部で生活する。それでいいですよね」

「ああ。こちらとの信頼関係を構築するには玉狛がいいだろう。場合によっては、彼の妹たちをこちら側に付けることもできる」

 

 

それに玉狛でなら旧ボーダー関係者として扱うことができ、今後起きるであろうトリガーについての深い知見にも説明を付けることができる。そう判断して決定だった。

 

 

「迅、お前の言うことを疑うわけではないが、これが最良の未来へ繋がる結果だったとみていいのか?」

 

 

忍田本部長が迅に対して確認すると、迅は迷わずに答えた。

 

 

「ええ、最良の結果に繋がるのは間違いないです。というか、今協力関係を結んでおかないと後々対立してボーダーが壊滅する未来が見えていたので」

「おい、それはどういうことだ」

 

 

迅の発言に鬼怒田室長が問い詰めた。ほかの上層部メンバーも驚いた顔をしており、信じられないと言った様子だった。

 

 

「彼、ハッキリ言って異常です。身内に対してはとても優しい人間ですが、それ以外、特に敵対者に対しては容赦がない。だからこそ、ボーダーと敵対したとき潰すことも厭わない」

「なら、トリガーとトリオン兵をどうにかすればいいだろ。クラウントリガーのほうも何とかできるはずだ」

「それは無理です。仮にクラウントリガーをどうにかできたとしても、大本であるマザートリガーが健在であればいくらでも対処されてしまいます」

「ならマザートリガーも押さえればいい。どこにあるか掴んでいるんだろ」

「それがですね・・・彼、自分の体内にマザートリガーを埋め込んでいます」

「なんだと?!!」

 

 

迅の爆弾発言に忍田本部長を始めとした上層部メンバーは驚く。マザートリガーはボーダーの地下深くにも眠っており、それの出力を利用してボーダーを運営している。そのため、有用なものであることは間違いないが、決して一個人が使うようなものでなければ、体内に埋め込むなど間違ってもしてはいけない代物だ。

 

 

「なぜそのようなことを」

「盗まれるリスクを無くすためです。自身の体内に入れてトリオン体に換装すれば、倒されない限りマザートリガーが盗まれることはありません」

「いや、だからって普通、体内に入れたりしないだろ」

「ですが、有効な手段であることは間違いありません」

 

 

その言葉に、上層部メンバーは誰も反論できなかった。

 

 

「俺の見た未来の中では、彼はボーダーに入った後、様々な隊員と交流し、隊員たちを自分の守るべき存在だと認識していきます。そこまではいいのですが、ある時を境に上層部と対立し、最終的にボーダーそのものを乗っ取るか、あるいは壊滅させています」

「・・・何がきっかけで我々と対立を?」

「ハッキリとは見えないものも多いですが、大部分は意見の対立ですね。先ほどの時点で協力関係を結んでおかなければ高確率で訪れる未来であったことは間違いありません」

「迅、今はどうなんだ?」

「今はもうその未来はほとんど消えています。一部、そのような未来が残っていますが、よほどのことがない限りは起きないでしょう」

 

 

事実、残っている未来に関しても上層部が動かなければ発生しない。なので、事実上ボーダー壊滅の未来は消えたと言っていい。

 

 

(もっとも、これから先の未来も大変なのは間違いないけど)

 

 

迅は掴み取ることができた最良の未来への道筋を思い浮かべつつ、これから先に起こるであろう困難に対処するべく暗躍することを決意した。

 





最後までお読みいただき、ありがとうございました。


原作では遊馬のブラックトリガーを奪おうとしたボーダー上層部ですが、今回に関しては色々な要因が重なった結果、トリガーの強奪ではなく多少の不利益を被ってでも内に入れました。さすがに戦力差が凄まじい、立場も弱い、世論の悪化確定と戦った場合のデメリットがデカすぎるので、妥当な判断かと思います。


なお、迅の言ったようにここで手を結ばなかった場合、数年後にほぼ確実に上層部と対立します。中には信二がレイヴンだと気づいてトリガーの強奪をもくろむ未来もあるとのこと・・・まあ、結果はボーダーの壊滅ですが・・・


トリオン兵やトリガーの製造を行うための施設に関しては各地に存在し、表向きは普通の建物で地下を拡張することで対応しています。原作でもトリオンを利用した空間拡張があるため、それを利用すればいくらでも規模を大きくできると思われますが、さすがに拡張には限界があるだろうし、トリオン反応が漏れる可能性があるということで小規模で秘匿して製造しているということにしました。


マザートリガーに関しては、外科手術によって自身の心臓の横、トリオン機関のある場所に埋め込んでいます。自称神様に数センチ程度と言ったのは強奪されないようにするためであり、この設定を考えた後に見返してみると改めてキチガイの沙汰だなと思いました。有効な手段なのは間違いないが、普通はやらないだろ・・・


ボーダーとブランチが手を結んだことによって、技術的な部分でブレイクスルーが発生し、トリガー技術が原作以上に向上します。そのため、オリジナルのトリガーもどんどん登場する予定です。
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